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玄人は信頼できるか? (4月13日追記)

井口博士のブログから転載。
念のために言うが、私はSTAP細胞の件では否定派擁護派どちらの陣営にも与しない。どちらかと言うと小保方さんのような「素人の挑戦」のほうに同情的だが、彼女自身は自分を素人だなどと言われたら怒るだろう。しかし、この案件は「素人対玄人」という観点で見るのが正しいと思う。
彼女の論文でのミスは「不正」として扱うべきではないし、不正ならば、むしろ小保方さんを利用しようとして、それに失敗したらトカゲの尻尾切りで小保方さん一人を犠牲にしようとした理研側の方がよほど悪辣だと思っている。
要するに、「専門家」ギルドが利益集団でしかないことから派生した問題である。つまり、下の井口博士と私は同意見だ、ということだ。井口博士は一応は専門家でありながら、専門家ギルドに対して常々批判的な意見を述べてきた。専門家である以上は、「科学の素人」である小保方さんにも厳しいことを言っているが、素人玄人両側に対して厳しいのだから、それは公正な態度だとも言えるだろう。「フルメタル・ジャケット」で、新兵を鍛える指導教官が、「俺はニガーもユダ公も※人も※人も差別しない。みんな同様に無価値だ」と言うが、その教官みたいなものである。(笑)
それはさておき、「標準科学」で市民権を得ている「ブラックホール」「ダークマター」「ビッグバン」「超ひも理論」etcは仮説でしかないのに、いかにも真理であるかのように扱われ、大きな顔をしているのが私には馬鹿馬鹿しく思われる。その中にiPS細胞やSTAP細胞を入れるかどうかはまだ判定する時期ではないだろうが、いまだ検証されたわけでもない「ダークマター」や「ブラックホール」などは平気で受け入れながら、小保方事件にはあれほど厳しい世間というものも「専門家ギルド」への盲目の信頼で頭を毒されているのではないか。




(以下引用)



さて、そこで本当の問題はなにか?

というと、実は、その科学者の方に問題があるのである。あまりこのことは知らされていない。日本でも世界でもこういう問題をあからさまに批判してきたのが、私を含む若干名程度のものだが、最近では、例のフランスのJPプティ博士もその1人である。

つまり、科学者が増えすぎて、競争が激しくなりすぎて、研究職や大学職を得たかったり、有名になりたかったりするにつれ、一種の「売名行為」や「はでな命名」の言葉や概念を弄するようになったということである。

たとえば、いわゆる表の科学の「標準科学」の分野ではこんな感じ。

宇宙論では、ブラックホール、ダークマター、ビッグバン、。。。。。。
素粒子論では、超ひも理論、万物理論、隠れた次元、10次元、。。。。。
物性では、量子コンピュータ、光コンピュータ、。。。。。
分子生物学では、iPS細胞、STAP細胞、不老不死、。。。。。

などなど、ジャーナリスティックなウリナラファンタジーのような美辞麗句が続くわけである。

かたや、我々かなりアウトサイダーの研究分野ではこんな感じである。

反重力、テスラ波、フリーエネルギー発電機、空飛ぶ円盤、UFO、放射能除去装置、。。。。。。


実は、一見すると、どれもが「夢の様な科学」の雰囲気を持っている。方や、下の方の私が研究中の分野はオカルト的な怪しい空気を醸し出す。

なぜか?

ここが問題なのである。

上の標準理論の世界では、儲かるのは大企業。下の系列では損するのが大企業だからである。だから、わざわざそういうふうに一般人を「洗脳」しているのである。大企業や学会が認めないものは、事実無根のオカルトだよってナ。

ところがどっこい。

実際には、上で上げたものでは、iPS細胞以外はどれひとつ完成していないのである。本当の意味で証明されたものは何もないのである。iPS細胞とて、同様。人に施してみるには問題が山積みなのである。あくまで可能性の世界に過ぎない。

つまり、何をいいたいかというと、「可能性の世界に過ぎない」ものがあたかもすでにそれがそこに本当にあるかのように思っているということなのである。嘘も百回言えば真実になる、というどこかでよく聞く話と同じなのである。

物事は、ある言葉とその定義によって解釈する。だから、さまざまな解釈があり得る。が、その中で自分に都合いい解釈だけを認めて、それを金と権力でゴリ押しする。そういう傾向がひどくなったということなのである。

ブラックホールはあくまでアインシュタイン理論の解にすぎない。これは単なる数学式だから、この元のアインシュタイン方程式が間違っていれば、もちろんブラックホールはもともこもない。アインシュタイン方程式は、特殊相対性理論の延長だから、エーテルが存在しないということが前提になっている。だから、もしこの宇宙にエーテルが希薄であっても存在すれば、それで終わりである。

なぜかこういうことを言わない。

同様に、ひも理論はそのアインシュタイン理論を前提にしている。だから、結論は、以下同文であろう。

逆に、今度は、私が研究しているようなものは、エーテルがあれば、すべて正しくなる。つまり、標準理論とは裏腹の関係にある。いわば、カウンターサイエンスなのである。だから、オカルトではない。双対的なのである。

