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What's new pussy cat?

引用は二つとも「ロシアの声」からである。第一の記事は2012年9月18日の記事、第二の記事は2013年6月11日の記事だ。どちらにもフレイアという猫が登場するが、この猫が中国のスパイではないかという嫌疑を受けている、というのが第二の記事である。結局、フレイアは首相公邸のメイン・ネズミハンターであるよりも、他国のスパイになる道を選んだのか、それとも第一の記事にあるように野良猫時代を懐かしんでしばらく失踪していただけで、スパイ嫌疑は冤罪なのか。この国際的事件の成り行きが注目される。




(引用1)

英国首相 公邸の猫を更迭
タグ:イギリス, 記事一覧, 国際, 社会・歴史, ヨーロッパ
18.09.2012, 13:53


Photo: RIA Novosti
英国のデイヴィッド・キャメロン首相は首相公邸の「メイン・ネズミハンター」である猫のラリーを更迭した。
ラリーはそばをネズミが走っているのに首相の書斎机でやすやすと眠っているところを目撃され、首相の我慢に限界がきたようだ。首相は猫を起こそうとしたが、ラリーは「片目をあけるだけで、大きくあくびをした」という。
ラリーが採用されたのは2011年2月で、英国最古の動物愛護院「ワッテルシー」からつれてこられたが、更迭後は、英国財務大臣であるジョージ・オズボーン氏の猫フレイヤが後任に就くことになる。フレイヤは外で過ごした時期もあり、野生のハンターとしての習性と「狩りの嗅覚」がすぐれているという。
  リア・ノーボスチ



(引用2)


英財務相の愛猫、改造手術を受けて中国のスパイ化
タグ:中国, 動物, スパイ, 英国, 記事一覧, 国際, 社会・歴史, ヨーロッパ
11.06.2013, 04:15


Photo: THe Voice of Russia
英国財務大臣ジョージ・オスボーン氏のネコがメディアの注目を集めている。英メディアは、財務大臣の愛猫は「中国の回し者ではないか」と見ている。
全てはフレイアの謎の失踪から始まった。大臣はネコのフレイア(メス)を子供たちへのプレゼントとして家に持ち帰った。しかし、数ヶ月後、ネコは失踪。2009年のことだ。そして3年を経て、彼女は帰ってきた。
帰ってはきたものの、振る舞いにはどこか奇妙なところが見られた。あるいは失踪の間に埋め込まれたチップが影響しているのではないか。保守党の情報提供者がDaily Mailに語ったところによれば、「われわれの中には、フレイアが中国に拉致されたのだと確信しているものもいる。フレイアはどこにでも自由に出没できる。チップを埋め込むだけで、好きなだけ政府の秘密を手に入れることが出来るのだ」
Vesti.ru

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スローターハウス・日本

今日の「徽宗皇帝」のブログ記事の補完記事として兵頭政俊氏のツィッターから二つ引用する。
この二つのツィートが、日本の現状を端的に述べた言葉である。
そして、国民は今や屠所の羊と化している。


(以下引用)



兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi6月6日

これから全国で暴発する癌などの被曝患者は、 TPP参加後に米国医療界へ献上する。見返りに宗主国から植民地日本での支配者の位置を安堵してもらう、あるいは自分たちは海外へ移住する。それが既得権益支配層の基本的なスタンスだ。http://m-hyodo.com/



兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi6月6日

汚染瓦礫の焼却によって東京の1,300万人、大阪の880万人を被曝させる。さらに日本列島に被曝を拡大し、平準化することで、賠償を無化する。米国・官僚・政府の棄民が継続して実施されている。











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生活困窮者から奴隷階級への移行

「ネットゲリラ」から転載。
大マスコミは、こうしたニュースを、ちゃんと「解説つき」で報道しているのかね。もちろん、その「解説」は、下のコメントにあるようにこの法案が「解雇の自由化とセットで国民を奴隷にするための法案」だとはっきり言うことだ。
しかし、「ワタミ法」とは秀逸な命名である。


(以下引用)



【ヤバイ】 政府がついにワタミ法を導入 働く喜びを得ることを目的とした最低賃金以下の小作農など斡旋

1 アメリカンワイヤーヘア(やわらか銀行) 2013/06/08(土) 15:55:16.44 ID:jrzVWN8s0●

「自立支援」は、生活保護費削減の切り札か? 貧困の拡大を助長しかねない「困窮者自立支援法案」を検証

・生活困窮者自立相談支援事業
 「就労の支援その他の自立に関する問題について、相談に応じ、必要な情報の提供と助言を行う事業」「認定生活困窮者就労訓練事業のあっせんを行う事業(*)」
 「厚生労働省令で定められる自立促進が行われるよう援助する事業」が含まれている。

