ローカルな話なので、こちらのブログに載せるが、京都は以前に住んでいたので、その財政破綻可能性の話は他人事ではない。ヤフーニュース所載の新聞記事と、それへのコメントをひとつ載せておく。コメントはたくさんあったが、私が一番納得したコメントである。
京都市に住んでいた間、私は区役所へは何度も行ったが、市役所に行ったことは一度も無い。つまり、一般市民が用があるのは区役所で、市役所にはまったく用が無いのである。では、どういう連中が市役所に用があり、その対応やら得体の知れない仕事に4000人も人員が必要で、その収容に京都の中心地に広大な敷地のビルが必要なのだろうか。で、財政難の中から巨額の建築費を出して新しい庁舎を作る必要が本当にあったのだろうか。
庶民の場合、貯金がゼロに近いなら、キチガイでもないかぎり、贅沢な外車や分譲マンションを数千万円出して買ったりはしない。それが、税金を使うとなれば、なぜそのような贅沢ができるのか。これこそ狂気だろう。
(以下引用)
財政難の京都市 373億円かけて整備の新庁舎に職員が入り切れない見通し 年間6億円超の賃料が必要
財政難にある京都市が373億円かけて整備している新庁舎に、職員が入り切れない見通しであることが明らかになり、見積もりの甘さに、市民からは不満の声が上がっています。 市民の憩いの場 動物園の値上げに、「敬老パス」の対象年齢を引き上げ…。財政難の京都市で、様々な住民サービスに影響が及ぶ中…。 「無駄使いというか、もう少し計画的にしてほしかった」 「京都が潰れてしまいます」 市民から批判の声が上がっているのが…新庁舎のスペース不足と、年間6億円超の賃料です。 京都市は、5年前から373億円をかけて市役所の整備を進めています。 狙いは、賃料の削減です。当時、庁舎には2000人が勤務していましたが、それ以外の約1000人が、スペースが足りないことから、民間のビルで働いていました。 新しい庁舎に3000人分のスペースを確保することで、年間約4億円かかっていた賃料を削減しようと考えたのです。 市役所はもともと、本庁舎と西庁舎そして北庁舎の3庁舎から構成されていましたが、整備により「分庁舎」を増築。他の庁舎の改修などにより床面積は3万2000平方メートルから6万平方メートルに、以前に比べ約2倍になります。しかし… 木村智子記者「現在、職員はいくつかの民間のビルに分散し、業務にあたっていますが、新庁舎ができても部屋が足らず、入居できない可能性があるということです」 市は、この8年間、業務効率化のため、区役所から本庁へ医療衛生関係の部署などを集めました。その結果、本庁に勤務する職員が増えてしまったのです。 本庁舎に入るべき職員は4000人に。当初の計画より、1000人分のスペースが足りなくなる可能性があり、結局、民間ビルを借りることになります。今年度も6億円以上を計上しているといいます。 京都市民からは不満の声も…。 「無駄遣い。職員も多いのとちがいますか」 「もったいないことばっかりしてはる」 「もう少し計画的に工事してくれたらよかったのに」 京都市庁舎管理課は「当初の目標の達成は、現時点で見通せていないのが現状だが、組織を再編するなどして、一人でも多くの職員が庁舎で仕事ができるようにしたい」と話しています。
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