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何のために衣服にBPAを?

「スプートニク」記事で、私は散歩以外の運動はまったくしないので私自身には関係ないが、知った以上は世間に警告する道徳的義務がある。まあ、ロシア発のニュース(もともとは米国発だが)など嘘に決まっている、と思うなら、ご自由に。アメリカの場合は、訴訟で大金を得るのが成り上がりの道でもあるから、下の記事の「訴訟」自体、目的が怪しい可能性はあるが、有名ブランドの衣服に有害物質(?)BPAが過度に含まれていたこと自体は事実だろう。
下の記事によると、BPAは広く使われているもののようで、有害性はまだまだ未知のようだ。「風邪をひいたらビスフェノールA」、みたいな語感である。


ビスフェノールエイ   【英】Bisphenol A  


解説



化学名は2,2-bis(4-hydroxyphenyl) propane。主な用途はポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂の原料で、その他に殺菌剤、酸化防止剤、塩ビ安定剤、フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂などに用いられる。


ビスフェノールAは、ポリマーの重合が不完全であったり、樹脂製品に熱をかけると溶出することが知られ、また環境ホルモンの疑いが指摘されたことからその安全性が問題となった。


なお、平成11年度-14年度の環境省環境ホルモン実態調査において、ビスフェノールAは河川の水質・底質および大気から検出されており、特に河川の水質からの検出頻度が高い。






(以下引用)


ナイキやアディダスの衣服から高レベルの発がん性化学物質が検出

アディダス - Sputnik 日本, 1920, 23.05.2023
ナイキやアディダスなどの人気スポーツ用品ブランドの衣服から、血圧を上昇させ、がん、心臓・呼吸器疾患、肥満、不妊症の原因となる工業化学物質であるBPA(ビスフェノールA)が過剰検出されたことが分かった。米テレビ局「CNN」が報じている。
同局によると、米国の非営利団体「環境保健センター」の職員が、ナイキ、アディダス、チャンピオン、ファブレティクス、パタゴニア、アスレタ、コールズ、スウェティ・ベティーのスポーツウェアのサンプルを分析したところ、許容限度が少なくとも40倍超えるBPAが検出されたという。
米ユタ州の「グレート・ソルト湖」 - Sputnik 日本, 1920, 17.01.2023
世界最大級の湖 5年後にヒ素で人々に害を及ぼす恐れ
同団体の職員によると、BPAは低用量でも内臓疾患やホルモン異常、がんを引き起こすといわれている。また、この物質は胎児の発育に悪影響を及ぼすため、妊婦を危険にさらすものだという。同局が指摘するように、職員らは、人々が激しい運動をするためにスポーツウェアを着用するという事実に特に注目している。呼吸や皮膚から体内に入るBPAの量は少量だが蓄積され、徐々に体内で増えていく。そのため職員らは、運動後すぐに危険なブランドの衣服を脱いで着替えるように勧めている。
同局によると、この調査結果に関連して、同センターの職員がこれらの人気スポーツウェア・ブランドに対して訴訟を起こしたという。
スプートニクは以前、ガーデニングはガン予防に効果的だという研究について報じた。
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