したがって、可能性の世界で考える限りでは、どちらにも分があるのである。

さて、STAP細胞も同様である。これは、韓国のウリナラファンタジーのようなもの。偽ユダヤのシオニックファンタジーの一種なのである。嘘も百ぺんつけば真実になる。京都に「百万遍」というところがあるが、百万回も嘘をつけば、もう真実のようにマスゴミ世界では振る舞うのである。我々は偽ユダヤ人のついた嘘や共産支那人のついた南京大虐殺捏造や韓国人のついた従軍慰安婦捏造のうそで懲りているはずであろう。

しかしながら、これが科学の世界でも同じだということは、「2つの文化」の平凡人の文化に住む人にはなかなかわからないのである。

ダークマターなんていうものは、STAP細胞と同じで、あったらいいなというような仮説に過ぎない。

だから、それを証明するのである。

元来科学者ほど「保守的人種」はいないもので、実験的に証明されず、理論的論理的にも証明されず、ましてや計算も出来ず、再現もされず、というような言説は一笑に付されてしまうのである。バカにされて終わりである。見向きもされない。

だから、寝食削ってまでして、計算や数学的証明に明け暮れるのである。実験家なら実験的証明に明け暮れるわけですナ。

きっとこの時の努力の様や集中力の様をみれば、人はクリスチャン・ロナウドの高等サッカー技術を見た以上の感銘を受けるに違いない。それほどに集中するのである。

岡潔博士に至っては、3日寝ずで考えたというほどである。こんなことが、ロナウドにできるか?私には出来ない芸当である。

本当に真実を見つけた人なら、あらゆる質問や疑問に対して、簡単明瞭に過不足無く瞬時に答えられるものである。

泣きわめいて感情に訴えたり、怒ったり、そういうことをする必要はないのである。

センセーショナルな美辞麗句は詐欺の十八番、常套手段である。同様に科学においても、あまりにファンタスティックな美辞麗句のついた概念には要注意なのである。それは、標準科学であろうが、オカルトであろうが、カウンター科学であろうが、同じことである。

しかしながら、科学者の科学者たることは

我々は歴史に学ばない

ということなのである。いつの日か空飛ぶ円盤を作ってみましょう、という心意気である。

そのためにこそ、地道に証明や再現実験が必要なのである。そういうことを一つ一つ積み重ねていく以外に道はないのである。

俺はそう思うがナ。まあ、俺にはどうでもいいことだがナ。






(4月13日追記)「五十嵐仁の転成仁語」から転載。大学にいた人間からの指摘であるだけに、他の論者には無い、鋭い視点であると思う。つまり、「小保方事件」は、現在の大学や研究施設が政府に依存した経営をしている限り、繰り返される問題だ、ということだ。

4月12日(土) 小保方さんの問題は大学政策の歪みによって生じたのではないか [教育]

 小保方晴子さんの問題というのは、新型万能細胞「STAP細胞」についての論文をねつ造したのではないかという疑惑を招いている件です。いずれこのような問題が生ずるのではないかという心配は、大学関係者であれば以前からあったのではないでしょうか。
 というのは、大学政策の大きな変化によって任期制や競争の激化、成果や業績による研究費の配分、そのための事務手続きの煩雑さなどの問題が生じ、研究テーマや研究内容、研究者の処遇などが大きな影響を受けてきたからです。

 小保方さんも任期制の職に就いているといいます。この間に研究成果を上げなければ、次の職に就けません。
 このような状況に置かれている研究者は、短期間に論文などを書いて業績を上げなければならず、それを考慮してテーマなどを選択することになります。長期的で基礎的な研究が手薄になり、研究面でも焦りが生ずることは避けられません。
 今回の問題でも、以前書いた論文や写真の使い回し、コピーの貼り付けなどの問題が指摘され、そのような不備があったことは小保方さん自身も認めています。それは故意ではなかったというのが小保方さんの弁明ですが、そのような不備を生じさせた暗黙の圧力はこのような研究環境から生じたように思われます。

 同じようなことは、理化学研究所についても言えます。競争を勝ち抜いて評価されるためには、成果と業績を上げることが要求されるからです。
 多額の研究費の配分を受け有利な研究環境を獲得するためには、世間をあっと言わせるような研究成果を上げなければなりません。小保方さんのSTAP細胞についての研究は注目を集めている再生医療の分野での業績であり、政府が後押ししている成長戦略にも合致し、格好の研究成果だと考えられたことでしょう。
 しかし、これは今回の問題によって裏目に出てしまいました。昨日、下村文科相は閣議のあとの記者会見で、理化学研究所を「特定国立研究開発法人」に指定するのに必要な法案について、不正防止策の内容が不十分な場合は今の国会への提出が見送られる可能性もあるという認識を示したからです。

