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断じて行えば鬼神もこれを避く

「阿**」記事コメント欄より一部転載。
「市場原理主義」を標榜するなら、投資に失敗した銀行や証券会社を政府が税金で救済するという馬鹿な話があるはずはない。それが堂々と行われるのだから、新自由主義者の言う市場原理主義のいかがわしさが分かろうというものだ。今や腐臭をたてている資本主義諸国の経済政策はすべて「大衆の金を富豪のポケットに移転する」政策であることはどこも同じである。
その中で、アイスランドが堂々とそれに立ち向かい、金持ち(ユダ金)の魔の手から国民の金を守りきったのは偉業である。
だから、借金など踏み倒せ、と私はギリシャのチプラスが大統領になった時に言ったが、情けなくも彼は世界経済支配層の足元に跪いてしまった。
アイスランドのこの事例は、まさに「断じて行えば鬼神もこれを避く」である。もともと大富豪たちがやってきたのはほとんど経済犯罪と言っていいようなことなのだから、何も恐れることは無いのである。悪く行っても暗殺されるだけの話だ。政治家として立つ以上、暗殺されるのは男子の本懐だろう。
日本の政治家の中でその覚悟のあるのは山本太郎と新潟県知事と沖縄県知事くらいのものではないか。


(以下引用)

http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/380.html
2012年8月20日 橘玲
[橘玲の世界投資見聞録]
金融バブル崩壊後のアイスランドが
短期間で奇跡の復活を果たした理由


アイスランドは変わった国


 アイスランドの金融バブルと国民性


 アイスランドでなぜ金融バブルが発生したのかはいろいろな説明がされているが、このDIY文化が金融資本主義とものすごく相性がよかったのは間違いない。


 アイスランドの「バブルの戦犯」は元演劇青年の政治家ダヴィード・オッドソンで、1980年代に新自由主義の経済学者ミルトン・フリードマンに感化され、91年に首相になると大胆な民営化政策を実行した。04年に首相の座を降りると自ら中央銀行総裁に就任し、こんどは徹底した金融自由化に着手する。こうして、北極に近い小さな島にまれに見る金融バブルが発生した。


 それがどのようなものだったかは、次のようなデータを並べるだけでわかる。


 アイスランドの3大銀行(カウプシング銀行、ランズバンキ銀行、グリトニル銀行)の総資産は、2003年にはGDPとほぼ同じだったが、約3年半でGDPの10倍の14兆4370億クローナ(当時の為替レートで約28兆円)にまで膨らんだ。


 03年から07年にかけて不動産価格は3倍、株価は9倍になり、通貨は対ドルで60%上昇した。それにともなってアイスランドの平均的世帯の収入は、わずか3年半で3倍に増えることになる。年収500万円の世帯がいきなり年収1500万円になるのだから、これはものすごいことだ。


国全体がヘッジファンド


 こうした錬金術の秘密は、いまになってしまえば簡単なことだ。アイスランドの銀行は、高金利のポンド預金やユーロ預金でヨーロッパの個人や企業からお金を集め、それを南欧や東欧の不動産に投資したり、株式市場で片っ端から株を買ったりして運営していた。すなわち、国全体がヘッジファンドになってしまったのだ。


「バブルの遺産」といわれ、建設工事が中断していた文化施設HARPAも完成した (Photo:©Alt Invest Com)
 金融バブル崩壊後にアイスランドを訪れた作家のマイケル・ルイスは、その原因は学歴と仕事のギャップにあるという(『ブーメラン』〈文藝春秋〉)。


 アイスランドはヨーロッパでも高い教育水準を誇るが、仕事といえばサケのトロール漁か、地熱発電による安価な電力を利用したアルミの精錬くらいしかなく、そのうえヨーロッパ企業がアルミ精錬工場を建設しようとすると、「妖精たちの住み処を破壊するな」と反対運動が起きるのだという(アイスランド人はいまだに妖精の存在を信じているのだ)。


 そんなところに突如、知的かつボロ儲けのできる夢のような仕事が天から降ってきた。こうして、去年までトロール網を引いていた男たちがいきなり投資銀行家になったのだ。


DIYは、復活にも貢献


 アイスランドというDIY国家が面目躍如なのは、実はバブルが崩壊してからだ。3大銀行がGDPをはるかに超える負債を抱えて国有化されると、その債務をどのように処理するかが問題になった。


 アイスランド政府は当初、銀行を破綻処理して債務を帳消しにすることを検討したが、預金者の多くは高金利に魅かれたイギリスやオランダの個人投資家たちで、両国政府は、アイスランド政府が元本返済の責任を放棄するなら国交を断絶すると通告した。アイスランド国民は、このままだと未来永劫、借金を返すためだけに税金を納めつづけなければならなくなり、国外への移住希望者が殺到した。まさに国家存亡の危機だ。


