【AFP=時事】(更新)1960年代に米ロサンゼルス(Los Angeles)で計7人を殺害し、終身刑で服役中だったチャールズ・マンソン(Charles Manson)受刑者が19日、死去した。83歳だった。カリフォルニア(California)州の刑務所当局が認めた。
マンソン受刑者は1960年代に終末論を掲げたカルト集団を率い、ロサンゼルスの白人富裕層の居住地区で、信者らとともに人種戦争のぼっ発を狙って無差別殺人を決行した。
映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)さんの妻で当時妊娠中だった女優シャロン・テート(Sharon Tate)さんも犠牲者のひとりで、テートさんの姉のデブラ・テート(Debra Tate)さんは芸能情報サイト「TMZ」に、刑務所当局からマンソン受刑者が19日夜に死去したとの電話を受けたと語った。
マンソン受刑者は長い間、病を患っていた。
カリフォルニア州矯正局は短い声明を出し、マンソン受刑者がカーン(Kern)郡の病院で「19日午後8時13分(日本時間20日午前11時13分)に自然死した」と発表した。
「マンソンファミリー」の弟子らは少なくとも9件の殺人を実行したが、1969年の8月9~10日の2日間に7人が連続して殺害された事件を命じたなどとして、マンソン受刑者は終身刑となった。
【翻訳編集】AFPBB News