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「日曜討論」での小沢発言要旨

板垣英憲のブログの記事を完全転載。小沢の発言内容の保存が主な目的である。
これを読む限りでは、小沢の側にすべて道理がある、という感じだ。後は、この小沢の考えをいかにして国民大多数に伝えるかだろう。
小さなブログでも、そういう拡散の中継基地にはなるだろうから、その意味でも転載の意義はあるはずだ。


(以下引用)



田中秀征元経企庁長官や片山善博元総務相が、「小沢一郎さんは正しい」と高く評価している

2012年07月09日 00時26分33秒 | 政治


◆小沢一郎元代表が7月8日午前9時からのNHK番組「日曜討論」の「小沢氏が生出演!何を目指すか」に表題通り生出演した。聞き手は、島田敏男解説委員(山梨県出身。中央大学法学部政治学科卒、中曽根内閣以降の政治報道に携わっており、NHKでは主に政治、外交、安全保障問題の専門家として解説担当)。小沢一郎元代表の発言の主なるものは、以下の通りである。
 ●「50人で船出できる」
 ●「いまは民主、自民、公明3党が組んでいる。(野田佳彦内閣不信任案決議案は)現実問題として我々だけで可決できない」
 ●「(新党きづなについて)統一会派は近いうちに実現する。党として一緒になるかはまだ先の話だ」
 ●「本来の民主党の初心に立ち返りたい」
 ●「(新党では民主党の2009年マニフェストを)基本政策に据える」
 ●「原子力の継続は現実的に難しい。新しいエネルギーに変えていくべきだ」
 ●「(自民党との連携の可能性について)自民党政治ではダメだと言って国民の支持を得た。逆戻りはあり得ない」
 ●「志が同じであれば、自民党や民主党を離れての協力は否定する必要はない」
 ●「(野田政権に対して)増税を実行するため自民党と談合し、社会保障の考え方を棚上げしている。国民の納得は得られない」
 ●「(民主党との連携について)賛同しようにも見あたらないのが現実だ」
 ●「(衆院選拳制度に関して)現行の小選拳区比例代表並立制を維持すべきだ」
 ●「(小選挙区の1票の格差是正について)賛成だ」
 ●「(欧州の債務危機について)ユーロの不安定さが行き着くところまで行けば世界不況につながる」
 ●「これを克服できる国内需要中心の日本の経済体制、経済体質をつくっておかないと(いけない)」

◆テレビ朝日の番組「報道ステーション SUNDAY」(7月8日午前10時から11時45分まで)の「衆参 約50人新党結成へ 離党劇の“誤算”とは…?」のコーナーで、田中秀征元経企庁長官が、小沢一郎元代表の離党・新党結党の動きについて、「小沢さんは、正しい」と評価していた。鳩山由紀夫元首相が「消費税増税法案に反対して、党内に残っている」ことについて「このまま党内に残るのは、おかしいので、離党することになるだろう」と語っている。また、「選挙で言い訳しても、だれからも聞いてもらえない」と解説し、「あっさり離党した方がよい。そうでないと、国民有権者に理解されにくい」と力説していた。
 田中秀征元経企庁長官は、野田佳彦首相が「シロアリ(官僚)退治する}と演説していたにもかかわらず、「シロアリ退治」するどころか、「消費税増税」を先行させたことを、「公約違反」と厳しく批判している。さらに、自ら新党さきがけの結成に参加した経験から、「まったく予測もしない1~3回生などによる新しい政党ができるかもしれない」と語っていた。
 田中秀征元経企庁長官の隣には、共同通信社の後藤賢次元編集局長(竹下登元首相が小沢一郎元代表の政治生命を絶つ目的で設立したマスメディア関係者による謀略機関「三宝会」の残党)が、小沢一郎元代表の新党に対して、ネガティブ発言を繰り返していた。
田中秀征元経企庁長官が、これをことごとく覆す発言をしていたので、戸惑っていた。
◆もう1人、片山善博元総務相(東大法学部卒、自治官僚。鳥取県知事、鳥取大学客員教授、地方制度調査会副会長、慶應義塾大学教授、行政刷新会議議員)も、「小沢さんは、正しい」と高く評価している。「マニフェストを捨てた民主党は、もう終わりです」と痛烈に批判している。まさに「民信なくば立たず」(人間関係で信頼、信用がなくなれば、社会自体が成り立たなくなる)ということである。財務省御用達の野田佳彦首相は、消費税増税法案の可決成立を図ることと引き換えに、民主党の魂と言うべき、マニフェストを捨てて、自民党、公明党との3党合意を行い、政権交代した同志を切り捨てた。国民有権者の多くは、これを国民に対する「裏切り」「背信」と断罪しているのである。 

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早大女子学生による橋下分析と批判

早稲田大学教授水島朝穂氏のサイトから、橋下徹の大阪市職員への「思想調査」(アンケートとされているが、はっきりと思想調査である)に関する記事を転載する。
橋下徹が、元弁護士であるにも関わらず、人権意識も法規範意識もほとんど欠如した人間である、というのが、私が彼を危険視する理由である。もっとはっきり言えば、彼は「モラルを持たない怪物」ではないか、と見ている。彼にとっての法律とは他人に打ち勝つための武器、他人を論争で打ち負かすための武器、金を稼ぐ武器であって、すべての人々の幸福と公正のための法律(政治)という視点はまったくゼロである。
しかし、橋下批判はマスコミではほとんど見られないし、彼と対面して論争するほど弁舌の達者な知識人は少ない。もともと、知識人はブッキッシュでぶきっちょなものなのだ。本ばかり好んで読んでいる内向的人間と、道具としてのみ法律書を読んでそれを使いこなすスキルを訓練してきた人間では論争能力のレベルが違う。おそらく水島氏でも論争の現場では橋下に勝つ(というのは、勝ったと観客に判断されるだけのことだが)のは困難だろう。何度も言うが、勝つためにあらゆる手段を使う人間には、通常の論理やモラルに縛られた人間は勝てないのが当然なのである。論争という戦いにおいても同じことだ。
橋下の凶悪さは、下記記事のように、法学部2年生の大学生でも見て取ることができるものだ。(水島教授がこの論考を一般市民の感覚に近いもの、としているのは一般市民の過大評価である。もし一般市民の知性がこれほど高ければ、橋下が大阪府知事や大阪市長に当選することはなかっただろう)にも関わらず、世間の人間の大半には、それを見抜くだけの知性も見識も無い、というのが現実である。橋下が公務員いじめをすれば、それだけで大喜びをするというレベルだ。
ヒトラーがユダヤ人いじめ、共産主義者いじめをした時に大喜びをしたドイツ人と同じなのである。
話が長くなった。下の記事を見れば、橋下という人間がいかに凶悪な人間であるかが分かるはずである。それでも橋下を支持するというのなら、それは橋下と同類のサディストである。