 ところがその後、数年のうちにアイスランド経済は奇跡の復活を遂げることになる。その理由は、2度の国民投票によって、ファンドや年金基金、金融機関や事業法人など“プロ”の大口債権者からの借金を踏み倒したことだ。こんな離れ業が可能になったのは、ギリシアのようにユーロ圏に入っておらず、スペインやイタリアよりもはるかに経済規模が小さいため、ヨーロッパを襲ったユーロ危機のなかではとるに足らない話だと扱われたからだろう。そのうえ通貨クローナの価値が対ドルでほぼ半分になったことから、輸出産業が息を吹き返した。


 アイスランドは11年8月に国際通貨基金(IMF)の支援プログラムから脱し、12年2月には国債の信用格付が投資適格のBBB-に戻った。恒常的な財政赤字に苦しむ南欧諸国とちがって、DIYの国アイスランドには過剰な福祉制度がないからだ。


破たんした銀行跡に唯一残るネームプレート (Photo:©Alt Invest Com)


自己責任の徹底がもたらしたもの


 もともと投資は自己責任なのだから、「民間銀行の預金を政府が無制限に保護する理由はない」というアイスランド政府の主張は正論だ。アイスランドは「市場原理主義」によって巨大なバブルを起こし、同じ「市場原理主義」によって短期間に復活したのだ。


 レイキャビクの首相官邸は、柵もなければ警備員すらいない芝生の中の小さな家だ。金融危機のあと、この家の住人になったヨハンナ・シグルザルドッティルは女性脚本家と結婚し、同性愛をカミングアウトした世界初の首相だ。もともとアイスランドはマッチョな男社会だが、こんなところにも「ちゃんと仕事をしてくれればプライベートなんて関係ない」というDIY精神が顔を覗かせている。


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仕事の表面とその実質

スレタイだけ見た時は、タイトルの後に「一日で辞めた」と続く話かと思ったが、いい内容のスレッドだった。
私の持論だが、社会人の条件は

1)他人に迷惑をかけない
2)自力で食っている
3)その人が存在することで社会が少しでも良くなる

の三段階だと思っている。1)、2)、3)と少しずつレベルアップしていくわけだ。また、たとえば身体障害者(私は「障碍者」という偽善的表記が嫌いだ。)などのように、1)や2)は満たせなくても、その人格や言動で3)を満たす人もいるから、1)や2)が絶対条件というわけでもない。このスレ主は、いきなり3条件を満たしているのだから、立派なものだ。
コメントの中にはコメ29のような阿呆もいるが、馬鹿や阿呆の言葉を気にすることはない。介護の仕事は今の社会でもっとも必要とされており、多くの人を救っている立派な仕事だ。
一見華やかでカネの儲かる仕事のほうが、かえって社会を悪化させる仕事でしかない、ということも多い。コメ29は、そういう「華やかでカネの儲かる仕事」が「ええ仕事」だと思っているのだろう。カネを儲けるためだけなら不正な仕事ほど儲かるのが当然だ。華やかさも、汚い内実を隠すための装飾でしかないことは多いだろう。
表面のきれいさ汚さにかまうことなく、あるいいは誤魔化されず、こういう社会に必要な仕事に勇敢に飛び込み、仕事を真面目にこなす人々によって、この社会は支えられている。
概してホワイトカラー(ネクタイ族)は詐欺的仕事、ブルーカラー(作業服族)は社会に必要な仕事が多いように思うが、それは私だけの偏見だろうか。







(以下引用)


1: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:27:21 ID:U4L
1年続いたンゴw
お給料も今年からボーナス出るから年収400万超えるから
満足すぎるンゴ


2: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:37:18 ID:ceN
よかおめ
身体壊す前に転職やな


3: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:45:50 ID:U4L
>>2
何で転職する前提やねんw
ぶっちゃけ身体なんぞ壊さんぞ


4: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:46:41 ID:DdC
>>3
珍しく当り引いたんかな?


9: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:50:26 ID:U4L
>>4
身体壊すって腰とかのこと言うとるの?
そんなら壊さないような介助しとるからへーきへーき


13: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:52:04 ID:MaL
>>9
ブラックのイメージついてマトモな待遇せんと人が集まらなくなったんかね


26: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:01:32 ID:U4L
>>13
多分せやと思う。ただ職場の人間関係なんかはホンマに運やから
なあ。単純な待遇面は今特養や有料なんかは手取り20万超えプラス
ボーナス2~3ヶ月とかがスタンダードやからまあ中間層にはなれる



引用元: ワイ、25歳ニートが腹くくって介護の仕事始めた結果w


5: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:47:02 ID:MaL
マトモそうなところで良かったやんけ


9: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:50:26 ID:U4L
>>5 
ホンマまともや。てか今まともじゃないとこ見つける方が難しい 
んとちゃうん? 


