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金融経済の仕組み

増田俊男の「時事直言」というホームページから転載。直接的にはつむじ風氏のブログで知った。増田俊男は株の指南屋で、胡散臭い人間だが、リアルな目で世界経済を見ており、その発言の中には参考になることもしばしばある。下記の記事は金融経済の本質を示す優れた寓話かと思われるので、ふだんのこのブログで扱う種類とは違うが、掲載しておく。
もちろん、ここで「対象領域の外部から投入された100ドル」が金融緩和に相当するのであり、経済が回復したらその「100ドル」は回収してよいのである。そして再び「A→B→C→A」という借金のサイクルをしていくことでこの金融経済社会は動いていく。
逆の言い方をすれば、このサイクルの中で一部の人間がその金を貯めこんで使わなければ、このサイクルは破綻してしまうのである。資本主義社会=金融経済の中では貯蓄や資本の内部留保は悪徳だということになる。


(以下引用)




金融緩和という経済刺激策の本質を分かり易く述べるので私の楽観論への理解を深めてもらいたい。

ある日、中国人の旅行者がNYにあるDebt(借金)という名のホテルにやってきた。手の切れるようなピン札100ドルをカウンターに置いてオーナー・マネージャーに、今夜100ドルで泊まりたいので階上の部屋を見せてくれと言った。そこでマネージャーは係に最上階5階の部屋5室を時間を掛けて丁寧に見せるように言いつけ、自分は裏口から向かい通りの肉屋に飛び込み3カ月も滞納していた肉代金100ドルを払った。肉屋は即座に自転車に乗って数ブロック先の精肉会社に長い間借りていた100ドルを返しに行った。精肉会社の社長は広告会社に電話して滞納している100ドルの広告代を取りに来させた。広告会社の社長は自家用車でDebtホテルに駆けつけ催促されていたアーケードのディスプレー広告スペース代100ドルを払った。
そこへ中国人の客が5階から下りてきて、どの部屋も気に入らないと言ってマネージャーに預けていた100ドルを受け取りグッド・バイと言って帰って行った。泊まらず仕舞いの中国人客がホテルの受付カウンターに100ドルを置いてから同じ100ドルを持って帰る間にホテルと肉屋と精肉会社と広告会社に何が起きたのだろうか。その通り!全員借金が無くなったのである。
私が名付けた「オバマ・マジック」(経済刺激策)の「種明かし」である。

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自分を守るための、国家との戦い

Thinkerというホームページから子宮頸がんワクチンの危険性について書かれた記事の後半を転載する。今や、ワクチン利権は世界中の政府を汚染し、ワクチン接種を拒否する人間への懲罰まで実施されつつある。自分の体を自分で守る権利すら奪われる時代が来ようとしているのである。前に書いた、自宅で菜園を作ると処罰されるというアメリカのあきれた法律と同様だ。今後は、政府は国民の敵であると考えなければ自分を守ることはできなくなるだろう。


(以下引用)





思い返してみれば、2009年の新型インフルエンザ発生とワクチン・パニックは、とても奇妙な事件でした。

「新型インフルエンザ」には、致死性があり、重症化する恐れがあると騒がれ、その症状が毎年の季節性インフルエンザより軽いものであることが、判明していながらも、執拗に「新型インフルエンザの危険性」の報道が日々、繰り返されました。そして、「ワクチンが足りない」「日本は、ワクチン後進国だ」「緊急に輸入しなければ」と国家予算1400億円が投入されました。その結果、パニックした人達は、病院に駆け込み、安全性が十分確認されていないワクチンの接種を受け、100名を超える方が亡くなりました。そのほとんどがワクチンの接種と無関係であるとして処理されています。

そして、2010年に入って、英・グラクソ・スミスクライン社とスイスのノバルティス社から9900万人分のワクチンが輸入された時には、新型インフルエンザの流行は全くその影をひそめ、一本も使用されないままに廃棄されるのではないかとまで言われています。

この無責任に引き起こされたパニックの責任の所在が、製薬会社にあるのか、マスコミや政府にあるのか、明確にすることなく、次は子宮頸がんワクチンを打てと、同じ製薬会社から再びワクチンを輸入して、接種を呼びかけているのです。




必要のない薬を売りつけたり、危険なウイルスの混入した薬剤を意図的に販売したり、それを人体実験ために治療に用いたり、または病気そのものを人工的に創り上げてから、その治療薬を売るという、本来の医療目的から逸脱した行為は、「医療詐欺」と呼ばれます。

過去において、製薬・医療業界の手による「医療詐欺」によって数多くの犠牲者が、出てきました。

1980年代には、血友病の患者にエイズウイルスの混入した薬剤を投与して、多数のHIV感染者およびエイズ患者を生み出した事件が起きました。
同事件により、国内では630名以上、世界では4000人から5000人の犠牲者が出たといわれています。この事件は、アメリカの「バイエル」「バクスター」などの製薬会社が、エイズウイルスの混入した薬剤を意図的に輸出したことが明らかになっています。
アメリカ国内での販売が禁止された同薬剤を利益のために海外に販売していたのです。
これは、世界中の人々が知っている代表的な「医療詐欺」事件です。
全米のテレビニュースでも大々的に放送されました。

また2008年には、アメリカの製薬会社「バクスター」が、インフルエンザワクチンに強毒性の鳥インフルエンザウイルスを混入させた上、18カ国に輸出・販売していた事件も明るみに出ました。

