世の中にはいろいろな保険があるが、民間の保険は、保険会社が利益を出して社員や株主に金を払うのが第一の目的なのだから、保険加入者に支払う金をいかにして削り、あるいは不払いにするかが知恵の絞りどころだというのは理の当然である。つまり、ほとんどの保険は、最初から加入者の損になるように作られているはずである。
保険というものの本質を考えれば、これは社会的に認知された合法的詐欺システムでしかないだろう。そういうものに入る人間の気が知れない。まあ、金が余って、捨ててもいいという人間が入るものだ。満期で元金が返れば奇跡のようなものだろう。まして、それにプラスアルファが付くなどと期待するのはキチガイ沙汰である。
私の知り合いに、給与の半分くらいを保険の支払いに充てている人間がいたが、そういう人間が保険会社を養っているわけである。
いったい、どうすれば、保険会社の社員や株主が利益を得た上で、保険加入者にまで利益が返ってくるという奇跡が可能なのか、知りたいものである。集めた金を投資して利益を得る? 投資が必ず利益をもたらすなら、小学生でも株をやるだろう。
まあ、余分な金があるなら、親戚知人の中の、困っている人間をまず救うことである。それが返ってくることはなくても、善行をしたという喜びだけでも見返りにはなる。赤十字などに寄付してもいいが、その金の行く先がどうなるかは、私は知らない。
(以下「阿修羅」より引用)
報道:246万円が6845円に・・(生保の危機は最終局面に)/nevada
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/139.html
投稿者 稲垣勘尚 日時 2011 年 6 月 08 日 09:52:07: Je/tdYZdw47GA
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
朝日新聞は、『朝日生命の養老保険を巡り、大阪の69歳の男性が20年後の満期時に246万円の配当をすると言われたのに、実際には6845円だったとして、全額の支払いを求める訴えを起こす』と報じています。
養老保険(一時払いも含む)は発売当初から、「そんな利回りが出せるのか?」と危険な保険と専門家は指摘していましたが、今後相次いで満期がきますので、期待していた保険満期金(配当金)が受け取れないとして愕然とする契約者が続出することになります。
ただ、保険契約上「保証された」収益ではなく、契約者は裁判では負ける可能性が高いですが、約款に小さく書かれた条項を果たしてどれだけ見て理解している契約者がいるでしょうか?
提案書に書かれた、毎月18,000円の保険料を20年間納め続ければ、満期時には保険金500万円と配当金246万円を受け取れると期待したようですが、実際には500万円+6,845円となるものですが、まだ元本が戻ってくるだけましと言えるかも知れません。
事実上の0%金利が続いている今、どの生保も運用収益など出せるものではなく、実際には赤字になっている筈で、今後、元本割れで戻される保険契約が続出し、社会問題になるかも知れません。
利回り1%の国債を買って、経費を埋めることなど出来るものではなく、安定運用先とみていた東電が暴落してしまい、生保は今、青くなっている筈です。
しかも、無配となり、最悪の場合、社債も元本カットとなれば、生保は運用どころではなくなります。
今、誰も口にはしませんが、生保の危機は最終局面に来ているかも知れません。
拍手はせず、拍手一覧を見る
コメント
01. 2011年6月08日 16:39:48: EgHf0LfVP6
生命保険には準備金制度というものが法的に整備されていて、仮に生命保険会社が倒産しても保険金は保護される仕組みになっています。ただ、保護されるのは契約で約束された保険金額ではなく、支払った保険料の積み立て分の9割です。つまり、過去に支払った保険料の9割が返ってくるだけなので、保険金で見れば、元本割れという状況が起こります。
02. 2011年6月08日 23:54:47: qGoRQuUvZY
この記事みて、保険にはいらんでよかったと思ってます。
詐欺だね。
03. 2011年6月09日 01:07:21: tmvqTH4Wac
宮崎学さんのサイトに以前あったような
生保入るな
マンション買うな
借金踏み倒せ
生保は居るなが現実になった
さて以後は
04. 2011年6月09日 04:08:47: 4WV2HM1H9Y
これってバブル期の高金利の時に販売された分だよね…
たしか当時はビックとかヒットで10%に乗せた事もあった記憶がある。
その後、状況があまりに急変した。
景気悪化で解約した人も多いだろうが、訴訟やクレームは連発するだろう。
まったくカオスな世界だ。
05. 2011年6月09日 15:11:43: EToppDdeM
500万戻ってくるだけましだな。
今だったら、保険では貯金などできない。昔の良き時代の高金利保険の話だ。
元本以上の配当金まで貰えると思ってるのが今は間違え。
06. 2011年6月10日 16:06:55: ZpJG7gsukA
自分の場合はこの配当金のカラクリに気が付いて15~6年前に解約した。掛け捨て部分の金額の多さに気が付き、同じ掛け捨てならより少ない掛け捨て金で、より良い保証のものに乗り換えた。正解でした。
ちなみに私も、60の定年時に300万近くの配当金になるとゆう「設計」だったけど、解約時10年近く掛けて貯まっていたのはわずか何千円しか無かったと記憶している。担当者によく調べましたねーと言われた。知っていたくせに。怒り。
