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電気(的)宇宙モデル

「ものセラ」から転載。
いや、半分も理解できないが、非常に面白い。要するに、「重力は引力だけ」という従来の定説に反して、「重力には引力と斥力がある」という理論を提出しているわけだ。なぜ重力には引力しかないと従来思われてきたかというと、それは地表でしか重力を体験していなかったからで、天体と天体との間には斥力が働き、だからこそお互いに衝突することが稀なわけだ。特に、太陽系の惑星内部では、それが歴然と分かる。(もちろん、基本的には、太陽引力に対する各恒星の遠心力の吊り合いの結果、恒星の周回運動が一定になるわけだが。)彗星などは動きそのものが直線運動だから、当然衝突が起こる。つまり、恒星の恒常的位置関係とは別の話になる。
とにかく、「重力には引力と斥力がある」という理論は、非常に面白い。ただ、物質(磁石を除く)自身の持つ斥力の存在が実験で証明されないと、この理論は成立しないだろう。もちろん、個々の天体を大きな磁石だと仮定することもできる。つまり、重力は磁力の一種だと定義するわけだ。
ただし、「電気宇宙モデル」という言い方は、あまり感心しない。「電気的宇宙モデル」とすべきだろう。


(以下引用)

何が重力を引き起こすのか? 重力は反発する


2022年1月9日電気宇宙,ウォル・ソーンヒル

数学は物理学ではない

重力とか物理の話を始めると、私の個人的な印象として、”男”の世界での話と思われているような気がします。これまで紹介してきた電気宇宙論にしても、どちらかというと女性より男性が興味を持つ話題といえるような気がします。
しかし実は、私は男性よりも女性に知ってもらいたいという気持ちの方が強いのです。なぜなら、女性の方が本当は賢いと思っているからです。ある意味、男性は理屈で”理論武装”しないと自らを保てない存在なのかもしれません。しかし理屈なんて、それこそ星の数ほど掃いて捨てるほどあります。もっともらしい学問的なものを始め、個々人の「正しさ」を主張する理屈まで、いくらでもあります。コロナ騒動や温暖化詐欺はその典型です。理屈はお金で転びます。理屈は生命いのちにしっかりと根ざした感覚には最終的には簡単に崩れ去ってしまいます。母の一言には弱いです。


さて、本題に入ります。
私たちが住んでいる地球とある星、銀河との距離は何百光年離れているという表現はよく耳にすることがあると思います。その距離を測る根拠となる”赤方偏移”に疑問を呈したホルトン・アープは「何年もの間、私は質量が互いに引き合うという明白な事実に疑問を抱くことはなかった。”引力”はあまりにもあからさまで、考える必要がなかったのだ」といいました。

ですが、引力は引っ張る力だけで反発する力はないのでしょうか? ウィキには「重力(万有引力)は、引力だけが確認されており、斥力としての重力は確認されていない」と説明されています。

ウォル・ソーンヒルは「電気力は反対側の電荷の間では引きつけ、似たような電荷の間では反発し、重力は引きつけるだけに見えます。なぜなのでしょうか?」と問いかけます。電気の流れ、普段使っている電気のコードの中の電気は見ることはできませんが、磁石だとN極とN極が反発しN極とS極が引き付けあうのは、見えるので子どもでも知っています。


そして「ニュートンは、力=重力定数”G”という方程式で説明しましたが、これに2つの物体の質量を乗じても、疑問は解決しません。この質量はあの質量のことをどうやって知っているのか、どうしてそうなるのか。この方程式では、2つの物体の間の距離を2乗して割ると、うまくいきます。NASAはこの方程式を使って、太陽系をナビゲートしています。電気力と同じ力であることにお気づきでしょう。質量を2つの電荷に置き換えただけなのです。……この力は重力に比べれば非常に大きなものです。つまり、質量は電気的に理解できるかもしれないということです」と、物質の質量だけで重力を説明しようとする科学の常識に、まったく別の観点から理解できるかもしれないという可能性を示してくれます。
ですから「電気宇宙モデルは重力を捨てないということです。ファラデーが望んでいたように、重力を電気的な用語で説明するのです」


重力を理解する最初のステップとして
「重力と同じように、”ロンドン力”は常に引力であり、電気的に中性な原子や分子の間で非常によく働くので、物質や質量について話すことができるのです」とロンドン力というものに注目します。


※ ロンドン分散力(ロンドンぶんさんりょく、英語: London dispersion force)は、極性分子などが恒常的に持つ電荷や多極子ではなく、分子や原子などに量子論的に生じる一時的な電気双極子間の引力によって生じる弱い分子間力である。フリッツ・ロンドンにより示された。単に分散力、ロンドン力と呼ばれたり、瞬間双極子-誘起双極子相互作用とも呼ばれる。また、ファンデルワールス力は、狭義にはロンドン分散力を指す。
無極性分子は、巨視的には電気的に中性だが、実際には、極性を持つ複数の電子状態重ね合わせによって構成されており、電気双極子が内在していると考えることができる。このように量子論的に存在する電気双極子同士が相互作用し、分子間力としてはたらく。