その後、みなさんの記憶にもまだ新しい2009年の新型インフルエンザ騒動は、日本人を含む科学者と製薬会社と軍の生物研究所の共同プログラムによる人工ウイルスの製造と散布、またそれに続くワクチン接種を組み合わせた世界規模のバイオテロであることが明るみに出ました。(詳しくは、当サイト内の「新型インフルエンザワクチンは打ってはいけない・後半」参照)

過去にこうした数々の国際的な巨大医療詐欺を起こした製薬会社は、何もなかったかのように、現在も企業活動をしています。




今後、ワクチンは、わずか4年の間に2倍の爆発的な成長を遂げると予測されています。
つまり、4年以内に世界中で今の倍の量のワクチンが市場に流通する準備が製薬業界で進行中なのです。それは、およそ世界で約4兆円の売り上げになります。
これらの情報は、投資家のための市場予測会社の資料に書いてあるもので、専門家の間では30万円から数十万円で取引されています。
               ttp://www.gii.co.jp/report/kl90386-vaccines-2009.html →

今後も新しい病気の予防ワクチンや聞いたこともない病気を予防するワクチン、また予防する必要のない病気のワクチンが市場に売り出されてくることでしょう。
なかには、大人になってから、タバコやアルコールの中毒にならないようにするためのワクチンまで開発されているという話もあるくらいです。

(クリックで拡大します、是非見てください!)



ワクチンは予防医療であるため、その対象は健常者すべてです。地球の人口全てと言っていいほどの莫大な潜在顧客がいるということです。

そのビジネスは、ワクチンだけにとどまりません。ウイルスや病気の有無の検査から始まります。
そして、検査の結果が良性の場合、ワクチン接種。悪性の場合、治療が推奨されます。なかでもヒトからヒトにうつる感染症のワクチンは、対象者のみならず、潜在的な感染関係者までが、接種対象者に含まれます。そのため、いくつかの国や地域(アメリカ・オーストラリア・韓国など)では、9歳から15歳までの男児に子宮頸がんワクチンの接種が推奨されています。このように、公衆衛生の名のもとにワクチン接種対象者の範囲がますます拡大されつつあるのです。

そして、2007年以降、ギリシャのように国家政策として、子宮頸がんワクチンの義務化を児童に課す国が出てきています。

その他の多くの欧米諸国では、接種を促進させるために公費負担で無料化を推進しています。
そして、アメリカでは、子宮頸がんワクチンの接種の義務化に動き出しており、接種を受けない児童に学校への登校および進級を禁止する法律の施行を多くの州議会が審議中です。中には、そのような法律を実際に施行し始めた州もすでに出てきています。

現在、国内では、子宮頸がんワクチンへの公費助成を表明する自治体が、全国に広がっています。2009年12月、新潟県魚沼市のほか、埼玉県志木市、兵庫県明石市でも、小学6年生から中学3年生の女子を対象に全額補助を行う方針です。名古屋市では、半額補助。また2010年4月から、東京都杉並区では、中学一年生を対象に全額負担(本来は1回1万5千円、3回接種が必要、計4万5千円)を開始するとのことです。

国内で議論されている接種の公費負担や無料化について、それが製薬会社による政策と世論誘導によって導かれたものでないか、慎重に見極める必要があります。


「米国国立がん研究所の翻訳書類」より
(クリックで拡大します)




①子宮頸がんの原因とされる「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は、ごくありふれたウイルスである。
②ワクチンは、すべてのHPV感染を予防するものではない。効果は限定的である。
③HPVに既に感染していたら、ワクチン接種は、がん発症の危険性を増す可能性がある。
④発がん性のHPVに感染しても90%は、自然に消えてしまう。
⑤子宮頸がんの原因が、HPVでない可能性もある。-2003年のFDAの書類より
⑥子宮頸がんキャンペーン自体が、世界的な「医療詐欺」である可能性がある。
⑦ワクチン中の成分「アジュバンド」が、人体に与える長期的な影響は不明である。

子宮頸がんワクチンの何が問題か、簡潔に言うならば、
「基本的な情報が国民に与えらないまま、一方的に接種が呼びかけられている」ということにつきます。これまで述べきた情報、リスクをすべて知ったあと、ワクチン接種を受けたいと思う人がどれほどいるでしょうか。おそらく多くの人が躊躇するのではないでしょうか。

それでもワクチンの接種を選択する人は、おられるかと思います。
ワクチンを打ったら、安心できる、という考え方もあります。
どうせ副反応がでるのはごく一部の人だけだ、という考え方もあります。
重い副反応なんて、自分には起きないだろうと思われる方がほとんどかもしれません。

止める権利は誰にもありません。
あなたの体であり、あなたの命です。

けれど、これまでにワクチンをはじめとする、様々な薬害により、重症となった方、命を落とした 方が存在するという厳然たる事実が消えることはありません。

ワクチンに対する認識があまりにも安易な社会になりつつあります。
「ワクチン」という言葉でごまかされてはいけません。製薬会社の添付文書にもあるように「劇薬」です。


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生ける屍で金儲け

ついでに、延命治療の実態を、同じくおじいさん医師の投稿から転載する。


(以下引用。一部注釈挿入)


ところで、、
入院したことがある人は知っていると思いますけど、病院の食事って、ちょーまずくないですか?
いや、あれはひどすぎる。。ほんとひどいっすよ。ホームレスの食事よりまずいですよ、あれは。。

この飽食の時代に、、正直、材料や味、からいっても、マックに負けてますよ。(まあ、私、ここ10年くらいほどんどマックは行ってないですけどね。)

しかも、栄養指導とかいって、変に、軟らかかったり、、塩っけ、まった
くないし。。
まれに、個室利用とか、で、VIP待遇のスペシャルメニューをだす病院もありますけど、まあ、ほんと、VIPだけですよ。。
一般市民のあなたには、ゴミ箱から拾ってきたようなまずい食事です!