6: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:47:20 ID:jA8
おお、ええやん


7: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:49:33 ID:PNU
社会復帰おめ


12: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:51:49 ID:U4L
>>7 
ありがとうやで 


17: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:53:42 ID:uxE
>>12
面接受けたのだけど資格とるまで7年かかるとかいってたわ 
給料低くてええから働かせてクレメンス


26: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:01:32 ID:U4L
>>17 
ええ...(困惑) 
初任者研修なら最短で1ヶ月でとれるとか普通にあるやで 
それ社会福祉士とかやと思うんやけど 


8: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:49:49 ID:6CV
なんか資格いるんか?


12: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:51:49 ID:U4L
>>8 
無資格でも出来るけど事件なんかがあったせいで今は初任者研修 
なきゃ厳しいかもしれん


11: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:51:31 ID:nSg
同い年のニートのワイにはうらやましいンゴねぇ


16: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:53:40 ID:U4L
>>11 
介護じゃなくていいからバイトとかから始めたらええんちゃう 
実際働いてるのと働いてないのとじゃマジでわけが違うと思うわ


14: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:52:07 ID:uZ1
運を溜め込んだぶん当たり引いたんやろなぁ


26: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:01:32 ID:U4L
>>14 
正直運は色々なところで使い果たしてると思うわw 


15: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:53:32 ID:R7r
ウンコの掃除きつい?


19: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:54:25 ID:3rG
ええなぁ ワイもつい最近仕事辞めて就活中やで
イッチ頑張ってな


26: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:01:32 ID:U4L
>>19 
頑張るわw 
仕事しとったんなら早く見つかると思うで 
大学中退して25までフラフラしとったワイでも何とかなったからな


20: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:54:45 ID:Ks8
これから介護の仕事は良いと思うで
職員が不足してることからそろそろ本気で改善されるやろうし ロボットに職を奪われる職業が多い中そういうこともないし
大きく稼げることはないやろうけど


23: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:57:15 ID:aVT
>>20
配送とか受付とかオペレーターとか色々失業不可避やからね


40: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:16:00 ID:U4L
>>23 
やっぱり人工知能や機械が仕事奪っていくってのはマジなんやろか 
マジでsf映画や漫画みたいな大規模なロボットリストラ起こるんかなあ 


21: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:55:31 ID:b9Y
本人が幸せならそれでいい


28: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:07:12 ID:U4L
>>21 
ぶっちゃけ底辺と自覚しとるが今までサボった罰やと思っとるし 
正直ニートのワイをこんな待遇で雇ってくれてると思うとマジで 
感謝しかないわ 


22: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)19:55:54 ID:DNH
不潔なのが嫌で抵抗あるんやけどそういう方面で嫌な思いしたことある?


28: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:07:12 ID:U4L
>>22 
ウンコ処理のときに手に便がついたとか、食事介助しとったら 
急にゲロ吐いたとかあるけどまあ慣れたわ 
正直そういうのに慣れたら人として終わりやとは思うがw


27: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:04:16 ID:MaL
クレーマーみたいんもおるんやろうけど基本的に感謝される仕事やしええね


40: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:16:00 ID:U4L
>>27 
特養やからクレーマーとかそんなおらんで 
一番クレーマー多いのは中途半端に高い有料や 


29: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:07:42 ID:Hk1
あんまりええ仕事やないね
もっとまともな仕事せなあかんで


34: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:11:09 ID:DNH
>>29
ニートとかいう「無」未満の存在よりはマシやろ


37: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:13:35 ID:Hk1
>>34
仕事としてええ仕事やないって言うとるんや
なんで働いてない奴と比較して安心するねん


30: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:08:30 ID:Tct
偉い
誰がなんと言おうと直接人の役に立ってるんやから素晴らしい仕事やで


33: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:11:04 ID:38F
どんな仕事だろうが犯罪じゃないことで金稼ぐのはええことよ


36: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:12:00 ID:R7r
>>33
ほんこれ


49: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:24:10 ID:U4L
>>33 
サンキュー


35: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:11:44 ID:Onl
腰大丈夫なんか
少しずつズレてくから痛める前からケアした方がええやで


41: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:16:16 ID:DdC
イッチ満足してるんだしそんなんええやろ


42: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:19:49 ID:Y5Q
イッチのような人がたくさんおったらワイもオッヤとかの介護の心配しなくてええねんけどな


44: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:20:37 ID:38F
正直介護で400万もらえるなら働きたいわ
在宅介護で親子共々うんざりしたけど


53: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:27:48 ID:IeI
スレタイ見たときにクソスレかと思ったら違った
自分も将来介護される身になるかもしれないんやから頑張ってくれやで


