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無知は滅亡への道

人を餓死させるのは貧困では無く無知なのかもしれません


というのは、重要な言葉だと思う。たぶん、福祉制度の細部を知ることで救われる命は多いと思うが、そういう細部(福祉費用増加につながる情報)を積極的に外部に教えない体質がお役所の中に無いだろうか。
レナ氏の言葉を借りれば、社会を不幸にするのは悪意ではなく無知だと言えるかもしれない。もちろん、人々を無知のままに置いておく、悪意ある存在もあるから、犬が自分の尻尾を追いかけるような理屈になるが。



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朝から役所に行ってあれこれ相談した結果、お金の工面はできないが食料の工面はできる(無償)という事に落ち着きました。
この支援にも色々条件はあるかもしれませんが、お金が無くなってもサラ金に頼る以外の選択肢を知れたのは大きいです。
人を餓死させるのは貧困では無く無知なのかもしれません


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正義の暴走?

下の二つのツィートとも、非常に有益な教訓で、多くの人が心にとどめてほしい言葉だ。
特に、「『正義の暴走は恐ろしい』というのは、(ある面ではもちろん正しいのだが)、それがしばしば悪の側に加担する言葉になってしまう危険性もある」という指摘は重要だ。

何かの思想が暴走して、それへの反対意見が表明できなくなった状況を「全体主義社会」と言うのであり、その支配的思想は正義の仮面をかぶることもあるし、道徳の仮面をかぶることもある。たとえば共産主義というのは「公正と平等」を理想とし、この世界から貧困を根絶したいという理想の表明であり、それ自体はまさに正義であり道徳的な思想だが、その思想の邪魔になる人間をシベリア送りにしたり死刑にしたりしたら、それは「正義の暴走」になる。だが、それは「暴走」が問題なのであって、その思想そのものが不正義だということにはけっしてなるはずはないのである。
なお、私は、共産主義は、道義としては正しいが、それを現実社会で実現しようとすると、「正義の暴走」を生みがちな思想だと思っている。当然だ。それは、「現在の持てる者」の所有を「現在の持たざる者」の手に移すのだから、強大な抵抗と、抵抗の排除(しばしば非人間的な処置)となることが予想され、ソ連などでは実際そうなったわけだ。
だが、社会主義は別である。これは思想の根底を単純に言えば、「個人の利益よりも社会全体の利益を優先させる」こと(それは個人の利益の増進でもあるが、その利益の幅が小さくなる。)であり、そのためには個人の利己主義的行動の制限も当然起こる。では、そういう社会的規制はすべていやだ、という「完全自由主義」が好ましいかと言えば、それはまた当然、暴力の支配するジャングルにしかならないのである。
つまり、法や道徳によってある程度の規制と秩序があるというのは、その社会では一定の「社会主義」が実現しているということなのである。
そして、法や道徳が強者の手によって無力化されている場合には、どうなるか。当然、「社会主義」実現のための改革運動が望ましい、となるわけだ。これが「社会主義革命」であり、絶対王政の時代には暴力革命だけが「現実的」な手段だったわけだが、議会制民主主義が機能していれば、議会を通じて社会全体の制度的改革もできる。これも革命である。

毎度毎度、同じことばかり書いているが、世の言説の混乱があまりにひどいので、何度でも書く。
たとえば安倍一般は明白な「新自由主義」であり、上級国民の利益を守る姿勢しか無いのだから、彼らを左翼、つまり社会改革主義者、あるいは社会主義者と同一視する発言は間違いである。まあ、左翼が何を意味するか、現在は言説が混乱しているが、ネトウヨの中には今上天皇を「左翼だ」「パヨクだ」と言う連中すらいるのである。つまり、憲法厳守の姿勢や平和主義は左翼扱いらしいwww


(以下引用)

  1. さんがリツイート

    「正義の暴走はおそろしい」という言葉に多くの人が飛びつきがちなのは、弱者のために頑張っている人の価値を下げて、自分が何もしてこなかったことを便利に正当化できるからなんだろうなと思う。



