神戸市長田区の雑木林脇で近くの小1女児(6)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された君野康弘容疑者(47)が、女児の殺害と死体遺棄事件への関与を認める供述を始めたことがわかった。接見した弁護人の増田正幸、高木甫(はじめ)の両弁護士(兵庫県弁護士会)が21日午前、明らかにした。君野容疑者は9月24日に死体遺棄容疑で逮捕されて以降、黙秘していた。

 両弁護士によると、君野容疑者は20日の検察の調べに関与を認める供述を始め、同日夜の接見で弁護士に対して「認めました」と話したという。21日朝に接見した際、君野容疑者の表情に変化はなく、淡々とした様子だったという。


 動機について増田弁護士は「分からない」とし、供述を始めた理由などは「聞いていない」としている。高木弁護士は「全面自供だと思う」と述べた。


 女児は9月11日午後、下校後に行方不明となり、遺体が同23日、君野容疑者の自宅アパートから北西約30メートルの雑木林脇で、複数のポリ袋に入れられた状態で見つかった。