(*)で示した内容については、3月11日に開催された厚生労働省の「社会・援護局関連主管課長会議」資料に詳細が示されている。

 「認定生活困窮者就労訓練事業」とは、就労・職業訓練の場を提供する事業である。
 主に、最低賃金に満たない賃金で、とにもかくにも就労機会を提供する「中間的就労」が想定されている。
 厚労省が公開している資料の数々を読むと、この「中間的就労」の導入に非常な熱意が感じられる。
(以下略)
http://i.imgur.com/ZwjG5nR.jpg
http://i.imgur.com/fx2F1oc.jpg
←賃金ではなく働くことそのものを目的に「有償ボランティア」として働き、いつかは最低賃金に~
http://i.imgur.com/yEK7cnY.jpg
 ←農家、介護への就労に言及
http://i.imgur.com/m28aOcJ.jpg
 ←民間企業も最低賃金以下の奴隷を雇用可能に
http://i.imgur.com/uvXbxjG.jpg
http://i.imgur.com/uQ6Ahvx.jpg


2 ジョフロイネコ(新疆ウイグル自治区). 2013/06/08(土) 15:56:43.98 ID:G1YkS7BM0

有償ボランティア???


4 アメリカンショートヘア(中部地方). 2013/06/08(土) 16:00:36.69 ID:C9XmLwwMP

授産所の進化版だな。
月給2万円、月協力金3万円とか


6 ソマリ(dion軍) 2013/06/08(土) 16:02:53.76 ID:VM/i9z220

働く喜びって言うのは金になってこそなんですよ
なんで低賃金で働かされるのかわからんってことになるのがオチ


7 ヨーロッパオオヤマネコ(京都府) 2013/06/08(土) 16:04:36.59 ID:xdVho5d40

働く喜びwwwwwwwwwwwwwwww社会主義きたなwww


9 サーバル(東海地方) 2013/06/08(土) 16:07:48.94 ID:X7jNd0pUO

なんの知識もない連中が、農家や介護言っても荷物か雑用しか仕事ねぇだろ。
そんなもんパートでも雇わせろ。国が妙な斡旋すんな。つう話だ


14 ジャパニーズボブテイル(長崎県) 2013/06/08(土) 16:12:02.74 ID:5DLlZBQY0

>>9
実家が農家だけど大歓迎だよ
お前等最近農家を神聖視してるけど、ぶっちゃけ見よう見まねでちゃんとできる
最低賃金のせいで人が雇えず人手不足だった
これ施行されたら、そこいらのニート共はうちで鍛えてやるよ
かなり期待してる


25 ヤマネコ(内モンゴル自治区) 2013/06/08(土) 16:29:42.29 ID:7VG7b8Y/O

>>14
最低賃金も払えねえような経営してんじゃねえよ


35 ボルネオヤマネコ(神奈川県) 2013/06/08(土) 16:40:48.10 ID:wBHIb9lM0

>>14
鍛えてやるとか何様だよバーカ
おれが行かされたらこっそり除草剤撒いたるわボケ


39 ボンベイ(西日本). 2013/06/08(土) 16:45:13.08 ID:/5wcQbzB0

>>35
なんかワロタwww


10 ライオン(東京都). 2013/06/08(土) 16:08:17.87 ID:W+aaA1cBP

ナマポを切って仕事を与えるってんならいいけど
ボランティアはないわ


12 アメリカンショートヘア(やわらか銀行). 2013/06/08(土) 16:09:21.21 ID:aecBcnrQP

奴隷推進制度だろ
何が働く喜びだよ死ね


13 アメリカンショートヘア(アメリカ合衆国). 2013/06/08(土) 16:09:49.58 ID:pUMjL17bP

こうなってくれば、民主にも復活のチャンスがあるんだが、
バカだから、何もできないまま参院選突入だろうなw


15 スコティッシュフォールド(愛知県) 2013/06/08(土) 16:15:26.08 ID:1nch9wJ30

とりあえず最低限の知能があって車さえ動かせれば農業なんてできるぞ
この時期は麦刈りだから従順で車の運転ができる奴隷がほしいわ
麦刈り終われば草刈りだからな従順な奴隷がほしいわ田んぼの水の管理も奴隷がほしいわ
国産の若い奴隷は使いやすそうだし大歓迎国が給料も補助してくれるなら


