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論理と倫理の崩壊した社会が生む怪物たち

SNSで断片的に聞く小池百合子のエピソードは、完全なサイコパスであり、安倍、橋下、麻生、竹中とまったく同族である。特に、公衆の前で自分のついた嘘(その記録もある)を平然と「言っていない」とする精神というのは、今の日本では或る種の「無敵の人」だろう。いくら嘘をついても、日本のマスコミなら権力側の嘘の追及はしないということを、長いマスコミ生活で彼女は知りぬいているわけだ。
普通の人間も嘘をつくことはあるが、「平然と嘘をつく能力」を持っているのは稀である。たとえば、森法相など、本来は「嘘のつけない人」だったはずだ、というのが、国会での動揺した態度から推測できる。つまり、黒川問題で心ならずも嘘をつかされた気の毒な人に思える。

論理の崩壊した現代社会で、嘘の追及ができるはずがない。つまり、嘘に嘘を重ねても社会的上昇をしていけるのである。論理の崩壊は倫理の崩壊と並行する。


(以下引用)

深爪@新刊「立て板に泥水」発売中
@fukazume_taro
「女帝 小池百合子」読了。物凄いモノを読んでしまった。次々と衝撃的なエピソードが目に飛び込んでくるのでページを捲る指が止まらない。これは暴露本や批判本ではない。”怪物”の生態記録である。貴志祐介氏の「黒い家」が好きな人には全力でオススメしたい。最高。

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