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日本サッカー協会の「犯罪」

井口博士のブログ記事で、全体が面白いが長いので抜粋する。
下のような構図は東京オリンピックでも、またサッカー以外のスポーツでも常套的に存在しているだろう。あるいはスポーツだけでなく、あらゆる組織で存在しているだろう。



(以下引用)


事実、監督の給料は会長の田嶋の都留の一声で、1億5千万から2億円に跳ね上がる
ところが、国内の小中高の監督はほとんど教員給与程度か無給のボランティアで行っている。
しかもJリーグができた後のいまは日本サッカー協会は児童生徒にも協会費を支払わせている。
選手登録という形で金を払わされる。さもなくば試合に出られない。
後で見るように、田嶋は「俺が責任を取る」と口先番長で、口先ではそれらしいことをいった。
しかし実際「ベスト8」の目標の達成はならなかった。
にもかかわらず、誰も責任を取らない。
一方、スペインのルイス・エンリケ監督は潔く目標達成できなかったことに対して辞任という形で責任をとるようだ。
この潔さが森保一にはない。むろん、田嶋にもない。
いわば、田嶋は日本サッカー協会の習近平である
森保一は確かに良い人間かもしれないが、良い監督ではない。
もっと優れた日本人監督はたくさんいる。




さて、「田嶋と森保の密約」はニュースに出ている。

日本サッカー協会が、日本代表の森保一監督(54)に水面下で続投意思を確認したことが7日、分かった。日本はFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れた。その後、開催地のカタールで日本協会の田嶋幸三会長(65)が同監督と2年間の契約延長などについて話をした。森保監督も続投に前向きな考えを示しており、早ければ年内、遅くとも1月中には続投が正式に決まり、発表される。この日、森保監督と一部選手が帰国した。


   ◇   ◇   ◇


トップの決断は早かった。日本協会の田嶋会長は5日のクロアチア戦後、森保監督と契約延長について話をした。ひとまず期間は2年を提示した模様。ただ、次回の26年W杯米国・カナダ・メキシコ大会までのさらに2年の契約延長を基本線にしており、実質は4年契約となる。


目標の日本代表史上初のベスト8は達成できなかったが、「死の組」と呼ばれた1次リーグE組で、優勝経験のあるドイツ、スペインを撃破して首位突破。強豪との2戦では、後半に投入した堂安、三笘らが流れを変え、逆転につなげ、采配で勝った。ベスト8を懸けたクロアチア戦でも先制し、前回大会準優勝国と互角の戦いができた。大胆で積極的な采配は今後に向けて大きな可能性を示した。その手腕はもちろん、相手の分析、さらに選手を戦う集団にまとめ上げた求心力も高く評価したようだ。


田嶋会長は大会前から森保監督への全幅の信頼を口にしていた。アジア最終予選を含めて、大会直前まで森保監督の手腕を疑問視する声もあった。それでも同会長は、「批判はオレが受け止めればいい」と、全面的に擁護する姿勢を見せてきた。さらに「意思統一のために(通訳を介すことの多い)外国人ではなく、日本人監督がいいという考えもあるけれど、オレは森保だからいいと思っている」などと語っていた。


17年10月に東京五輪代表監督に就任。18年7月からはA代表も率い、4位になった21年8月の東京五輪までは、兼任で両チームを指揮した。日本協会には、長期的な視野に立った強化を継続したいとの思惑もある。欧州の強豪イタリアは3月のW杯予選で敗退したが、昨年の欧州選手権を制したマンチーニ監督を続投させている。田嶋会長は「いい監督だとの確信、信頼があるなら、仮にすぐにいい成績が残せなかったとしても、続投させる考えがあっていい」と持論を口にしていた。


森保監督はクロアチア戦から一夜明けた6日には「代表というすばらしい環境で監督をさせてもらい、成長させてもらった。もっともっと成長したい思いと、日本サッカーに貢献したい思いはある」などと話しており、続投への支障はない。


日本協会は「05年宣言」として「50年までにW杯優勝」という大目標に掲げている。その実現のためにも、森保監督のW杯の経験は貴重な財産。年俸も1億5000万円(推定)から5000万円増の2億円を提示する案がある。早ければ今月、遅くても来年1月には正式決定する見込み。来年3月の国際親善試合2試合で活動を再スタートさせる。4年後も森保監督とともに-。日本サッカー界が思い描く、ベスト8以上の「新しい景色」への挑戦を、森保ジャパンが続けていく。


要するに、事前協議というものは陰謀の一種なのだ。
他の反対者や反対しそうな者共の知らないうちに約束してしまう。
これは一種の犯罪だ。
高額年収で、日本代表の顔になる監督業は、すべてのサッカー登録者の意見を聞いて決めるべき事柄だ。
協会には公式戦に出る児童から中高大学生まですべて協会費(選手登録費)を支払っている。
ならば、少年たちの意見や声から若者の意見や声、さらにプロ選手の声、すくなくとも天皇杯に出場する選手レベルから全員の意見を聴くべきだ。
それを勝手に会長と元監督だけで密約するということを田嶋は行ったわけだ。
まさに習近平である。昔なら田中角栄と小佐野賢治である。
30年前なら小泉純一郎と竹中平蔵である。
いまならサイコパス岸田文雄とパソナマクドナルド竹中平蔵である。

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