どうもよく理解できない事件である。ホテルに行く前にトルクレンチ(普通のレンチとどう違うのか分からないが)を購入したというのだから、おそらく最初から殺害目的だったと思われるが、初めて出会う相手だと思われる女性をなぜ殺すのか、動機が分からない。しかも、場所がホテルだから、殺害現場としてはすぐに犯行がばれそうな場所だ。顔写真が出てきたら、どんな顔の人物か見てみたいものである。
異国に来て、こんな殺され方をした被害者も気の毒だが、風俗店に勤めるということは、このようなキチガイとの遭遇も珍しくはない、と思われる。生きるために選んだ道とはいえ、気の毒なことだ。まあ、犯人は(冤罪の可能性ゼロだし、情状酌量の余地も無いから)死刑でいいのではないか。こういう人間が世間を歩き回ってはいけないし、まして医者になったら怖すぎる。外科医になれば、筒井康隆の「問題外科」の現実化だ。
(以下引用)
ホテルでタイ国籍の女性を殺害したとして、警視庁下谷署は9日、千葉県船橋市前貝塚町、昭和大医学部2年、四十宮(よそみや)直樹容疑者(20)を殺人容疑で逮捕した。2人に面識はなかったといい、同署は動機を追及する。
逮捕容疑は昨年12月18日午後8時半~同55分ごろ、東京都台東区根岸1のホテル室内で、同区根岸2、派遣型風俗店アルバイト、セーンネ・パニダさん(19)の頭を金属製のトルクレンチ(長さ36センチ、重さ835グラム)で殴るなどして殺害したとしている。「棒で強くたたきすぎたが、殺すつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
同署によると、四十宮容疑者は、悲鳴を聞いたホテル従業員の通報で駆けつけた署員にドア越しに呼びかけられ、5階の部屋の窓から飛び降りて頭や腰の骨を折り入院していた。ホテルに向かう前に東京・秋葉原でトルクレンチを購入したという。【土江洋範】
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