 今日の大学と研究所、研究者のすべてが、このような厳しい競争にさらされています。それは研究を促進させ、業績と成果を高める目的で導入されたものですが、実際には逆効果を生み出しました。
 科学研究費補助金をどれだけ申請し、どれほど獲得できたかが評価の対象になり、それによってどのような研究が発展し、どれほど成果が上がっているかはさして問題にされなくなったからです。そうなると、短期間に成果が上がり、注目を集めるようなテーマを選択しがちになるも当然でしょう。
 研究内容を評価することは簡単ではなく、論文の数だけで測ることはできません。しかし、だれにでもわかる尺度が必要ですから、そのような形で成果が比較されがちになるのも避けられません。

 このような環境の下では落ち着いた基礎的な研究は軽視されるようになります。アカデミズムの世界で評価対象とされることの少ない社会的な活動は敬遠されがちになるのも当然でしょう。
 論文を書くよりも、研究計画を立てたり科学研究費補助金の申請書を作成したりすることの方に時間と精力を取られるなどという倒錯も生じます。研究者自身がこれらの事務作業に忙殺され、しかも激しい競争にさらされていれば、若手研究者に対する指導がおろそかになります。
 このような問題の積み重ねのなかで、今回のような問題が生じたのではないでしょうか。それは偶然ではなく、以前から問題点が指摘されていた大学政策の歪みが具体的な形をもって発現したということになるでしょう。

 今回の問題については理研と小保方さんの双方の主張が対立しています。それを判断する材料を私は持っていませんが、疑惑を晴らすための最善の道はSTAP細胞を再現することであるように思われます。
 すでに「私自身、STAP細胞の作製に200回以上成功している」というのであれば、あと1回、このような細胞を生み出すことは簡単でしょう。そもそも、STAP細胞の特性とは、これまでのものより作製法が格段に容易であるという点にあったのですから……。






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魔子への歌

大杉栄の「日本脱出記」は、洒脱な名文で、伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」を思わせる風情がある。ぜひ、文庫本化して、多くの人に読ませたい文章である。もっとも、すでに文庫本化されているかもしれないが。
その中では、パリの牢屋の中でのノンシャランな物思いを書いた「牢屋の歌」の部分が面白いが、長くなるので、同じく牢屋の中で、自分の6歳の娘、魔子(この命名も凄いね。緑魔子という女優もいたが)に宛てて書いた詩だけ引用する。(「スパスパ」の後半は繰り返し記号、つまり踊り字だが、ワードには該当する踊り字が無いので、表記を変えた。)
なお、パリの牢屋ではこの詩の通り、料理の差し入れが許され、酒、タバコも自由であったようだ。日本の牢屋とは大違いのようである。




魔子よ、魔子
パパは今
世界に名高い
パリの牢やラ・サンテに。

だが、魔子よ、心配するな
西洋料理の御馳走たべて
チョコレトなめて
葉巻スパスパ ソファの上に。

そして此の
牢やのお陰で
喜べ、魔子よ
パパは直ぐ帰る。

おみやげどっさり、うんとこしょ
お菓子におべべにキスにキス
踊って待てよ
待てよ、魔子、魔子。









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淘汰される職業、されない職業

「think outside the box」から転載。
英語で書かれた職業のほとんどは私には分からないが、自分で調べれば、若い人には役に立つこともあるだろう。もっとも、アメリカと日本では国情がだいぶ違う。
アメリカで起こったことは10年後に日本でも起こる、と言われた時代もあったが、たとえばセラピストのような職業は日本では成り立たないような気がする。そもそも、ああいう商売がアメリカで成り立っていること自体が私には理解し難いのだ。だいたい、テレビドラマに描かれるセラピストの治療場面を見ても、患者の不平不満や愚痴を聞くだけで金を貰っている商売だ、としか思えない。おそらくアメリカ社会の中ではセラピストにかかること自体がファッションであり、ステータスシンボルの一つとして成り立っているのだろう。もちろん、セラピストにかかるのは高い給与を貰っている連中だけに許された贅沢だ。日本のように、大半が貧乏人という社会ではどうなのだろうか。まあ、戦略次第では可能性があるかもしれないし、世間のほとんどの人間がキチガイという社会(311以降の社会状況を見ていれば、そうとしか言えないだろう。)では潜在的需要自体は大いにあるとは言える。

べつに、下のリストは読まなくても、

機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残る

という基準で判断すれば、日本の仕事の中で何が残るかは自分で分かるだろう。
たとえば、自動車自体は海外生産されるが、自動車を操縦する人間は、日本の運転免許を取らねばならないから、まだまだ日本人の需要があるわけだ。それが特殊自動車になればなおさらだ。
これからは、頭脳労働(詐欺師とかね)ではなく、肉体労働の時代ですよ。若者よ、体を鍛えておけ。まあ、「頭を使う人間は人を使い、体を使う人間は人に使われる」というところが難点ではあるのだが、社会の最上層にいないかぎり、人に頭を下げるのは結局はどの仕事でも同じことだ。




(以下引用)



2014-04-08

コンピュータ化時代の職業選択




【ドローン革命と「第四惑星の悪夢」】では、コンピュータが人間の仕事を奪う状況について見ましたが、その関連として、仕事がコンピュータ化される確率を推計した論文を紹介します。
•The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation? (Oxford Martin School, University of Oxford)

アメリカの雇用の47%に、コンピュータに取って代わられるリスクがあると推計されています。特にリスクが高いのが、運輸・物流、事務・管理の補助業務、生産の分野だということです。下は、椅子取りゲームに勝ち残るアドバイスです。


For workers to win the race, however, they will have to acquire creative and social skills.