63: 名無しさん@おーぷん 2016/02/03(水)20:35:43 ID:srB
イッチかっこいいやで


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固定奴隷と流動的奴隷

ヤフー知恵袋から採った記事だが、いまだに南北戦争で「奴隷解放のために戦った北部は人道的、奴隷制度温存のために戦った南部は非人道的」と思っている人は多いだろう。確かに、奴隷制度自体が非人道的であるのは勿論だが、では北部は人道的目的のために戦ったか、というとそうでもないようだ。主な理由は経済問題だ、というのが今ではほぼ定説と言っていいのではないだろうか。
だが、学校の先生すら、「経済問題から南北戦争は起こった」とは生徒に教えていないだろう。こうした(ある意味洗脳的な)教え方が「正しい戦争、正義の戦争もある」という意識を子供の頭に刷り込んでいる、と私は思う。まず教師が学校教科書以外の見方をよく自分自身で勉強したうえで、生徒に教えてほしいものだが、だが、そうすると生徒は入試で失敗することになるから、どうしようもない。教科書や教育というものは入試と連動するから厄介なのである。

さて、話は変わるが、「非正規社員」は聞こえが悪いから呼び方を変えよう、という声が自民党内部から上がっているようだが、下の記事がその参考になる。
南部の奴隷制度は「固定労働力」で、北部が奴隷制度廃止を求めたのは、「流動的労働力」、つまり「いつでも首にできる労働者」を求めたのだ、と書いてあるのだが、これはまさしく現在の日本の正社員と派遣社員に該当するではないか。会社が固定的に飼っている奴隷が正社員、会社が必要な時に雇用し、不要になれば首にできる奴隷が派遣社員だ。
というわけで、正社員は「固定奴隷」、派遣社員は「流動的奴隷」と呼ぶのはどうか。


(以下引用)

アメリカの南北戦争の起こった理由について。



evergreen3146さん




2009/4/2413:31:28




アメリカの南北戦争の起こった理由について。





北部と南部の奴隷問題で南北戦争が起こったと一説には定義されていますが
真実はもっと深い問題があったのではないでしょうか。 お願いします。




補足たいへん勉強になりました。 今後ともお願いします。



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回答数:
3
 

ベストアンサーに選ばれた回答

2009/4/2417:26:33




南北戦争における奴隷問題とは、資本家(白人)にとっての労働者(黒人)の雇用形態の問題で、人道問題ではない。
実に切実な経済問題だったのだ。

南部は農業(綿花)中心だったが、機械化が進む前の大規模農業は沢山の人手が必要だった。
そして農業の場合、農地の大きさは基本的に変化しないから、毎年、同じ数の労働者が必要だった。
しかも綿花市場は、イギリスが産業革命で繊維産業を大きく成長させていたので、買い手には全く困っていなかった。
奴隷制とは、労働者を囲い込むことだ。毎年同じ数の労働者を確保するという意味で、奴隷制は最適だったのだ。
しかも奴隷には衣食住さえ与えていればよく、給料を払う必要はなかった。(少なくとも高額の給料は不要)

一方の北部は、イギリスとの戦争の結果、イギリスからの工業製品輸入がストップしたこともあり、自前で工業製品を造らざるをえなくなったため、急速に工業が発展していた。工業とは、最近の期間工や派遣切りでわかるように、景気の良いときは人手をより多く必要とするが、暇な時は出来ることなら労働者を解雇しなければやって行けない。
南北戦争前の北部は、急速に工業を発展させていたため、新たな労働力を必要としていたのだ。しかし、不景気の場合を考えると、労働力は欲しいが、何時でも首を切れる状態にしておきたかった。
これを労働力の流動化という。
前述の通り、奴隷制とは、労働力の固定化で、原則として奴隷の首は切れない。工業には不向きな雇用形態だったのだ。
なにしろ、奴隷には給料を払わなくて良いとはいえ、衣食住は与え続けなくてはいけない。
不景気な時にそんなことをしたらたちまち倒産しかねないのだ。

だから北部工業州の多くが奴隷解放に動いた。米国の奴隷解放とは、このように人道上の問題でも人種差別問題でもなかったのだ。

そして発展途上で、さらなる労働力を必要としていた北部は、南部の黒人奴隷を狙ったのだ。だから南部にも奴隷解放を迫った。
リンカーンが奴隷解放を訴えて大統領選に出馬したのは、そういう北部工業州の資本家の支持を得たいがためであるし、当選したのもリンカーンの思惑通り、彼等が後押ししたからだ。

そして、上院も奴隷解放派の議員が多数を占めることが確実になったとき、奴隷達が大挙して北部に移りかねないことに危機感を抱いた南部の大農園主たちが主導して合衆国離脱を図り、そうはさせずと立ち上がった北部とで南北戦争が勃発したわけだ。

このように奴隷問題には、非常に深い真実があったということだ。

結局、解放された黒人奴隷達は、景気の良い時には恐ろしく安い給料で働かされ、不景気の時には職を失って衣食住もままならないという、実態だけをみれば、奴隷時代に比べても悲惨な生活を送らざるを得ないはめに追い込まれてしまった。
黒人の犯罪率が激増したのも、そういう奴隷時代以上に悲惨な生活実態が原因なのだ。

ちなみにbpcbj848さんの自由・保護の話は逆だ。
イギリスに綿花を売りまくっていた南部が自由貿易を主張し、新興工業国でコスト高だった北部が、先進国でコスト安のイギリスに対し 保護貿易を主張していたのだ。


