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「青いリンゴ」の謎

まったくの雑談で小学生レベルの話なのだが、和製ポップスの歌詞というのはかなりいい加減なもので、論理的に考えると妙なものが多い。
昭和何年頃の話か忘れたが、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎というアイドル御三家とかいう存在がいて、その中の西城秀樹の歌に「青いリンゴ」とかいう歌があったのだが、その歌詞の一部に何となく疑問を感じ続けていた。こういう歌詞だったと記憶している。
「青いリンゴを抱きしめても、思い出だけは帰らない」
その何が疑問かというと、
1:リンゴを「抱きしめる」ことは可能か。抱きしめるとは、両手で胸に強く抱くことだが、リンゴのような小さい物は「握りしめる」ことは可能でも「抱きしめる」ことはほとんど不可能なのではないか。胸に「押し付ける」のは「抱きしめる」とは別である。
2:「思い出だけは帰らない」ということは、論理的に言えば、「思い出以外のものはすべて帰る」意味になるはずである。無くしたカネも物も、死んだ人間もすべて帰るわけだ。「だけ」という限定はそういう意味(含意)になる。いや、まさか、「思い出だけは帰らない」ということはありえないから、これは私の記憶違いなのだろうか。「思い出しか」とか「思い出だけしか」だと音調に合わないのだが。(真面目に言えば、これは「思い出となった、あの出来事は二度と帰らない出来事だ」の意味だろうとは分かるwww だから最初に「小学生レベルの話」と書いたのである。)

ということで、何十年も無意識の中に埋もれていた疑念だと思うが、意識の上に浮き上がってくると、解明せずにはいられないのでここに書いたわけである。
言っておくが、私は男のアイドルに興味を持ったことは一度も無いし、彼らの歌をまともに聞いたことも無いので、以上書いたことはすべて記憶違いである可能性は高い。そもそも、何十年も昔のことであるが、こういう「問題意識」は無意識の中で存在し続けているようだ。
歌詞全体が意味不明の「ジンジロゲ」(森山加代子)や「モスラの歌」(ザ・ピーナッツ)などはかえって気にならないのだが、一部に論理的に意味不明なところがあると気になるのが私の性格らしい。

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酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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