機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残るので、いわゆる「コミュニケーション力」の重要性がますます高まるということでしょうか。「内向的な男」には辛いことになりそうです。
•非婚化・少子化とローリスク・ローリターン志向
•先進国を立ち枯れさせる「若者が成長できない症候群」
•「無敵の人」が増加する脅威

APPENDIXから、コンピュータ化されにくい低確率グループと、されやすい高確率グループを引用します。これからも長く働かなければならない人の、職業選択の参考になるかもしれません。

低確率12職種:ヘルスケア関連職が目立ちます。
•0.0028 Recreational Therapists
•0.003 First-Line Supervisors of Mechanics, Installers, and Repairers
•0.003 Emergency Management Directors
•0.0031 Mental Health and Substance Abuse Social Workers
•0.0033 Audiologists
•0.0035 Occupational Therapists
•0.0035 Orthotists and Prosthetists
•0.0035 Healthcare Social Workers
•0.0036 Oral and Maxillofacial Surgeons
•0.0036 First-Line Supervisors of Fire Fighting and Prevention Workers
•0.0039 Dietitians and Nutritionists
•0.0039 Lodging Managers

高確率12職種 :数字やデータを扱う仕事が目立ちます。
•0.99 Data Entry Keyers
•0.99 Library Technicians
•0.99 New Accounts Clerks
•0.99 Photographic Process Workers and Processing Machine Operators
•0.99 Tax Preparers
•0.99 Cargo and Freight Agents
•0.99 Watch Repairers
•0.99 Insurance Underwriters
•0.99 Mathematical Technicians
•0.99 Sewers, Hand
•0.99 Title Examiners, Abstractors, and Searchers
•0.99 Telemarketers

ちなみに、economistsは0.43で282位でした。



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死刑なんて生ぬるいんじゃね?

「2ちゃんねる」系のサイトから転載。
死刑制度については、コメント13の意見はなかなか鋭いと思うが、しかし日本という「非法治主義社会」、つまり権力が恣意的に法を運用している社会では、冤罪の可能性があまりに高すぎて、今の状態では死刑存続(肯定)論には賛成しがたい。そして、ビートたけしの意見に近いかもしれないが、死刑が社会的に最適な「極刑」だとも思わない。もちろん、国家経済的に言えば、無期懲役も金の無駄遣いである。
私が提案するのは、入れ墨、手足や耳・鼻の切断などであるが、後者は単に事故で不具になった人間が犯罪者と間違われる恐れがあるから、入れ墨刑と併用するのがいいだろう。ファッションのタトゥーとの区別が難しい? まあ、親から貰った大事な体にタトゥーなど入れるような阿呆どもにかまう必要はない。
終身刑と強制労働との併用も悪くない。ただし、犯罪者に食と住を与えるのは刑罰にならない、という意見もあるだろうから、職にありつけず、食と住を求めて監獄に入りたいために罪を犯す人々は、「自己申告」によって、特に罪を犯さなくても監獄に入れるようにすると良い。これこそ今の日本に最適な「福祉政策」でもある。(笑)なお、昔のイギリスには「破産者監獄」というようなものがあって、破産した人間を家族とともにそこに収容したという。日本でもそういうものが必要だろう。あるいは「救貧院」というものもあったようで、これは「年越し派遣村」の親戚だと言える。 
ところで、日本を半分滅ぼした「原子力村」の東電や官僚たち(ついでに小泉、竹中)はまだ起訴されないのかね? 当然、死刑相当のはずなのだが。殺した人間の数から言えば、一人当たり、10回ずつ死刑になってもいいところだが、人間は一度しか死刑にできない、というのが死刑制度の欠陥だ。



(以下引用)

ビートたけしが死刑制度に異論 「死刑が極刑とは思えない」「被害者遺族が刑執行のボタンを押すのはどうか?」

1:ぱぐたZφ~社会篇◆FdDsU0B5ivx5 2014/04/08(火)22:38:59 ID:???
ビートたけしが死刑制度に異論 「死刑が極刑とは思えない」「被害者遺族が刑執行のボタンを押すのはどうか?」

7日放送の「TVタックル」(テレビ朝日系)で、ビートたけしが犯罪者の更生や死刑について意見を述べた。

同番組は「日本の死刑制度どう考えますか!?」をテーマに議論をする構成で、世界的には死刑制度が廃止に向かう中、日本ではいまだ85.6%が賛成している現状が紹介された。

番組冒頭で、たけしは「死刑というのはダメなんですよ。それは、死刑が極刑とは思えない。そんなんじゃすまない」と、日本の死刑賛成多数の現状に異論を唱えた。

罪を犯した人にはもっと生きてもらい、人間とはなにか?命とはどういうものなのか?を学ぶ意味では、死刑ではなく終身刑のほう適しているのではないかとした。

さらに「中には(自分が)死にたいから、人殺しして殺してくれってやつが出てくるとこれどうなんだっていうことになってね。人権とかそうじゃなくて、もっと更生のさせ方が、もっと罰せられる方法があるんじゃないかと」と話した。