これ、何でだと思います?

正確にしらべてはないんですけど、病院の規定で、一食の食事代金というのが決まっているんですね。

640円だったから。。
すると、その金額からいかに安く、「患者様」に提供できるかが、差し引き病院の儲けになると、そういうしくみなわけです。
当然、大量生産、途上国生産の材料ばかりです。。。
肉や魚、、フィリピン産とか、、揚げ物とか、、中国の毒餃子どころじゃないよ。。。農薬ばりばりで、一体現地の人でも、食べるのかどうかわかんないような、材料を使っている可能性がある。。。

この提供会社の大手が、カップラーメンで有名な、「にっし◎」なのですよ。。。

そりゃ、あんたらは、グローバルとかいって、もうけていいかもしらんけどさ。。

病院と連携組んでまずい食事で、もうけてさ。
食事くらいちゃんとしろよ、、と言いたくもなる。。
どうせ、あとは「検査&クスリ漬け」なわけだから。。

病院側からいわせれば、それくらい経営がくるしいんですぅ、、、というかもしれないけど、、、じゃ、理事長さんよ、あんた、給料いくらもらってんのよ、と聞きたいね。
あんたのどら息子、どら妻、どら娘、あるいはどら兄弟、どら親戚、を理事会にいれたり、事務長にしたり、、年間数億ふところにいれてんだろ?
それで、経営が苦しいなんて言うな!
医師会のA会員で年間、何百万も払って、政治運動して、、ぼんくら議員つかって、ロビー活動ばかりして、まさに「欲張り村の村長(武見太郎語録より)」じゃねえか?
現場の研修医や中堅医師は、時給100円くらいではたらいてんだから。。

お、すいません、ついつい、愚痴をこぼしてしまいました。病院の奴隷制度について、お下品な言葉をつかっちゃいました。ママにおこられそう。。

商事(食事の誤記:夢人注)はまずいですけど、、通常の食事を補完するために栄養剤って、あるんですね。。これが裏技的に、、栄養がとれない人用に、有名なのが、エンシュアリキッドって、やつですけど、、、まあようするに、食事とれないって、だいたい、「お年寄り」なんですよ。。

この栄養剤が、日本はすごいんです。おそらく世界一、栄養剤の種類、クオリティーが高いんです。これもある種のクスリ、、ですよね。

そして、鼻チューブ栄養や胃ろうから、これをつかって、ほぼ完璧な栄養状態を作るわけですね。。

いやはや、長生きしますよ。。そりゃ、ねたきりだろうが、痴呆になろうが、、

つまり、こういう構図です。。

立って歩いて、自分でご飯が食べられる人は、便所みたいなまずい食事で、寝たきりで、財産保全や年金のお目こぼしの材料になってしまっている、社会機能のなくなってしまった寝たきりの不幸な無理矢理生かされている「お年寄り」の方が、完璧な栄養保全されているって、わけなんですよ。。。

これって、あきらかに世代間格差だとおもいません?

「死ねない人生」、、なんと尊厳のない社会でしょう。それを支えている日本の医療制度とたかりまくる、一部の病院経営者達。。

開業したくなる、医者が増えるのも無理はない。。。
だって、奴隷に気づいてしまっては、、

おっと、、言い忘れるところだった。。。

産婦人科の食事は、サイコーっすよ。もう、いたれりつくせりで。
とはいえ、産んだばかりでたんまり食えるわけもないのにね。

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趣味の病院通いのつけを誰が払うのか

「副島学問道場」掲示板の「おじいさん医師」の投稿から。
日本の医療費高騰の最大原因が無駄な医療にある、というのが私の意見だが、その無駄な医療とは「治療不可能な病気の延命治療」と「病気でもない、ただの老化を病気として扱うこと」「休めば自然治癒する単純な風邪にワクチンを接種し、薬を投与すること」などである。その二番目、「老化を病気と勘違いすること」の例が下記の記事である。
もちろん、老化にともなう障害の緩和が無意味だということではない。それを「老化」だという意識を持たないと無駄な検査や無駄な治療をすることになるから警告しているのである。治療費の本人負担は治療費の1割か2割にすぎないが、残りは全国民の保険費や税金から出ているのだ。


(以下引用)


先日、こういう人(80歳前後、女)が来たんですよ。

「わたしの腰痛の原因がわかりました。靱帯が云々、、」

わたしはやんわり、「年をとるとだれでもそうなりますよ。。」
と言ったのですが、その人は原因がわかってハッピーだったのか、わたしの話は無視していました。

さて、この人、「年をとれば、体は衰える」ことに医学的に病名をつけてもらった。。

でも、一体何軒の病院をまわったと思います?