16 スコティッシュフォールド(愛知県) 2013/06/08(土) 16:16:30.94 ID:1nch9wJ30

そもそも農業なんて俺みたいな中卒童貞の32歳のおっさんでもできる仕事だから
ある意味猿でもできる
給料は月手取り13万ある家内化だから安いし一生童貞を貫く覚悟があるならクズでもできる


17 スペインオオヤマネコ(西日本). 2013/06/08(土) 16:17:12.98 ID:T/ANmDBC0

いやああああ


18 メインクーン(山口県) 2013/06/08(土) 16:19:24.11 ID:DeA2oJEk0

金のために嫌々働いてるのに
脳みそ腐ってる奴らは考えることが違うな


19 コーニッシュレック(愛知県). 2013/06/08(土) 16:21:05.32 ID:hlUh84GH0

いつの間にこんな話進めてたんだよ、全然知らんかった


20 縞三毛(庭) 2013/06/08(土) 16:21:07.28 ID:QiW6YxOw0

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


21 マレーヤマネコ(大阪府). 2013/06/08(土) 16:22:46.92 ID:sF6jcqDD0

蟲いやあ
しんどいのいやあ
暑いのいやあ
日焼けUVいやあ
老人だらけいやあ
出会いないのいやあ
ネットできないのいやあ
田舎いやあ
時間ないのいやあ
給料安いのいやあ


23 クロアシネコ(熊本県). 2013/06/08(土) 16:27:26.06 ID:GnYvePFF0

解雇の自由化とセットで国民を奴隷にするための法案




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低年齢層への性行為奨励行為と児童ポルノ法案

ブログタイトルは失念したが、「蒼いロバ」さんという方のブログから転載。
女の子を持つ親御さんたちに、この情報を広めるべきだろう。
私の理解では、基本的に子宮頸がんは性交によって伝染するウィルスが原因である。端的に言えば性交しなければいいだけの話だ。小学生や中学生などに子宮頸がんワクチンを強要するのは、政府が彼らに性交を勧めるようなものではないか? その一方で児童ポルノの取り締まりは厳しくしようとしている。(こちらは反体制的人物に対する「冤罪作り」の手段だと私は見ている。)
小学生が性交するのはもってのほかであり、中学生だって早すぎる。ルソーが言うように、性行為を覚えれば、その時点で教育は終わり、なのである。もはや学業などに頭が向くわけはない。まして、性体験は、性病、妊娠などさまざまな危険に満ち、健全な人間関係(そして素晴らしい未来)を破壊する可能性があるものだ。まだ人格形成が未熟な子供が性体験をしていいわけがない。特に女の子は転落の人生への第一歩になるだろう。
井口博士の言ではないが、世界の性解放をしてきた連中は、悪魔のようなものである。
もっとも、過去の世界には性の抑圧による害悪もあり、まともな人間関係の下での性関係は、咎めるものではない。が、かと言って、手放しで礼賛するようなものだとも私は思わない。ほとんどの宗教で性的禁欲が義務づけられてきたことにはちゃんと意味があるはずだ。
現代の野放しの恋愛賛美や性解放の風潮はマスコミの影響によるものだが、小説やテレビドラマにおける性の扱い方には、現実の性体験の暗黒面がまったくカットされているために、未熟な若者を誤らせている、と私は思っている。

なお、あるコメントによれば、私は「頭が悪く」、私の文章は「論理展開がなっていない」そうである。当たり前だ。私は思いつくままに書いていく方針であり、起承転結を考え、推敲して名文を書こうなどとはまったく考えていない。私のブログはただの「おしゃべり」にすぎない。論説文でさえなく、ただの駄弁である。頭が悪いという点については、私は何度も何度も自分で言っている。まあ、自分の頭の悪さを証明するような文章をこうして毎日のように書いて世間に恥さらしをしていること自体が、私の頭の悪さを明白に示していると言える。
ついでながら、そのコメントは速攻で消した。自分への批判を精神成長の糧とするほど若くはないので、むしろ、不快なもの(汚物)は目の前から消去したほうが精神衛生のために良いからである。そうしたコメントの数が増えれば、このブログそのものを閉鎖して、後は心安らかに生きるだけである。早くそうした方がいいかな、とも思っている。


(以下引用)



子宮頸ガンワクチンが無意味だと厚労省が認めている
2.13.3.28厚生労働委員会質疑~HPVワクチン(サーバリックス、ガーダシル)について



厚労省が委員会質疑で認めています。

●日本で現在認可接種されている子宮頸ガンワクチンはガーダシルとサーバリックスの2種類。どちらも、16型と18型のHPVに対するワクチンです。日本人の一般女性でHPVの16型に感染している人は0.5%、18型に感染している人は0.2%。
HPVウィルスは性活動のある女性の50%は感染し、感染しても90%以上は自然に排泄される。
その上、適切に治療すれば治癒率はおおむね100%。
つまり、HPVはありふれたウィルスで多くの人が感染し、感染しても90%以上は自然に排泄する。
仮に持続感染しても適切に治療を行えばほぼ100%治る。


