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努力のコスパ

私は羽生善治は好きだし、下の言葉は正しいと思うが、子供を特定の道に進ませるのは親の意志が子供に大きな影響を与えるだろうし、その道に進むのが最善だったかどうかは分からない。成功した人間にとっては最善だろうが、失敗した人間にとっては最悪なわけで、しかもだいたいにおいてそれが当人の努力不足のためだとされるわけだ。まあ、一流のプロになる人間というのはそうした「努力の才能」を持っているのは確かだろう。「普通の人間」はもっと楽な道を選ぶわけだ。
野球というゲームの無い世界に生まれたイチローや将棋というゲームの無い世界に生まれた羽生善治が、他のゲームの世界でも一流になれた可能性は高いが、あれほどの情熱と意思を持って努力できたかどうか。つまり、レジェンドクラスにはなれなかった気がする。
まあ、「好きこそ物の上手なれ」ということだ。ただし、その反面には「下手の横好き」というのもあるwww

私は、「努力」がその本人に与える苦痛の程度というのが判断の大きな要素かな、と思う。つまり、人にとって「コスパのいい努力」と「コスパの悪い努力」があるという考えだ。当たり前の話だが、教育者や教育界、影響力の強い指導者などに、この考え方が必要なのではないか。
たとえば、イチローを無理やり棋士に育てるとか、羽生善治を無理やり野球選手に育てるような親や教育者がけっこういるような気がする。そして、(一流になった人以外)ほとんどの場合、子供当人自身は自分に何が向いているか判断できないのである。それ以前に、どのような選択肢があるのかも知らないし、その内容を実体験する機会もない。



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「努力は報われない」「修行なんて意味がない」と言う人や自己啓発本が多いですが、ボクは羽生さんの言葉が全てを物語ってると思います。




















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酔生夢人
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仙人
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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