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生活保護費引き下げ目的の河本騒動

ヤフーニュースから転載。
これが最初からの狙いだろうな。
東日本大津波(大震災)や福島原発事故のせいで生活保護世帯が膨大に増えるのは確実だろうから、財務省はその費用を捻出するために、河本一族の不正受給をマスコミにリークして騒がせたわけだ。
ネットゲリラ氏などもその尻馬に乗って生保撲滅とばかりにはしゃいでいるが、権力の味方をして弱者いじめをするならネットゲリラの名が泣こうというものだ。もちろん、不正受給を問題にするのはいい。しかし、その本丸は、全体としての給付水準引き下げにあり、そのために全国で無数の貧困者が苦しむのである。
とにかく、マスコミが騒ぐ時に、それに同調するのは禁物である。


(以下引用).


<生活保護費>支給水準引き下げを検討 小宮山厚労相

毎日新聞 5月25日(金)21時17分配信

 小宮山洋子厚生労働相は25日の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、生活保護費の支給水準引き下げを検討する考えを示した。また、生活保護受給者の親族らが受給者を扶養できる場合、親族らに保護費の返還を求める考えも示した。

 生活保護をめぐっては、人気お笑いコンビ、「次長課長」の河本準一さんが同日の記者会見で、自分の母親の受給について「適切でなかった」と謝罪した。生活保護受給者は209万人(今年2月時点)と過去最多を更新し続けているが、親族の扶養義務が徹底されていない点も一因とされており、永岡桂子氏(自民)が小宮山氏の見解をただした。

 厚労相の諮問機関、社会保障審議会は現在、生活保護費の支給水準を検証中。都市部では保護費の方が基礎年金より高く、自民党は「生活保護の給付水準の10%引き下げ」を掲げている。保護費カットへの対応について小宮山氏は「御党の提案も参考にしながら検討したい」と述べた。

 また、受給者の親族に一定の所得などがある場合について「一般的には、高額収入があり十分扶養できるのに仕送りしないケースは制度の信頼を失う」と批判し、「明らかに扶養可能と思われる場合は家庭裁判所への調停手続きを積極活用する」と語った。【坂口裕彦】

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下の人間ほどまともな精神を持っていたりする

八木啓代という方もなかなかの女傑のようで、小沢裁判の第一審が無罪判決となった時も、この方の活躍があったようだ。で、控訴の権利があるかないかもあやふやな「補助弁護士」とかいう連中が検察の代わりに控訴をするという、どこの未開社会の話かという展開になっているわけだが、控訴審では逆転有罪となる可能性も大いにある。それを心配して、八木さんは下記記事のように告発状を提出したわけだが、これが日本という国でいかに勇気ある行動かは、誰でも分かるだろう。

私が心を打たれたのは、その告発状を提出した際に、検察庁の下の(失礼!)職員から小さな声で「頑張ってください」という声がかけられたということである。

そういうことなのである。公務員とか役人を十把一絡げに悪と見なす馬鹿がこの世にはたくさんいるが、役人や公務員の大半は善良で真面目な人間なのだ。(もちろん、公務員特典を彼らも受けているのだが)そして、上の人間の悪事によって彼らも迷惑を受けているのである。彼らも社会正義の心は持っているのだ。
橋下のように下級公務員をいじめる基地外や、それに喝采を送る人間の愚劣であることは、何度も書いてきたが、悪いのは高級官僚連中である、ともう一度声を大にして言っておく。


(以下「阿修羅」より引用)


告発第三弾:ここが正念場でございます
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-639.html
2012-05-24 八木啓代のひとりごと


 本日の告発、じつは、決まったのが前日の午後でした。

 虚偽報告書が田代検事一人の独断で作られたのでないことは最初から明らかで、だからこそ、それを命じた上司の責任を問うために、偽計業務妨害での告発も行っていたのですが、しかし、検察があまりに非常識な「言い訳」を出してくるとなると、常識的には通用する、この偽計業務妨害に、重大な障害が発生することが気になってきたのです。

 つまり、田代虚偽報告書が「検察審査会の審査に重大な影響を及ぼした」からこその偽計業務妨害なのですが、漏れ聞こえる話によると、検察は、「田代報告書は、検審の審査に影響を与えなかった」と主張したいらしい。
 どこまでも常識の通じない方がおられるようです。

 しかしながら、残念なことに、この検審がブラックボックスときている。議事録もなければ、補助弁護士もどう選ばれたかわからないアレな方です。この非常にアレな補助弁護士を取り込んで、「田代報告書は、検審の審査に影響を与えなかった」と主張されたら、そんなめちゃくちゃな論法がまかり通る可能性がある。

