高市早苗総務相(奈良2区)が代表を務める「自由民主党奈良県第2選挙区支部」への寄付を装って所得税の還付金を不正に受け取ったとして、東京都江東区の男性(74)ら2人が詐欺罪で高市氏を奈良地検に告発し、9日に受理されたことが分かった。告発は2月4日付。
告発状によると、高市氏は同支部の会計責任者と共謀し平成24年11月20日〜12月17日、同支部から高市氏に計1220万円を移動。うち1千万円を寄付を装って同支部に戻し、租税特別措置法における寄付金控除の優遇措置を不正に利用して、還付金約300万円をだまし取ったとしている。
同支部の会計責任者、木下剛志氏は、「寄付を装った事実はまったくない。法に基づいて適切に処理している」とコメントした。