スタジオでは賛成派と反対派に分かれ、議論が展開されたが、実際に拘置所内で刑を待つ死刑囚や、刑が実行される様子など、ショッキングな内容も紹介されていた。

〈以下略〉

ソース
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/8715787/



 

     
3:名無しさん 2014/04/08(火)22:41:18 ID:Hcl8H6RH7
でも終身刑に使うお金とか考えるとコロコロしたほうがいいんじゃないかって思う
4:名無しさん 2014/04/08(火)22:42:28 ID:Mfjzr2K1d
仇討ちの復活だろ。
近代国家において、いかなる仇討ちがありうるかを論じるべき。
5:名無しさん 2014/04/08(火)22:46:31 ID:Rww1L162u
終身刑を与える価値もないやつが居るんだよ
6:名無しさん 2014/04/08(火)22:47:40 ID:ICxpt7iU6
(*´ω`*)間を採って、拷問付き終身刑でお願いします。
7:名無しさん 2014/04/08(火)22:49:29 ID:WwXtKqzS4
>「中には(自分が)死にたいから、人殺しして殺してくれってやつが出てくるとこれどうなんだっていうことになってね。

安楽死合法化しようぜ!
9:名無しさん 2014/04/08(火)22:51:43 ID:pYRRalXjy
死刑絶対反対!
人類にはまだ克服できない病気がたくさんある
人体実験用の「丸太」として人類全体のために利用するべきだ
10:名無しさん 2014/04/08(火)22:53:05 ID:8A9Y2iyYe
執行のボタンはネットに公開。
時間になると押せるようになる。
間違いなくポチる奴殺到。
12:名無しさん 2014/04/08(火)23:08:23 ID:8AIgonNzO
人権剥奪こそ極刑だろ
13:名無しさん 2014/04/08(火)23:08:39 ID:ZYJLObeiR
■冤罪の可能性がある
すべての刑罰に冤罪はあるので死刑に限って反対する理由にならない。
さらに現行犯も死刑にできなくなる矛盾。
■命は取り戻せない
取り戻せないことを論点にするなら時間も取り戻せない。
ならば懲役も反対しなければダブルスタンダートである。
■死刑廃止は世界の潮流である
嘘。死刑廃止は90国、死刑存置は97国。
さらに、潮流とやらで内政を決定しなければならない理由は主権国家である以上まったく無く、
仮にそうならば真っ先にあなたは9条の廃止と軍隊を持つように主張しなければダブルスタンダートである。
■抑止力が無い
嘘。非常に大きな抑止力があると証明されている。(一件執行されるたびに殺人が5件減少する)
■国が殺人を容認するのはおかしい
刑罰は殺人では無い。正当な司法である。ならば懲役は監禁、罰金は恐喝になる。
■犯罪者にも人権がある
自然権以外の人権は国が保障したものであり国の法に反した者の人権を制限することは何も矛盾が無い。
■終身刑でいいだろ
日本の刑務所は"満員"を超えて116%の収容率になっている。場所が足りない。税金も無駄。
さらに、死刑になるような凶悪犯罪に対する罰がその程度では国民が納得しない。
国勢調査で8割の国民が死刑を望んでいると出ている。
■自分がいつか殺人を犯すかもしれないだろ!
犯しません。普通は加害者になることよりも被害者になることを心配します。
■刑務官がかわいそう!
職業選択の自由が日本にはあります。
■野蛮!
日本は世界のどの廃止国よりも犯罪率の低い国です。ちなみに廃止国は現場で射殺しています。
日本では正当防衛で撃っただけで問題になります。
29:名無しさん 2014/04/08(火)23:56:10 ID:sslX7DSn5
>>13
一番最後目から鱗だわ
確かにそうだよな
15:名無しさん 2014/04/08(火)23:09:46 ID:FIaBnNsn8
冤罪がなければ
死刑囚の人権なんて無視して
モルモットが最適なんだけどね
16:名無しさん 2014/04/08(火)23:12:02 ID:GDOTwcBds
人権尊重で死刑反対って意見が嫌なんで、
人権じゃなく死刑より生かしたままで死刑よりももっと苦しめる極刑というならありだな。
18:名無しさん 2014/04/08(火)23:16:51 ID:zjwYmw8Kn
もしも自分の身内に危害が及んだら、喜んで加害者の首に縄掛けて引き摺ってやる。
一瞬じゃ終わらせない、ジワジワとな。
19:名無しさん 2014/04/08(火)23:22:32 ID:2NIcQgsix
うっせーな
奇を衒った解決法なんて要らねーよ
反対派の主張なんて言い掛かりなんだから奴らは納得させなくておk
20:名無しさん 2014/04/08(火)23:23:35 ID:tKRrFZ3uW
人権剥奪して過酷な強制労働をさせるのが一番役に立つ極刑だと思うが
21:名無しさん 2014/04/08(火)23:27:39 ID:YNBUbpyW2
いや、自分の手は汚したくないわ
なんで死刑囚のクズのために嫌な思いしなきゃなんないのさ
23:グナッシー 2014/04/08(火)23:35:43 ID:qxErD3aBV
>>21
おいらが肉親殺された遺族だったら、刀で切り刻んでやりたいがね。 