 では、どうするか。

 ここで、ゴールデンウィーク中に流出した報告書を検討して、我らがイケメンで優秀な法曹チームの皆様が、「虚偽有印公文書作成及び行使の共犯」が成り立つと表明してくださったのです。

 つまり、部下に対して、「こういう文書を作れ」と命じた疑いが客観的に推認できれば、本人が全面否認していても、虚偽有印公文書作成及び行使の共犯として逮捕された例がありますね。
 そうです、あの村木さん。

 本人が全面否認していても逮捕・起訴され、有罪判決を受けた例で言うなら、大阪地検特捜部の大坪元部長と佐賀元副部長もそうですね。

 しかも今回の場合、単なる上下関係から連想される推認ではなく、他の流出報告書から、上司が具体的に関与していたことは明らかです。
 だって、報告書の実物があるんですもの。

「では、やってしまいましょう。しかも、検察のアレな人たちが、田代検事をさっさと処分してしまう前に」
「え....(゚O゚;)...」

 これが、前日、23日の会話です。
 そして皆様、それぞれにご多忙な仕事の合間を縫って、見事な連係プレイで深夜までに告発状を完成させてくださったのです。

 いっぽう、あたくしとしては、いくら何でも急すぎることですし、平日の昼とあって、最悪、あたくし一人で告発状を出す覚悟で、会員の皆様に呼びかけたところ。

.....なんと、集合場所にずらりと並んだ20数名の方々。

 目を疑い、まさかと思いました。
 が、本当に、八木を一人で検察庁に行かせるわけにはいかぬと、仕事を抜けたり、緊急で休みを取ったりして、たくさんの方々が検察庁の前に集まってくださったのです。

 検察庁は別に毒蛇の巣でもなんでもないのですが、それにしても、感動いたしました。
 本当にありがとうございます。

 これが、その告発状です。
 http://shiminnokai.net/doc/kokuhatsujo_20120524.pdf

 そして、皆で検察庁に入り、告発状を最高検の事務官の方にお渡ししたのですが.....その前の受付であたくしは、その場にいた検察庁のスタッフの方の小さな声をはっきり聞きました。
「がんばってください」

 そして、検察庁を出るときも、警備の皆さんに「お疲れ様でした」と声をかけて頂きました。

 あたくしたちがけっして悪意で、検察を憎んで潰そうとしているわけではないことを、少なくともそこにいる方々はわかってくださっていたと思います。
 そうなんですよね。上がアレなことをすると、つらく恥ずかしい思いをするのは現場の人たちなんです。
 その後、時間に余裕のある12人が司法記者クラブで記者会見をおこないました。
 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/16838

 検察が自浄できるか、このまま奈落に落ちていくのか、まさにいまが正念場なのだと思います。

 とはいえ、それはそう簡単でもないようです。
 ひとつ気になったのが、本日お会いした最高検の事務局の方が、当会が先週出した移送申立書http://shiminnokai.net/doc/isomoushitate.pdfのことをご存じでなかったようだったこと。

 まさか、田代問題でもぬるい捜査でお茶を濁そうとしているという噂の地検刑事部が、移送申立書のことを最高検に隠しているなーんーてーことはありませんよね。

 ところで、この間も、この田代不起訴の動きに腹を据えかねておられる方たちが多数おられて、あたくしたちに抗議の声を寄せてきておられます。
 お気持ちはたいへんよくわかりますが、あたくしたちにできるのは告発状を出す程度のことです。みなさまがたの各自の抗議の声を検察にお伝えすることまではできかねますので、どうぞ、ご了承ください。

 みなさまのそれぞれの憤りやご意見は、当会ではなく、
検察庁http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/07_kensatsuchou.htmlなり、選挙区の議員さんに直接お伝えになられるのが効果的かと思われます。



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ジャンヌ・ダルクか森ゆう子か

「阿修羅」から転載。
「検察の罠」という、近日発売される本についての記事の一部だが、森ゆう子という人は、行動力があり、度胸があり、信念を持っているだけでなく、非常に頭がいい。頭がいいから物事の本質がずばりとわかる。TPPについて、「これは国家が主権を失うということです」と一言で言ったのには、私は驚嘆した。
で、小沢事件についての下の発言も、この問題の本質をズバリと突いている。これは民主主義の危機だ、ということ、そして、この事件を見逃すことは日本が法治国家ではなくなることだ、ということである。「司法権力がその気になればどんな人間でも犯罪者にできるのです」という言葉は、誰しも思っていたことだろうが、国会議員がそれをはっきりと口にしたことは、ネット上に溢れる野次馬的発言などとは比べ物にならない重さなのである。
私は、彼女は総理大臣も務まる人間だと思っている。
まあ、菅や野田に比べれば、誰でもましではあるが。(もちろん、前原、橋下だけは絶対にだめだ。)
森ゆう子は日本のジャンヌ・ダルクとなり得る女傑だが、本家のジャンヌのように国に裏切られて火刑にならないでほしいものだ。


