忍者ブログ

超訳「踊るドワーフ」#33


「神経索が品切れになったんだ」私は咳払いをして言った。「ここにそれを借りにきたんだ」
「そいつは奇妙だな」彼は私のユニフォームを睨みつけて言った。「君は耳セクションの者だろう。耳の神経索と脚のそれとは交換不可能だ」
「ええと、簡単に説明させてくれるかな。元々は、僕は鼻(訳者注:trunkには胴体の意味と象の鼻の意味があるが、どちらの意味か不明。後で、「脚の神経索が足りなくなって」云々とあるから、鼻よりは胴体のほうが適切かもしれない。)セクションから借りるつもりだったんだが、連中、余分なストックは無いらしい。で、彼らは脚の神経索が足りないらしくて、僕がそいつを1巻き借りてきたら、上等な奴を僕にくれるという話なんだ。ここを訪ねた時、ここには余分な脚の神経索があると言われたんで、僕はここにいるというわけさ」

拍手

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
10 11
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析