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水木しげると天皇陛下

togetterから転載。
最後のコメントが、一番いい。


水木しげる先生のお別れ会に天皇陛下のお名前があり

天皇陛下の場合において一般的な香典は祭粢料(さいしりょう)と呼ばれる。 ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%AD%E7%B2%A2%E6%96%99 さかなクンも出席したようだが体の一部である河豚は喪に服すバージョンであるようだ。
祭粢料 ゲゲゲの鬼太郎 香典 さかなクン お別れ会 天皇陛下 水木しげる
       

    まとめ


    拍手

    馬鹿発見装置としての組み体操

    「女性自身」の電子版の中にある漫画化ヤマザキ・マリのブログの記事だが、もちろん、このブログだけが私の「お気に入り」で、「女性自身」サイトがお気に入りというわけではないwww
    組み体操関係の記事だと、まともな頭脳の人間の書く記事は当然、それに批判的な内容になるわけで、ここに書かれたことも特別新味は無いかもしれないが、やはり読んでいて面白い。



    「じっと上から積み重ねられる重みに耐え、石のように微動だにせず、バランスを取り続ける。何人もの体重を支える土台になりながら、学生時代の私は〝この組み体操というものを修錬する意味は一体どこにあるのだろう? 例えば今後どういった時に役にたつのだろう……〟とシミュレーションをしてみたものでした。




    不慮の事故や自然災害で大きな物の下敷きになった時……、どこかへ逃走する場合仲間と一緒に塀を乗り越える時……、高い所の物を取ったり電球を取り替えるのに脚立が無い時……、拷問に耐え続ける時……、ピラミッドの巨大石を運ぶ時……。」


    というあたりは、漫画家のブログらしく、漫画的である。

    人を馬鹿にする行為が大嫌いだ、という「谷間の百合」さんのような方もいるが、「馬鹿にしていい対象を堂々と馬鹿にできる」というのはやはり楽しいことではないだろうか。
    私が嫌いなのは、馬鹿にしてはいけない人や事柄を馬鹿にする行為で、それがこの世界にはかなりある。世間の「笑い」の大半は、そういう「嘲笑」ではないだろうか。そして、その笑いというものが、「それって本当に面白いのか」「それって笑っていいことなのか」と立ち止まって考えると、笑えない、というものが多い気がする。そういう意味では、私も「人を馬鹿にする行為が大嫌いだ」と言えなくもない。
    まあ、どちらかというと私自身「笑われる側」に属するだろうから、弱者や劣等者を笑う人間は大嫌いである。物心ついたばかりの子供だって、笑われることは大嫌いなはずだ。笑われれば、「馬鹿にされている」と感じるのが普通だろう。子供が、大人から見るとおかしな行動や間違った発言をしても、笑ってはいけない。それがどれほど子供の心を傷つけるか。

    前置きが長くなったが、「組み体操」は、どこをどうしても弁護の余地のない愚行であるから、安心して笑うことができる。それをやっている学校や、それを弁護する論説を行う人間もすべて馬鹿にして笑っていいと私は思っている。
    つまり、「組み体操」は、それを行う団体(学校)やそれに与する発言を行う人間が馬鹿であることを明確に示す、便利な「馬鹿発見装置」なのである。




    (以下引用)


    12月某日 北イタリア・パドヴァ




    海外旅行保険に入る場合、契約手続きの申し込み欄に「旅行中危険をともなうスポーツをする予定はありますか」という質問項目があります。これからリゾート地へ赴き、そこで思い切りレジャーを楽しみたいと思っている人は、おそらくこの項目で一瞬記入に戸惑うことでしょう。「危険をともなうスポーツ」とはそもそも具体的に何を指すのか、どの範囲までが「危険ではないスポーツ」なのか、自己的な判断だけでは戸惑いを感じてしまいます。




    だいたいスポーツというのはいかなるものであっても、概ねなんらかの「危険」はともないます。人によっては、ちょっと走っただけで足をくじく人もいるでしょうし、私も子供の頃は除雪の際に出来た小さな雪山から、プラスチックのソリで遊んでいる最中に足首の骨を粉砕しましたが、サッカーであろうと野球であろうと相撲であろうと、運動をすれば怪我というリスクは必ずセットでついてくるのです。




    それでも人間というのは、狩りが目的であるとか、他の動物の餌食にならない為に逃げるとか、生きものとしての本能の次元とは別な意識で、普段の生活では使わない運動神経を活性させてみたくなる、特殊な生き物なのです。




    先日『今年4月から10月にかけて、愛知県内の小中学校生132人が組み体操によって骨折したため、事故防止策を検討している』といったニュースをネットで見ました。まず思ったのが組み体操というマスゲームの危険性です。