(以下引用)

橋下徹氏は、1994年3月に早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業した。私はその2年後の1996年4 月、早大に着任した。この年から、橋下氏も勉強したであろう10号館109教室で、400人近い政経学部の学生たちに、一般教育の「法学A/B」を講義している。在外研究(1999年3月~2000年3月)の1年間を除き、15年間担当したことになる。講義後、議論を吹っ掛けてくる元気な学生もいて、なかなか楽しい(最近はおとなしくなったが)。教養の法学のため、私の専門の憲法だけでなく、「法と道徳」「法の解釈」という法学概論の基本問題から、「犯罪と刑罰」「消費者の権利」といった問題まで取り上げている。
毎回、この講義の冒頭10分間は、その週に起きた「法的な事件」を、新聞を使って解説している。学生には必ず新聞を読み、「私ならこの事件」というものを1つ持参するように指示している。そのなかで教育基本条例をはじめ、橋下氏が打ち出す施策についても何度か紹介し、憲法あるいは関連法律に照らしてその問題点を指摘してきた。そうした立場からすると、2月9日に出された「労使関係に関する職員のアンケート調査について(依頼)」(総務人第439-1号・平成24年2月9日)には仰天せざるを得なかった。PDFファイルで全文をリンクするのでお読みいただきたい。
市長自署入りの「アンケート調査について」という前文を見ると、「紙での回答は受け付けません」として「庁内ポータル」の利用を求めている。これで誰が回答していないか、一目瞭然となる。しかも、「このアンケート調査は、任意の調査ではありません。市長の業務命令として、全職員に、真実を正確に回答していただくことを求めます。正確な回答がなされない場合には処分の対象になりえます」とまで書いている。処分まで振りかざし、強制力をもって回答を求めていることからも、これは「アンケート」という名称にそぐわない。
調査内容は22項目ある。例えば、Q6は「組合活動に参加したことがありますか」として、活動内容、誘った人、誘われた場所・時間帯まで詳細に聞いている。これでは組合員が組合にとどまることに恐怖を覚え、組合脱退を促進することにつながる可能性もある。組合活動に対する間接的介入であり、不当労働行為となるおそれがある(労働組合法7条)。処分付きの業務命令で、組合活動への参加に圧力をかけるとすれば、憲法28条の団結権そのものが危うくなる。
地方公務員の政治的行為については地方公務員法36条による制限があり、憲法学上の周知の議論がある。政治活動の自由が公務員について制約されるとしても、幹部職と下級職とは同じ規制ではない。後者について、過度の規制は違憲の疑いが指摘されてきた。この「アンケート」には、政治活動を行う可能性のある人を炙りだそうとする姿勢が見え隠れしている。
Q7は「特定の政治家を応援する活動(求めに応じて、知り合いの住所等を知らせたり、街頭演説を聞いたりする活動も含む)に参加したことがありますか」というもの。明らかに政治活動の中身に踏み込んで聞いており、しかも処分付きの業務命令で聞くのは、明らかに憲法19条の思想・良心の自由の侵害となる。ここでも活動内容や誘った人の明記が求められているので、政治活動全般に対する強い萎縮効果を生ぜしめるだろう。
Q8「職場の関係者から、特定の政治家に投票するように要請されたことはありますか」。Q9は「紹介カード」(特定の選挙候補者陣営への提供を目的として、知人・親戚などの情報を提供するためのカード)について、配布した人や場所などを詳細に聞いている。そして、「Q6、7、8、9について無記名での情報提供をいただける方に関しましては、以下の通報窓口にお願いいたします」として、野村修也弁護士の事務所の電話・ファックス・メールアドレスが指示されている。これは、職場のなかに密告を奨励し、疑心暗鬼を生む最悪の手法と言えよう。
   そもそも、Q12「職場において選挙のことが話題になったことがありますか」と、職場における一般的な会話まで、処分付きの業務命令で回答させる感覚を疑う。
私は、「紹介カード」など、特定の候補者を支持して行う活動全般について問題がないと言っているわけではない。むしろそういった行為には、憲法的見地から批判的な考えをもっている。しかし、これも同じ憲法的見地から、橋下市長のように、それを力でねじ伏せようというやり方は認められない。
橋下氏はいま、一個人としてではなく、強大な人事権、許認可権等をもつ政令指定都市の市長として存在しているのである。彼は、いま、大阪市職員の思想・信条の自由に踏み込むという、乗り越えてはならない一線を超えてしまった。橋下氏は弁護士でもある。弁護士法1条には、「弁護士は、基本的人権を擁護…することを使命とする」とあるが、橋下氏にこの条文への自覚はないのだろうか。
ごく普通に憲法や法律を学んだ学生からすれば、橋下氏の主張をそのまま肯定するのは困難だろう。学生たちにとって、これは「突っ込み所満載」の凄まじい「教材」である。 春休み中なので、直接講義で触れる機会がないため、学生たちにはメールで意見を聞いてみた。まったくの自由参加で、任意ということでお願いした。
   この問題に限らず、橋下氏の言動に対するメディアの批判は驚くほどに鈍いので、学生たちには、メディアでなく、自分の頭だけを使い、このアンケートの問題点を検討するように言った。すぐに何通かのメールが戻ってきた。
下記は、橋下氏が卒業してから16年後に入学した、2年の女子学生の意見である。私は、2月17日午後5時10分にメールを送ったが、18日午前1時48分に彼女からの返信が届いた。夕方、私のメールを読んで、すぐに家族と議論。深夜にこのメールを書いたものと思われる。下記の一文は短時間でまとめたもので、内容的に未熟さが残るものの、素直な気持ちで「橋下アンケート」に対する問題点を指摘しているので、紹介しておきたい。

