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蒸気機関の復権はあるか

原発が一種の「蒸気機関」であることは知られているが、蒸気自動車や蒸気機関車の復興も、あるいはあるかもしれない、という妄想である。私は「パンク」という言葉の意味がよく分からないが、「スチームパンク」と呼ばれる「異世界未来社会」フィクションを想像するのは面白そうだ。下の記述に出て来る「外燃機関」というのは、実に上手く考えたシステムだなあ、と思う。

歴史上初めて時速200km/hを超えたのは蒸気自動車だった

という事実も、面白い。

(以下引用)


2009年8月26日にアメリカ合衆国エドワーズ空軍基地で239 km/hの蒸気自動車による速度記録を樹立した[13][14]

将来[編集]

オイルショックの時、外燃機関の特徴である燃料の選択肢が広いという特徴が着目され一部で開発が進められたが実用化には至らなかった。


また濃度差エンジン(発生した蒸気をリチウム塩に吸収させることにより潜熱を吐き出す作用を応用)の開発も一部で進められたが実験段階で終わった。


また、旧ソ連末期にも開発が進められたが実用化には至らなかった。しかし、20世紀初頭では蒸気自動車の性能が当時の内燃機関式自動車に遜色なかった(歴史上初めて時速200km/hを超えたのは蒸気自動車だった)。瞬間湯沸し式ボイラーによる起動時間の短縮、低速時のトルクが大きく変速機を要しない構造、大気汚染物質が少ない、静粛性に優れる、燃料の多様性等、技術革新によってそれらの長所を引き出すことができれば再び公道を走る日が来るかもしれない。

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日本人は「権威」も「権力」も嫌いな民族か

「in deep」記事の後半だが、非常に面白い統計が書かれている。
私自身は権力の可視的な獰猛な力も、権威の心理的拘束力も「はっきりと認識する必要がある」と考える者だし、権威と権力は社会秩序の維持にはある程度必要だ(私は「アナーキズム」はまったく認めないし、人類の文化の積み重ねとしての伝統を尊重すべきだという「保守主義者」である。)と考えているが、日本人の本来的性質として「権威も権力も大嫌い」というものがあるなら、それは非常に健全だと思う。つまり、それは権威や権力を「疑う」という健全さであり、その健全さを失った時に、日本は先の大戦時のような「全体主義国家」になったのである。その痛烈な不幸の経験から、日本人の権威・権力嫌いの意識は高まり、それがまた「共産主義」や「社会主義」への疑惑や感覚的反感にもつながっているのだろう。
だが、それと同時に日本人の国民性として「気概の無さ」というものもある。つまり、「長い物には巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てぬ」という敗北主義だ。その敗北主義と、論理的批判能力の低さが安倍政権をあれほど長く続かせてしまったのである。また、ある権力や権威を否定することが、単に他の権威や権力への無反省な依拠によっている場合も多いだろう。
この問題はいずれ再考してみたい。
皮肉な言い方をすれば、日本人は「他人の権威・権力は大嫌い」だが、「自分が権威・権力を持つのは大好き」であるだけという可能性も高いだろうwww それが「なろう小説」の書き手があきれるほど多く、読者も多い理由なのではないか。「俺ツエー」とは、つまり、自分自身が権威・権力の持主になること以外の何物でもないのだから。

(以下引用)


ここから、ひとつの統計をご紹介します。


それを見るだけで、日本人は突出して他の国の人々とちがう部分を持つことが、ハッキリします。


実は、私は以前この統計を見て、とても感動しまして、「いつかご紹介したい」と思い続けていたのです。


しかし、それを単独でご紹介しても、この統計の意味がもつ「パワー」がわかりにくいなと思っていました。


今回のアメリカのブログ記事を見まして、


「ここだ」


と思った次第です。


何の統計かといいますと、「世界価値観調査」というものがありまして、これは Wikipedia の説明では以下のようなものです。

世界価値観調査 - Wikipedia

世界価値観調査(World Values Survey)は世界の異なる国の人々の社会文化的、道徳的、宗教的、政治的価値観を調査するため、社会科学者によって現在行われている国際プロジェクトである。