わたしの知る限り、約3年間くらいで、少なくとも3ヶ所で検査入院、および5ヶ所以上で、MRIをとってます。そして、そのたびに薬剤、処方、リハビリを受けているわけです。。
後期高齢者なので、、再三言いますように、医療費はたったの1割負担です。所得によってはほとんど払わなくていい。。
最悪の医者だと、「腰痛」を理由に「働けないから生活保護」の診断書を書くかもしれない。。

でも再三言いますように、その他の原資は私たち、コクミンの税金です。

検査入院で、1週間、、、10対1看護の病院としても、、80万~100万はいろいろあわせてかかってますね。
MRI、、昔ほどではないですけど、読影料金(放射線科医の収入)をあわせて、2万くらい、造影したら、+1万5千円くらい。

薬剤処方せん料、診察料(馬鹿みたいに安い)、など毎回とられるわけですが、、「年をとったら誰でも体は弱る」ことを、この人が知るのに、概算で
1000万くらいはかかってますね。

ひゃほーー、もう笑いが止まりませんなぁ!
それもこれもみな、あなたの税金です!

このおばあちゃん、やたら元気なんですよ。。
ほんと。。
つまり病院へ行くこと、自分の体のパーツを調べることに生き甲斐を感じているわけです。

先日お話しした、健康器具集めのおばあちゃんもいっしょですね。。

このエネルギーを利用しない手はありませんよ。
わたしはスポーツ系がいいと思いますね。
ゲートボールだけじゃ、いくらなんでも。。
ぷらす若い人とさせること、、小学校を利用すればいいじゃないっすか。

夜は空いてますよ。

そこで、ぱったりいっちゃったら。。
本人は特に困らないと思うけど、無論、親の財産(年金)で食べている人は恐怖のモンスターになるとは思いますが。。

スポーツクラブも高齢化してますけど、やっぱ、病院に行かない人ほど、優遇されるようにシステムを変更する必要がありますよ。
年寄りが病院、行ったもん勝ちみたいなところあるじゃないですか。。

おじいちゃん、おばあちゃん、大志を抱いてどうか病院に来ないでください。。

寝たきりになってしまった、70歳以上の人は、家族の皆さんも天命を知ってください。。




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健康のためなら死んでもいい

日本の医療問題についての参考資料として、「阿修羅」のある記事へのコメントに端を発する討論を転載する。
日本の医療は安くて安全であることは確かである。ただし、製薬会社に支配されており、癌治療や終末期医療やワクチン接種などの儲け主義の無駄な医療や犯罪的医療が多いことも確かである。一方、歯医者などの収入は一般サラリーマン以下になっているという話もある。つまり、日本の医療は多くのひずみがあるということである。医師や看護婦(看護師)の過重労働や、保険制度における技術点の異常な低さ(そのため、薬を出すことや検査費用でしか稼げない)など、改善すべき点は無数にある。
今、TPPにより、日本の医療の米国化が起ころうとしている。日本の医療保険制度が崩壊する日も近いだろう。さまざまな問題点は抱えていても、日本の医療保険制度は国民に安価で安全な医療を提供してきた。その問題点の一部を改善するために医療保険制度が崩壊したら、それこそ医者の間でよく言われるジョークではないが、「手術は成功したが患者は死んだ」という話になる。


(以下「阿修羅」より引用)




01. 2011年2月06日 22:57:30: cHfImM6JJA
私は日本の医師で、現在米国で医学研究に携わっています。
医師である私でさえ、医療保険会社が血も涙もない、人道に反した存在だとは、米国にくるまで知りませんでした。医療保険ほど、非人間的な商売はない。

混合診療ないし医療保険でもっとも得するのは、「日本の」大企業、つまり輸出中心で株主が外人になっている企業です。経団連と言い換えていいかもしれません。
以前は米国も日本と同じような制度だったのですが、従業員の医療費負担が深刻で、三大カーメーカーなど、倒産の原因になりました。つまり、経団連は、定年後の方を含む従業員の医療をしらばっくれて払わないつもりなのです。みなさん、怒ってください。


02. 2011年2月07日 11:34:43: CBoG98aNOg
アメリカの医療費は異様に高いのですが、満足度も高いのです。アメリカの医療費は高く、日本の医療費がまともと考えないで下さい。日本の医療費は異様に安い事を認識しないといけません。また、保険の自己負担割合が3割なんていったら、それで保険かと云わないといけません。医療費をもっと削れと言うのは間違っています。いま、医療で成り立つのは1部です。外科の個人病院だった所はリハビリなどの介護で生計を立てています。同じく外科系の歯科もタイより安い保険料金で苦しんでいます。高福祉国家のヨーロッパ諸国を見習って、保険医療を組み立ててゆくべきです。ヨーロッパの保険治療費は、必要なものにしか支払われません。風邪ごときで医者にはかかりません。薬も出しません。
日本のお医者さんは、薬を売るから製薬会社から保護されているのです。
禁煙のためお医者さんに行きましょう。ニキビは病気です、お医者さんにゆきましょう。等々。スポンサーは製薬会社ですよ。日本の保険制度はよほど余裕があるのでしょうね。
また、良く言われるのが、歯科は高額だから保険は別枠というヤツ。
日本の歯科治療費はタイより安いので、医療費に占める歯科の割合はたったの7%なのですよ。消費税に毛の生えた程度ですよ。昔は倍の割合でしたから厚労省が薬を使わない所をどれ程削りまくるかという証拠ですよ。 これを別枠にしろって言うほうがどうかしてる。よほど数字に弱いんでしょう。噂を信じちゃダメという典型。
あと、介護。これも今もうけ頭。職員を安い給料で働かせて、大きなホテルのような施設を建てるのがはやってます。一泊5万円以上の宿泊費を保険で賄っているのですよ。1か月もえれば自費の白い歯が全部の歯に入るほどの金額ですよ。
外科の先生が、上がったりになったら介護に走るのがうなずけるというものです。
今の制度は偏りすぎてますな。
ただ、何れにしても、ヨーロッパと比較しても全体として安すぎるのは事実ですよ。
高いといってはバチが当たります。




