チップゲート問題やカメラのフリーズなど様々なトラブルが発生してきたiPhone6sですが、次は夜間に充電している間、自動的に再起動が実行される問題が発生しています。

朝起きるとTouch IDが使えない

ニュースサイト威锋网によると、iPhone6sが夜間勝手に再起動するという事実は、朝起きてロックを解除しようとすると、Touch IDが使えず、「再起動後はパスコードの入力が必要です」というコメントが出てくることによるもので、実際に勝手に再起動される現場が確認されたわけではないため、詳しいことは分かっていません。
 
しかし、Appleサポートフォーラムを始めとして、国内外のサイトで同様の報告がなされていることから、こういった不具合が起きることは間違いないようです。なお、発生パターンや症例はいくつかにまとめられており、現段階では、
 
1.機内モードにして、Wi-Fiが切れると再起動
2.Wi-Fiと4G通信をオフにしていると再起動しない
3.iOS9.0.2を脱獄すると夜間充電中に再起動する
 
などが挙げられています。なお、充電していないのにもかかわらず、日中でも突然再起動がかかる症例も報告されています。

原因は脱獄?

原因として、威锋网は下記の可能性を指摘しています。
 
1.iOSバージョンの問題:iPhone6s/6s Plus以外に、iPhone5sやiPad Air2でも同様の問題が発生しており、かつiOS9.1以前のバージョンでは勝手に再起動しないということが分かっています。ただし、夜間に勝手に再起動される現象はiOS9.1でも発生しているため、決定打にはなり得そうにはありません。
 
2.脱獄後にインストールしたTweakの問題:ウィジェットをカスタマイズ出来るTweakであるCCStettingsをインストール後に再起動の問題が発生し、アンインストールすると解決したという一部のユーザーからの報告が挙がっています。
 
3.ハードウェアの問題:可能性としては指摘できますが、証拠と言えるだけのものは集まっていません。

複合的な要因の可能性もあり

複数のフォーラムを調べた限りでは、脱獄ユーザーからの声が多数を占めています。しかし筆者個人も、脱獄していないのにもかかわらず、iOS9以降、1度だけ端末がバッテリーが切れるまで延々と再起動を繰り返す不具合に見舞われたことがあり、複合的な要因が再起動を起こしている可能性もあります。
 
ひとまず、アップルからの公式見解を待ちたいところです。
 
 
Source:威锋网
(kihachi)