その 2010年版の調査項目の中に、


「権威や権力が今より尊重される将来が来ることを《良いこと》と考えますか?」


という質問項目があるのです。


つまり、現状の社会より、さらに「権威」と「権力」が増大する社会になってほしいかどうかという質問です。


これはですね、数字ではなく、ウェブサイトにありました「グラフ」で見ていただくのがいいかと思います。


日本があまりにも突出していることが「見える」ものです。


60カ国に対しておこなった大調査ですので、グラフがちょっと大きいですが、一番上を見ればいいだけですから。



社会実情データ図録


このダントツぶりは、すごいと思いませんか?


日本は、「権威や権力が今より尊重される将来が来ること」について、


・良いと思う人 → 4.7 %
・悪いと思う人 → 76.1 %


という、他のどんな国とも比較にならないほど、「権威と権力が嫌い」なのです。


2位は、「スウェーデンの憂鬱」について書きましたこちらの記事で取り上げさせていただきましたスウェーデンですが、それでも、


・良いと思う人 → 22.5 %
・悪いと思う人 → 50.2 %


と比較にならない差です。


その後に、台湾、韓国と続きますが、日本とはあまりにも数値がちがいます。


いくつかの国をピックアップしますと、以下のようになっています。


「権威や権力が今より尊重される将来が来ること」についての考えの比率


アメリカ
・良いと思う人 → 55.2 %
・悪いと思う人 → 7.1 %


ロシア
・良いと思う人 → 56.9 %
・悪いと思う人 → 3.5 %


ブラジル
・良いと思う人 → 76.4 %
・悪いと思う人 → 6.3 %


これらの数値を見た後、日本の数値を見ますと、改めて驚きます。


日本
・良いと思う人 → 4.7 %
・悪いと思う人 → 76.1 %


とにかく、地球の全人類の中で、日本人は異常なほど「権威が嫌い」なのです。


それが本当のところのようなのです。


しかし、それが本来なのに、現実の社会や生活がそうなっていない。


だから、精神もシステムも知性もおかしくなる。


昨日、テレビ朝日の報道で以下のようなものがありました。

「国や社会を変えられる」と思う若者は5人に1人

テレビ朝日 2019/12/03


「自分で国や社会を変えられる」と思う日本の若者は5人に1人しかおらず、国や社会に対する意識の低さが浮き彫りになりました。


日本財団が日本やアメリカ、イギリス、中国、韓国やインドなど9カ国の17歳から19歳、それぞれ1000人を対象にした調査によりますと、「自分で国や社会を変えられる」と考える日本の若者は18.3%で、残り8カ国で最も低い韓国の半数以下となっています。


また、「将来の夢を持っている」「国に解決したい社会課題がある」という質問への回答も他国と比べて30%近く低い数字でした。さらに、「自分の国の将来についてどう思うか」という質問に「良くなる」と答えた日本の若者は9.6%で、9カ国中最低となり、トップの中国の10分の1にとどまりました。


どうして、こういうことになったのかということもまた、先ほどの統計からわかるのです。


すなわち、


「本来の日本人の脂質」(脂質じゃねーだろ)


もとい、


「本来の日本人の歯質」(いい加減にしろ)


渋々ながら、きちんと書きますと(渋々かよ)、日本の若者たちが絶望しているのは、


「自分たちの中にある《本来の日本人の資質》と、実際の日本の社会のシステムの間に軋轢がありすぎる」


からです。


第二次大戦後に西洋人主導で進められた現在の日本社会のスタイルは、私たちに合っていない。


権威と権力が大っ嫌いな私たちには合っていない。


少なくとも、戦前は「権威と権力が大っ嫌い」という考え方に則って日本人が生きていたことは、渡辺京二さんの『逝きし世の面影』などにも数多く出てきます。


たとえば、19世紀には西洋では「権威の頂点」だった「宗教」というものに対しても、日本人は以下のようなものでした。

渡辺京二著『逝きし世の面影』より

1871年に来日したヒューブナーはこのように記した。「私はこの国(日本)の有力者たちに信仰を持っているかどうか幾度も尋ねてみた。するといつも判で押したように、彼らは笑いながら、そんなことは馬鹿らしいと答えるのだ」。