03. 2011年2月07日 15:58:36: cHfImM6JJA
01.です。
02.さんの論点はどこにあるのでしょうか。
混合診療反対、
医療保険会社は日本に立ち入るな、
TPPは米国による(正しくは米国をのっとった国際貴族による)日本人の完全奴隷化だ、
ということに賛成ですね?

02さん、米国の医療は異様に高いけれども満足度は高い、と書いていらっしゃいますが、それはあなたの米国における経験ですか?もし自分の経験による意見でないなら、あなたはマスコミに洗脳されています。考えてみてください、根拠ありますか?
私の経験では、米国の医療は異様に高いのに、満足度は低いです。私は米国で家族の開腹手術を含む医療の経験をしましたし、手術にも立ち会いましたが、日本の医師の方がずっと上手で、医療チームも日本の方がしっかりしています。日本の医師のほうが、まだ患者の病床へ来てくれます(驚きでしょう?)それでも私の支給されている医療保険は、最高級のもので、毎月の掛け金は810ドルです。

昨年奥歯一本のクラウンを入れて28万円、あさって小さい虫歯の治療に9万円払います。あなたの歯、何本ありますか(いったい今後いくらかかるのだろうか)?窓口でにこにこされて、すぐ診てもらったって、ちっともうれしくありません。待たされることぐらい我慢して、安くて上手で丁寧な治療の方がずっと満足です。

02.さんがもし医療関係者なら知っておいてください。医療保険会社からは99.9%返戻が来ます。相手は常時数千人の担当弁護士を配置しています。患者にも難癖つけて100%支払わない。つまり医療保険会社は、医者にも患者にも支払わない。彼らだけ儲かる。

米国でも以前は国民皆保険でした。そこにどうやって医療保険会社がつけいるようになったのでしょうか。医師は患者のことが心配で心配で反対したのですが、マスコミで医師は強欲、というキャンペーンがはられ、国民の声で陥落しました。また、混合診療になれば、苦しい経営から脱却できるという一部の医師も後押ししました。日本では十年ほど前から執拗に、医師と患者を仲違いさせる報道が繰り返されています。なぜそれほどまでに、マスコミはこのネタにこだわったのでしょう?

医療保険会社の存在とはなんでしょうか。人道に対する罪だと思います。

いいですか、みなさん、もうみなさんの医療をうける権利は、すんでのところまで奪われかかっているのです。医者憎し、という感情を持つ方もいったんおいておいて、全力で抵抗してください。残されたチャンスはわずかです。



04. 2011年2月07日 17:37:36: CBoG98aNOg
日本ダントツの1位 いったいどれだけしたら日本人は満足できる
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/180.html
でみると、アメリカとカナダの人たちは、自分の健康状態に満足しているようです。ただ、満足度というのは主観評価ですから客観的なものではありません。また、オバマ大統領の国民皆保険が否決されるような国ですから日本人とは考え方が違うと思います。皆保険がナゼ否決されたか、日本では日本人に納得できるような報道が成されていないのでよかったら教えて下さい。
アメリカの保険制度は最悪だと思いますし、肯定はしません。しかし、日本の今の制度も限界ですし、厚労省主導型だと、製薬会社優先になるのは目に見えています。日本人のくすり好きも考えものです。
ヨーロッパ型にシフトして行く必要があるのではと考えています。ヨーロッパ型といってもいろいろありますが、費用で言えばドイツなどはケチケチしているようなので参考にならないかと期待している次第です。
アメリカの弁護士や保険会社が日本に入ってくると最悪でしょうね。アメリカの保険会社は日本の保険会社以上に行政指導を受けていますし、持病がある人向けに「誰でも入れるが、誰も払ってもらえない保険」なんてのもありました。あくまで商売ですからね。


05. 2011年2月07日 18:04:45: CBoG98aNOg
>昨年奥歯一本のクラウンを入れて28万円、あさって小さい虫歯の治療に9万円払います。
日本では保険のクラウンは1万円以下、プラスチックを詰めるのも5000円以下です。
時給(受付、助手、歯科医師、技工士の工賃)+材料代を考えて見て下さい。これで成り立ちますか?
タイではクラウンは3万円からです。
ヨーロッパでは5万円くらいです。詰め物は1万5千円くらいです。
日本の安さが異常と思いませんか。


06. 2011年2月08日 07:48:20: gUyTYk0imI
›05.へ
言っていることがよくわからないのだが、

日本の医療費が異常に安いことって、喜ぶべき事じゃないの?


