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人々は、なぜ他者の発言を批判するか

「神戸だいすき」のコメント欄は、ほとんどスルーしているが、さきほど気まぐれで読むと、なかなか面白い。コメント者同士の罵り合いや、ブログ主への批判など、百家争鳴である。中には近代史やその裏面にも詳しい物知りもいるようだが、概して品性の低そうな印象だ。
まあ、こういう喧嘩の場所(きれいに言えば議論の場)を自分のブログで提供している神戸だいすき女史は太っ腹である。ついでに言えば、彼女の偏見や無知な部分、思い込みも面白い。発言が正確で正論しか言わない人間の書いたものが面白いはずがない。

私など、思い付きのでっちあげをまったく推考なしに書いているブログなので、コメント欄など作ったら地獄化するだろう。何せ、私も含め、人間ほとんどが、他人の悪口を言うのが大好きなのである。他人の悪口を言うと、相手を見下せて、相対的に自分が偉く思えて気持ちがいいからだ。



(以下引用)お互いの喧嘩の事例としては他のコメント群が適切だが、少しは知的にマシなコメントを載せる。






    • 34. タマゴ 
    • 2023年09月18日 22:16
    • >「目的を果たした大東亜戦争」

      「大東亜戦争の目的」とは?
      まさか、この期に及んで、アジアアフリカの解放とか言いませんよね?

      まず、大東亜戦争とは?
      ここが凄く大事。
      多くのネトウヨが誤解している。

      太平洋戦争の日本側の呼称、ではありません。
      「日中戦争と太平洋戦争の総称」が正しい定義です。
      当時の帝国議会でそう決議されたのですから、間違いありません。
      つまり、大東亜戦争の開戦とは、日中戦争の開戦のことなんです。

      日中戦争は、起きた当時、支那事変と呼ばれていました。
      「戦争」とは認識されていなかった。
      なぜなら、戦争には大義名分や宣戦布告が必要ですが、支那事変にはそのどちらも無かったからです。
      よく分からないゴタゴタがきっかけで勃発してしまった単なる紛争くらいに思われていた。

      要するに、大東亜戦争の開戦(支那事変の勃発)には目的など存在しなかったのですよ。
      全て後付けです。
      第一、アジアの国である中国に進出して、何がアジア解放なんですか?
      これだけ言っても分からんアンタは物凄いバカなんですか?
    • 35. タマゴ 
    • 2023年09月18日 23:02
    • >日本は、いくらずたずたにしても降参しない。

      日本がなかなか降伏しなかったのは、当時の日本にとって、国体護持が至上命題だったからです。
      天皇を元首に頂く国家体制を維持するためにはどうすればよいか?

      そこで軍部を中心に唱えられたのが一撃講和論。
      戦争に勝てないのは分かっているが、せめてアメリカに一度大打撃を与えて、少しでも有利な条件で講和したい。
      無条件降伏では国体を護持できんのではないか、と。
      (実は、昭和天皇も一撃講和論を支持していたとされています。)

      しかしアメリカになかなか一撃など与えられなかった。
      そんなこんなで降伏が遅れに遅れ、沖縄が壊滅状態に追い込まれ、特攻の悲劇が遂行され、そして原爆が投下された。
      そこで漸く、軍部も観念し、昭和天皇も降伏することを決断したというわけです。

      日本人が粘り強い民族だからなかなか降伏しなかった、というのは大嘘。
      アメリカに国体護持が保証されていたなら、数ヶ月前に降伏していたんです。
      歴史を学んでいないと、こういう初歩的なデマに簡単に騙される。
    • 36. 明珠 
    • 2023年09月18日 23:33
    • (夢人注:下記記事のウィキペディアアドレスを省略。画面の邪魔になるので)

      松代大本営跡
      沖縄戦への影響
      現代史研究家の大日向悦夫は「沖縄戦というのは勝ち負けの戦いではなく、松代大本営ができるのを待つための時間稼ぎの戦いだった」と述べている[8]。沖縄戦は、1945年4月に米軍が本島に上陸、5月に首里城陥落。その段階で沖縄を防衛していた第32軍は大本営に降伏する旨の連絡をしたが、大本営は「さらに南に移動して戦いを継続せよ」と命令した[8]。そのため第32軍は摩文仁の丘を目指して南に下り、一般住民もその後に従った。連合国の米軍は沖縄南部にかけてモップアップ作戦を展開し、地下壕の多くを破壊した。6月に入ってから、陸軍大臣をはじめ幹部や宮内庁職員が松代大本営の建設現場を視察[8]。天皇の側近が「ほぼこれでいいだろう」と言って松代を後にするのが6月半ばで、その直ぐ後の6月21日に大本営は沖縄に「貴軍の忠誠により本土決戦の準備は完了した」と打電した。