大阪市のアンケートについての意見
はじめに、アンケートの趣旨等の書かれた文書から、もう違和感を持たざるを得ませんでした。このアンケート作成者は、市の職員の政治活動・組合活動を全般的かつ広範に、そして自己の中で前提的に「違法・不適切」なものとしていることは明らかです。
   まず、市の職員の組合活動についての私のおおまかな考えを述べさせていただきますと、私は「団結権」に関しては異論なく認められるものと思っております。そもそも、難しいことを考える以前に、団結権を認めないことができるのか、と思えてしまうほど、団結権は憲法が保障する国民の当然の権利であると思います。なぜならば、団結している段階では、他者に迷惑をかけるものではないからです。他者にも迷惑をかけない個人の思想・交友関係を規制する根拠など一体どこにあるでしょうか。確かに、単なる友情などの交友関係ではなく、組合的な団結権を認めることは、その後に団体行動などが行われる可能性はあります。しかし、そのような「可能性」なる曖昧なものによって「予防的」に規制するなど絶対に行ってはならないと思います。予防的な規制を許してしまうことの恐ろしさは、歴史が物語っています。とにもかくにも、団結権が誰にでも(もちろん公務員にも)認められていることは、自明なものであるといえると思います。また、団体交渉権についても、団結権の当然の結果として認められるべきと思いますが、団体行動権(ストライキ権)については、公務員の場合、ある程度の制約はやむを得ないと思います。でも、団結権すら否定するような状況が生まれているため、ここでは論ずる段階ではないと思うので、今回は述べません。
次に公務員の個人的政治活動について。私個人の意見としてはなるべく認められるべきだと思いますが、組織的に投票や支持が行われることは、良いこととは思えません。あくまで政治活動や政治活動への支援は自主性に基づいて、個々人によって行われるべきものと考えるからです。しかし、確かに組織的な政治扇動のようなものには違和感を持ちますが、それは公務員だけでなく、民間の会社員等にも言えることであって、公務員だけが特別に規制されるべき内容のものではないと思います。したがって、組織的政治活動の強制への規制ならまだしも、公務員の個人の政治的活動に関しては、このように調査することの必要性も感じられませんし、不必要な調査による萎縮効果のほうが危ぶまれるため、行うべきものではないと考えます。
このアンケートの細部を見る前に、直観的な印象を語らせていただきますと、はじめに想起されましたのは「ナチス」です。このアンケートには恐ろしい部分が多すぎますが、その中でも最も恐ろしいと私が思う点は、「同僚からの告発を促す」です。仲間内からの告発はナチスでも行われたことであり、大変恐ろしいものであることは、ナチスの歴史が語っていると思います。
具体的にアンケート内容を見ていくと、まず組合に関しての活動の把握を市が行おうとしていることがわかります。どのように組織され、活動しているかを具体的に調べています。特に活動を開始したとき(組合に参加したとき)を重点的に調べているように感じました。これは、今後の参加者を予防的に制限するために調べているのでしょう。はじめから参加させないことが最も組合というものの存在を根絶やしにできるとの考えからだと思います。
   政治活動に関しては、いわゆる「パワーハラスメント」のような上司・組織からの押し付けがないかを重点的に調べているように思います。確かにこの点について、パワーハラスメントのようなものが行われている事実があれば、それはやめるべき行為でありますが、このアンケートの調査はそのようなパワーハラスメントをやめさせる意図よりは、個人の活動を萎縮させる意図の方が大きくなってしまっている気がいたします。また、私はこのアンケート用紙を読ませていただくまで、「紹介カード」なるものの存在も知らず、公務員の組織内部における政治活動の支援等があることにつき、ほとんど無知でした。そのため、少ない前提知識の中にありますので、この政治活動に関してはまず、自らの無知を改善していくことを今後の目標としたいと思います。今後、「紹介カード」の存在の実態等を調べたうえで、考え続けていきたい問題と思います。
全般として、最も大きな問題な点は、このような調査がおこなわれることによって、職員のみなさんが、「組合に入ることは悪いこと」との印象を持ってしまうことにあると思います。なぜ悪いことなのか等の深い考えを持たずに「なんとなくいけないことなんだ」との考えを職員の方々に与え、職員の方々は組合にはいること、政治活動をすること、を自主的に諦めてしまうと思います。この「自主的な諦め」こそ、このアンケートの意図するものではないでしょうか。今ある既存の組織・運営を制限させるもののようにみせているこのアンケートは、実はもっと予防的効果を意図したものと思います。既存の組織への制約へは、日弁連等が行ってくれているように一定の反対活動なども可能でありますが、「自主的に」諦めてしまった職員への規制は反対運動等を起こしづらくしています。なぜならば、形式上は「自主的」にやめているからであります。しかし、これは本当に「自主的」なのでしょうか。おかしな日本語かと思いますが、私は「自主的に諦めさせられている」とあえて表現したいです。本人も気づかないように思想をコントロールする最も恐ろしい規制方法であると思います。「自主的」に見せかけて、本当は「諦めさせられて」いるのだと思います。
橋下市長の活動は連日メディアも報道しておりますが、橋下市長の支持率の高さのせいか、具体的な内容を語ると言うよりは、そのパフォーマンス性を私たちに知らせるにとどまるものばかりと思います。特にテレビの報道はひどいです。ただ「橋下市長主宰の政治の勉強会に3000人もの応募があった」など橋下人気をあおりたてるような報道のみが目立ちます。また具体的内容は報道せずに「船中八策」などと耳障りの言いフレーズだけを強調し、橋下市長の先導性を誇張する報道もありました。本当に昨今のメディア、特にテレビの報道方法には疑問をもたざるを得ません。新聞等では、きちんと語られている場合もありますが、読者の新聞離れも進んでいるのが現状であります。みな、テレビの10秒で伝えられたワンフレーズだけ、インターネットにでたNEWsのトピック(題名)だけを見て、NEWsの情報を得たと思いこむ風潮があるように思います。こんな浅くしか知らないのに、知っていると思いこんでしまうのであれば、知らない方がまだましかもしれない、とすら感じてしまいます。かくいう私も現代を生きる若者で、気をつけなければならないと思います。今回のアンケートに関しても無知な部分が露呈しましたので、より一層情報収集につとめます。
私はこの間の橋下市長の活動に関して、新聞の切り抜きを集め続けております。君が代斉唱を強制する教育基本条例は言うまでもなく、昨今では、「教育目標」に関する橋下氏の過激な意見にも目を向けており、今後の動向を気にしているところであります(例:朝日新聞1月31日付等)。
   また、橋下氏の活動全般を知るうえで非常によかったと思いましたものは、朝日新聞2月12日付11面「オピニオン」におけるインタビュー記事で、これはある意味で大変興味深いものでした。
   正直な意見を申せば、橋下氏の活動には、幾度となく疑問を感じております。しかし、すぐに批判するという精神を持つよりは、いまだ若輩者の私は、疑問を持った点に関して、深く掘り下げて知識を集めることを先にしたいと思います。それにより、公平な視点を得たうえで、その後に批判的な視点をもっていきたいものであります。と、冷静に考えたいと思うものの、正直、情報収集をしている間に怒りなどがあふれてきてしまうのは私の性でしょうか。
   大変稚拙な文章をお読みいただき、ありがとうございました。急いで作成したため、論理的飛躍、誤字(極力気を付けましたが)があると思います。これからも情報収集につとめ、友人・家族等とも意見交換を試みてみます。実際、我が家では先生からいただいたアンケート資料を全員で読み、意見交換をいたしました。それでは失礼します。   
 
