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岡本おさみ亡くなる

岡本おさみが死んだ。岡本おさみと言えば、私にとっては吉田拓郎の「祭りのあと」の作詞者だが、一般的には森進一の「襟裳岬」のほうが有名だろう。(拓郎も同曲を歌っているが。)
年齢的には、私よりも少し上の世代かと思うが、こうして少しずつ亡くなっていく。拓郎も陽水もほとんど活動していないようだし、寂しいことである。AKBのような「幼稚園児のお遊戯会」など、見る気もしないし、テレビの歌番組はもう20年以上も見ていないのではないか。確か、植木等が出た紅白歌合戦(これだけは見たかった。そして、見てよかった。植木等のオーラが会場を圧倒していた。)が最後ではないか。
フォークソングブームは、今のような「電通に作られるブーム」とは異なり、アメリカでのブームに影響されて、日本で自然的に発生したものだと思う。何しろ、フォーク歌手たちは、テレビに出ないことを誇りにすらしていたのだから。
その「日本のフォークソング」は日本の歌謡界を変え、日本の音楽の曲の作り方を変えた。ある意味では、大滝詠一(名前の漢字はこれだろうか?)などもフォークブームの一つの分派だったのではないか。まあ、歌の世界にも歌の歴史にも詳しくないから推測を書くだけだが、歌謡曲の歌詞の世界もフォークソングの影響はあると思う。



高度成長期のあと、バブルのあとの日本の長期低迷は、まさに「祭りのあと」の寂しさである。
日々を慰安が吹き荒れている。人々が帰っていける場所は、はたしてあるのか。


http://www.uta-net.com/song/7522/

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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