https://earthreview.net/artemis-program-postponed/
<転載開始>
有人月面着陸は、どのみち無理な話であり
アメリカ連邦政府が出資し、NASA などが中心として行っている月面着陸計画に「アルテミス計画」というものがあります。
以下のようなものです。
アルテミス計画は、アメリカ合衆国連邦政府が出資する有人宇宙飛行(月面着陸)計画である。
当初計画では2024年までに「最初の女性を、次の男性を」月面(特に月の南極付近)に着陸させることを目標としている。計画名と計画の詳細は2019年5月に発表された。
なお、アルテミスはギリシア神話に登場する月の女神で、アポロ計画の由来となった太陽神アポロンとは双子とされる
最近このアルテミス計画が「大幅に」延期されたことを NASA が発表していたことを知りました。発表されたのは今年 1月のことでしたが、お知り合いの方から聞いて、私は最近初めて知りました。
以下のように報じられています。
NASA、アルテミス計画の有人月面着陸を2026年9月へ延期
JETRO 2024/01/16
米国航空宇宙局(NASA)は1月9日、アルテミス計画の一環として、2025年末に予定していた有人月面着陸を、2026年9月に延期すると発表した。
同ミッションは、第1段階に無人の月周回ミッション、第2段階に有人の月周回ミッション、第3段階以降は有人の月面着陸ミッションを掲げている。今回延期が決まったのは、既にミッションを完遂した第1段階を除く、第2段階と第3段階の両方となっている。
本計画は、NASAがアポロ計画の後継として提案した複数の月面探査プログラムの総称で、将来的に有人火星探査を行う際の足がかりとして、月面に持続可能な基地の設立を目指している。
…なお、有人月面着陸が2025年末に実行される見込みが厳しいことは、米国政府説明責任局が2023年11月30日にレポートで指摘していた。また、同レポートによれば、有人月面着陸の準備にかかる期間を考えると、有人月面着陸は2027年に実施されるものとみており、今回の発表は、それを少し前倒ししたかたちとなった。
ここまでです。
また、ここに出てくる「米国政府説明責任局 (GAO)」は、「アルテミス計画の有人月面着陸は複数の課題に直面している」というタイトルの記事をリリースしていました。
ちなみに、私は明確に、
「人類は外宇宙には行けない」
と確信している者です。
理由はさまざまにありますが、「宇宙では人体がもたない」のです。
最大の要因は「磁場」です。
人間は、地球の磁場から離れると、基本的に生きていられない。過去の動物実験では、低磁場において脳と血流に重大な障害が生じることが何度も示されています。
これについては、かつて、MARS500 という名称の「有人火星飛行の際、宇宙飛行士の人体や精神にどのような影響が出るのかを研究するための実験」があり、このプロジェクトの執行役員であり、ロシア科学アカデミー生物医学問題研究所長であるアレクサンダー・ウラジミロヴィッチ・スヴォーロフ博士がテレビでのインタビューで語っていた部分にもあります。
インタビュー全文は、以下の記事に訳しています。
・「人間は地球の磁気圏の外では生存できない」:ロシア科学アカデミーの科学者が、アメリカの過去の月探査ミッション、そして将来の火星ミッションの「すべてを不可能」と断定
In Deep 2019年11月20日
そこから一部抜粋しますと、スヴォーロフ博士は以下のように述べていました。
スヴォーロフ博士のインタビューより抜粋
…人間が低い磁場の条件に曝露することにより、体内の水の特性が変化し、予測出来ないプロセスが発生する可能性があります。
宇宙飛行士の脳の温度を知ることは非常に重要です。脳は誰にとっても最も重要な器官ですが、実験で得られた驚くべき発見としては、たとえば、宇宙飛行士は地球から遠ざかるにつれて、訓練センターのインジケータと比較して内臓の温度が上昇するのです。