07. 2011年2月08日 09:16:20: Z3io1SRMac
医療従事者を奴隷のようにこき使う事は喜ぶべき事ですか?
問題はそれを平気で行う厚労省なのです。
アメリカ型の自由主義も困り者ですが、厚労省の利権主義による保険点数の偏り。
それによる、労働力の極端な搾取。
一度、全ての保険点数をリセットしないといけないという事です。
現行の保険システムは厚労省が全て統制しており、時給100円や200円の単価の保険点数を平気で押し付けた結果の価格の安さである点が問題なのです。
リセットした先をどうするかというと、厚労省抜きで、ドイツ等のまともなシステムをそっくりそのまま持ってくるくらいの大改革を行う必要があるという事です。厚労省を入れるとろくな事はありません。利権団体なのですから。もう一度、武見太郎に復活してもらいたいくらいです。今の制度を見たらどういうか?
安いのは良いが、異常に安いのはおかしいという事です。
偏っている例では、眼科のレーザー1回20万円、歯科のレーザー1回400円です。
眼科はアメリカ並、歯科は日本という所でしょうか。
1年間厚労省の役人の給料を時給400円にしてさしあげたらいいでしょう。今の国民皆保険がその上に成り立っている事を知るべきです。「日本の平等で良質な医療システム」が時給400円の上に成り立っているとすれば先がないのは見えています。アメリカ型は困りますが、厚労省抜きの大改革が必要なのは明らかです。

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役所の、意図的非効率性

「阿修羅」記事からasy8氏の投稿を転載する。この人の文章は段落分けが無いので非常に読みにくいが、文章自体は確かだし、日本の庶民生活の実体をよく観察していて参考になる。自分では実際に知りもしないことについて大所高所から偉そうに論説したがる私のような人間にはいいお手本だ。


(以下引用)


グッバイワーク-c
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/160.html
投稿者 asy8 日時 2011 年 1 月 21 日 00:30:10: 3ati27iqg4fYY


どこのハローワークでも共通する事だが、ものすごく多くの人が来ている。とにかく少しも減らないのだ。昨年の後半から減らないし、それどころか逆に増えている。一時期は減少した。しかし、それは一時的なものだった。ハローワークに来る人がすべて失業者ではなく、現在は働いているが、不当解雇されそうなので、事前に就職活動をしようという人もいるだろう。また、求人募集のために来ている会社の人事担当者もいるだろう。だが何にしても異常だ。車を駐車するスペースがないことが多い。しかも予備の駐車場が準備されていても、そこも満杯で駐車できない事が多い。それで、周辺の道路に路上駐車したり、周辺のコンビニや店やスーパーの駐車場に車をとめる人が多い。店員もそれをよく知っており、不満に思っているようだ。ハローワークへの苦情も多いらしい。しかし、失業者も真剣であり、何とかして、仕事を見つけようと必死なのである。ただ、ハローワークの求人票は、嘘ばかりで、年齢不問とか、男女を指定することがないので、すべていちいち職員に問い合わせないといけない。職員も会社から提出された求人票の内容を調査もしていないので、何もわからない。それでいちいち電話で問い合わせないといけない。担当者が不在の事も多い。それで一人当たりの相談時間がとても長くなる。たった1件だけを見つけて、窓口で相談するのは、無駄である。まずその求人票は、無効であることが多い。すでに誰か別の人が見つかっていることがある。あるいは、年齢不問と明記されていても、三十歳以下であるとか、性別を指定している事がある。そういう条件により、結局面接にまで至らない事がほとんどである。そういうことはあらかじめきちんとできるだけ詳細に求人票に明記してくれれば、いちいち問い合わせなくて済むのだが、何故かそうしない。男女雇用均等法があるとか、年齢差別になるとか、そういうことらしいが、非常に非効率である。そういうことを少しも改善しないのは、厚生労働省の官僚の陰謀である。何が狙いなのか不明だ。ハローワークでは点数制で、職員が失業者に応対した数とか、面接紹介状を出した数とか、そういうことで給与に加算されるらしい。それで故意にそういうことをしているようだ。納得ができないのは、国の方針である行政サービスをきちんとしない事であり、各ハローワークで対応に差があるということである。非常に機械的な応対であり、生活困窮者に対する情報提供をしない。家賃補助制度とか、生活支援制度があることを教えない。そういう隠ぺい工作をしている。これは組織ぐるみでやっている。普通の一般人は、そういう知識がないので、大変な損をしている。いつも思う事だが、公務員というのは、住民の知識レベルに対応して応対する。つまり、相手が無知だと知ると、適当にごまかして、詳しい事を親切に教えたりはしない。住民が知っているレベルに応じて対応する。普通の住民は、役人は、きちんと知らない事を教えてくれるだろうと期待する。しかし、そうではないのだ。住民が無知であれば、支援制度があっても、それを故意に隠して教えない。そういう汚いところがある。それが役人だ。  

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世界の未来予測

古い記事だが、世界の未来を洞察した文章であると思うので、転載しておく。筆者の白石隆は同姓同名の学者さんとは別人で、山口大学空手部OBの方のようだ。「奇兵隊」という山口大学OBの掲示板にかつてはよく投稿していたが、今はどうだろうか。
この白石隆氏は、その識見の高さは藤永茂老教授ばりの人物である。度胸もありそうな感じなので、日本の総理大臣にしてもいいくらいである。まあ、亀井静香氏が政治のプロだから、亀井静香総理が一番だろう。小沢一郎よりも総理向きのキャラクターである。小沢は党務を統括する役目が一番向いている。飯山一郎老人や崖っぷち社長は面白すぎて、公人にはあまり向いていそうもない。森ゆう子総理という手もある。田中真紀子も度胸はあるが、本来が庶民ではないから、真に国民目線で考えることはできないタイプだろう。