    例えば、怪我をした理由がサッカーやテニスであれば「ああ、頑張り過ぎちゃったんだね」というスポーツ魂への賞讃の籠った慈悲を示してもらえるけれど、「組み体操をしていて怪我をした」という場合は、「なんでまたそんな無茶な事を…」という、同じ運動であっても本人の意志とは拘わりのない義務や負荷がそこに掛かっていたのではないか?という思いを抱かざるを得ません。「こんどみんなで組み体操して楽しもうぜ!」という子供さん達が当たり前にいるのであれば話は別ですが、今回このニュースの醸した物議の根源は、そこにあるかと思います。




    組み体操とは、だいたい何が目的で学ばねばならないことなのでしょうか。ただでさえ学校での体育の授業の中には、子供の頃から腑に落ちない項目が幾つか有りましたが、組み体操も創作ダンスなどと同様に私にとっては意味不明のカリキュラムのひとつでした。




    例えば球技や水泳だったり、北国であればスキーやスケートなど、実はちょっと楽しかったり、息抜きになったりするものなら生徒たちも率先してやりたがったりするとは思うのですが、組み体操や創作ダンスに関しては、そういった楽しみ的要素を持った運動とはちょっと毛色が違うと感じています。




    将来、中国雑技団に入るのが夢だとか、是非サーカスで活躍したい、アクロバティックなチアリーディングを目指している、という人には喜ばれる授業かもしれませんが、少なくとも私はそういうものには憧れていなかったので、これらの課目は単純につまらなくて苦痛でした。




    image



    役に立つのは、高い所の物を取ったり電球を取り替えるのに脚立が無い時……、拷問に耐え続ける時……



    私は子供の頃はクラスでも体が大きい方だったので、組み体操の時に担うジョイント・ポジションは必ず「土台」でした。留学先でまだ若いのにいきなり椎間板ヘルニアになったのは、〝あの頃の組み体操で、腰に尋常じゃない負荷がかけられていたからなのかもしれない〟なんてことを今このエッセイを書いていて唐突に思いましたが、それはともかく、組み体操は、少なくとも自分のような他者との調和意識に欠け、体力的忍耐性のない人間にとっては確実に不向きな運動です。




    じっと上から積み重ねられる重みに耐え、石のように微動だにせず、バランスを取り続ける。何人もの体重を支える土台になりながら、学生時代の私は〝この組み体操というものを修錬する意味は一体どこにあるのだろう? 例えば今後どういった時に役にたつのだろう……〟とシミュレーションをしてみたものでした。




    不慮の事故や自然災害で大きな物の下敷きになった時……、どこかへ逃走する場合仲間と一緒に塀を乗り越える時……、高い所の物を取ったり電球を取り替えるのに脚立が無い時……、拷問に耐え続ける時……、ピラミッドの巨大石を運ぶ時……。




    いろいろ考えた結果、最終的には、自分が何故こんな事をしているのだろうか、とか、これが何の役に立つのだろうか、などといった邪念を払拭する精神統一こそが、実は組み体操を学ぶ最大の意味なのではないか、という憶測で踏みとどまりましたが、それでも今まで半世紀近く生きてきて、残念ながらあの授業の経験が活かされたと感じた事は一度もありません。




    組み体操はマスゲームという括りで、統一性と団結力を示す国力の表現という軍事的な意味も重ねられて実践している国もあるので、そこに私が何となく違和感を持っている要因があるのかもしれません。しかし、調べてみると、なんとこの組み体操というのは古代エジプト時代の壁画にも記録されていたり、中国の漢時代の土偶にも組み体操状のものがあるそうです。




    軍事的マスゲームという意味とは関係なく、純粋な運動として組み体操が盛んな国というのもブラジルやインドネシアなど幾つかあるようですし、スペインのバレンシア地方では『ムイシェランガ』という人間の塔を作るストリートパフォーマンスが13世紀から引き継がれているそうです。世界旅行の最中にこういったイベントに出くわした場合には、日本の学校で学んだ組み体操スキルを発揮する機会に恵まれる可能性もあるかもしれませんが、その場合は海外旅行保険の加入契約書の「危険をともなうスポーツ」欄へのチェックも考慮しなくてはならなかも……。




    日本での組み体操授業も、今後はいろいろな規制や方針が施されていくようですが(例えば人間ピラミッドの場合高さは2m越えてはいけないとか)、それでもまだ日本の学校における体育教育や運動会にとっては組み体操は大事な競技として残り続けていくのでありましょう。




    人間の歴史があるところに組み体操あり……。


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    ブラック企業の経営者と従業者

    togetterから転載。
    幾つか面白いコメントがある。


    まず、経営側のスキルが低いんだよね。笑っちゃうほど。

    ブラックの本質って非人道性とか以前に馬鹿と無計画の方が強いような気がする。他者を破滅させる以前に自分自身が破滅的に愚か。そういうレベルの相手を倫理的に非難しても意味がない気がする。

