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初夢の話

遅まきの初夢だか、半覚醒状態での妄想だかを見た。しかも三つもである。早々と就寝し、十時ごろに目が覚めて、あまりに早いので無理に眠りなおして12時までの間の2時間ほどで見た夢である。
一つ目は、たぶん半覚醒状態で小説の構想らしきものをしていたようだ。別に本気で書く気はないし、その能力もないが、時々半覚醒状態のときにこういう「構想」だけはすることがある。小説のネタである証拠に、題名まで考えてある。「あしたは幸せになる」という題だ。「あしたは」というところがミソで、今日はふしあわせだ、ということを匂わせているわけである。そして、その幸せなあしたが来るかというと、来ないのである。永遠にそれは「明日」なのである。内容は、町起こしに利用された女子高校生の話である。町長の策謀で、町起こしのシンボルとして起用され、本人も大乗り気でいろいろと働くが、すべて空回りに終わり、最後は町全体の非難の的になり、家族や友人からも見放され、精神を病む、という話である。なぜこんな構想を考えたのかさっぱり分からないし、私自身はこんな暗い話は嫌いなのでたぶん書かないだろう。アイデア自体は面白いと思うし、力のある作家が書けばヒット作にもできるかと思うので、誰か書いてくれないだろうか。町起こしの一端として、町中にある豚小屋を撤去させ、町の悪臭源を除去する、ということを実行し、その豚小屋の所有者からも移転費用を出すことで了承を取っていたのだが、豚小屋を撤去した後でその持ち主が訴訟を起こし、「人権活動家」たちがその後押しをして、主人公の女子高生が悪者とされる、というエピソードなども考えてある。

残りの二つは私個人の内面にかかわる、少々恥ずかしい夢なので、書いてあるがそちらは非公開とし、無難な上記ひとつだけを公開しておく。


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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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