●子宮頸ガンワクチンの副反応は、インフルエンザワクチンに比べて、サーバリックスは38倍 そのうち重篤な副反応は52倍ガーダシルは26倍 そのうち重篤な副反応は24倍。

これほど無意味なワクチンを小学校6年生から中学生、高校生。10代の若い女の子に打つわけです。


ポッキーさんという方からコメントを頂きました。
「孫娘に生後1ヶ月からのワクチン接種攻撃に辟易しました。保健婦が家にまでやってきてワクチン接種のカレンダーまでおいて行きました。娘にはネット情報を確認して、親の責任で判断せよと伝えました。転載賜ります。」

本当に気持ち悪い国だな。

「ワクチンについて」のカテゴリーを作りました。ご興味のある方はこちらもご覧下さい。http://einstein2011.blog.fc2.com/blog-category-16.html






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野ばら(小川未明)

野ばら

小川未明





 大きな国と、それよりはすこし小さな国とが隣り合っていました。当座、その二つの国の間には、なにごとも起こらず平和でありました。
 ここは都から遠い、国境であります。そこには両方の国から、ただ一人ずつの兵隊が派遣されて、国境を定めた石碑を守っていました。大きな国の兵士は老人でありました。そうして、小さな国の兵士は青年でありました。

 二人は、石碑の建っている右と左に番をしていました。いたってさびしい山でありました。そして、まれにしかその辺を旅する人影は見られなかったのです。
 初め、たがいに顔を知り合わない間は、二人は敵か味方かというような感じがして、ろくろくものもいいませんでしたけれど、いつしか二人は仲よしになってしまいました。二人は、ほかに話をする相手もなく退屈であったからであります。そして、春の日は長く、うららかに、頭の上に照り輝やいているからでありました。

 ちょうど、国境のところには、だれが植えたということもなく、一株の野ばらがしげっていました。その花には、朝早くからみつばちが飛んできて集まっていました。その快い羽音が、まだ二人の眠っているうちから、夢心地に耳に聞こえました。
「どれ、もう起きようか。あんなにみつばちがきている。」と、二人は申し合わせたように起きました。そして外へ出ると、はたして、太陽は木のこずえの上に元気よく輝いていました。
 二人は、岩間からわき出る清水で口をすすぎ、顔を洗いにまいりますと、顔を合わせました。
「やあ、おはよう。いい天気でございますな。」
「ほんとうにいい天気です。天気がいいと、気持ちがせいせいします。」
 二人は、そこでこんな立ち話をしました。たがいに、頭を上げて、あたりの景色をながめました。毎日見ている景色でも、新しい感じを見る度に心に与えるものです。
 青年は最初将棋の歩み方を知りませんでした。けれど老人について、それを教わりましてから、このごろはのどかな昼ごろには、二人は毎日向い合って将棋を差していました。
 初めのうちは、老人のほうがずっと強くて、駒を落して差していましたが、しまいにはあたりまえに差して、老人が負かされることもありました。
 この青年も、老人も、いたっていい人々でありました。二人とも正直で、しんせつでありました。二人はいっしょうけんめいで、将棋盤の上で争っても、心は打ち解けていました。
「やあ、これは俺の負けかいな。こう逃げつづけでは苦しくてかなわない。ほんとうの戦争だったら、どんなだかしれん。」と、老人はいって、大きな口を開けて笑いました。
 青年は、また勝ちみがあるのでうれしそうな顔つきをして、いっしょうけんめいに目を輝かしながら、相手の王さまを追っていました。
 小鳥はこずえの上で、おもしろそうに唄っていました。白いばらの花からは、よい香りを送ってきました。

