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安倍政権はこれからが正念場

「ギャラリー酔いどれ」から転載。
小林よしのりが、なかなかいいことを書いている。日刊ゲンダイ記事も、安倍政権の従米姿勢、あるいは安倍総理がジャパンハンドラーズの傀儡であり続けることを表明していることを明確に指摘していて、興味深い。何しろ、私はテレビは見ないし、新聞は読まないので、安倍総理の施政方針演説など知る機会がなかったのだ。
共産党の志位委員長の、トランプ政権と安倍政権への懸念、つまり「属国日本へのさらなる年貢強要への懸念」はもっともであるが、さて、安倍政権はどう対応していくつもりか。
答えは、トランプとプーチンが協調的である、というところにありそうだ。
もう一点、トランプの中国敵視姿勢を逆用して、中国との経済関係をむしろ深めて漁夫の利(正確には「漁父の利」だが)を得る、という作戦もあるが、そういう高度な対外政治ができるような能力の持ち主が今の安倍政権内にいるかどうか。何しろ、自分より賢い人間や自分より優れた人間を仲間に入れない、というのが馬鹿の特徴だからwww

まあ、私が安倍総理の立場なら、今こそ好機とばかりに対米自立へと舵を切るが、どうせ残り少ない命なんだから、CIAの暗殺覚悟でそれをやってみたらどうか。そう安倍総理に進言しておく。それで、戦後最高の仕事をした愛国的総理として歴史に名を残せますwww 今のままではただの売国馬鹿総理としてしか名が残らない。




(以下引用)



ナショナリスト=民族派=共産党、

◆http://yoshinori-kobayashi.com/12229/
小林よしのりオフィシャルweb  2017.01.21(土)
トランプ大統領の就任演説は立派だった


昨夜2時にトランプ大統領就任の演説を聞いて、
何ひとつ違和感はなかった。

グローバリズム戦略から保護主義への転換、
国境を高くして企業の国内回帰を促し、雇用を守る政策、

さらにケインズ主義の採用によって
国内のインフラ投資を進め雇用を生み出す政策、
これらの経済対策で中間層を守ることを公約した



さらに世界の平和よりもまず国内の平和を守ること、
だが そのためにもテロリズムとの戦いを続けることを主張していた。

全部納得がいく。

実に常識的な戦略転換であって、
今のアメリカにも、さらには世界の国々のためにも、

脱グローバリズムは評価されてしかるべきである


移民で成り立つ国と言っても、限界はある。

無制限に移民を受け入れることが、国家の崩壊を招くのなら、
制限したり、調節したりするのは当然の政策だ。

日本は今のところ、そうやって国民の秩序の安寧を保っているのだから、
我々日本人がアメリカの移民政策を批判できるはずがない。

絵空事の理念をポエムのように語らず、
やるべきことをしっかり語ったトランプは大したもの
である。

さっそくTPP離脱、NAFTA見直しを表明したが、
有言実行の速さも素晴らしい。

そう思っていたのだが、今朝の「ウェークアップ!ぷらす」
という番組では、トランプの就任演説をボロクソに貶している。

誰一人、トランプの保護主義を理解していない。

自由や平等などの 絵空事の民主主義の「理念」を言わなかった
ことが不満だとブーブー言っている。

どこまで馬鹿を貫いてるんだ?

安易に「ポピュリズム」という言葉を使用して、
トランプを選んだアメリカ国民を馬鹿にするのも全く不思議。

ポピュリズムが嫌いなら民主主義を批判すればいいのに、
民主主義は大好き というのだから頭の中が分裂している


寡頭政治にせよ、賢人政治にせよと言うのなら、わしも賛成するが、
そんな主張をする勇気はないのだろう。

グローバリズムで不安を抱え、疲弊した中間層を立て直す
ための保護主義のどこが悪いのか?


グローバリズムの発信地であるアメリカとイギリスが、
保護主義に舵を切ったのだ。

もしトランプが失敗したり暗殺されたりしても、
もうこの流れは止まるまい。

サンダースのような政治家だって若者に支持されていたのだ。

今後10年くらいかけて、脱グローバリズムは進み、やがて
ナショナリズムの時代が来る


誰もかれもがグローバリズムは「歴史の不可逆的な流れ」と
思い込んでいるが、それは人為的なものに過ぎない。

人為的なイデオロギーだから、人為的に変えられるのである。

トランプ大統領もメイ首相も、保護主義に転換するが、
貿易はインターナショナルに進める
のである


グローバリズムとインターナショナリズムの違いも分から
ないような日本のアホ知識人が、
言論界の「空気」を作っていて、
わしのような考えを披露する場所などないだろう。

せいぜいブログか、動画で言っていくしかない。

それにしても安倍政権の遅れ過ぎた新自由主義感覚は、もはや恥である。

いまだにTPPに未練たらたら、格差拡大を放置して、
日米同盟が最高の価値だと力説している。

ボケ野郎にしか見えないが、これを国民が支持しているの
だからどうしようもない。

では日本はアメリカに追随せず、自由貿易・グローバリズムを追及し、
このまま中間層を破壊し続ける覚悟があるのだろうか?

やがて日本も保護主義へ行くべきと 言論の空気も変化して、
政策を変える政治家や政党が現われるのだろうか?

今のところは自民党も民進党も、TPPに賛成していた通り、
新自由主義路線のままである。

共産党だけが不思議なことに保護主義的な主張をしている
のだから皮肉なことである。



◆http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1768993.html
日刊スポーツ  2017年1月23日
政界地獄耳:日米基軸を繰り返していいのか?


首相・安倍晋三は20日の施政方針演説で冒頭に
「次なる70年を見据えながら、皆さん、もう1度スタートラインに立って、
共に新しい国造りを進めていこうではありませんか」と訴え、

外交施政について「日米同盟こそがわが国の外交・安全保障政策の基軸である。
これは不変の原則です

できる限り早期に訪米し、トランプ新大統領と同盟の絆を
さらに強化する考えであります」と国体の護持は米国にありと、
これさえ言っておけば国は安泰とばかりの日米基軸を繰り返した。

米共和党と長年共闘を組み、民主党政権であってもアーミテージ元国務副長官、
ジョセフ・ナイ元国防次官補らの考える国防路線、
武器購入や米国の戦略に合わせた法整備を従い続けた自民党政治は、
米側に全く想定外の指導者が就いたことで白紙に戻ろうとしている。

本来、戦後レジームからの脱却を掲げる民族派の政治家ならば、
ここは千載一遇のチャンスとばかり、
米国追従外交の打破や、真の独立国志向を示唆するはず
だが、
それもできないようだ。

本来は右派や民族派が訴えるべきことを
最近は共産党が代わりに指摘する


共産党委員長・志位和夫は21日、米トランプ大統領就任の談話を発表した。

「世界各国に米国政府の立場を強要する、
いっそうあからさまな覇権主義的政策を強めるのではないかという、
深い危惧をもたざるをえない」

「今後、日米の2国間交渉を通じて、米国とその多国籍企業の利益を第一におき、
日本に一層の譲歩を迫ってくる危険がある」

「『米国第一』を掲げるトランプ政権に対して日本政府が、
これまでのような『日米同盟絶対』という硬直した思考を続けるなら、
いよいよ対応ができなくなるだろう」と論破した。

これからの米国の要求は国益を損なう要求ばかりになるだろう。

今こそ日米基軸からの脱却ではないのか
。        (K)※敬称略



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