    なんというか・・・デフレ長すぎて皆の感覚がおかしくなってる感がありますね


    一億総活躍社会ではなく、一億総キチガイ社会。一つ目国では二つ目の人間は奇形扱いされるように、キチガイ社会ではまともな感覚の人間はまともには生きていけない。何しろ、ワタミや高木や甘利etcが大手を振って与党代議士でいられる社会である。
    「ブラックの本質って、非人道性以前に馬鹿と無計画の方が強い気がする」
    は至言だろう。たいていの「失敗するブラック企業」がこれに該当するのではないか。
    もっとも、馬鹿でもなく、無計画でもなく、合理的に非人道性を徹底して成功する大企業もたくさんあるとは思う。いかにして商売敵を落としいれ、顧客を騙し、社員の給与を下げ、社員を奴隷化し、政治家を利用し、法の抜け穴を探すか、というのが商売だ、と心得ている経営者は多いのではないか。
    最近売れている(ドラマ化も多い)企業小説では、そういう経営者を悪玉とし、良心的経営者や良心的企業人を善玉として描いているわけである。だが、まあ、庶民の不満をガス抜きしているだけのことだ。そういう「庶民の不満」が今、社会に充満していることの方にこそ目を向けるべきだろう。
    私は、その爆発(穏健な形の、選挙による変革が望ましいが)をずっと待っているのだが、歴史的に「下からの改革」の経験の無い日本人は、とことんまで虐待されても永遠に奴隷のままかもしれない。
    とりあえず、企業の話に限るなら、体裁に拘らない限り、ブラック会社などいつやめても生きていくことはできるはずだ。それさえもできない意気地なしは、奴隷のままで生きるのが当然ではないだろうか。もちろん、ブラック会社の経営者は「犯罪者」(労基法違反)である、ということを社会全体の共通認識にし、告発していくことも当然だ。




    (以下引用)

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    安部政権の経済犯罪批判

    「大摩邇」から転載。
    今日の「徽宗皇帝のブログ」の補足になると思っての転載だが、文章内容自体はこちらの方が面白いのではないか。「櫻井ジャーナル」記事の内容(情報)自体は、多くの人にはだいたいが既知のものだろうから。
    少なくとも安部政権への批判という点では、下記記事のほうが舌鋒が鋭くて面白い。




    (以下引用)



    09:20

    国民の義務として積み立てた公的年金で、一介の安倍政権が博打を打つ権限はない、


    るいネットさんのサイトより
    http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=311844

    <転載開始>

    公的年金の加入は日本国民の義務とされる。国家の安定と国民生活を保障する最基底の制度として、その積み立てが合意されたものだ。その公的年金を一介の政権の思惑で、しかも日本株価の下支えの為に投入するなどは許されない。利回りの視点ならば世界に通用する優良日本企業を底値で組み込むべきであり、崩壊前夜の株価PKOに公的年金を組み込む政策(対米従属)強行は有り得ない。

    バブル崩壊に伴う株価下支え対策として1992年に郵貯と簡保などの公的資金の投入が決定され、これが株価「PKO」と呼ばれた。そして安倍政権は日銀総裁を黒田に首を挿げ替え、日銀主導のスキームによる形振り構わぬPKOを実施しだした。更に公的年金にまで手を出して年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオを変更させ、国内外の株式運用枠をほぼ30%→60%へと倍増させてしまった。

    世界経済が深刻な危機に陥っていく今、乱高下を繰り返し暴落の危機が高まる株式市場に、公的年金の運用枠を広げた安倍政権の咎は極めて大きい。国民に強制加入を強いるのが公的国民年金である。暴落の危機に直面したこの時期、基本ポートフォリオは株式運用枠の閉鎖・縮小が有っても拡大などは考えられない。しかも株価や為替の相場は日本人が対処できる代物ではない。今や日本株の取引の60%は外国の投資家である。日本にバブルを仕掛けて、日本国民の冨を収奪し放題してきた国際金融勢力(金貸し支配)の懐に転がり込むだけでもある。

    安倍政権の末路は株価暴落と為替の乱高下にあると誰しも云う。その政権維持の政治手段に公的年金を使うのは禁じ手である。東芝然り、経営責任は個人資産で償わなければならない。安倍総理とその閣僚は個人資産にとどまらず、国民国家の虎の子を散逸させた罪科を問われることになる。
    8兆円の年金が消えた! 安倍政権が株価維持のため年金を株につぎ込み巨額損失
    http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=311845
    8兆円の年金が消えた! 安倍政権が株価維持のため年金を株につぎ込み巨額損失…なぜ誰も責任を追及しないのか

    リンク

     2016.01.26. リテラ より
    -------------------------------------------

     年明け以降、株価がジェットコースターのように乱高下している。2015年の大納会で1万9033円の高値をつけた日経平均は、年明け4日の大発会でいきなり582円安の1万8450円となり、以後、連日安値を更新し、21日にはなんと1万6017円と、昨年末から3000円も暴落した。