 冬は、やはりその国にもあったのです。寒くなると老人は、南の方を恋しがりました。
 その方には、せがれや、孫が住んでいました。
「早く、暇をもらって帰りたいものだ。」と、老人はいいました。
「あなたがお帰りになれば、知らぬ人がかわりにくるでしょう。やはりしんせつな、やさしい人ならいいが、敵、味方というような考えをもった人だと困ります。どうか、もうしばらくいてください。そのうちには、春がきます。」と、青年はいいました。
 やがて冬が去って、また春となりました。ちょうどそのころ、この二つの国は、なにかの利益問題から、戦争を始めました。そうしますと、これまで毎日、仲むつまじく、暮らしていた二人は、敵、味方の間柄になったのです。それがいかにも、不思議なことに思われました。
「さあ、おまえさんと私は今日から敵どうしになったのだ。私はこんなに老いぼれていても少佐だから、私の首を持ってゆけば、あなたは出世ができる。だから殺してください。」と、老人はいいました。
 これを聞くと、青年は、あきれた顔をして、
「なにをいわれますか。どうして私とあなたとが敵どうしでしょう。私の敵は、ほかになければなりません。戦争はずっと北の方で開かれています。私は、そこへいって戦います。」と、青年はいい残して、去ってしまいました。

 国境には、ただ一人老人だけが残されました。青年のいなくなった日から、老人は、茫然として日を送りました。野ばらの花が咲いて、みつばちは、日が上がると、暮れるころまで群がっています。いま戦争は、ずっと遠くでしているので、たとえ耳を澄ましても、空をながめても、鉄砲の音も聞こえなければ、黒い煙の影すら見られなかったのであります。老人はその日から、青年の身の上を案じていました。日はこうしてたちました。

 ある日のこと、そこを旅人が通りました。老人は戦争について、どうなったかとたずねました。すると、旅人は、小さな国が負けて、その国の兵士はみなごろしになって、戦争は終わったということを告げました。
 老人は、そんなら青年も死んだのではないかと思いました。そんなことを気にかけながら石碑の礎に腰をかけて、うつむいていますと、いつか知らず、うとうとと居眠りをしました。かなたから、おおぜいの人のくるけはいがしました。見ると、一列の軍隊でありました。そして馬に乗ってそれを指揮するのは、かの青年でありました。その軍隊はきわめて静粛で声ひとつたてません。やがて老人の前を通るときに、青年は黙礼をして、ばらの花をかいだのでありました。
 老人は、なにかものをいおうとすると目がさめました。それはまったく夢であったのです。それから一月ばかりしますと、野ばらが枯れてしまいました。その年の秋、老人は南の方へ暇をもらって帰りました。






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底本:「定本小川未明童話全集 2」講談社
   1976(昭和51)年12月10日第1刷
   1982(昭和57)年9月10日第7刷
※表題は底本では、「野ばら」となっています。
入力:ぷろぼの青空工作員チーム入力班
校正:匿名
2012年5月22日作成
2012年9月28日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。



(夢人注)元のファイルではルビが煩雑なので読みやすさを優先してルビは消してある。行開けその他、改変は酔生夢人に責任がある。今後、青空文庫から転載する際は同様である。





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戦争を玩具にする悪魔たち

「ベルベットモーニング」ブログから転載。(前半略)
このブログ筆者は、かなり豊富な知識の持ち主であるようだが、それに止まらず、「自分の頭で考える」ことのできる人間だと思う。要するに、私にとって非常に参考になるブログである。
下の記事は、いわば「現代史の隠れた真実」とでもいうべきもので、知っている人は知っているが、知らない人(つまり学校教科書的知識で頭が洗脳されている連中)はまったく知らない知識が詰まっている。
もちろん、書かれたすべてが事実とは限らないし、勇み足の記述もあるとは思うが、もともと情報が現実と完全に一致することは不可能だ。我々は得た情報の中から「価値あるもの」「利用できるもの」を取捨選択して自分の思考素の中に入れていけばいいだけである。

文中の「ドレスデン爆撃」は、非軍事的都市への爆撃という理不尽な事件であると私は記憶している。カート・ヴォネガット・JRは独軍の捕虜となっている間にこのドレスデン爆撃を体験したとかいう話だ。(「スローターハウスNO5」はその記憶から書かれたようである。)イメージ的に言えば、東京ではなく、京都や奈良のような文化都市が爆撃されたようなイメージではないかと思う。つまり、戦争を有利に運ぶための爆撃ではなく、無意味な残虐行為で、かつ人類の文化遺産を踏みにじる行為である。まあ、私は例によっていい加減な記憶で書いているので、興味のある方はウィキペディアあたりで調べるのが無難だろう。




(以下引用)


韓国大統領のパククネの父親パクチョンヒは、CIAに支援されたクーデターで実権を握り、その後ベトナム戦争に30万人もの韓国兵を送り込み、無差別爆撃と7300万リットルもの枯れ葉剤を巻き、数百万に及ぶベトナムやラオスの人たちを殺戮したりレイプしたりした戦争を行った韓国の大統領です。