(以下引用)



世界の未来を予測する 投稿者:白石隆 投稿日:2002年06月26日 (水) 03時53分

私は性格上、日本の政治を語るにしても、現在の世界は一体のどのような大局的な流れにそってどこへ向かおうとしているのか、そしてこのまま放置しておけばどのような過程を辿り、行き着く先に何があるのかを、あらかじめ考えてしまう性向の人間なのです。これはどうも性分だから致し方がないようです。

科学の方法論として帰納法というのがありますが、私はここ200年ばかりの歴史上の多くの出来事とその変遷を見るにつけ、どうしても以下のような歴史的な流れがあるような結論に到達せざるを得ないのです。

これはあくまで私の仮説なのですが、

世界はこの200年間を通じて、既存の国民国家と新興の金融帝国とが熾烈な食うか食われるかの闘争を展開し、その結果、現在、金融帝国が地球上の3分の2を完全に制圧して支配下に置く段階に達しているが、近い将来、金融帝国が全世界を統一して支配する頂点の極みに達する。この時点で金融帝国は自ら内包する自己矛盾のために急激にシステム崩壊を起こし、人類は大混乱に陥る。

というものです。SFじみた非現実のたわごとのように聞こえることでしょうが、「金利」で回転している現行の金融資本主義のシステムの行き着く先はこのような道程を必然的にたどるように思えてならないのです。以下に19世紀以降の歴史の流れを俯瞰しながらその理由を説明してみます。

国民国家とは古くからある伝統的な国民を主体とした国家のことです。もちろん現在の日本もこれに含まれます。政体が資本主義であれ、社会主義であれ国民による統治がなされている限りは国民国家と考えます。したがって現在のロシアも中国も国民国家の範疇に含まれます。基本的には社会システムはピラミッド型の階級構造構成し、自然な権力闘争の歴史をへて国家形成された国を指します。

これに対して金融帝国ですが、これは19世紀後半にイギリスで歴史上初めて出現した、金融資本による国家支配の形態です。従来の国民国家に金融資本が寄生し、「金利」を武器として、国家の資産の全体に網の目のように食指を伸ばし、国家を借金ずけにしたあげく、国家を乗っ取り、その栄養を吸い取って完全に国家を支配してしまうといったシステム形態です。支配の道具はお金であり、金利が強力な武器となり、富を生みます。いい換えれば、不労所得による富の収奪を肯定し、その効率的な収奪を最上の美徳とする悪魔的魅力に富んだシステムです。これを金融資本主義と呼びます。要するにサラ金が国家をお客として金を貸し、徹底的に絞り取ることです。その目的は金融資本家の資産の増加の追求に尽きます。

イギリスでは19世紀初めにユダヤの金融資本であるロスチャイルド家がフランクフルトからロンドンに根を下ろし、19世紀末のビクトリア朝時代に完全にイギリスを手中に収めました。従来の支配階級であった王族、貴族、富裕階級は戦争やその他諸々の出費のためにロスチャイルドから資金を調達することで借金を重ね、遂にその金利の奴隷となり結果的に国家そのものがロスチャイルドの軍門に下(くだ)ることになったのです。表向きは民主主義が標榜され、議会があり、国民が国家を運営している体裁を整えていますが、その実態は国家運営の実権を担う全ての要職はロスチャイルドのエージェントによって占められ、ロスチャイルドの司令に従って、金融資本の富の増加を目的に国家運営が遂行されて行くシステムとなりました。この場合国民は富の増加を担う奴隷の役割をあてがわれます。また国家間で貸した金を取りたてる場合は兵隊の役もあてがわれます。そして民主主義や議会は国民の目をごまかす見せかけのハリコの虎に過ぎないのです。これが金融帝国です。帝国の主(あるじ)はもちろん金融資本家そのものです。この金融帝国は富の増加を目的としているため必然的に国家が膨張していく傾向があります。つまり寄生虫が繁殖するのために次の宿主を必要とするように、金融帝国も次に寄生する国民国家を必要とするわけです。一般に帝国主義とは国家の対外膨張のように言われますが、国家は好きで戦争をする訳ではなく、実はこの金融の必然的な膨張が背景にあってそうさせるのです。

イギリスで発生した金融帝国の次の寄生のターゲットは巨大な資源と市場のもつアメリカに必然的に向かいました。アメリカはもともとイギリスの植民地から出発していたため、支配階級がイギリスのそれとダブっており縁戚関係にありました。いわゆる初期のアメリカの支配階級である東部エスタブリシュメントはWASP(英系プロテスタント白人)で構成され、英国の支配階級に繋がる連中だったのです。イギリス本国のロスチャイルドはこの東部エスタブリシュメントを金融的に支配するためにアメリカにモルガンを代理人(エージェント)として送りました。これがウオール街を支配したモルガン金融財閥です。モルガンは実物経済のパートナーとしてロックフェラーを育て、これをアメリカの産業資本の雄に育て上げ産業界を支配させました。つまりモルガンもロックフェラーもロスチャイルドに紐付きで育てられた連中だったのです。こうしてアメリカは金融資本に寄生され、徐々に侵食され、現在ではその巨体から、金融資本の寄生のメイン宿主となっています。この寄生化は同様に現在英連邦であるカナダ、オーストラリア、それにヨーロッパのオランダなどに広がり、国際的にネットワークで結ばれた金融資本のシンジケートを形作しています。これが国際金融資本(財閥)と呼ばれるものです。アメリカこそはその図体の大きさから国際金融資本の寄生した現代の金融帝国と呼ぶべき存在です。