ロシアの生物学者たちは、人間の低磁場条件での予備実験においてでさえ、すでに実験の被験者たちの精神的な混乱を記録していると述べています。つまり、地球の磁場から人間が遠く離れると、脳に強い影響が加わるのです。
それなのに、アメリカのアポロ計画では、完全な地球の外側の宇宙空間で、6日間から 12日間の時間を過ごし、そして、月への飛行を 9回行い、うち 6回で月面に着陸したというのです。これは、私たちの実験で見られている傾向からは考えられないことです。地球の磁気から遠く離れた宇宙空間では、人体に過剰な予期せぬプロセスが経験されるはずです。ここから言えるのは、「アメリカ人たちは月に行っていない」ということです。
新しく得られている科学データは、地球の安定化した磁場の外側の空間では、宇宙飛行士たちの身体と精神的状態に大きな変化が起こることを示唆しており、月飛行は現実的ではないのです。
…以前、日本の科学者たちが、磁場の欠如がイモリの発達にどのように影響するかを研究したことがあります。その結果は、子孫の目と顔が誤って形成され、「双頭の個体」が現れたことを示しました。
地球の磁場は 50マイクロテスラで、他の惑星、たとえば火星や水星の磁場よりも数千倍強いのです。それは、太陽から発せられる荷電粒子の強力な流れから地球の表面とその上のすべての生命を保護する強力な磁場です。
既存の有人宇宙船や国際宇宙ステーションは比較的低い高度で飛行しているため、地球上より磁場は低いとはいえ、その欠如率は比率として 20%未満です。ところが、月への飛行や火星への飛行などの惑星間探査では、宇宙飛行士たちは、完全な磁場の欠如に直面するのです。
なぜアメリカ人たちは、アポロ計画の際、人を月に飛行させる前に、宇宙空間の因子が生物に及ぼす影響を直接研究するために、サルなどの実験動物で試さなかったのかおわかりでしょうか。通常、宇宙飛行士の安全を考えれば、それは必ず行うべきことです。彼らがそれを行わなかった理由は簡単です。元々、月飛行に行くつもりがなかったのです。何しろ、当時のアメリカのサターンロケットの推力は、350トン以下と推定されており、非常に低いものです。
さらに、 NASA のアポロ計画での医療報告に、アポロ乗組員たちの深宇宙での低磁気状態での健康に関する言葉がないのはなぜでしょうか。先ほどまで述べたように、深宇宙の低磁場状態では必ず健康に影響が出るのです。
…頸静脈は、人体で最も大きな血管の1つであり、首、顔、脳への血液供給に関与しています。潜在的に肺に到達する可能性のある血栓は、特に軌道上では致命的な状態です。科学者たちは、このような血流障害は重力の欠如に関連している可能性が最も高いと指摘しています。地球の重力は私たちの体のほぼすべてのプロセスを調節しているため、無重力状態は深刻なストレスを引き起こします。
まして深宇宙では、その影響は甚大です。
結局、地球の磁場圏を超えて、月に飛んだ人類は一人もいません。
地球の大気と磁気圏の外側では、生きている細胞は死滅します。
人類は地球上にしか生きられません。あるいは、人類が他の惑星に行くことができないように、私たちは作られているのかもしれません。
地球からの出口は人類にはないのです。
ここまでです。
他にもいろいろと人類が宇宙に行けない理由はあるのですが(ヴァン・アレン帯の突破など)、ともかく無理なのですよ、人類が宇宙に行くのは。
もちろん、ただ宇宙に送り込むことならできますけれど、全員死体となって帰ってきます。
これは、アポロ陰謀論云々の話とは関係ありません。
アポロのことはよくわからないですが、単純な話として、
「理論的に人間が外宇宙に行くことは不可能」
だという現実です。
ですので、アルテミス計画も無期限の延期か、あるいは、送り込んだ人たちが全員遺体となって帰ってくる光景を見ることになるのか、あるいは、どこかのスタジオで(人間の光景だけ)撮影せざるを得なくなるか、そのどれかになるとは思います。
宇宙旅行という概念は生体的な観点から見れば、あまりにも非科学的な概念です。