その戦争は、共産主義という悪魔から世界を守るために。という理由で行われました。

ですが実際は、ヴェトナムやラオスで行われていたのは、英米仏の植民地支配からの独立闘争だったわけです。

それを、米軍に便乗して人類史上まれに見る大虐殺を行ったのです。
ヴェトナムやラオスでは、第二次世界大戦で落とされた爆弾の数倍の爆弾が落とされています。
ナパーム弾やクラスター爆弾など、人を殺すためだけに存在する爆弾も沢山使われています。

この戦争のおかげで、韓国の財閥は、莫大な資金を手にしたのです。


さらに、韓国は、中国共産党の脅威を理由に、韓国における漢字の使用を禁止し、歴史の捏造を成し遂げました。
このため、韓国人は漢字が読めなくなり、米国の奴隷国家になり、事実と虚構の区別が付かなくなっていくのです。


ちなみに、パクチョンヒの作ったKCIAと笹川財団が共同で作ったのが、日本と韓国と台湾を結ぶ白い粉ものを売買する暴力団の連合組織である『国際勝共連合』です。
日本において、この組織の手打ち式が行われたのが、モーターボート競争の訓練施設がある本栖湖でした。
そこにオウム真理教の『サティアン』が作られたわけです。


サティアンの捜索は、笹川が死んだ際の白い粉もの施設の清算が行われたと考えるべきでしょう。
オウムのバックは、キリスト教原理主義のパットロバートソン、クリスチャンコアリション→ヘリテージ財団です。


地下鉄サリン事件で、大勢の被害者が、事件の直前に作られた元米軍極東中央病院である聖路加国際病院に担ぎ込まれたのは、偶然ではないのです。
米軍は全部知っていたからです。
731部隊を引き継いだ組織は、市街地における化学兵器使用における患者のデータを全て手にすることが出来たわけです。



韓国の中央日報が、『神の下した罰』と呼んだ原爆が落とされた長崎において、原爆投下の目標になったのは、カトリック教会『浦上天主堂』でした。

実際は、キリスト教の教会さえもが狙われたのです。

これは、原爆投下を指揮したトルーマン大統領が、人種差別主義者のKKKであったためです。


同様に、後に人類大虐殺となるヴェトナム戦争から撤退しようとしていたケネディ大統領も、韓国の財閥を含む米国の戦争屋達が莫大な利益を上げた戦争を遂行するために暗殺されました。


『JFK』や『プラトーン』『7月4日に生まれて』などの映画監督として知られているオリバーストーンは、日本に落とされた原爆は、ルーズベルトとスターリンが交わしていた第二次大戦後の領地を巡る取り決めを反故にし、米国が核兵器を独占しているうちに領土を拡大するために使われたと言っています。


もはや、戦争を終わらせるためですら無かったのです。
それは、領土拡大と原爆によって人間がどう死ぬのか?核戦争をどう闘うのか調べるための人体実験だったのです。

そして、米国とその背後の多国籍企業とドル支配の勢力による、アジア侵略の一環として原爆が落とされ、その結果として朝鮮戦争が行われたことを忘れてはなりません。

繰り返しますが、この原爆は、アジアを解放するためではなく、アジアを侵略するために、有色人種を絶滅して世界を支配しようとしていたKKKの連中が落としたのです。


これは、731部隊に対する復習(夢人注:もちろん、「復讐」の誤記)では全くありません。


ちなみに、731部隊の人体実験は、死刑囚を用いた人体実験でした。死刑する変わりに医学上有効なデータを取ったわけです。

もちろん、その死刑判決の過程そのものが怪しいものでしたから、当ブログは、それを悪だと思っていますが。


米国は、731部隊の人体実験の全ての資料を持ち去り、その後、人体実験を繰り返し、莫大な利益を上げているのです。


そして、福島第一原発事故とTPPによって、また莫大な数の人体実験と医薬品ビジネスでの利益を得ようとしているのです。


原爆を落とした人たちと、ベトナムを爆撃した人たちと、311地震を引き起こし、福島第一原発を爆発させたのは、同じ人たちであると当ブログは思います。

ドレスデン爆撃については、またあらためて書きたいと思います。


by velvet morning [原発] [情報統制] [コメント(0)|トラックバック(0)]