     これが株式投資をやらない人にも他人事でないのが、年金積立基金の損得にダイレクトにつながっているからだ。1月8日の衆院予算委員会で民主党の山井和則議員がこの問題を取り上げ、「約4兆円くらいの年金がこの4日間で運用損になっている」と指摘した(この時点での日経平均は1万7697円)。野田佳彦前首相も18日に「年金積立金の目減り。たった半月で約6兆円もの年金資産が失われた恐れがある」とブログに書いた(同1万6995円)。

     これはただごとではないだろう。わずか数日の間に兆単位のカネが消えているのだ。かつて第1次安倍政権の“命取り”になった「消えた年金」は、年金記録が消えているという話だったが、今回は虎の子の年金(現ナマ)そのものが、泡と消えているというのである。ところが、こんな大変なことなのに国民の関心はイマイチで、野党の追及も大甘なのだ。国会開会中なのだから、 野党はこの問題をもっとしっかり追及するべきだ。

     そもそも、こうなった原因はすべて安倍政権にある。安倍政権は、アベノミクスとやらの一環として「株式市場を活性化する」などという(実は嘘の)口実で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用計画を見直した。2014年12月のことだ。簡単にいうと、それまでの年金運用は国債など安全な国内債券中心(約6割)で、リスクのある国内株や外国株への投資はできるだけ抑える方針だった。これを大きく変えて、株式比率(国内株、外国株)を50%まで高めることにした(この組み合わせをポートフォリオという)。いわば、ローリスク&ローリターンからハイリスク&ハイリターンへの転換だ。

     株式への投資比率を高めたのだから、運用実績は当然、株価に左右される。このところの世界同時株安や世界同時株高に連動して、大儲けをしたり、大損をこいたりする仕組みになってしまっている。実は、GPIFは昨年10月に初めてそのことを明らかにした。同年7月〜9月期の運用で7兆8899万円もの損を出していたことを発表したのだ。このときも、 日経平均株価は2万0329円(7月1日)から1万7388円(9月30日)と3000円近く暴落している。

     だが、10月以降、再び株価が持ち直したため、あまり大きな話題にはならなかった。ところが今回は当時の安値をさらに下回る暴落ぶりだ。つまり、損失額は7兆円〜8兆円を軽く超えている可能性すらあるのである。もちろん、逆に値上がりすれば、その分、儲けの幅も大きくなる。だが、そもそもこんな博打場のような株式市場に国民の老後を支える年金を投じるという、極めて大事な選択について、安倍晋三首相はほとんど説明してこなかった。

     アベノミクスの生みの親で安倍首相の経済指南役である浜田宏一・米イェール大学名誉教授がいまごろになって「(国民を)教育しなければならなかった。損をするんですよ、これだけ儲けるんだから」「損をするんですと(国民に)言っておけと、僕はいろんな人に言いました」などと言っているが、噴飯ものだ。説明など、できるわけがないのである。

     なぜなら、一昨年のGPIFの方針転換は安倍政権の安倍政権による、安倍政権のための株価維持工作だったからだ。大手紙経済部記者が解説する。

    「百歩譲って、将来の年金支給額を確保するために国民の合意を得つつ、多少リスクのある投資を進めるというなら話はまだわかるのですが、そんな志はカケラもない。あるのはひたすら、民主党政権時代より株価を高くキープすることです。それによってアベノミクスの失敗を覆い隠す魂胆ですよ。GPIFの運用資金はおよそ135兆円あり、国内株式の投資比率を1%上げるだけで単純計算で1兆3500万円ものマネーが株式市場に流れ込む。東証1部の1日の売買代金が2兆円〜3兆円ですから、株価への影響力の大きさがわかるでしょう。実際、海外投資家からの売りが続いて株価が暴落すると、国内の信託銀行が買いに入って支えることが何度も繰り返されている。乱高下するのは、だからです。要は、安倍政権は国民の年金資産を博打に投じて株価を維持し、支持率をキープしているんです。ただ、こうした官製相場はいつまでも続かない。いつか必ず手痛いしっぺ返しが来るはずです」

     そのバブル崩壊がいつになるのかは誰にもわからない。昨年9月の暴落はその後、持ち直したが、今回の暴落分が戻る保証はどこにもないのだ。22日、25日と2営業日続けて反騰したが、それでもようやく1万7000円台だ。そして、国民にとってなにより恐ろしいのが、この博打経済の司令塔が、経済オンチの安倍首相だということだ。

     前述のように昨年9月の底値が1万7388円、1月26日の終値が1万6708円。おまけにアベノミクス改革によって投資比率を増やした外国株も外国債券も昨年9月の水準を下回っている。にもかかわらず、GPIFの理事長は昨年1月、給料を6割も上げて、年収3100万円になっている。やらずぼったくりとは、このことだ。

     年金は老後の生活を支えるまさに命の綱だ。バブル再来を期待して切った張ったの博打相場に投資した末に、何がやってくるのか。国民は、そろそろ気づいた方がいいだろう。

    <転載終了>

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