バードは1878(明治11)年の東北地方縦断の際、久保田(現秋田)の師範学校を見学したが、校長と教頭に対して生徒たちが宗教について教えられているかどうか尋ねると、二人は「あからさまな軽蔑を示して笑った」。


「われわれには宗教はありません。あなたがた教養のおありの方々は、宗教は偽りだとご存じのはずです」というのが教頭の答だった。


リンダウは、「宗教に関しては、日本人は私の出会った中で最も無関心な民族である」と言う。日本には数多くの寺社があるにもかかわらずそうなのである。


日本では僧侶は「いかなる尊敬も受けていない」。


仏教と神道の区別もはっきりしない。民衆は「宗派の区別なく、通りすがりに入った寺院のどこでも祈りを捧げる」。しかし彼らは信仰からそうするのではなく、神聖とされる場所への礼儀としてそうしているのである。


何に対しても、権威には、この態度だったと思います。


このことを含めて、日本の精神的価値観の崩壊の歴史について、以下の記事で取りあげたことがあります。


「日本人の精神的崩壊は6世紀に始まり今完成しつつある」 : 宗教的信念はうつ病からの保護効果を持つという医学的研究から思う現代日本に根付く「病の構図」



いずれにしても、先ほどの権威に関しての統計は、


「私たち日本人がいかに他の民族とちがうか」


ということを強く示していることはおわかりになると思います。


ちがいすぎるほどちがうのです。


大事なことは「どちらがすぐれている」とか「すぐれていない」とかの「比較の問題ではない」ということで、これが最も大事なことです。


なぜなら「比較」というのは「同じ概念同士の延長線上にあるもの」だからです。


そうではなく、ちがうのです。


キュウリとコペンハーゲンを比較することができないように、まったくの「異物」は比較できません。


前回の以下の記事で、過去のメルマガから抜粋しましたけれど、そこに書いていることとも同じことです。


本来の日本人はちがいすぎる。



逆にいえば、先ほどの権威に対しての調査の結果は、他の国の人々から見れば「異常」にうつっていると思います。


得体のしれない民族。


わけのわからない民族。


エイリアンのような民族。


サルを食べる民族(今は食べないって)。


そう思われることもまたいいと思うのです。


それが本来の日本人なのですから。

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新コロ詐欺は首相の首より重い

誕生パーティを開いただけで警察の捜査対象になり、下手をしたら政権が倒れるかもしれない(現在、支持率が20%まで下がっているらしい)というキチガイ沙汰だが、一国の首相が「誕生パーティを開いた」だけでこうなる、ということこそ、DSの存在を明白に示しているのではないか。


(以下引用)


英警察、官邸パーティー疑惑で捜査 政権不信増大も


配信

コメント357件
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時事通信

ジョンソン英首相=19日、ロンドン(EPA時事)



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人間の高齢化だけでなく建物・設備も「老朽化」

読売新聞とも思えない好記事だが、冒頭の写真はコピーできなかった。
これからは、高度成長時代やバブル時代のつけを全国民が税金で払うことになりそうである。つまり、一部の無責任な馬鹿の尻ぬぐいである。


(以下引用)

廃虚となった巨大観音像、なぜかオーナーは国…「税金」9億円かけて異例の解体工事中

2022年1月21日 13:03読売新聞オンライン

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人気は落ちたが体重は増えたww

まあ、大統領になり損ねて以来の欲求不満から過食症になったのではないか。
欲求不満というのは、食う事で案外解消されるのである。だが、その結果はこうなるwww
人前に出ること(マスコミに出ること)が少なくなると、自分の容姿を維持する気力も無くなるのだろう。

(以下引用)

【画像】ヒラリークリントンさん、ガチで変わり果てた姿で発見されるWWWWWWWWWWWWWWWWWW




1 くーるびゅー 2021/06/07(月) 23:54:05.999 ID:Wah3DE2E0
no title

 


2 くーるびゅー 2021/06/07(月) 23:54:20.048 ID:Wah3DE2E0
だれ…?ωω

 