金融資本に乗っ取られて金融帝国となった国は自国の資産を食い尽くすと、自然と他の普通の国民国家を食い物にしなければ生きて行けません。ここで国家間の戦争が起こります。20世紀に入って勃発した第一次世界大戦、それに続く第二次世界大戦は簡単に言えば、この国際金融資本と伝統的な国民国家の産業資本家との存亡を賭けた戦いであったわけです。たとえば第二次世界大戦における連合国と枢軸国の戦いは、連合国は国際金融資本、枢軸国は各国の産業資本をバックとした文字通りの国を上げての総力戦となりました。

たとえば欧州戦線におけるイギリスとドイツの戦いは、実質的にはロスチャイルド金融財閥とドイツの土着の産業資本クルップ=ジーメンス・グループとの生き残りを賭けた壮絶な死闘であった訳です。チャーチルはロスチャイルドの、そしてヒットラーはクルップの戦争代理人でした。ヒットラーは実に有能な政治家でマルクの魔術師シャハト博士を起用してワイマール時代にどん底に落ち込んでいた経済を公共事業と軍需産業の活性化に力を注ぐことで短期間に回復させました。当時のドイツ国民がヒットラーを救国の英雄として讃えたのもそれなりの理由があったのです。歴史というものはいつも勝ったものに都合の良いように改ざんされる運命にあります。勝てば官軍です。勝った方は正義、負けた方を悪として決め付けられてしまいます。戦後ヒットラーやムッソリーニは最悪の戦争犯罪人として日本でも語り伝えられていますが、事実は二人とも国民国家を代表する優秀な国家指導者であったのです。

第二次大戦が国際金融資本側の勝利に終わると、敗戦国となった日本、ドイツ、イタリアの枢軸国は連合国によって国家的な解体を施され、それぞれの国の上層部の指導者達は国際金融資本側に完全に取り込まれ、その傀儡と化し、国際金融資本の意向を受けて各国の国民を管理する役割に当たることになりました。こうして枢軸国と呼ばれた国の国民は、連合国とよばれた国の国民と同様に、民族としての自覚を失い、マスコミによる情報操作と偏向教育によって国家意識の希薄な盲目のロボットに改造され、3S政策(スポーツ、スクリーン、セックス)で痴呆と化し、東先輩ご指摘の通りの「ただ楽しくてカッコ良く生きれば良いジャン。強盗が来たって金を出せばなんとかなるさ、それで駄目なら逃げるよ。オラなんにも責任はないかんね」という男や、世界中で男のケツを追っ掛け回してるようなメスザルを大量に飼育し、かつての国民国家の基盤は完全に崩壊しました。特に日本ではこの傾向が顕著でした。1990年には金融帝国の揺さ振りによって社会主義国ソビエトも崩壊し、金融帝国の美味しい餌食とされました。そして日本のバブル経済も意図的に崩壊に導かれ日本国民資産の多くが知らぬ間に掠め盗られることになりました。

2000年に入っても金融帝国と国民国家との闘争はさらに激化して行き、このまま進めばが中国などの残るいくつかの共産主義国はアメリカの軍事力を行使することなくソビエト型崩壊に追い込まれ金融帝国の軍門に下ることでしょう。さらに2001年のアメリカにおける911事件を切っ掛けに、金融帝国と「金利」を否定するイスラム諸国との闘争が激化し、国民国家の最後の砦としてイスラム国家群がその教義に従って頑強な抵抗を続けることになります。そしていづれ金融帝国とイスラム国家群とは最終戦争の段階に突入することになるでしょう。イスラム教の利子を取らない教義は金融資本主義と真っ向から対立するからです。ここで最終決戦が行われ、軍事力の圧倒的に優位な金融帝国が勝利することになるでしょう。

こうして最終的に金融帝国による世界統一政府が全地球を支配することになります。ところで金融帝国がイスラム国家群に勝利し、世界帝国となった段階で、皮肉にも世界統一帝国は自滅の道を必然的に歩むことになります。金融帝国とはいわば寄生虫です。地球上の既存の国民国家に寄生して宿主を増やして行くことで繁殖を続けて来ました。しかし世界統一帝国が完成された暁には、もうこの地球上には新しく取り付く宿主がなくなります。つまり新しく利益を生むカモがいなくなってしまい、金利の支払が不能に陥ります。ここである日、全世界が一瞬にして大恐慌に突入し、国家がシステム的に大崩壊することになります。人類は大混乱に陥るでしょう。こうなれば人類は金利という概念を地球上から抹殺する以外に方法がなくなります。

一応18世紀後半から現代にいたる歴史の流れをたどり、近未来にいたる流れをは以上のようになるのではないかと予測しています。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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