(以下引用)


著者の森議員が言う。
「小沢事件は、まぎれもない政治弾圧です。ただし、これは決して小沢先生ひとりの問題ではない。司法権力がその気になれば、どんな人間でも犯罪者にできるのです。この問題を放置すれば、日本は法治国家ではなくなってしまう。これは民主主義の危機。立法府に属する国会議員は、もっと問題意識を持たなければいけない。今こそ西松事件、陸山会事件とは何だったのかを総括する必要があるのです」

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午前9時から午後6時まで、すべてのテレビを止めよ

あまり「梅ちゃん先生」の話ばかりでも何だから、今日は別の話。
私は朝飯と夕飯の時以外はテレビを見ない人間である。一日に1.5時間平均か。朝は世界や日本で起こった事件を知るために、仕方なしにニュース番組を見て、「梅ちゃん先生」を見て、それに続く「朝イチ」は、内容が面白そうな時だけ見る。結構、役立つ生活情報が得られる事も多いのである。それに、民間の生活情報番組より、作りが上品だ。司会者たちの程の良いユーモアもいい。民放の司会者連の下品さと比べたら段違いである。みのもんた、辛坊何とかは、顔を見るだけで一日が汚染される。フジテレビは、朝から芸能バラエティ番組かと思われる内容だ。
というわけで、私はテレビは「必要最低限」しか見ないから、朝9時から夜6時までの間は、すべてのテレビ番組が無くなってもかまわない。その間、絶対に見たい番組って、みなさん、ありますか?
朝9時から夜6時までのテレビ放送を全部やめると、緊急報道ができないから、この間はNHKだけにするか、民放は日替わり放送にすればいい。つまり、チャンネルは二つだけで十分。そうすれば、ほとんどの家庭は昼間にテレビを見なくなるから、その節電効果は膨大なもので、これだけですべての原発は完全に不要になるのである。


(以下「飯山一郎のホームページ」から転載)



「原発再稼働なしでも夏の大停電など絶対起こらない」──綿密なデータ分析を元lこ、本誌は繰り返し報じてきた。過去の関西電力の停電予測が「大外れ」したことで、指摘が正しかったことは証明されている。
 関電の電力需給見通しの通りであれば、今年の1月第3週から10週間にわたり、ほぼ毎日大停電lこ見舞われていなければならなかった。しかし実際にはそんな事態は起こっていない。それもこれも、国民を脅して原発を再稼働させるためである。

 今夏も、政府案では関西電力管内で15%、他の電力各社管内でも5~10%の節電が求められるとされているが、事態はそこまで逼迫していない。そう断言できるのは、電力マフィアも大メディアも、「最も有効な節電方法」を1年以上黙殺しているからだ。

 野村総合研究所が震災直後の昨年4月15日に発表した「家庭における節電対策の推進」というレポートがある。この中の「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」という試算は、大マスコミが顔をしかめる内客だった。

 テレビの情報番組で紹介される節電方法といえば、代表的なのは「エアコンを消すこと」だが、この試算によれば、エアコン1台を止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130W。対して液晶テレビを1台消すと220Wが節電できる。つまり、テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1・7倍にもなるのである。

 家電の「エコ化」が著しいなか、テレビは昨年7月の地デジ化に伴う買い換えで大型化が進んで消費電力が増えている。一般国民の感覚で見落としている節電の盲点だ。

 本誌は、このデータを昨年8月19・26日号ですでに紹介している。しかし、この事実に反応したのは一部のネットメディアだけで、テレビは完全に黙殺した。

 もう少し検証してみよう。
 最新の「省エネ性能カタログ2011年夏版」に掲載された42型液晶テレビの消費電力は148W。一方で同カタログのエアコン(冷房能力2・8kW)の消費電力の平均値(冷房期間消費電力量÷総冷房時間)は116・5Wとなっている。

