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カネのある社会と人間が温かい社会

「混沌堂主人雑記」から転載。
二つの記事の対比が秀逸なので、全文を転載した。
まあ、文明というものが経済方面や物質面だけ進むと、かえって人間性は劣化する、というのは夏目漱石や西郷隆盛などが昔から見抜いていたことだが、本土と沖縄の両方に暮らした経験から言えば、やはり沖縄の人間のほうが概して人間性は豊かである、と思う。生き馬の目を抜くような都会で生きてきたら、そりゃあ、他人を出し抜いたりする競争には長けるだろうから、都会人からは沖縄の人間は馬鹿みたいに見えるだろうが、競争というものがそれほど重きを置かれない社会でこそ、温かい人間関係は育まれるわけだ。北谷町議会の議員さんたちが赤ちゃんをあやしている姿を想像すると、微笑ましい。「議会は保育所じゃない。真面目に討議をする神聖な場所だ」とおっしゃる方の所在地の議会は、さぞかしご立派な政治が行われていることだろうwww


(以下引用)


リテラ  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・
子連れ出席要求の熊本市議をつるの剛士が「育児を盾にするな」と攻撃! “やり方が悪い”批判の裏に親学的本音


・・・・・・・中略・・・・


つるの剛士が「働く女性や育児を盾に正義を振りかざすな」と緒方議員攻撃


 そもそも、緒方議員自身、荻上チキの『Session-22』(TBSラジオ)で語っているが、これまでにも「子どものいる状態で議員活動をサポートしてほしい」「いつでも授乳をできるように議場に連れて行きたい」「託児所を作れないか」と育児環境整備について要望を続けていた。しかし事務局からは「個人でベビーシッターを」と取り合ってもらえないため長男を連れて出席しようとしたのだ。「ちがう方法があるはず」「手順を踏むべき」などという批判は、こうした事情をまったく理解しない、的外れな批判だ。
 いや、もっといえば、こうした問題で「手順を踏む」「ちがう方法」を要求すること自体が的外れだ。認定NPOフローレンス代表理事でNPO全国小規模保育協議会理事長の駒崎弘樹氏は、Yahoo個人で、緒方議員バッシングについて、やはり「トーンポリシング」であると指摘したうえ、パフォーマンスだという批判に対してもこう反論した。
〈パフォーマンスだったとして、何が悪いんでしょうか?
 社会に課題があった場合、「ここに課題があるんだ」と広く世の中に知ってもらわなければ、課題の解決には至りません。〉
〈こうしたある種のパフォーマンスによって、社会的な注意を引きつけ、事態の改善を誘発する事例はたくさんありますが、「パフォーマンスは悪い」と言う方は、他に声なき人たちが声をあげる方法を、何かお持ちなのでしょうか。
 「パフォーマンスするな」ということは、マイノリティの異議申し立てのツールを奪うことにもなりかねないのです。〉
 そして、問題は今回の緒方議員に対して「やり方が悪い」「パフォーマンスだ」というトーンポリシングを行っている連中の本音である。彼らは一様に「子どもには寛容な社会であるべきだとは思うが」などとエクスキューズのように前置きしてあくまで“やり方”だけを批判しているようなふりをしているが、その本音は“子どもは母親が家で育てろ”ということでしかないのではないか。
 その典型がつるの剛士だろう。つるのは今回の問題に対し自身のツイッターにこう書き込みをしている。
〈『保育園おちた日本○ね』の時もそうでしたが、働く女性や育児、待機児童問題。。などを正義の盾にして正論の剣を振りかざす社会にボクは発展はないと思うし、こういう問題提起の仕方は本当に悩んでいる働くママ達や子供が結局一番可哀想な思いをしてしまうんじゃないかなあ、と思いました。〉