ボタン押させてくれたら有りがたいよ。
22:名無しさん 2014/04/08(火)23:34:04 ID:708IAc06P
仇討ちっていうのは少しでも相手と戦って止めを刺すから意味があるのであって
袋かぶって椅子に縛られてる奴をスイッチ一つでやっても気は晴れないと思う
24:名無しさん 2014/04/08(火)23:36:27 ID:zPUOPXmvE
東南アジアで地雷10個除去したら死刑から仮釈無しの無期懲役に減刑とかすればいい
25:名無しさん 2014/04/08(火)23:47:41 ID:pnD8Vzu0p
自己の欲や利益の為に他人の生きる権利を奪っておいてのうのうと生き長らえるなんて許せない。
死刑反対の人間て被害者の人権をどう捉えているのか疑問。
これじゃほんとに殺ったもんの勝ちみたい。
26:名無しさん 2014/04/08(火)23:49:12 ID:SOcrCMKSA
反対派の人権派弁護士JJIはいかにもサヨクっぽくて、
鳩山(弟)に向かって「あなたね~」って言ってた。
自分は先生と呼ばれたいが、他人を先生とは呼びたくないんだなと思った。
27:名無しさん 2014/04/08(火)23:52:35 ID:6nQU95b8w
>たけしは「死刑というのはダメなんですよ。それは、死刑が極刑とは思えない。そんなんじゃすまない」

同感。
30:名無しさん 2014/04/08(火)23:56:27 ID:w3eAyg5WH
死刑でいいよ、年間で300万もかかるんだぜ?
一人養うのにさ
40:府肉◆HUNIKUxL/w 2014/04/09(水)00:08:17 ID:PucTEkqGN
>>30
まあそれは大げさに言ってる数字だけどな
実際は100万以下
32:名無しさん 2014/04/08(火)23:58:15 ID:pYRRalXjy
自分の子供を殺されて、反対派から賛成派に豹変した弁護士がいたような
死刑がなかったら光市事件の被害者は犯人を殺すだろうね
33:名無しさん 2014/04/08(火)23:58:30 ID:dRSmZxJPv
目には目を。今は贖罪までリーズナブル過ぎる。
34:名無しさん 2014/04/09(水)00:01:26 ID:exZWGYBzr
死んだ方がマシという辱めを与え続けるってのはどうだ?
38:名無しさん 2014/04/09(水)00:06:55 ID:nbqgpwoUa
>>34
グアンタナモのような収容所を作るか、脳みそ弄って自由意思を無くしたうえで
死ぬまで肉体労働に従事させる動物にするかどっちかだな。

死刑より重い刑が作られなければ死刑はなくならんよ。
35:名無しさん 2014/04/09(水)00:04:50 ID:iV05CGEJB
もし俺が家族を殺され、
犯罪者の死刑ボタン押せるなら、
高橋名人並みに連打するわ。
41:名無しさん 2014/04/09(水)00:10:10 ID:U11FWlZRC
>>35
いやいやw
押すよ?押さないよ?どーしよっかな?
これを繰り返して精神的苦痛を与えつつ殺す
36:名無しさん 2014/04/09(水)00:05:04 ID:S5wKLy7Wb
なんで反日左翼が死刑反対してるんだろう
日本人を大量虐殺する計画でもあるの?
37:名無しさん 2014/04/09(水)00:06:48 ID:iV05CGEJB
>>36
ヒント
犯罪者の大半がテョン
オウムや日本赤軍の残党。
39:名無しさん 2014/04/09(水)00:08:03 ID:S5wKLy7Wb
>>37
あーそういうことかw
42:府肉◆HUNIKUxL/w 2014/04/09(水)00:10:34 ID:PucTEkqGN
犯罪者を出した一族に責任が及べば自浄作用が生まれる気がする

ただ、どうしようもない理不尽に遭遇した時犯罪に手を染めることもあるとは思う
自分勝手な池沼が起こす犯罪とは質が違うものってあると思うわ
そういう人はだいたい自決してしまうことが多い気がするが
45:名無しさん 2014/04/09(水)00:13:41 ID:DA5yQ3BNs
>>42
東野圭吾の『手紙』がそんな内容だったよ
殺人犯した兄のせいで仕事も友達もなくして苦悩する話
48:名無しさん 2014/04/09(水)00:26:35 ID:K8QOqmv3Q
死刑・人体実験刑で生き残ったら終身刑・人権剥奪刑を本人に選択させればいいんじゃないの?