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子供の心を縛る社会

「in deep」から記事の一部を転載。
後で、「2ちゃんねるDAY‘S PLUS」から、小学生の自殺のニュースを追加する。
もちろん、私はこの二つの記事を関連させて考えているわけだ。ただし、短絡的にこの二つを結びつけてはいけない。この二つは、「似て非なる事例」として並列引用するのである。
後者の記事への「2ちゃんねる」住人のコメントは、いかにも2ちゃんねるらしく、この教師は日教組だとか北教組だとか言って、そこに根本原因があるかのような馬鹿げた言いがかりをつけているが、これは教師個人の資質の問題であり、システムとしての問題は日教組ではなく文部科学省による「産業奴隷育成・受験戦争ピラミッドシステム」にこそあるのは自明だろう。それよりも、私が問題にしたいのは、「in deep」に書かれた、「時間の余裕の無い子供の生活」の方だ。これは受験戦争ピラミッドシステム(すなわち、東大を頂点とし、東大やその下の一流大学に進むために一流進学校とその他の高校が序列化され、さらに一流高校に進むために一流進学校とその他の中学が序列化されるというシステム)から必然的に生じたものだが、最近は学業以外の「習い事」が親によってみっしりとスケジュール化され、子供が「ぼーっとしている時間」が許されないようだ。
こうした「無為の時間」ほど子供の心の発達にとって有益なものは無い、というのは、私も「in deep」筆者と同意見である。
現代人は、高学歴であるほど心が貧困であるという傾向があるような気がする。
私は数か月前から肉体労働の職場に就いている、ということを前に書いているが、その職場に入って、私は日本の市井の人間の大半が、いかに上品な人間であるか、あえて言えば、心の高貴な人間であるかを初めて知った。まあ、すべての肉体労働の現場がそうであるとは思わないし、その逆の野蛮で殺伐とした現場も多いとは思うが、しかし、それは会社の利益第一主義の労働環境から来るもので、本来の日本人の庶民性は善良そのものなのではないかと私は考えている。
その逆に、それ以前に勤めていた「知的職業」の職場で出会った人間の大半は、「嘘と演技」の「仮面人間」だらけであり、まともな人間はほんの僅かなものであった。これは、彼らが受験勉強中心の成長過程で、心をまともに発達させられなかったからではないだろうか。そういう私自身、心に蓋をして生きていたのである。ただ、私の場合は、「ぼーっとしている時間」が成長の過程で膨大にあり、仮面人間とはそれなりにつきあいながら、本来の自分自身は、一人だけの時間の中で解放することができたから、何とか鬱病にもならずにいられたのである。
最低限、子供の頃に「宮澤賢治」「小川未明」「浜田廣介」らの童話・児童文学を読むという経験があれば、現在の日本のように「自分が金を得るためなら他人が死んでもかまわない」という「残酷な資本主義」の社会にはなっていないのではないか。他人の悲しみや喜びを自分のこととして経験できるのが文学の最高の機能であり、それが社会的モラルの土台にもなるのである。いや、本など読まなくてもいいから、ただぼーっとして土の上に落ちる日の光や草木の影を眺めるだけでも、その時間は子供の心に忘れ難い印象を残すこともあり、それが一生を通じての心の財産になることもあるのである。

禅などをする人間が禅定するためにあれこれ工夫し、苦労をする、それを無邪気な子供は何の苦もなくしているのである。だが、欲望肯定主義と効率主義の現代社会は、子供からそういう時間を奪っている。



(以下引用)



今、うちの子どもは小学2年で、昨年やや不登校の気配があったのですが、その後は小学校に行っています。

しかし、その「小学生たちの日々」というものを逆に目の当たりにすると、愕然とする感じはあるのです。

宿題の山。

「こんなに宿題あるなら学校の授業いらないじゃん」と思えるような、100回くらい計算させるような何とかだか、読み書きの何とかだとかが山のようにあります。

そして、今は塾や習い事に行っている子どもたちもたくさんいるはずで、その他にも「やらなければならないこと」がたくさんある。


私は以前、東京の芸能スクールで児童相手に演技指導をしていたことがありますが、私が担当していた主に小学1年~3年の子どもたち数十人の、「ほぼ全員」が学校以外の何らかの習い事をしていて、中には「週7つの習い事」をしているという子も何人かいました。

少し救いだったのが、その7つの習い事をさせられている男の子に、

「その7つの習い事のうち、どれが好き?」

と訊きましたら、

「そんなのあるわけないよ」

と答えたことでした。

なぜこれが「救い」かというと、「全部嫌いだ」という意志の部分だけが「彼の独自の考え」であり、彼がまだ「ものを考えている」という証拠だからです。


上に書きました「宿題」だとか、「習い事」だとか、あるいは学校そのものもそうかもしれないですが、何が問題かというと、

・子どもたちが自分で考える時間がない

のです。

それほど詰め込まれている。


自分の子ども時代などを考えてみますと、子どもたちに最も必要なことは、

「ボーッと考える時間」

だと思っています。

あるいは考えることも必要ないかもしれません。
ボーッと景色を見つめる。
ボーッと色を見たり匂いを嗅ぐ。

この「ボーッとしている時間」というのは特にこどもの時には五感(あるいは六感)の成長のためには最も大事なことではないかと思うのです。

それは、大人からすれば「何の意味もない時間」になるのでしょうけれど、目的がなければないほど「新しい発想が浮かぶ」わけで、まあ、男の子なんかはロクなことを発想しないですけど、でもそれでいいはずです。