 テレビの消費電力が野村総研の試算より大幅に低いため、先の1・7倍には及ばないが、このデータでもテレビの節電効果はエアコンの約1・3倍はあることとなる。

 一方、資源エネルギー庁などではエアコンのほうがテレビよりずっと消費電力が大きいとする試算も出しているが、根拠やデータはあいまいで、どうやらテレビがつけっぱなしという国民生活の実情を無視していると思われる。

 実際には午後2~4時の時間帯別総世帯視聴率(平成10年度調査)は約30%とされる。つまりテレビを観ているのは全世帯の3割ということだ。全国の世帯数は約5092万世帯(2010年国勢調査)なので、テレビを観ている世帯は約1527万世帯。そのすべてでテレビを消せば、本誌試算のテレビ消費電力(148W)なら約226万kW、野村総研試算(220W)なら約336万kWも節電できることになる。

 ちなみに、昨夏の東電の最大供給量が約5600万kWだから、これは非常に大きな数字だ。

 新聞も「テレビに配慮」

 駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部の山口浩教授も、このデータに注目している。山口教授は最近になって、自身のプログに「夏の電力ピーク時にテレビ放送を休止してはどうか」というタイトルの記事を書いた。
「節電を真剣に考えた場合に、カギになるのはテレビとエアコンです。電力需要がピークになる午後2~4時に放送を休止すれば、相当な節電効果が見込めます。テレビのニュースや情報番組は〝この夏を頑張って乗り切ろう〟という割に、〝テレビを消す〟という選択肢をあえて避けている。もちろんテレビを重要な情報源ととらえている人もいるでしょうから、すべての局で放送を止めろとまではいわない。しかし議論の狙上にすら載せないのはフェアではない」(山口教授)

 テレビ番組内で「節電対策としての放送休止」に言及したのは、本誌が調べたところ1例のみ。

 電力需要ピークの午後2~4時といえば、どの局も、不要不急のワイドショーを垂れ流すか、ドラマの再放送で枠を埋めているだけだ。放送休止しても国民が不利益を被るほどではない。

 昨夏、節電のためにエアコンを使わなかったことで、熱中症を発症する人が続出した。「テレビを消す」という選択肢をテレビ局が隠し続けることは、結果的に人命をも危うくする。

 系列にテレビ局を持つ新聞も「テレビを消そう」とは呼びかけない。

 テレビ各社に、なぜ「テレビを消せばエアコンの1・7倍節電できる」と報じないのか訊ねた。

「日頃から全社を挙げて節電に取り組んでいます。視聴者の皆様ご紹介して参ります」(テレビ朝日広報部)

「視聴者のみなさ訂には、昨年に引き続き、番組を通じて、様々な節電の方法、電力状況などについてお伝えしてまいります、また、当社においても、昨年同様全社をあげて節電に努めています」(TBSテレビ総務局広報部)

 などと、判で押したように同じ答え。こちらの問いに真っ向から反論したのは、大飯原発の再稼働に突き進む関西電力の本拠地・大阪の読売放送だ骨だった。

「テレビを消すという情報を発信していないといいますが、〝使っていない家電は消す〟ということは、どの番組でも繰り返し伝えています。電力需給の問題や災害速報も放送する中で、一律に消せという話はありえない」(総合広報部)

 ならばお得意の「街の声」を取材してみればいい。真夏の日中、エアコンを2時間切るのと、テレビを1時間消すのと、どちらが楽か、苦痛かを。

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途中省略……えっ!?

私は、計画や予測をするのが趣味のような人間だが、その予測が当たったためしはない。趣味で易などもやるが、まあ、それも思考補助の道具であって、それで未来が確実に予測できるなどとはもちろん考えていない。そもそも、運命という奴は、誰の予測をも見事に外す形で実現することが多いのである。だから、私が予測をするのは、その行為自体が面白いからである。競馬などをやる人間なら、この気持ちは分かるだろう。レースの勝ち馬を予測するという推理行為の楽しさ自体が競馬の面白さの本質であって、それが当たるか外れるかなどは二の次三の次の問題なのだ。

ここまでは前置きである。というより弁解だ。
前回、私は、「梅ちゃん先生」の現在の登場人物たちが楽しくて面白いから、できるだけゆったりと話を進めて楽しませてほしいと書いた。
で、そう書いた次の朝、つまり今朝だが、話はいきなり4年後だか5年後だかに飛んでしまったのである。
もう、がっかりもいい所である。
これでは、せっかく馴染んできた梅子周辺の人物たちの面白さを味わうこともできないではないか。役者たちにとっても、自分の演じる人物に慣れて、いよいよ個性を発揮できるかと思っていたら、いきなり4年後に飛ぶ、では演技に困るだろう。
ドラマというものは、現実に起きるようなことを現実と同じように詳細に描くわけにはいかないから、省略が付き物だが、ドラマの一番面白くなりそうな部分を端折ってはいけない。まあ、今後のドラマに、今以上の面白い話を構想していて、早くそこに行きたいというのなら、話は別だが。
そうなることを期待することにしよう。