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聖書「雅歌」より





・視よ 冬すでに過ぎ 雨もやみてはや去りぬ もろもろの花は地にあらはれ 鳥のさへづる時すでに至り 山鳩の声われらの地に聞こゆ






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ブラック官兵衛

「紙屋研究所」から一部転載。
省略した最初の部分は、NHKの「黒田官兵衛」が視聴率的に苦戦しているという話から始まって、そもそもなぜ黒田官兵衛レベルの人物をなぜ大河ドラマの主人公に選んだのか、という疑問を呈している。そのあたりも面白いのだが、おそらくプロの書き手である管理人氏の文章を全文コピーするわけにもいかないので、後半だけ転載した。
吉川英治の「黒田官兵衛」(題名もこうだったかは忘れた)を少し前に読んだ(NHKがドラマ化するというニュースを知る前である)ために、黒田官兵衛の名前は私には親しいものとなっていたので、NHKのドラマ化の結果がどうなるかにも関心はあったのだが、最初のあたりを瞥見すると、意味不明の色事(恋愛沙汰)に長々と時間を使っているようで、まったく見る興味を無くしたものである。ドラマというと色事(恋愛)を入れないと成立しないという、ハリウッド映画式、あるいはアメリカテレビドラマ式の思想が、日本の時代劇や歴史ドラマまでいかに毒しているか、ということである。アメリカのドラマ(たとえば「ユーレカ」など)は、地球が破滅するかという危急の際でも、それに立ち向かうべき主人公の男と女がいちゃいちゃしたり、痴話喧嘩ばかりしているので、見ているこちらは腹が立つばかりである。私はかつて、「スーパーマン」のテレビ放映を友人たちと見ていて、地球の危機を前にして自分の恋愛だけにかまけているスーパーマンにあきれ、「愛は地球を滅ぼす」と言って、友人たちに大うけしたものだ。(これは、当時の「24時間テレビ」の「愛は地球を救う」というキャッチコピーへの皮肉。)
いや、興奮してつい話が逸れた。とにかく、アメリカドラマの恋愛病、色情狂ぶりは、日本のドラマも汚染している、ということである。日本の歴史ドラマに「政略結婚」はあっても、「恋愛」などあってはおかしいのである。それが歴史に忠実な描き方だろう。壬申の乱だって、べつに額田王をめぐる三角関係からの戦争ではない。そうだったら、トロイ戦争みたいで面白いが。
さて、駄弁が長くなったが、紙屋研究所管理人氏が見落としている漫画がある。
それは平田弘史の「黒田三十六計」で、コンビニで買える。「ブラック官兵衛」を描いている点では、これに勝るものは無いのではないか。平田弘史の作品の中では最上というわけではないが、官兵衛がNHKドラマの主人公にいかに不適であるかはありありと分かるだろう。


(以下引用)






「生涯の汚点」としての宇都宮鎮房暗殺

 さて、こうした「官兵衛」本、あるいは「官兵衛」マンガが中心な中で、ぼくが驚いたのは中津市(大分県)が監修している屋代尚宣『マンガ 戦国の世を生きる 黒田官兵衛と宇都宮鎮房』(梓書院)である。


 何が驚いたといって、まさか宇都宮鎮房(しげふさ)の謀殺をこんなに正面から描くなんて思いもしなかったからである。


 秀吉の九州平定後、官兵衛は豊前(大分県)に領土を与えられるが、秀吉に協力した土豪・宇都宮鎮房は伊予(愛媛県)に領地を移すよう秀吉に求められる。また、太閤検地によって兵農分離がすすめられ、中間搾取者としての地付きの小勢力の武士(国人)は農民になるか俸録(給料)制の家臣になることを迫られた。

 これらの不満が一体となって、大規模な反乱となる。

 黒田は大苦戦を強いられ、最終的には和平とみせかけ、政略結婚まで用意しながら、城内に誘い入れ、謀殺。一族皆殺しにしてしまう。


 どこが不敗の軍師だよ、何が平和を願った男だよ、と言われてしまう官兵衛の「黒歴史」である。「あれは子の長政がやったことで、官兵衛の所業ではない」という言い訳もあるが、かなり苦しい。


 司馬遼太郎はこの一件を次のように評している。




留守居の官兵衛の嫡子の長政がこれらと戦い、とくに最大の土豪である宇都宮鎮房との戦いで惨敗した。宇都宮氏は城井(きい)谷を根拠地とし、鎌倉以来の地頭で土地の者からよく崇敬されていた。長政がこの鎮房をもてあまして陰惨な謀殺をやっているが、このことに官兵衛は無縁とはいえず、この男にとっては生涯の汚点といっていい。(司馬『新装版 播磨灘物語(四)』講談社文庫p.331、強調は引用者)


 「生涯の汚点」。

 相当に厳しい言葉である。

 宇都宮氏はすでに一族としてのまとまりがないほどに分立していたが、少なくとも鎮房の本家に関しては、黒田によって根絶やしの凄惨な弾圧が行われる。政略結婚のために嫁ぐことになっていた13歳の鶴姫は磔(はりつけ)にされるのだ。


 NHKパンフの描き方にみられるように、大河ドラマの主人公が謀殺などをした男であってはならず、このエピソードがとりあげられることはまずない。特に何かにつけて教訓くさく大河ドラマの主人公を押し出したい行政などにとっては、タブーではないのか、とぼくは思っていた。