  2. あからさまな自慢話を鵜呑みにする人たちは、実は世間の多数派で、そういう心根が純真な人たちは、知識をひけらかす人間を物知りと見なし、実績を誇張する人間を傑物だと評価する。そんなわけなので、高踏的かつ傲岸不遜に振る舞う自慢屋の自我狂は、いつの時代もわりと尊敬されていたりする。





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自分の意志でできることできないこと

トロッコ問題のような質問に対しては、これが一番正しい回答だろうな、と思うが、あまりこういう姿勢に慣れてしまうと、未知の事態に対する思考実験(と言うか、備えや計画)をする姿勢が失われてしまいそうな気がする。
ただ、あまりに先の心配ばかりする生き方を勧めているわけではない。この世で確実なのは、生まれたら必ず死ぬ、そしてその死はいつどんな形で来るのか分からない、ということだけだろう。

なお、下のツィートのインドの覚者と同じこと(自分の行動は自分の思い通りになるわけではない、という、いわば「自由意志否定論」というか、「運命論」のようなこと)を親鸞か誰かが言っている。実際、私の行為は、多かれ少なかれ、やむを得ない状況か、その瞬間の気分で決めているようなところがある。私が雲古や叱呼をするのは絶対にいやだと思っても、やらずに済ますわけにはいかない。人を殺すのはいやだと思っても、徴兵されたら殺さないわけにはいかないのである。





インドの覚者が「~ならあなたはどうしますか?」って聞かれて「その時その場所になってみないとわからない」自分の行動は自己の思惑を超えた多くのものごとでできているから、と答えてるのがあって、私もそう思う。同じ問題でも正反対の行動を人はする。






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「桜を見る会」に参集した面々

この記事の中に出てくるネトウヨ文化人の名前は覚えておくといいのではないか。私は武田邦彦は「ふつうの学者が言わないこと」を堂々と発言する点(確か、「地球温暖化」にも疑問を呈していたのではないか?)で評価していたのだが、いつのまにかネトウヨ文化人の仲間入りをしていたようだ。
なお、この会で安倍総理が俳句を披露したというので、どんな愚劣な俳句かと思って、その記事を見たが、まあ、平凡そのもので俗っぽいが俳句にはなっていたのでがっかりした。顔見知りの官僚にでも作らせたのだろう。それとも百田あたりが作ったか。


(以下引用)





安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』ご一行を堂々招待! 百田尚樹、有本香、ケントらネトウヨ文化人に囲まれご満悦

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首相官邸ホームページより


 また今年も安倍首相が主催する「桜を見る会」が開催された。今年は、カズレーザーや小峠英二、ミッツ・マングローブ、IKKO、五木ひろし、石坂浩二、デヴィ夫人、市川猿之助などといった芸能人を含む約1万8200人が参加。7日に放送された『Abema的ニュースショー』(AbemaTV)で千原ジュニアが「桜を見る会」に誘われながら辞退したことを明かし「知らんおっさんと見たないわと思って断った」と話したことが話題となったが、一方、ジュニアの兄で安倍応援団芸人として知られる千原せいじはしっかり出席。


 そして、安倍首相は今年も、ももいろクローバーZとともに浮かれてポーズをとったり、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーと撮った写真をさっそくInstagramにアップするはしゃっぎっぷり。新元号に触れた上で「きょう咲き誇っているこの花のように、みなさんひとりひとりがそれぞれの花を咲き誇らせることができる、そういう時代を一緒につくっていこう」と挨拶。新元号の私物化をきょうも見せつけた。

 しかし、いま安倍首相は浮かれるような状況状態にはない。塚田一郎・前国交副大臣の「忖度」発言や桜田義孝・前五輪相の「復興以上に大事なのは議員」発言による「辞任ドミノ」のほか、航空自衛隊三沢基地の最新鋭ステルス戦闘機F35Aの世界初となる墜落事故が起こったばかり。いまだ操縦士の安否が確認されていない上、基地周辺に暮らす住民からは不安視する声も出ているというのに、芸能人と花見などしている場合ではないはずだ。