上記の意見は、1年生で憲法を一通り勉強して、これから憲法を専門的に勉強しようという段階の学生のため、「アンケート」のもつすべての論点に触れているわけではない。憲法専門の大学院生などからのメールには、憲法19条、28条から公務員法上のさまざまな問題に至るまで指摘したものがあるが、ここではあえて、一般市民の感覚に近い感想を紹介した。橋下氏には、こうした率直な疑問に耳を傾けてほしいと思う。
なお、2月17日、大阪市特別顧問の野村修也弁護士は、回収したアンケートの開封や集計作業の一時凍結を指示した。野村氏は、大阪市労働組合連合会(市労連)が、大阪府労働委員会に「不当労働行為にあたる」として救済申し立てをしたことから、「法定の手続きが開始された以上、推移を見守るのが穏当」と述べ、再開の時期は「未定」としている。橋下市長は「何ら問題ないと思っているが、野村氏に判断を委ねている」と述べた(『朝日新聞』2012年2月18日付)。弁護士であり、法科大学院教授でもある野村氏は、アンケート項目の設計段階から問題を感じなかったのだろうか。


酔生夢人注:「大阪市職員アンケート」は画像ファイルなので、ここからはリンクできない。上の記事で内容は推定できるはずだが、実物を知りたければ、ネットで検索するのは容易なはずである。
まあ、この話題自体が古くなりつつあるのだが、小沢が橋下と同盟する可能性もあるので、あえて蒸し返した。私は知識も知性もたいしたことはないが、人を見抜く能力だけは、わりと自信があるのだ。
私は大学生というものは馬鹿の集団かと思っていたが、この女子大生は立派なものである。いや、世間の人間の大半は、もしかしたらこれくらいの知性は本来持っていたのかもしれない。それがこれほど阿呆な国家を作ったのは、マスコミと義務教育による洗脳が大きな理由なのだが、学校卒業後には仕事と遊びで毎日が終わり、知的訓練の習慣がまったくなくなるという現代生活の在り方にも原因があるのかもしれない。

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いじめフラクタル社会

「ネットゲリラ」から転載。
前回記事は半分冗談のつもりで書いたのだが、現実はその上を行っていたようだ。
いやはや、いじめた側を転校させるというのがいじめ根絶策ではなく、犯罪隠蔽手段として使われていたとは。
まあ、事実関係は不明だが、いじめ問題は日本社会の病巣の縮図であることだけは確かなようだ。


(以下引用)




弱い者いじめのDNA

野次馬 (2012年7月 7日 11:22) | コメント(19)



加害者グループは三人らしいが、そのうち二人が、警察関係者の子供とか孫とか。弱い者いじめのDNAですねw 飛び降りではなく、被害者の肩を押したという証言もある。飛び降りるように強要したのか、突き落としたのか、どっちでも殺人だ。それを隠蔽するために、早い段階から揉み消し工作があったんだろう。加害者の少年たちは転校したらしい。まぁ、居られないわなw が、転校するんだったら少年院だろうw こんなヤツに転校して来られる方の学校もたまらないです。

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いじめ根絶の画期的な「南堂アイデア」

「泉の波立ち」が久々に素晴らしい記事を書いているので(南堂氏は「いつも素晴らしい記事を書いているよ」と怒るだろうが)転載させてもらう。いや、これは本当に素晴らしいアイデアなのだ。ただ、実現可能性がどうかという問題はあるのだが。
私はよく、「いじめ被害者は自殺するくらいなら、いじめの首謀者を殺してから死ね」と言っている。もちろん、言うのは私の家族の前でだけだが。
いじめ被害者がなぜいじめの相手を殺さないで自分が死ぬのかというと、もちろん、日本という国では殺人をすると自分の家族に大きな迷惑がかかるからだ。個人が家族と分離され、個人として扱われる欧米では、家族までが社会的に非難され、迫害されることは少ない(と思う)。いじめ被害者も家族が被る迷惑を知っているから、何も言わずに自分だけが死んでいくのである。その心情を思うと、哀れであると同時に、そのような社会に対して情けない思いがする。この社会全体が実はいじめを助長しているのである。
で、下記記事は画期的アイデアである。これは本気で社会全体として実現化を考えていいと思う。
ただ、半分は冗談だが、学校の生徒の大半がいじめる側という場合は学校そのものが消滅することになるが、その場合は? まあ、その方が社会の利益か。