 ところが、である。


 このマンガは、中津市が「監修」にもかかわらず、このエピソードを取り扱う。いや扱うどころじゃねえ。タイトルがそもそも『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』であり、まさにド真正面から扱っているのだ。


異色のマンガ『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』

 職場でこういう話が好きな人と、「まさかあのエピソードは扱うまい」と話題にしていたので、こんなマンガを中津市が出したという新聞記事(読売新聞)を読んだとき、びっくりして「ぜひ読まねば」と思った。


 ところが、書店はおろか、Amazonでさえ入手できなさそうである。現地でお土産としてしか売ってないらしい。

 記事に、中津市教育委員会に電話しろとあったので、電話した。本体が700円、送料が740円もする(さらに少額小為替の換金手数料が200円かかった)。しかし、何としても手に入れたいと思い、郵送してもらった。

http://www.city-nakatsu.jp/docs/2014022000106/


 絵柄がすごいね。

 中津市のホームページには「親しみやすいマンガで」とあるのだが、全然親しみやすくねえ。まあ、マンガという表現形式が一般的に親しみやすいという意味だろうけど、一人残らず目が切れ長の劇画調。怖い。


 官兵衛の半生も手際よくまとめているが、中心は宇都宮と黒田の相克。

 ヤマ場は、やはり和睦の酒宴ということで入城した宇都宮鎮房を暗殺するシーンである。「官兵衛は謀殺に関係ありません」という立場をとらず、子・長政に実質的な指揮命令をして殺したのが、まさに当の官兵衛であるという考証に立っている。




再び一揆が起これば今度こそ黒田は詰め腹を斬らされる

喰うか喰われるか

これが世の中の流れじゃ


とミもフタもない弱肉強食の世界観を口にする官兵衛。

 いいねえ。リアル。

 いや、これがホントのところだと思うよ。

 正直。

 マンガにも書いてあるけど、同じ九州(熊本)で、佐々成政が過酷な圧政と検地を行ったために、同じように反乱がおき、秀吉に失政の責任を問われて文字通り詰め腹を切らされた。

 官兵衛は秀吉の怒りを恐れて、徹底した弾圧を決意していたとみるのがまあ正当なところだろう。太平の世を願って……とかそういう寝ぼけた主張はアレですわ。


「中世対近世」という解釈の正当性

 本書に「刊行にあたって」という中津市長の言葉が載っている。



敵を殺さず戦に勝つといわれた官兵衛も、この時ばかりはそうもいかず、鎮房と徹底的に交戦し、最後は謀殺という非情な手段をもってこれを鎮めました。新しい世の中をつくるために避けられない戦いだったのです。(本書p.109)


 うむ、これだけではなかなか苦しい。

 観光の目玉としたい行政であるにもかかわらず、このテーマを正面から扱ったことには拍手を送りたいが、「新しい世の中をつくるために避けられない戦いだったのです」とは「いい話」っぽくまとめすぎである。

 後述するように実はこの市長の述べた評価は妥当なのだが、肝心のロジックが抜けているので、「いい話」にまとめる横車を押している感じが否めない。


 この「新しい世の中をつくるために避けられない戦いだったのです」というロジックは、本書の「おわりに」として市教委の一人(三谷紘平)が書いているのがより詳細に伝えている。


 三谷は、宇都宮対黒田は単なる一地方の勢力争いではなく、検地と兵農分離によって中間搾取者であった土着の小勢力を徹底的に排除し、封建革命を完成させようとする秀吉側と、それに抵抗する中世の旧権力との闘争であると見ている。中世対近世というわけである。



宇都宮鎮房については、滅びてまで自らの土地を守ろうとした、中世を代表する武士であったと、あらためて評価すべきではないでしょうか。(本書p.146)


 これは得心がいく。

 これに対する近世権力の代表、黒田の評価はどうか。




官兵衛の豊前平定は、この中津の地を豊前の中心に定め、戦国の世から平和の時代へ変えるための行動であったということができます。(同前)


 「平和の時代へ」というのは、「平和主義者である官兵衛」という解釈だといかにもとってつけた感じになるけども、この文脈でいうと「中世の分立する小勢力を整理・掃討して、近世権力をうちたて、強力な秩序をつくりだす」というふうに読めばさほど無理はなくなる。統治が混乱することを望む支配者はいないのだから。それを「平和の時代へ変えるための…」などというのは、ちょっと強引なように思われるけど、こういう流れの中であれば許されるだろう。

 じっさい、マンガとして、こういう場合、黒田は正義、宇都宮は悪、のような造形に描かれがちである(あるいは郷土的愛着からまったく逆にする)。しかし、さっきぼくが「怖い」と評した作者・屋代の、「どの人物も酷薄なフォルム」というタッチがここではプラスに生きている。読者はどちらにもあらかじめの正義を感じることなく、「喰うか喰われるか これが世の中の流れじゃ」的な感覚を味わうことができる。


 だから、この本をぼくは高く評価する。

 行政が主体でつくったにもかかわらず、大河ドラマの英雄の「汚点」に斬り込み、なおかつギリギリのリアルな解釈をしているからである。


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