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合理化と「断捨離」

漫画家ゆうきまさみのツィートだが、「合理化」という言葉はビジネス世界ではほとんどが「切り捨て」になる。それが、一般社会まで真似するようになると「断捨離」などという下種な思想になる。
本来の「断捨離」が仏教思想なら、それ自体はまともな哲学だが、生活の中で、何が無駄で何が有益かは、簡単に判断はできない。子供は無駄で無益か? 老人は無駄で無益か? 障害者は無駄で無益か? 
もちろん、事例が極端だと言うだろうが、何かを「捨てられない」のは、その対象への愛情があるからだ。それらを「無駄」だと思う(言う)のは、たいていは当人ではなく他人である。無駄なものを捨てて空間を作っても、それは結局新しい何かで埋められ、また断捨離されることになり、つまり企業界隈(大きく言えば資本主義という階級社会の上層部)に有利な思想である。当然、資源の無駄遣いになり、地球そのものの存続に関わる問題になる。

(以下引用)


「無駄を見直す」って、かつては「無駄な部分を削る」ための言葉だったけど、これからは「無駄には無駄なりの存在意義や効用があるのか。見直した!」って意味で使うようになるといいなあ。

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