どんなロクでもない発想でも独自の発想なのだから。


でも、今の状態では考える時間そのものがない。

「考えない」ということが前提では、どれだけ算数ができても、あるいは文章を上手に作ることができても、それは機械の働きと同じであり、その活用方法が何もないことになります。




(引用2)



ニュース速報+

【裁判】夏休みの宿題を11月まで何度もやり直させ…執拗な指導で小6女児自殺、遺族へ110万円支払い命令-札幌地裁★3

res:1 そーきそばΦ ★2013/06/04(火) 02:41:01.81 ID:???0

北海道遠軽町で2008年4月、町立小6年の今野彩花さん(当時11歳)が自殺したのは担任教諭の行き過ぎた指導が原因だとして、
両親が町と道に対して約7800万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁(千葉和則裁判長)は3日、
町と道に連帯して110万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 訴状などによると、彩花さんは小学5年のとき、担任の教諭から夏休みの宿題のやり直しや楽器の居残り練習を繰り返しさせられ、
精神的苦痛を受けた。春休みには両親に「担任が嫌だ」と何度も訴え、6年に進級して間もなく自宅トイレで首をつって死亡した。

 両親は、学校側が不適切な指導を黙認し、教諭の行き過ぎた指導に絶望して自殺したと主張。
道と町は「指導は適切だった」として全面的に争っていた。

 千葉裁判長は判決で、指導と自殺の因果関係は認めなかったが、
その後の対応で両親に精神的苦痛を与えたとした。【山下智恵】

毎日新聞 6月3日(月)15時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130603-00000051-mai-soci
★1 2013/06/03(月) 15:10:44.32
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1370263575/

res:3 そーきそばΦ ★2013/06/04(火) 02:41:21.76 ID:???0

 両親に大きな不信を与えたのは、学校や町側の対応だった。彩花さんの死の直後、学校は町教委に事故報告書を提出していたが、
富治さんがそれを知ったのは2年以上も後。しかも、死因を「多臓器不全」と記載し、自殺のことは何も書かれていなかった。
「このままでは、彩花の死がうやむやにされてしまう」。残された道は提訴しかなかった。

 富治さんによると、町は一度は両親宛ての文書で指導の行き過ぎを認めた。しかし法廷では「あれは今野さんに配慮してのこと。
誇張し過ぎだった」と手のひらを返し、「多臓器不全」の記載も「今野さんが当初そう言っていた」と主張したという。
富治さんは「子供第一とは全然考えず、保身だけだ」と憤る。

裁判では「指導の行き過ぎ」が争点となったが、富治さんは彩花さんの友人や保護者仲間に証言を求めることはしなかった。
狭い地域で、周囲に迷惑を掛けたくなかったからだ。
「今回の件では、子供たちにも本当に悲しい思いをさせた。それも学校や町には、人ごとなんでしょうか」

ソース 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130602ddr041040006000c2.html


121 :名無しさん@13周年:2013/06/03(月) 15:44:09.69 ID:qYvJz/1U0
ttp://synodos.jp/wp/wp-content/uploads/2013/04/shidoshi-1.pdf

北海道紋別郡遠軽町の町立丸瀬布小学校の今野彩花さん(小6・11)が、女性担任の行き過ぎた指導を苦に、自宅トイレで首吊り自殺。
小学校5年生時の女性担任は、夏休みの図形の宿題を角度が少しずれているという理由で、同じ問題を2か月半書き直しをさせるなどした。
また、忘れ物をした児童は20 分間しっ責され続けるなどすることがあり、彩花さんは「忘れ物をするのがこわい」と話していた。
6年生でも同じ教師が担任をすることになった初登校の前日に自殺。
約2年後、学校の事故報告書で、彩花さんの自殺が、多臓器不全で死亡と報告されていたことが発覚。
両親が教育委員会に何度もかけあい、ようやく自殺に訂正。
しかし、文部科学省の数字は訂正されない。

2011/10/ 両親が、同と町に損害賠償を求めて提訴。

 

 

 

 

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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