 毎度のことながら、無責任であることを取り繕おうともしない安倍首相の思い上がりぶりには反吐が出るが、きょうの「桜を見る会」では、もうひとつ、唖然とするような光景が繰り広げられた。


 というのも、じつはきょうの「桜を見る会」の招待客のなかに、あのフェイクデマ拡散ネトウヨ番組の面々が含まれていたからだ。そう。『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)の出演陣たちである。


 たとえば、テレビ朝日が午前中のニュースで報じた映像を見ると、安倍首相と昭恵夫人を取り囲んでいたのは、百田尚樹に有本香という世紀の欠陥本『日本国紀』(幻冬舎)のコンビに、ケント・ギルバート、竹田恒泰、上念司、石平太郎、須田慎一郎、大高未貴、藤井厳喜、武田邦彦らといった『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)のメンバーたちだった。

 また、ほかにも番組司会者である居島一平や、あの『殉愛』(幻冬舎)にも登場する、同番組のプロデューサーを務めるDHCテレビジョンの山田晃社長の姿まで……。


 さらに、『虎ノ門ニュース』出演陣が投稿した写真のなかには、『日本国紀』『殉愛』という二大事故本の版元である幻冬舎の見城徹社長の姿も確認できた。


 しかも、安倍首相はこのネトウヨ文化人オールスターズを歓待。石平のTwitterへの投稿によると、〈総理は我ら虎ノ門ファミリーの一人一人に声をかけて握手して下さった〉といい、有本はこんなツイートしている。


〈安倍総理主催『桜を観る会』に虎ノ門ファミリーで参加。「文化人・芸能人」の列前を歩いて私たちの前に来られた総理が「ここから雰囲気が違いますね~。虎ノ門の皆さんが一番『左』に陣取っておられるのが面白い」といきなりの突っ込み。竹田恒泰さんが「我々から見たら一番右ですが」と即応酬。〉


 まったく気持ち悪すぎる会話だが、ようするに、安倍首相は自身の猛烈な擁護を繰り返すネトウヨ番組や、安倍応援本を多数送り出してきた出版社の社長といった“お仲間”を堂々と招待。手厚くもてなしていたのである。






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桜田元大臣「沈みゆく日本」www

前にも書いたが、本当に根が正直な人なんだと思う。(「正直=善人」とかいうわけではない。嘘をうまくつけるほど頭の回転が良くないわけで、その点は私とそっくりだ。つまり、仕方なしの正直者。)なぜこういう人が政治家として大臣にまでなれたのか不思議だが、まあ、これまではマスコミの前に出ることがあまり無くて済んだのだろう。
「沈みゆく日本」というのは、よほどの間抜けでもないかぎり大人のほとんどが思っていることだし、それは自公政権、あるいは小泉と安倍が主犯である、ということも、自公政権の代議士を含め、すべての代議士が知っていることだろう。





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桜田義孝さんの半生を描いた漫画『桜田よしたか物語』がHPにありました。最後のコマのセリフで思いっきり「沈みゆく日本を救うためにこれからも全力で戦います!!」って書いてありました。沈みゆくって言っちゃっていいのかな。漫画でも失言…