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妾を持つのも男の甲斐性、と昔は言った

今日の「梅ちゃん先生」は、梅子の兄が惚れている女が、ヤクザか何かの妾になろうとするのを梅子が阻止しようとする話であった。
まあ、これは梅子の勇み足であり、戦後の過酷な状況の中では、生きるためならヤクザや小商人の妾になるというのも立派な選択肢である。妾はけしからんとか、可哀想だとかいうのは、少々現代的すぎる発想ではないだろうか。
他人の数倍金を稼いでいる男なら、妻以外に妾を四五人持つほうが、よほど社会の役に立っているわけだ。それで生活できる女やその家族がたくさんいるわけだから。生活保護申請を門前払いするようなお役所よりも、よっぽど社会福祉的事業である。
現代でも、もしも女が一人で生活できないような状況になれば、妾とか二号とかになるという選択肢があればいいのだが、残念ながら、「妾斡旋所」などは無いから、生活に困窮して自殺したり一家心中したりする女性や母子家庭が出てくる。
ときどき、テレビでそういう母子家庭のドキュメンタリーなどを放映するが、テレビ局自体がそれを救うことはないし、どこかの金持ちがそれに同情して金を出すということもない。全国に無数にいる困窮者を、わずかな篤志家が救うことも不可能だろう。
「同情するならカネをくれ」という名セリフがあったが、本当は同情よりも金よりも、困窮者を救うための実効的な社会制度の確立が必要なのである。

それはともかく、「梅ちゃん先生」は、まず梅子の周囲の男たちが馬鹿で面白い。私は初対面で梅子の姉に求婚し、それを断られるとすぐに梅子に求婚して断られた、あの馬鹿な大学生が大好きだし、最近登場した頭の固い理系大学生の松岡も好きである。
それに、梅子の仲間の女子大生もみんな個性的で面白い。図々しかったりわがままだったり、母性的だったり、ヌボーッとしていたり、それぞれに可愛い。やっとそれぞれの個性が確立してきたところだから、あまりドラマの展開を急がず、しばらくは面白おかしい青春ドラマを楽しませてほしい。
ついでに言うと、梅子の母親の南果歩も可愛いお母さんだし、お婆さんの倍賞美津子はカッコいいお婆さんである。眺めているのが楽しい女優陣だ。

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運命の女神はいい加減な男が大好き

今日はただの雑談。
世間は金環蝕(ってこういう字だったかな? ワードの辞書では一発で出てこない。まあ、ワードは毛唐の作品だから日本人の使い勝手などまったく考慮していないのだが)でかしがましいが、私? もちろん見ましたよ。しかも家の玄関という特等席から。一階が駐車場で、二階が玄関というよくあるタイプの安建築だから玄関から空が見やすい。しかも東方向は特に見やすいので、特等席(今、この字を出すのに、最初は一発で出たのに、二度目は出てこないというのもワードの素晴らしさだ。馬鹿じゃないの?)なのである。
150年に一度だとか、数百年に一度だとかいう金官職(いや、まあ、官職は金になるだろうけど、それを言っちゃあおしまいでしょう、ワード君)、じゃない、金環蝕と言うのだから、へそ曲がりの私でも見ますよ。私に輪をかけてへそ曲がりの娘は金環蝕の間、それを無視して悠々と朝風呂に入っていたが。
でまあ、世紀の天体ショーを見たわけだが、まあ、あらかじめ与えられていた情報通りだね、というわけで、現代人は実物を見る前からその物事についての情報を膨大に与えられているので、実物に触れた感動など、それほど無いのである。
ついでに言うと、観察用メガネなど買ってません。サングラスを重ねれば、まあそれほど目は痛めないし、特にピーク時にはうまい具合に薄雲がかかっていて、裸眼でもはっきり観察できたのだ。
その一方、最適観察地点を求めてはるばる遠征した人、道具を揃えて待っていた人の中には、気象状況が悪くて観察できなかった人も多いようだ。
世の中はそんなものである。だいたいにおいて、準備万端整えてやろうとすると空振りになることが多いというのが私が長年生きて得た人生知の一つだ。

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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