(以下引用)*言うまでもなく、記事の一部だけの引用なので、この案が面白いと思った人は元記事を確認なさるのがよい。



 ところが、そういう困難さがあるにもかかわらず、「いじめをなくすのは教師の責任だ」という風潮が強い。
 なるほど、「この方法でいじめを解消できる」という方法があるのであれば、いじめを解消できなかったのは、教師の責任だろう。世の中にあるいじめはすべて、解消できなかった教師が悪いことになる。
 それゆえに、いじめを見つけた教師は、解決を迫られるし、解決できなければ、大非難を浴びることになる。それはいわば、「打者ならば3割を打つのが当然だ」というプレッシャーをかけられたプロ野球選手みたいなものだ。できもしないことを要請されれている。そうなれば、逃げたくなって当然だ。
 とすれば、できないことを「やれ」というプレッシャーを浴びた教師が、「見て見ぬフリ」をしたくなるのも当然だろう。
 教師が「見て見ぬフリ」をするのは、世間の風潮にも一因があるのだ。

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 そこで、本項では、まったく別の方法を示す。次の二点が目的だ。
  ・ いじめ解決を、教師の責務とは見なさない。
  ・ 現実に、いじめを完全になくす。

 そのための方法は? あるか? ある。それは、「転校」だ。
 転校によって、「いじめる側」と「いじめられる側」を、距離で引き離す。こうすれば、もはや、いじめは起こるはずがない。別々の学校にいるのだから、もはや物理的に不可能だ。かくて、いじめは完全に解決する。

 ただし、注意する点がある。この「転校」は、よくあるように、「いじめられた側の転校」ではなくて、「いじめる側の転校」だ。
 のび太とジャイアンの例で言えば、のび太が転校するのではなく、ジャイアンが転校する。ここがポイントだ。

 その理由は、次のことだ。
 (1) のび太が転校するのでは、(のび太でない)別のクラスメートがいじめに遭う可能性が高い。
 (2) 転校は不便さをともなうので罰だ。だが、ジャイアンに罰がなく、のび太に罰があるのでは、話が逆である。
 (3) ジャイアンがそのまま残るのでは、他の生徒がいじめの証言をしなくなる。一方、ジャイアンが転校するのならば、他の生徒がいじめの証言をする。

 このうち、最後の (3) が重要だ。理由は後述の ¶ 。

 ──

 さて。ジャイアンが転校するとして、転校先の学校で、ジャイアンがまたいじめをしたら、どうするか? 
 その場合は、またしても転校させればいい。2度目の転校だ。
 そこでもまたいじめをしたら、またしても転校させればいい。3度目の転校だ。
 そこでもまたいじめをしたら? 4度目の転校をするか? いや、そうではない。仏の顔も三度までだ。4度目は、少年院に転校させる。つまり、少年院に収容することはないが、少年院の教室に通学させる。(通いで少年院に入れるわけだ。)
 そこでもまたいじめをしたら? そのときは、家裁送りにして、正式に少年院に収容する。少年院にいる非行少年を相手にいじめにするような生徒は、よほどの悪党だろうから、少年院に収容する方がいい。
 それでもまだ、いじめをしたら? それは特級の悪党だろうから、独房に入れる。これで、物理的に、いじめは不可能となる。かくて、いじめはなくなる。完全に。 (^^)v
  
 この方針は、かなり厳しい。とはいえ、「仏の顔も三度」だし、三度も憐れみをかけているのだから、かなり大甘でもある。「一度でもやったら、ただちに少年院へ」という厳しい方針に比べると、かなり甘い。

 ──

 結論。
 いじめを完全になくす方法。それは「いじめっ子」を転校させることだ。こうして物理的に隔離することで、いじめを原理的になくすことができる。

( ※ ただし、いじめが発生したあとの解決が目的である。いじめが もともと発生しないようにすることは、対象外だ。仮にそれを狙うとしたら、いじめっ子の「人格改造」が必要だが、そういう「人格操作」「洗脳」みたいなことは、しない方がいいだろう。)
( ※ いじめは、「事後で是正する」だけで十分だ。大切なのは、「ちょっとでも起こったら、すぐに通知して、いじめをすぐに解消する」というシステムを用意することだ。それが、本項の案だ。 ¶ )
________________________________________

 [ 付記1 ]
 この方針は、「いじめっ子の説得」という、教育的効果は狙っていない。
 教育的効果を狙うのが、世の中の「善良なる人々」の意識なのだろうが、それはもともと不可能なことが多い、というのが私の立場だ。
 そして、できもしない「説得による解決」を求めたあげく、現実には、対処不能のまま、いじめられる子が次々と死んでいく。……そういうことはあってはならない、というのが私の立場だ。簡単に言えば、
 「いじめっ子の矯正よりは、いじめられる子の生命の方が大切だ」
 という立場だ。
 例によって、「生命が一番大切だ」というのが、私の立場だ。(教育効果よりも)

 [ 付記2 ]
 いじめっ子の「説得による教育」は、教師の役割の範囲を超えている。それはむしろ、「社会的なカウンセラー」などの役割だろう。
 いじめっ子がいじめをするのは、「いじめて喜ぶこと」が目的ではなく、「いじめて発散すること」が目的であることが多い。その理由は、心の闇だ。そして、心の闇の理由は、たいていは家庭にある。「離婚して片親の家庭」「家庭崩壊した家族」「食事も取れない貧困家庭」などの例が多い。いじめられっ子に金を要求するのも、「そうしないと昼食や夕飯が食べられないから」という例がかなりあるようだ。
 こういう問題は、公的な権限をもつ「社会的なカウンセラー」が必要となる。場合によっては生活保護司との連携が必要だろう。いずれにせよ、教師の手に余る。教師ばかりに頼ってはならない。