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誰かの幸福のために別の誰かが不幸になること

元記事全文は読んでいないが、まるで冗談のような実話である。「学力選抜での不合格は差別」だとすると、入学試験そのものの否定であり、では、どのようにして選抜するのか。
私は受験制度は日本の癌のひとつだと思ってはいるが、それは受験絶対主義を問題としているのであり、入試やテスト自体を否定するわけではない。ある意味では、カネもコネも無い人間がカネやコネのある人間と対等に戦える場が受験だと思っている。(完全に対等でもないが、努力でカバーできる範囲だと思う。)
さて、知的障碍者がテスト無しで高校に入って、どのような高校生活を送るのか。高校など、大学受験のために無駄な知識を覚えるだけだという批判もあるだろうが、友達を作り、遊ぶためだけのために行くところでもないだろう。
いや、そういう高校もあっても面白いとは思うのだが、下記記事の事案は他の生徒たちにとっても学校にとってもかなり迷惑なのではないか。差別的な言い方だが、そのためにFランク高校以下の評価を受けたら、在校生全員の一生の問題である。私は社会福祉をかなり重視する人間だが、「差別の解消」が、現状をより悪い方向に向けることもあると思う。別の面から言えば、「ひとりの人間の幸福のために他の全員が不幸になることは正しいか」という問題だ。




知的障がいの仲村さん、再び不合格 高校受験 家族「学力選抜での不合格は差別」

知的障がい 高校受験 不合格 家族 差別に関連した画像-02

<記事によると>

重度の知的障がいがある仲村伊織さん(16)が今年3月、2度目の沖縄県立高校受験に挑んだが、不合格となった。

受験した1次募集の全日制、2次募集の定時制の2校はいずれも定員割れだったが、県教育委員会は「一定の点数が足りず、入学しても高校の教育課程をこなすことは難しい」としている。

仲村さんの家族は3月28日に県教育庁を訪れ「テストで点数が取れないことが知的障がいの特性であり、今の選抜制度では本人の努力が反映されない。2次募集でも学力選抜で定員内不合格とされることは差別だ」と批判した。

2018年度に重度知的障がい者として県内で初めて公立高校を受験したが不合格となった。

仲村さんの両親は受験を成立させるために必要な「合理的配慮」が十分でなかったとして、「県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例(共生社会条例)」に基づき、県に助言(あっせん)を求める申請。

申請を受け、調整委員会は県教委の配慮が不十分だったと指摘した。

今回の不合格について仲村さんの両親は「合理的配慮に改善は見られたが、テストで得点すること自体が難しい息子の障がい特性が考慮されていないことは変わらず、努力を評価してもらえない」と話している。

以下、全文を読む


<この記事への反応>

良い悪いは別にして、そんな状態で入学してもツラい目に会うのは本人じゃないの?

養護学校にいかせれば?

学力全否定かよ
すがすがしいわ


就職でも「働けないことが特性、働けないからと雇わないのは差別」とか言うのかね?

えー
じゃあオレが東大に行けなかったのも差別?


でも、テストの点数だけで判断する今の教育には新しい風かも


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老人の天国


冗談ではなく、これはやってほしい政策である。政府としても年金生活者にあまり長生きされては困るだろうwww 解禁するだけでなく、むしろ後期高齢者には酒、煙草、麻薬を支給したらどうか。そうすれば幸せな気分で早くあの世に行ける。まあ、暴力衝動を起こす薬物だけは禁止したらいいのではないか。





My April Fool’s Day by Shiriagari Kotobuki

後期高齢者に薬物、麻薬解禁


2019年4月1日、薬物犯罪に画期的な対策がとられた


画と文・しりあがり寿
後期高齢者に薬物、麻薬解禁

時代の先手を打つ

芸能人の逮捕等で話題の違法薬物、麻薬だが、このほど後期高齢者に対しては合法化、解禁されることになった。


これは後期高齢者がほかの疾病を抱えているケースが多く、そもそも余命が短く健康上のリスクが相対的に少なく、死に対する恐怖を和らげる等の効果が期待されるというもの。


一方で孫に分け与えるなどの新たなリスクも予想されるために慎重な取り扱いが求められる。









(この記事は2019年4月1日のエイプリルフールに公開した架空のニュースです)


PROFILE
しりあがり寿


漫画家・1958年静岡市生まれ。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。主な作品は『流星課長』、『ヒゲのOL籔内笹子』、『地球防衛家のヒトビト』ほか。映像、アートなど多方面に創作活動を広げている。神戸芸術工科大学 まんが表現学科 教授





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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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