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「コミュ力」と論理的応対の違い

「カマヤンのブログ」から転載。ブログから転載するのは久しぶりなのでブログ名は忘れた。別口らしい同名筆者も存在するようなので、紛らわしい。
ここに書いている種類の「コミュ力」は、ある程度は女性の多くが有するものではないか。昔、私が女房に「女性は、なぜ話をしながら、他の何かを観察したりできるのか」と聞くと、「話なんか聞いていないからよ」と言われたような記憶があるが、記憶違いかもしれない。あるいは、「女性はなぜ相手の言葉に即座に返答ができるのか」と聞いて、「相手の話なんか聞かないで、相手が話している間に、自分が言うことを考えてるの」だったかもしれない。
まあ、これは女性に限らず、男性でも、「コミュ力」が高い人の通有の技能かもしれない。「大人」の会話の大半はそれではないか。
相手の言葉の意味を正確に理解し、それに対して自分自身が納得の行く、論理的な内容の応答をしようとすれば、私の頭の回転数だと、だいたい1応答に3分から5分はかかる。つまり、算数の小問(文章題ね)を一つ解くくらいの時間だ。設問を理解し、問題の要素を解析し、解に関係のある要素を抽出し、解答に導けそうな論理を選び、計算し、正解かどうか確認して、やっと答を決定するわけである。
そういう「論理」の応答が会話だと思っていては会話などできるはずはないから、私は日常会話がまったく苦手である。「こういうことを言っては相手を傷つけたり、自分の立場が悪くなったりしないか」という忖度もあるから、なおさらだ。
まあ、自分のブログでは「空気など読むな」と力説しているが、それは「集団の圧力に負けるな」の意味であり、会話で他人を傷つけていいはずはない。また不必要に他人とぶつかることを勧めているわけでもない。わざわざ自ら不利益をしょい込めと言っているわけでもない。
一番大事なところでは利よりも義を選べ、と言っているだけである。
話が逸れた。思い返せば、私は下の記事に書かれている意味での「コミュ力」が昔からゼロだったようだ。


(以下引用)

2016-05-21

[]「コミュ力」とは「相手の話を聞いているような顔をして全力で聞き流す力」である 02:19 「コミュ力」とは「相手の話を聞いているような顔をして全力で聞き流す力」であるを含むブックマーク 「コミュ力」とは「相手の話を聞いているような顔をして全力で聞き流す力」であるのブックマークコメントAdd StarBUNTEN

1

以前にも書いたが、我が妹2号は特殊能力として


「相手の話を真剣に聞いているような顔して、まるっきり相手の話を聞かない」能力


「この話を聞く必要がないな、と判断したら、『耳をチクワにして』聞き流す」能力


を持っていて、元々の才能もあったが、常人が「勉強」に使う時間とエネルギーのほとんどをこの能力を発展させ磨きをかけることに費やした。


我が妹2号の凄いところは「相手の話を真剣に聞いている」風が説得力あり、相手に違和感を全く与えないところだ。


「相手の話を聞き流す=相手の話を聞かない」能力に長けているので、レスポンスは全然違う話なのだが、レスポンスされた相手は全然違う話をレスポンスされているとは全く気付かない。たいがい「聞く価値のない話」をしている人は対話者の話など真面目に受け止めようなどという姿勢を持っていないから、対話者がそれに関連する話をしていようが関連しているかのような顔をした全然違う話であろうが全く気にしない。


我が妹2号はこの「コミュ力」を磨くことに人生のほとんどを費やし、誰からも好ましい人物とみなされている。

2

我が妹2号は人格的にもわりと陶冶されている…と、この間までは思っていたが、自分の子供を宵っ張りに育てた点と、自分の息子に対して「偉くならないように過干渉したい」という我が老母譲りの悪魔の誘惑に負けかけている点がちとまずい。だいぶまずい。

3

我が妹2号はこの能力の結果、我が三兄妹の中で老母との相性が最もいいが、老母と妹2号との会話は、実は互いに全く相手の話を聞いていないという軽い地獄図が。だが老母が求めている話し相手とはそういうものであるのでこの軽い地獄図は正解なのであり老母にとり楽園なのだ。




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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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