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気の赴くままにつれづれと。
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合掌して「いただきます」「ごちそうさま」なんてのはごく新しい「作られた伝統」だが、まあ何年までが新しくて何年からが「本物の伝統」かなどという線引きは不可能だし不毛なので、その観点からの批判はしないでおく。
で、それは誰に向けた挙措なのか?
料理を作ってくれた人、振る舞ってくれている本人が眼の前にいるのならその人に向かってゴチになりますの意味でなんらか挨拶するのは自然だが、人に向かって合掌の礼をするのは日本の習慣としてはむしろ違和感がある。
あるいは「生命をいただきます」の意味で食物に向けての礼だという説明もある。その解釈でいくなら振る舞ってくれた人への仁義は省略して構わないことになる。
そして「ごちそうさま」は誰に言ってるのか。まあ振る舞ってくれた人にだろう。一人で愛妻弁当食ってる時はどうするか。妻の顔を思い浮かべつつ唱えるのか。そんな芝居じみたことやってるやつ居るか?
コンビニ弁当の場合は。作ってくれた食品工場の人にでも言うのか。自製の場合は自分に?なんかテキトーだよな。
何より食べる前は命に感謝みたいなしおらしいことを言ってたはずが、腹が膨れたらその件はどこかに行ってしまっている。間抜けな話。
いただきます/ごちそうさまに対する答礼もはっきりしない。「お粗末様」というのがあるが、いのちに感謝説からするととんでもない話だ。語の響きもきたならしい。
ことほどさように「合掌・いただきます・ごちそうさま」はまだぜんぜんディテールが固まってない。機械的に行うのが人としての当然の義務みたいなことを言ってるやつは自分では何も考えられないただのアホである。
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