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超訳「踊るドワーフ」#38

「誰かほかの人とのデートがあるの?」
「全然」彼女は言った。そして彼女はゴーグルと帽子を再装着して、作業台から象の足の爪をつまみ上げ、脚にそいつを当てて合うかどうかチェックした。爪は少しばかり大きすぎたので、何度か素早くやすり掛けをした。
「ねえ」僕は言った。「もし君がデートの予定が無いなら、僕と一緒に行こうよ。一人で行くより楽しいよ。それにいいレストランを知っているんだ」
「それは結構ね。私は一人でダンスをしたいの。あなたもダンスをしたいのなら、誰もあなたが来るのを止めたりはしないはずよ」
「僕は行くつもりだ」
「それはあなた次第」彼女は言った。
私を無視して彼女は働き続けた。今彼女はやすり掛けした爪を足の前の空洞に押し込んだ。今回は完全にフィットした。
「初心者にしては凄く上手いね」私は言った。
彼女は答えなかった。

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超訳「踊るドワーフ」#37

15番作業台(訳者注:前までBenchをそのままベンチとしたが、作業台と訳しておく。)のその娘は細くて小柄だった。まるで中世の絵画の少年のように見えた。
「すみません」私は言った。彼女は私を見、私のユニフォームを見、私の靴を見、そして視線を上に上げた。それから彼女は帽子を脱ぎ、ゴーグルを外した。彼女は信じられないほど美しかった。彼女の髪は長くてカールしており、その目は大洋のように深かった。
「はい?」
「明日の夜、僕とダンスに行きませんか。土曜日です。もしあなたがフリーなら」
「うーん、私は明日の夜はフリーだし、ダンスに行くつもりだけど、あなたとじゃない」

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遠雷とenlight

昨夜8時ごろ、物凄い落雷の音がして、最初は爆発事故か空爆かと思ったが、外に出てみると、誰も街路に出ていない。つまり、気にしていない。
いったん寝て、12時ごろ尿意で目が覚めたのでトイレに行くと、トイレの窓ガラスの外で得体の知れない明かりが間歇的に明滅していて、これが気味悪かったのでまた外に出てみると、空の一部が無音で明滅している。初めて見る光景なので屋内に戻ってネットで調べると、遠雷らしい。
まあ、そのまま寝床で朦朧としていて先ほど起きたのだが、第三次世界大戦でなくて良かった。
で、それで思いついたのが、記事タイトルにした洒落である。
中学高校と英語を強制的に学ばされて、実用で使ったことはほとんど無いが、知的娯楽のネタにはなるし、実はそれこそが教育の最大の効用なのではないか。自分で自分の生活そのものを楽しくするネタになるのは素晴らしい効用なのである。英語だけでなく古文漢文もそういう効用はあるし、人によっては数学や物理や化学も娯楽になるのだろう。
現代国語にしても、たとえば志賀直哉の「城崎にて」(「城の埼」か「城之崎」か忘れた)でも、小学生や中学生の作文のお手本としては抜群だろう。もちろん、大人の「趣味の随筆」の参考にもなる。小動物の死を見て、死生観をあれこれ考察する、というのは素人が書くと臭くて読めないだろうし、既に「©志賀直哉」みたいなものだから要注意だろうが。

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ジャネットとジョージ

記事よりも写真に注目。ジャネット・イエレンの顔貌がジョージ・ソロスにそっくりだと思わない人はいないだろう。男女の一卵性双生児(一卵性双生児で男女に分かれることがあるのかどうかは知らないが)と言われてもおかしくない。両者が非常に近い血縁があるのは明白だろう。つまり、ユダヤ(ハザール?)は経済界と政界と両方を乗っ取っているわけだ。

(以下引用)



YELLEN FIRE IN A CROWDED THEATER: Janet Yellen says only big banks of choice will be bailed out, not regional banks Monday, March 20, 2023 by: Belle Carter


https://www.naturalnews.com/2023-03-20-yellen-only-select-big-banks-receive-bailout.html#



(ナチュラルニュースジャネット・イエレン[Janet Yellen]財務長官は316日、上院財政委員会で、バイデン政権がベイルアウト救済されるのは大銀行だけで、小さな地方銀行は自力で生きていくしかないと認めました。

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行方不明は誰?

質問:次の英文はアガサ・クリスティが作った英文らしいが、この中に行方不明の文字がある。それは何か。

THE QUICK BROWN FOX JUMPS OVER GLADLY
























答え:Zの文字。他のアルファベットはすべて使われている。

(「アガサ・クリスティの秘密ノート」から)

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超訳「踊るドワーフ」#36

作業場には全体で男女合わせて30人以上はいなかった。全員が帽子をかぶりマスクとゴーグルをしていたので、薄暗い中だと誰がその新人の女の子か分からなかった。私は、いつも一緒に働いていた男を見つけて、どこで彼女を見つけられるか尋ねた。
「足の爪を付ける作業をしている15番ベンチの子だな」彼は言った。「だが、彼女を物にしたいと考えているなら、やめたほうがいい。彼女は爪のように固いよ。ノーチャンスだな」
「ご忠告ありがとう」私は言った。

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超訳「踊るドワーフ」#35

ステージ8--脚部門ーーは、広大な平屋の(訳者注:low-setの訳が分からないのでこう訳しておく。)建物の内部にある、長く狭い場所で、一部に一段低い砂場があった。(訳者注:この部分の訳も自信無し。with a partially sunken sandy floorの訳だが、象を砂場で歩かせて脚の付き具合を試すためかと思う。)中に入ると、入館者の目は地面と同じ高さにあり、細いガラス窓だけが唯一の照明源だった。天井から吊るされているのは数本の可動式のレールで、そこからはたくさんの象の脚が吊るされていた。それらをちらりと見ただけだと、象の大群が空から舞い降りてきたように見えるだろう。

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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