トーンポリシングを繰り返すつるのが出席していた「親学」イベント

 本人ももち出しているとおり、「保育園落ちた日本死ね」が昨年の流行語大賞にランクインした際、つるのは〈こんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました〉とツイート。「保育園落ちた日本死ね」という言葉に込められた、子どもを保育園に入れられなかった母親の切実な思いを無視し、「こんな汚い言葉」と、その“言葉遣い”のほうを非難していた。
 そして、今回も「こういう問題提起の仕方は本当に悩んでいる働くママ達や子供が結局一番可哀想な思いをしてしまうんじゃないかなあ」などと、母親や子どものことを考えているフリをしているが、緒方議員の問題提起そのものについては無視している。では、いったいどういう訴え方だったら、彼女の問題提起に耳を傾けるというのだろうか。
 だいたいつるのはなぜか“働くママ”に限定しているが、議会に赤ちゃんを同伴するのは、父親や祖父母の可能性だってあるし、市議会のような公的な場に赤ちゃんが同席できるようになれば職場に限らず公的な場での赤ちゃんに対する受け止め方が変わり、専業主婦の母親にとっても子育てしやすい社会につながるだろう。それは、当然子どもにとって居心地のよい社会にもつながる。
 ようするにつるのは、本当の意味で“子育てしやすい社会”など真剣に考えてはおらず、本音は「子どもは、母親が家で育てろ」というものなのだ。これは決して本サイトがうがった見方をしているわけではない。
 というのも、つるのは、「保育園落ちた日本死ね」や今回の熊本市議赤ちゃん連れ問題については、言葉遣いや問題提起の仕方を理由に批判しているが、一方で、同じ「汚い言葉」でも、国家の政策に反対する人たちやマイノリティをなじるものについては否定するどころか、それを積極的に支持してきた。
 そして何より、つるのはあの「親学」の広告塔的役割を果しているからだ。たとえば、つるのは、2014年4月に西尾青年会議所主催の「親学のススメ」なるイベントに親学ディスカッションのパネリストとして参加。昨年5月にも松本青年会議所主催の親学をテーマとした「子育てフォーラム」というイベントでもパネリストをつとめている。
 親学とは本サイトでも繰り返し指摘している通り、日本会議の中心メンバーである高橋史朗が提唱する教育理論で、「児童の2次障害は幼児期の愛着の形成に起因する」などと主張するもの。“子どもを産んだら母親が傍にいて育てないと発達障害になる。だから仕事をせずに家にいろ”という科学的にはなんの根拠もないトンデモ理論だ。
 前川喜平前文科事務次官は、本サイトの室井佑月氏との対談で、この親学について、安倍政権の教育政策の背景にある考え方であると指摘したうえで、こう批判している。
「親学というのは、子どもに問題があるのは「親がしっかりしてないからいけない」という考え方です。しかし、いくら「しっかりしたい」「がんばりたい」と思っていても、余裕のない親はたくさんいる。そういう問題を解決しないで「親がいけないんだ」と親の責任にして押し付ける。結局、それでは貧困や母子家庭であえぐ子どもたちを救うことにならない。“親がしっかりすればいい”なんて論理は、つまり“社会的なケアなど必要ない”と言うのと同じです。」
「親学は、「家族が大事なんだ」という考え方でもある。私は個人主義だから個人が社会の単位だと思っていますが、しかし親学は“家族が社会の単位”という考え方です。個人であることよりも家族の一員、一族の一員であることが大事だという。この家族主義的考え方は、じつは、戦前の国体思想でもある。戦前の教育勅語で示されている考え方です。そして、そのベースには家父長制の家制度があった。そこでは親孝行こそ最大の美徳になる。家族なんだからという理屈ですべてを吸収してしまう。」
 つるのが、こうした女性の社会進出を是としない親学の考え方に共鳴していることを考えれば、「保育園落ちた日本死ね」や今回の熊本市議赤ちゃん同伴に難癖をつけているのも、「汚い言葉」「問題提起の仕方がよくない」などというのが建前にすぎないとよくわかる。

・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり


つながっているこころ2  より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・

宮里議員、娘と登庁 控室を保育スペースに 北谷町議会、全会一致で実現(琉球新報)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-596102.html

*可愛い。

ぼのきち

昨夜news23で沖縄県北谷町で議員控室を保育スペースに活用している様子が出てたんですが、保育スペース云々より他の議員さん達がにこやかに赤ちゃんを受け入れあやしている様子が非常に印象的で。議場に赤子を入れることの是非や、託児所かシッターかみたいな落とし所の話はおそらくなんでもよくて→

宮里議員、娘と登庁 控室を保育スペースに 北谷町議会、全会一致で実現
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-596102.html

・・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり

なんか、日本本土の日本人って土人で文明度が低い野蛮ですな・・・

沖縄の人たちの方が文明度が高い文明人です。

「日本人に生まれて悪かった」とは言わない。

「日本本土に生まれて不幸だった。」というのは真っ当な意見である。

そもそも今は本土は放射能だらけだし・・・



お読みくださりありがとうございます。



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