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デモをする時は「転び公妨」に注意。両手は後ろにね。

「反戦な家づくり」から、前置き部分だけ省略して転載。
いやあ、いつもながら山岸飛鳥(明月)さんの頭の緻密で行き届いていることに感心する。こういう人をなぜ政治家がブレーンにしないのかね。
今日は、ほかにも掲載予定の記事があったが、デモ関係の記事が優先だろう、ということで山岸さんの重要アドバイスを先に掲載した。
何しろ、書いてあったのは「大衆の前田敦子(AKB)憎悪についての考察」という阿呆な論考なんだから、緊急性など無いのはもちろんだ。ほかに「沢尻エリカはなぜあれでも使われるのか」という問題などもあったりする。
私は「人類はどういう歩き方をするのが正しいのか」などといった馬鹿な問題を大真面目に考察するのが好きなのである。
山岸さんのような人間にはひれ伏すしかない。

(以下引用)

わたしは、ちょっと前のツイートで、「交通整理には従うが、大飯(現地抗議)のようなことになったら、抗議は断固必要」と書いた。

一番にいたいことは、「一切警察に逆らうな」でも「警察とケンカしろ」でもなく、「警察をナメたら危ない」ということ。

「警察の言うことを聞くのは日和見」という人も、「警察は一般市民には何もしない」という人も、どっちも警察を甘く見すぎだ。
今やっているデモの中で、一部の人が機動隊に突入したらどうなるかは言うまでもない。餌食であり自ら撒き餌になって弾圧を引き込む利敵行為だ。

しかし「警察は一般市民には何もしない」というのは幻想。
デモが、原発なり野田政権にとって、本当に脅威になれば、一般市民であろうと労働組合であろうと党派関係者であろうと、弾圧をしてくる。そう思っておかないと、不意打ちをくってしまう。 

たしかに子ども連れを突然逮捕はしなくても、ちょっと身体が触れただけで公務執行妨害で逮捕 なんていうのは常套手段のはず。見せしめにして恐怖心を煽る。
また公安は、参加者を装って騒ぎを起こす人間を潜入させる。それが彼らの仕事なのだから。

先週の官邸前デモの先頭で、警察の指示に従うかどうかで緊張が高まったらしい。そして「おとなしく従うな」と言った人たちは、一部の人びとから「煽動者」と呼ばれている。
が、結果として主催者に従ったのだから、少なくとも公安の手先ではないだろう。
もし乱闘になれば確かに今の状況では利敵行為だが、しかし、血気にはやった連中を「煽動者」と呼ぶのは抵抗がある。

要するに、警察を単に逮捕したり、場合によっては暴行したりするヤツらくらいにしか思っていないから、中途半端に突っかかっていく。良くも悪しくも、そういう手合いだと思った方が実態に近いような気がする。
煽動者というのは、もっと計画的・組織的なものだろう。

警察というのは、その場を安全にするためにいるのではなく、やはり本質的には原発や野田政権のような既得権益を守るためにある。
そして、向こうの都合で、おとなしかったり逮捕したり乱暴したりするのだ。それらは警察にとっては手段に過ぎない。
だから、それと対峙する私たち抗議する側は、警察との緊張関係をどこにラインを引くかということを、ちゃんと意識してのぞなまくちゃならない。 

大飯での現地抗議のように「覚悟」して身を投げ出して抗議する時もあれば、関電前のように逮捕などは避ける形もある。
それぞれを、過激だとか、日和見だとか決めつけるのではなく、この場合はどこに対決ラインを引くのかということを、参加者が緊張感を持って意識することだ 

警察をナメていると、対決している緊張感が薄くなり、いたずらに突っかかったり、逆に不意打ちを食らって混乱する。

警察とは、「正しく」対決しよう。それが私の結論。

以上 ツイート再録終わり


いよいよ、明日は金曜日

先週の光景で、野田も警察も、内心ではかなりビビリまくっているはずだ。
ということは、逆に言うと、いつまでも警察がおとなしくしているかどうかは、わからない、ということでもある。

万が一、ちょっと血気にはやった連中が逮捕されたりしたときに、ぜひともお願いしたいことがある。
逮捕した側(警察や野田政権)を非難するより先に、逮捕された側を「煽動者」などと決めつけてゴウゴウたる非難の嵐をあびせるようなことはしないでいただきたい。

ホンモノの煽動者(マスメディアを含む)が、逮捕された連中のことを「煽動者だ!」と騒ぐのは目に見えている。そんな声に乗せられずに、逮捕した側に怒りの声をあげることを忘れないでほしい。

無謀だ、日和見だ、という議論自体が、そもそもホンモノの煽動者に仕掛けられている可能性が大きいことも、頭に入れておきたい。

では、明日6日 18時。

首相官邸前と関西電力前に!

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あまり世間を騒がせるもんじゃない

昨日から世間は意味不明の「ヒッグス粒子」のことで騒いでいるので、井口博士が何か解説してくれるかな、と期待していたが、まだ書いていない。そこで、「In deep」からヒッグス粒子の意味ではなく、「ヒッグス粒子報道の意味」を説明した文章を転載する。
まあ、たいていの科学記事というか、「何かが発見された(らしい)」という記事はたいていが大学や研究所の予算獲得のための宣伝活動である、ということだ。マスコミもそれが分かっているくせに、ニュースの無害な埋め草で、場合によっては「科学的詐欺ビジネス」にもつながるので大いに協力するわけである。どんなものであれビジネスが拡大することが社会上層部にとっての「最大善」なのだから。
ついでに、「ローマの歴史」(I・モンタネッリ著)という面白い本の一節を紹介する。

「メルクリウス(夢人注:マーキュリーのこと)。商人、弁論家、泥棒の守護神。ローマ人はこの三種の職業を同一視していた。」

経団連や橋下がメルクリウスを信仰しているかどうかは知らない。


(以下引用)

というわけで、またどうでもいい話から始まりましたが、帰ってみると、CERN のニュースは確かに大きく報道されているのですが、その見出しを見て、「またか」と、思いました。




ヒッグスに関しては「永遠にこの繰り返し」でもいいのかも


ヒッグスに関しての報道は見られた方も多いと思いますが、これらの見出しが並びます。




「発見か?」
「~とみられる」

という文字が続きます。

英語だと下のような「99パーセント、ヒッグスに違いない」などが並びます。




実は一昨年からずっとこの繰り返しなんですが、なんとなく不思議な感じがしませんか?

