能登被災者関連のニュースがほとんどネットから消えている。邪推するなら、政府によるマスコミ統制かもしれない。
数少ない記事だが、ヤフーニュースからふたつほど載せておく。マイクロソフトニュースだと、無数の記事の中にひとつかふたつしかない。しかも、ひとつは(記事タイトルから判断して)政府の被災者対策に批判的なラサール石井を批判する内容である。
毎度言うが、ネットで記事を精力的に書いている著名ブロガーたちも、能登大地震に関する記事をほとんど書いていない。まあ、著名だからこそ「書けない」(書いたら、報復が怖い)のだろうか。
(以下引用)
石川県能登地方の地震被災地で、避難所トイレの衛生環境が悪化している。住宅の倒壊や火災で多くが避難所生活を余儀なくされている中、流す水が不足し、道路寸断で仮設トイレの配備も遅れているためで、「もう限界」との声も上がる。感染症のリスクや、トイレを我慢し水分を取らずに脱水症状を引き起こす危険性も懸念される。
「誰も排せつできない状況だ」。被害の大きい県北部にある珠洲市の泉谷満寿裕市長ら被災地の首長は、オンライン出席する県の対策会議で連日、避難所のトイレを巡り悲痛な叫びを発する。輪島市の坂口茂市長は会議で「ごみ袋の中に用を足し、1カ所に捨てている」と現状を報告、衛生環境悪化を懸念した。
珠洲市内の小学校に避難中の60代男性は「一番欲しいのは水」と訴える。仮設トイレはなく、トイレの数も不足。学校のトイレ前には悪臭が立ちこめ、避難者らが順番待ちの列に並ぶ。断水のため、バケツでプールなどの水をくみ、活用している。学校でのトイレ利用を避け、用を足す時だけ損壊した自宅に戻る人もいた。
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雪の中、被災住民ら2次避難 「生まれた地、離れたくないが」 珠洲市
避難所から宿泊施設への2次避難のためバスに乗り込む住民=13日午後、石川県珠洲市
能登地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では13日、雪が降りしきる中、避難所となっている市立若山小学校から約20人が次の避難先となる宿泊施設に向け、バスで出発した。 【能登半島地震】空から見た被害状況 市内では公共施設など60カ所に約4400人が身を寄せており、本格的な2次避難が始まっている。 「家の中はぐちゃぐちゃで住めないし、仕事もない。この雪でひどくなると思う」。元日から若山小で過ごした女性(60)はこう語り、2次避難を決めたという。 政守徳子さん(63)は「睡眠不足でしんどい。ゆっくり寝たい」と疲れた様子。地震で住む家はなく、珠洲市にはもう戻らないかもしれないとこぼす。「生まれたこの地は離れたくない思いもあるが、怖い。何千万円もかけて家を建て直せない」と肩を落とした。 見送る住民らは「まだ寒いからお互いに気を付けよう」「また会おう」と声を掛け、手を振って送り出した。 一方、2次避難をためらう人もいる。若山小に家族で避難しつつ、寝る時だけ家に戻っているという会社員の駒田裕和さん(48)は「妻が災害対応の仕事で離れられず、残しては行けない」と話した。中1と小2の娘がいる。「娘2人の今後を考えると、大学や短大の多い金沢市などに家を建てたり借りたりする方がいいのではないか」とも語った。

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