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「100円文庫本」の提言

日本の出版文化は絶滅寸前だが、起死回生の秘法をここで教える。
それは、ダイソーの100円ショップを見習った「100円文庫本」の出版である。ブックオフに奪われた読者層をこれで奪い返せる。
現在の印刷技術なら、余計な手を加えなければ100円文庫本は採算が取れると思う。もちろん、ページ数によって200円本も出版すればいい。表紙カバーも付ける必要はない。
最近、イオン(訂正:イオンではなくトップバリュー。同じか?)が70円から80円くらいのレトルトカレーを売り出したが、あれもレトルトパックの外側のボール紙(箱)を廃止したのが低額化できた理由のひとつだろう。で、味は従来のカレーよりも美味いと私は思っている。文庫本も同じである。表紙に凝って妙なイラストを載せるより、値段を下げたほうがずっといい。100円なら気楽に買えるが、それが700円800円もするのでは誰も文庫本を買わなくなるのも当然だろう。で、面白い作家に出会えば、その作家の本が300円でも400円でも買うはずである。しかし、それを知るのに最初から300円400円出すのは低所得者には「冒険」なのである。

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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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