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アコーディオン弾き

壺斎散人氏の翻訳によるエディット・ピアフの「アコーディオン弾き」だが、この歌には丸山明宏(漢字は不確か)の名訳があり、その彼自身による歌も絶唱である。ユーチューブにあるかと思うので一聴をお勧めする。私の知人の無名歌手のこの歌(丸山版の歌詞での歌)も、それに比肩するが、無名歌手なので、視聴は不可能だろう。


(以下引用)


アコーデオン弾き L'accordéoniste


エディット・ピアフのシャンソン曲「アコーデオン弾き」L'accordéoniste(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  場末の女にだって
  可愛い子がいる
  その子にはとても
  好きな男がいた
  仕事が終わると
  町に出かけていって
  人ごみの中に
  夢を探した
  男は大道芸人
  風采の上がらない
  アコーデオン弾き
  ジャヴァの曲が得意

  その子は聞く
  でも踊らない
  ただうっとりと聞きほれる
  目を輝かせ
  リズムを取りながら
  男の指の動きを追う
  心が弾み
  気分は高まり
  セクシーな歌を歌い
  出したくなる
  心もそぞろ
  息は乱れ
  音楽に溶け合ってしまいそう

  場末の女にだって
  悲しい子はいる
  大事な人が
  兵隊に行く
  戦争から戻ったら
  家を借りて
  そこで一緒に
  暮らしてみたい
  どんなにかすてきな
  ことでしょう
  あの人が毎晩
  ジャヴァを弾いてくれたら

  ジャヴァの曲を
  口ずさみながら
  男を見つめ続ける
  目を輝かせ
  リズムを取りながら
  男の指の動きを追う
  心が弾み
  気分は高まり
  セクシーな歌を歌い
  出したくなる
  心もそぞろ
  息は乱れ
  音楽に溶け合ってしまいそう

  場末の女にだって
  さびしい子はいる
  愛想をつかされ
  男に捨てられ
  悲しいことに
  二度と会えない
  夢よさようなら
  終わってしまったのよ
  悲しい思いで
  キャバレーに行けば
  ほかの男にめぐり
  会えるかもしれないけど

  ジャヴァの曲を
  聞きながら
  目を閉じれば
  思い浮かぶ
  あの人のぬくもりが
  体を駆け抜けて
  セクシーな気分に
  なってしまう
  なにもかも
  忘れて踊ろう
  あの歌にあわせて


1940年、前線へ赴くミシェル・エメがピアフに捧げた曲で、彼女の比較的初期のヒット曲になった。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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