重力を理解する2番目のステップとして、
「まず必要なことは、質量とは何かを定義すること」が前提だと言います。質量の定義は曖昧です。
「ラルフ・サンズベリーは、この電子構造というアイデアを発表し、この構造から磁力[言い換えれば、電気力の一種です]と重力[電気力の別の弱い形態です]を実際に導き出すことができることを示しました」
原子の中の電子は構造を持たないと主流科学では言われていますが、そこから
「ラルフ・サンスベリーは、電子の内部を周回する小さな亜粒子の速度を計算すると、光速よりも驚異的に速くなると言っています」
そこから
「ここからアンドロメダ銀河の向こう側まで1秒で移動できるだろうと計算しました」
つまり
「これは、時間を伴わないニュートンの法則に帰結します。言い換えれば、瞬時であると言うことです」
その意味で「ニュートンは正しく、重力は事実上瞬間的であり、アインシュタインは情報伝達の最大速度として光速を仮定して、発見の道から外れてしまったのです」といいます。これは量子論の人気のある不思議な理論を説明できます。


そして、肝心な、何が、重力を引き起こすのか? ですが、
「重力という非常に弱い力を生み出しているのは、整列したすべての素粒子双極子の総和なのです。そして重力は電気的に遮蔽することができません」


では、3番目のステップとして、なぜ重力が常に引きつけるのか?
「重力は棒磁石のように2つの極を持っています。これは、なぜ重力が常に引きつけるのかという質問に対する答えです。それは、私たちが地球の表面に立っているからです。
重力によって引き起こされた原子双極子は、弱い反発力を持つ内部重力場を形成します。地球内部では、これらの双極子のプラス端がすべて向き合っているのです。ですから、星や惑星では、原子間の引力は、この小さな双極子を所定の位置に保持するのに十分な強さを持っています」


そこから
「宇宙のすべての星や惑星は互いに反発し合っている」
「私たちは、私たちに誘導された双極子によって、地球と”結合”しているのです。磁気を帯びていない鉄の玉に磁石を当てたような効果です。したがって、重力は常に引力であると仮定し、また、地球上で測定される重力が普遍的な定数であると仮定するのは誤りです」


この「重力が反発する、これは奇妙な考えですが、新しいことではありません」といいます。
「物体の質量は、表面の電荷によって変化」するからです。
というのは、化石として残されている恐竜を想像してみてください。あれほどのデカい図体は現在の地球の重力の元では立つことさえ満足にできません。そういう素朴な疑問は不思議なことに無視され、問題にされません。つまり、重力が変わったかもしれないということです。巨人伝説や巨木の痕跡について知っている方は多いかもしれません。しかし、そういう情報について事実が隠されているという指摘はされていたとしても、なぜ?は疑問のままです。ここにその理由が隠されているのかもしれません。

また「ニュートンの法則を使って、太陽が月に及ぼす力と地球が月に及ぼす力を計算すると、月が地球と太陽の間にある新月では、太陽は地球の2倍の力で月を引っ張っている」そうです。
また、あの土星が水に浮くという話を聞いた事があるかもしれません。そういう記事が不思議物語として記事になっています。それは「地球で測定される”G”を用いると、水に浮く可能性が」あるからです。

ソーンヒル氏は「私たちは地球中心主義の過ちを繰り返しました。つまり、地球でGを測定し、それを宇宙全体に適用してしまった」
「”G”は普遍でも定数でもなく、実際、それは物理学で最悪の定義済みの定数です。測定するたびに違うし、同じ装置を使っていても違う」と指摘します。つまり、重力を電気的に理解すれば、重力が変わるということは不思議でもなんでもなくなるのです。


つまり「天文学は大問題を抱えている」のです。
「反発する重力があれば、衝突は回避される傾向にあります。しかし、天文学の問題は、引力のある重力の場合は、引力と衝突と爆発しかないことです。だから、最初にビッグバンが必要だったのです」


ですから「科学はシンプルでなければなりません。原子内の異なるスケールの荷電粒子の共鳴軌道系は、核力、磁気、重力を説明することができます」
「電気宇宙は、電気的な力が非常にさまざまなスケールで物質を組織化するパターンが繰り返されていることを示唆しています」
「何十億もの星に匹敵する見かけ上の重力を生み出しているのは、銀河の中心部にある電磁力と電磁エネルギーの集中です」
「従って、膨張しない電気宇宙の複雑な美しさは、電気的な物質の共振と、非常に異なるスケールでの電気的引力と斥力のバランスの結果であると言えるのです」


最後に、以前から「次元」という言葉の使い方に違和感を感じていました。それについて、ソーンヒル氏が指摘してくれました。
「ここで”次元”という言葉が使われると混乱が生じ、あらゆる種類の神秘的な話に巻き込まれることになります。実際、余剰(超)次元などというニューエイジ的な考えを始めたのは科学だと私は思います
電気宇宙では、その必要はありません。宇宙は私たちが持つ3つの物理的次元で観察するのと同じくらい素晴らしく神秘的であることができます。しかしそれはもっと深いところにあるのです

「次元」という言葉が幾何学的な概念を言っているのか、何か意識のレベルとして言っているのか、ごっちゃになっているんじゃないかと思っていました。特に量子論を引き合いに出したスピ系の記事に多く、本来の”科学”と神秘的なものが融合して、それなりに面白い解説がされているようです。ですが、この混乱は主流の科学が作り出した混乱だという気がします。結局、なんにも説明できないから最後は”神”頼みなのです。


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