6 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2021/06/07(月) 23:55:29.498 ID:wYtuesNsa
えー

 (追記)ついでにこの画像も転載。刺青というのは、ヤクザに近い連中が一般人を威嚇するために入れるのであり、まともな人間はほとんどやらない。そう言えば、川瀬某も父親が刺青男で、当人も刺青を入れているらしい、と前に書いた。

【画像】電車内での喫煙を注意され高校生をボコボコにして逮捕されたヤニカス宮本一馬容疑者(28)のご尊顔、公開される


1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/01/25(火) 17:08:02.084 ID:wJUBJpNF0

輩じゃん

no title

no title

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「男性皆殺し協会」www

男を皆殺しにするとなると、未来のセックスはレズだけ、生殖は人工生殖だけになると思うが、精子はどのようにして入手するのか。まあ、カタツムリのように単性生殖が人間でも可能になるようになるのだろう。そうすると、以前にも書いたが、処女のまま妊娠出産することも可能になり、イエス・キリストが大量に生まれるわけであるww (フレドリック・ブラウンの短編にそういう話がある。)ついでに言うと、芥川龍之介の作中に出て来るキリシタンが唱える「ヴィルゼン・サンタ・マリア」の「ヴィルゼン(表記はビルゼンだったか?)」は「バージン」のこと。そうだと気付いたのは、その作品を読んでから数十年後だった。読書にはそういうブラックボックスが大量に存在するのが普通だろう。
まあ、世の男どもの逃げ道は、「自分を女性だと認識している男性は女性とする」というキチガイ沙汰が認められるようなので、「ワタシはチンチン付いているけど、心は女よ」と言えばいいww 女風呂にも入れるしwww
ただし、私は急進的フェミニズムには反対だが、世間で普通に行われている「制度として明らかな女性差別」は解消するのが当たり前だ、という意見である。何も男と女が殺し合う必要はない。

(以下引用)

本当に主張している人はいないわけじゃないから問題視されるわけなんだが。 例えば世界的に有名な事例がこれ↓で米ハフポスト副編集長が新年の誓いで「連帯して男を皆殺し」と公言してるわけ。 ご同類も大同小異なわけで、揶揄する余裕なんてないわけよ。
画像
引用ツイート
rionaoki
@rionaoki
·
そもそも、「男性皆殺ししようとしている」なんて本当に主張している人はいなくて、男性皆殺し協会なんて言葉で盛り上がってるのを揶揄してるだけでしょ。




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子供に対する大人の「教育」のいい加減さ

引用したツィートは、まあ、大人は自分の視点からしか物事(ここでは子供)を見ない、という事例である。
最近読み終えたバートランド・ラッセルの本(「怠惰への賛歌」という随筆集で、本の題名はお気に入りだが、私には興味が無く当然理解困難な話もあるし、おそらく訳はかなり下手だと思う。たとえば、こんな文章「もっと自分自身を真面目に考えなければならない必要がある。」……これは「考えなければならない。」あるいは「考える必要がある。」が普通の日本語だろう。そのほかにも、三重否定の文末などがあって、読みにくい。翻訳は簡単な仕事ではない。外国語と日本語の両方に熟達していないとできない。たとえば、朱牟田夏雄など。中野好夫は名翻訳者だが、コンラッドの「闇の奥」の訳は自信が無いと正直に語っている。)の中に少し面白い話がある。いわゆる「愛の笞」の話である。色文字にして引用する。

誰でも、次のような子供の話を知っている。その父親が笞でなぐりながら、「お前、この笞は、お前をきずつけるよりも、私をきずつける方がひどいのだぞ」というと、子供はこれに答えて、「ではお父さん、私をなぐる代りに、私にお父さんをなぐらせてください」。

(以下引用)

中2のとき、仲のいいグループからフル無視されて教室に入れなくなった。職員室で、「それはイジメじゃない。ちょっと無視されたくらいで甘えてたら大人になって通用しないぞ」と言う先生に、「それ、自分の子供にも言えるんですか?」と会話に割って入ってきてくれた先生が、救世主にみえた。

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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