保険というものの本質を考えれば、これは社会的に認知された合法的詐欺システムでしかないだろう。そういうものに入る人間の気が知れない。まあ、金が余って、捨ててもいいという人間が入るものだ。満期で元金が返れば奇跡のようなものだろう。まして、それにプラスアルファが付くなどと期待するのはキチガイ沙汰である。
私の知り合いに、給与の半分くらいを保険の支払いに充てている人間がいたが、そういう人間が保険会社を養っているわけである。
いったい、どうすれば、保険会社の社員や株主が利益を得た上で、保険加入者にまで利益が返ってくるという奇跡が可能なのか、知りたいものである。集めた金を投資して利益を得る? 投資が必ず利益をもたらすなら、小学生でも株をやるだろう。
まあ、余分な金があるなら、親戚知人の中の、困っている人間をまず救うことである。それが返ってくることはなくても、善行をしたという喜びだけでも見返りにはなる。赤十字などに寄付してもいいが、その金の行く先がどうなるかは、私は知らない。
(以下「阿修羅」より引用)
報道:246万円が6845円に・・(生保の危機は最終局面に)/nevada
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/139.html
投稿者 稲垣勘尚 日時 2011 年 6 月 08 日 09:52:07: Je/tdYZdw47GA
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
朝日新聞は、『朝日生命の養老保険を巡り、大阪の69歳の男性が20年後の満期時に246万円の配当をすると言われたのに、実際には6845円だったとして、全額の支払いを求める訴えを起こす』と報じています。
養老保険(一時払いも含む)は発売当初から、「そんな利回りが出せるのか?」と危険な保険と専門家は指摘していましたが、今後相次いで満期がきますので、期待していた保険満期金(配当金)が受け取れないとして愕然とする契約者が続出することになります。
ただ、保険契約上「保証された」収益ではなく、契約者は裁判では負ける可能性が高いですが、約款に小さく書かれた条項を果たしてどれだけ見て理解している契約者がいるでしょうか?
提案書に書かれた、毎月18,000円の保険料を20年間納め続ければ、満期時には保険金500万円と配当金246万円を受け取れると期待したようですが、実際には500万円+6,845円となるものですが、まだ元本が戻ってくるだけましと言えるかも知れません。
事実上の0%金利が続いている今、どの生保も運用収益など出せるものではなく、実際には赤字になっている筈で、今後、元本割れで戻される保険契約が続出し、社会問題になるかも知れません。
利回り1%の国債を買って、経費を埋めることなど出来るものではなく、安定運用先とみていた東電が暴落してしまい、生保は今、青くなっている筈です。
しかも、無配となり、最悪の場合、社債も元本カットとなれば、生保は運用どころではなくなります。
今、誰も口にはしませんが、生保の危機は最終局面に来ているかも知れません。
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コメント
01. 2011年6月08日 16:39:48: EgHf0LfVP6
生命保険には準備金制度というものが法的に整備されていて、仮に生命保険会社が倒産しても保険金は保護される仕組みになっています。ただ、保護されるのは契約で約束された保険金額ではなく、支払った保険料の積み立て分の9割です。つまり、過去に支払った保険料の9割が返ってくるだけなので、保険金で見れば、元本割れという状況が起こります。
02. 2011年6月08日 23:54:47: qGoRQuUvZY
この記事みて、保険にはいらんでよかったと思ってます。
詐欺だね。
03. 2011年6月09日 01:07:21: tmvqTH4Wac
宮崎学さんのサイトに以前あったような
生保入るな
マンション買うな
借金踏み倒せ
生保は居るなが現実になった
さて以後は
04. 2011年6月09日 04:08:47: 4WV2HM1H9Y
これってバブル期の高金利の時に販売された分だよね…
たしか当時はビックとかヒットで10%に乗せた事もあった記憶がある。
その後、状況があまりに急変した。
景気悪化で解約した人も多いだろうが、訴訟やクレームは連発するだろう。
まったくカオスな世界だ。
05. 2011年6月09日 15:11:43: EToppDdeM
500万戻ってくるだけましだな。
今だったら、保険では貯金などできない。昔の良き時代の高金利保険の話だ。
元本以上の配当金まで貰えると思ってるのが今は間違え。
06. 2011年6月10日 16:06:55: ZpJG7gsukA
自分の場合はこの配当金のカラクリに気が付いて15~6年前に解約した。掛け捨て部分の金額の多さに気が付き、同じ掛け捨てならより少ない掛け捨て金で、より良い保証のものに乗り換えた。正解でした。
ちなみに私も、60の定年時に300万近くの配当金になるとゆう「設計」だったけど、解約時10年近く掛けて貯まっていたのはわずか何千円しか無かったと記憶している。担当者によく調べましたねーと言われた。知っていたくせに。怒り。
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