つまり、普通の、他のいろいろな科学の発見で、「~と見られる」とか「発見か?」とか「ほぼ間違いないと思われる」というような暫定段階での研究成果がこんなに大きく報道されることがあるでしょうか。

普通だと、科学的発見というのは、

「確定」

ということになって、大発表になるはずだと思うのです。

報道では、




CERNは統一見解で、暫定的な結果としながらも「新粒子を観測したことは画期的で、その意味は非常に重要だ」と強調。年内にもヒッグス粒子かどうか確定するとの見通しを示した。




とあり、「暫定的」と自ら述べて、さらに、「年内にも確定」と、確定していないことを宣言しています。


それがどうして、こんなに大きく報道されるのか。

その理由はいくつかあると思いますが、ひとつは報道側が、この「新しい神の登場」の重大性をあまり意識していないということもあるかもしれませんが、それよりも「何らかの強力なプッシュ」はあるのだと思います。

プッシュというか、「報道してほしい」と。

どうしてか?

どうして暫定結果を世界的報道としなければならないのか。


ここからは否定的な意味で書くのではなく、こういうことはすべての科学の研究には必要なことなんですが、「予算の確保」なんです。 CERN は世界で最も大きな予算を編成している科学組織で、年間予算は大体 800億円~1000億円くらいです。

下の収支は10年くらい前のものですが、以後も大体同じような予算です。スイスフランで書かれてありますが、非常に大ざっぱにというと、この数字に「億円」をつければ、桁としての大体の目安となると思います。




これを見ると予算のほとんどが「加盟国からの分担金」でまかなわれていることがわかると思います。つまり、単独運営をしている組織ではないのです。

コトバンクの CERN には以下のようにあります。




この分野の実験的研究には巨大な粒子加速器が不可欠であるが,加速器の建設には莫大な費用がかかるので,アメリカとソ連以外の国は単独ではこの負担に耐えられない。




この「加速器」とある中の、LHC というものには2兆円などの莫大な予算がかかっています。

上に「ソ連」とあるのは、CERN が創設された 1950年代はロシアは旧ソ連だったからですが、上にあるように、この CERN というのは、各国から予算を集めて運営している組織です。

しかも、それでも赤字を計上したりしていて、とにかく、お金のかかる実験をしているのですが、いずれにしても、「成果を出し続けていかなければならないという宿命」を負っています。

1000億円といえば、南太平洋あたりの小国の GDP にも匹敵する金額で、決して小さいとは言えない額です。

特に資金を出している主体がヨーロッパの国々です。
それで、「今年は何の成果もありませんでした」というわけにはいかない。
現在のヨーロッパの経済的問題は書くまでもないと思います。

場合によってはユーロ崩壊などとも言われている中で、どこかの国の誰かが、

「CERN へ金出すのをやめればいいんじゃないか?」

と言ってそれを実行したら、他の国も追随してしまうわけで、そうすると CERN は機能しなくなってしまうのです。さすがに、今の経済状態の中で、科学研究に単独で 1000億円を出せる国はあまりないはずです。

なので、それを避けるために、 CERN は成果を発表し続けなければならない。
次々とノーベル賞クラスの発見をしなければならない。

そういうあたりが、暫定的な発表に繋がっているのだと思います。
正直、心情はよくわかります。



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メディアとそのコンテンツ

「ネットゲリラ」より転載。
テレビのチャンネルとか雑誌とか新聞の困るところは、消費者がその媒体の会社方針が大嫌いであっても、その中に「どうしても見なくてはならないコンテンツ」が存在する場合がよくあることだ。
いくら私がフジテレビが嫌いでも(右翼だからじゃないよ。左翼でもあの韓流ゴリ押しは耐えがたい。韓国の映画監督にはすごいのもいるが)、フジ系列で野球放送があれば、そこを見るしかない。いくら私が朝日新聞が嫌いでも、筒井康隆が朝日で新連載を始めるとなれば、今後朝日を買うべきか否か、悩まざるを得ない。今は朝日よりは政治姿勢が多少まし、という程度で毎日などを買っているが、どうしたものか。まあ、記念に最初の掲載日の朝刊だけ買っておくか。
何はともあれ、メディアとコンテンツの関係は難しいということだ。そのメディアにコンテンツを提供するクリエイターも、いろいろと悩むだろう。昔なら右か左かで適当に決めていられたが、今では原発賛成反対、消費税賛成反対など、さまざまな問題があり、主要メディアは明らかに反国民方針なのだから、クリエイターが国民目線に立つなら、どのメディアにも協力などできないという困った状態である。
まあ、私がテレビ局のオーナーなら、全番組を野球中継と古い映画やテレビドラマの再放送とニュース番組と教養番組だけにするね。新聞社のオーナーなら、堂々と庶民の立場に立った政治姿勢を打ち出す。おそらく、東京新聞はそれで飛躍的に部数を伸ばしつつあるはずだ。それで政府から弾圧されたら、それこそ男子の本懐というものだろう。


(以下引用)

テレビ誌編集者「強引な韓流押しでフジテレビのイメージは急落。」『フジだけは観ない』人が急増

1 シンガプーラ(茸). 2012/07/03(火) 12:49:47.94 ID:ra9mxbUo0フジテレビの視聴率が低迷している。
「強引な韓流押しと番組内で商品や自社番組をわからないように宣伝するステルスマーケティングがいまだに続いている。
これでフジの局イメージは急落した。たしかに『フジだけは観ない』という連中は増えている」(テレビ誌編集者)
それに、フジは"番組疲労"も起きている。色あせた『笑っていいとも』や『SMAP×SMAP』を意味なく続けているのも原因だ。
フジ自身も薄々悟っているのか、テレビの広告ビジネスより、サンケイビルなどの買収で不動産事業に軸足を移している。
テレビ局としての衰退は誰が見ても明らかだ。 2 アムールヤマネコ(やわらか銀行) 2012/07/03(火) 12:52:44.19 ID:O+nrV0/K0 韓流デモって意味あったんだな 3 リビアヤマネコ(茸) 2012/07/03(火) 12:53:09.67 ID:otQ7dpeq0 嫌なら見るな 5 スノーシュー(茨城県). 2012/07/03(火) 12:53:36.70 ID:jMGh3ZhW0それがフジとスポンサーの望んだ結果でしょ 7 ボブキャット(西日本) 2012/07/03(火) 12:54:07.40 ID:nEs69bFk0 ネトウヨ大勝利 8 マヌルネコ(東京都). 2012/07/03(火) 12:54:33.57 ID:3gF3222l0台場の埋め立て地が沈没しますように... 12 ハバナブラウン(dion軍). 2012/07/03(火) 12:55:29.27 ID:rTgWGPgn036: リビアヤマネコ(鳥取県):2012/06/28(木) 13:37:13.97 ID:jU20atsG0

テレビの終焉は近いな・・・・

かつてのフジテレビ(2008/09/03水)

23.5% 19:00-19:57 CX* クイズ!ヘキサゴンII
23.6% 19:57-20:54 CX* はねるのトびら
15.1% 21:00-21:54 CX* ザ・ベストハウス123
18.0% 22:00-22:54 CX* 爆笑レッドカーペット

↓↓↓↓↓
昨日のフジテレビ(2012/06/28水)

*7.6% 19:00-19:57 CX* おじゃマップ
*9.3% 19:57-20:54 CX* はねるのトびら
*9.9% 21:00-21:54 CX* ホンマでっか!?TV
*7.0% 22:00-22:54 CX* ピカルの定理
14 アンデスネコ(兵庫県). 2012/07/03(火) 12:56:04.89 ID:ngT9WZAC0韓国から金貰って喜んで宣伝してたんだろうけどそれ以上の損害が出たなw
韓国で表彰されてたフジ会長は経営責任取って辞めるべきでは? 15 ギコ(やわらか銀行) 2012/07/03(火) 12:56:06.16 ID:i8cWwbtc0 >たしかに『フジだけは観ない』という連中は増えている」(テレビ誌編集者)

視聴者じゃなくてフジ見ないやつは「連中」扱いなのかw 18 イエネコ(東京都) 2012/07/03(火) 12:58:10.07 ID:h0haNGFT0 安くて視聴率の取れる韓流ドラマ24時間流せば解決するじゃん
頑張ってねフジテレビさん
マジざまあああああああああああああああああ死ね 20 ハバナブラウン(dion軍). 2012/07/03(火) 12:58:25.73 ID:rTgWGPgn0視聴者の求めるものじゃなく、製作者にとって都合のいいものを流し続けてきたら、視聴者が離れるのは当たり前だろ
当然の結果が出ているだけなんだから、胸を張って生きればいいじゃん 22 サーバル(家). 2012/07/03(火) 12:58:45.65 ID:g+U6kSmb0嫌なら見るなって言ってた奴らは今ごろ何してんの? 23 ジョフロイネコ(茸) 2012/07/03(火) 12:58:54.49 ID:bKQGLcVe0 マジで視聴率落ちててワロタ
デモ効き過ぎだろ 24 三毛(埼玉県). 2012/07/03(火) 12:59:09.28 ID:vbqw9rUE0F1やれよ 26 マーブルキャット(WiMAX) 2012/07/03(火) 12:59:23.37 ID:U/Rn4mwa0 『フジだけは観ない』という連中は増えている(テレビ誌編集者)

連中呼ばわりかよ 27 ヒマラヤン(東日本). 2012/07/03(火) 12:59:32.20 ID:PMujgFBv0今までのフジの視聴率はテレビ欄の真ん中にいたおかげなのか... 29 ボンベイ(福岡県). 2012/07/03(火) 13:00:03.14 ID:sV7GAjs20嫌ならみるな 30 リビアヤマネコ(やわらか銀行). 2012/07/03(火) 13:00:03.15 ID:77vCIUgU0冗談じゃなくデモ以降マジでフジは見てないからな。 31 スミロドン(茸) 2012/07/03(火) 13:00:55.78 ID:NdXcajgr0 韓流関係ない番組も面白くないんですよねぇ、フジは 32 シャルトリュー(兵庫県) 2012/07/03(火) 13:00:59.60 ID:0bbIUxSq0 地井さんの訃報で知ったけど北の国からってフジだったのな、どうしてこ(ry 33 リビアヤマネコ(やわらか銀行). 2012/07/03(火) 13:00:59.84 ID:77vCIUgU0それとテレビに出てる奴がみんな胡散臭くて見ててすげえ気持ち悪いんだよ 34 ハイイロネコ(東京都). 2012/07/03(火) 13:01:33.69 ID:K9CtxyKO0とりあえず芸人やタレントを一切出すな
そうすりゃ少しはマシになる 36 バーミーズ(空) 2012/07/03(火) 13:01:46.33 ID:8ec4XUgHi 今TV欄の真ん中にある局が首位なの?
つーか、今やTV本体で番組表見るでしょ。
端っことか関係なくね? 42 バーミーズ(東京都) 2012/07/03(火) 13:03:01.59 ID:ZCHhDZKY0 >>36
>ど真ん中の位置にあるTBSは万年4位のまま 39 キジ白(関東地方) 2012/07/03(火) 13:02:19.63 ID:sRzTL52AO フジテレビ
大好きな韓流を沢山流せばドラマ、歌番組ヒット間違いなし
スタッフ
テーマ曲にはどんなに雲の上の声だろうが絶対使わねえけどな
海猿は事実、某韓国籍歌手にテーマを歌わすようとしたが監督他全て拒否
で、別の外人w 40 ハバナブラウン(dion軍). 2012/07/03(火) 13:02:32.86 ID:rTgWGPgn0それまでも韓国を特別扱いしてきたメディアだけど、ここ5年ほどの韓国推しは異常すぎた
まともな神経を持った人間なら、そのあまりの不自然さに嫌悪感を抱くレベルで酷かった
韓国推し担当キチガイは、一度ゲッベルスに師事して「宣伝とは何か?」を学べよ

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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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