      → 他にもいくつかのタイミングを待っていたんでしょう。
    • 37. タマゴ 
    • 2023年09月18日 23:44
    • >史上一回だけの勝利だから。

      独立戦争(対イギリス)、米西戦争(対スペイン)、米墨戦争(対メキシコ)に勝ってますよ。

      独立戦争はさすがに知ってるでしょう。

      米西戦争では、アメリカはフィリピンをスペインから強奪しています。
      これが後に資源獲得を目指して南下する日本と直接的に対立するきっかけにもなりました。

      米墨戦争では、アメリカはメキシコからカリフォルニアなど広大な領土を強奪しています。
      トランプが作った国境の壁なんてもんは、メキシコからすればフザケんなって話なんですよ。
      元々アメリカ南部はメキシコだったんだから。
    • 38. 名無し 
    • 2023年09月19日 00:25
    • 神戸おばちゃんの思いたいように思うのはいいが、ブログに書くんならよーく調べないとならんね。タマゴさんはよくよく神戸おばちゃんのド間違いを正してくれているから、素直に考え直したらとうですか?
      まあ歳が歳だから直らんかもなーー頑迷だな。

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手紙配達者(文づかい)20

今や私は下界を離れたこの塔の頂で、昨日ラアゲイッツの丘の上から遥かに初対面した時から、怪しくも心を惹かれて、卑しい物好き心でもなく、好色な心でもないが、夢に見、現(うつつ)に思う少女と差し向かいになった。ここから見晴らすはずのザクセン平野の景色はいかに美しくても、茂る林もあり、深い淵もあるだろうと思われるこの少女の心には、どうして勝ろうか。
 険しく高い石の階段を上ってきて、顔にさした紅の色がまだ褪(さ)めないのに、まばゆいばかりの夕日の光に照らされて、苦しい胸を鎮めるためだろうか、この頂の真ん中の切り石に腰を下ろして、あの物言う目の瞳を突然私の顔に注いだ時には、常には見栄えのしない姫だったが、先に空想の曲をピアノで演奏した時にも増して美しいのに、なぜか、誰かの刻んだ墓の上の石像に似ていると思われた。




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哲人統治の「独裁政治」か、アメーバ的人民の「民主制(笑)」か

「混沌堂主人雑記(旧題)」に載っていた「王小人」なる人のツィートだが、私がずっと前から書いてきた考えとほぼ同じである。私の別名ではないwww
ちなみに、同氏は「民主主義」を否定し、「権威主義(哲人統治)」を支持する点でも私と同様である。つまり、民主主義は闇の権力(大資本家)に操られるだけの虚妄の制度だということだ。
無数のアメーバの集まりにしかすぎない、知能も意見もまちまちな無力な「人民」が、いかにして政治的決定を下せるのだ? 代議士は公約すら守らないのに「代議制民主主義」は本当に民主主義の制度なのか?

(以下引用)

返信先: @NJuK5nlOu7xvYvBさん
今回の一番の問題点は資本主義という「経済体制」にある 勝ち組の資本家が権力持って暴れ回ってるわけですから、それを生んだ資本主義を問題提起に挙げるのは当然でしょう 資本主義という怪物にどういう「政治体制(イデオロギー)」で対処したか?が明暗を分けた
王小人
@NJuK5nlOu7xvYvB
結果的に「資本主義&民主主義」の組み合わせが最悪で一番正解に近いのは「社会主義市場経済&中国特色社会主義」でした(私見ではもう結果は出てる) ※ただ中国のやり方は資本家の問題に対して満点解答ですが、安定した継続統治、後継者の資質などは今後の別問題 彼らは「手本を見せる」と言ってます

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愛の前に道は開ける

奇跡的な展開よりも、その奇跡を招いたフェルメールへの愛が素晴らしい。
三枚目の写真(二枚目の絵)が、なぜこうも魅力があるのか不思議である。普通のおばさんの日常の行為のありふれた瞬間を描いて、これほどの名画になるというのが絵の不思議である。おそらく、それは背後の壁の光が絵の中の女性の「後光」となって彼女をまるで神聖な存在のように見せているからだ、と謎解きをしてみたが、まあ、そういう理屈はどうでもいい。
ところで、レンブラント光(線)は有名だが、ほかにはこの「フェルメール光(線)」以外には独特の光線を画家自身の代名詞にした画家はいるのだろうか。


(以下引用)

原田マハ @haradamaha

こんな奇跡があるのだろうか? 10日前にアムステルダムで始まった #フェルメール展 。現存するわずか35点中28点が展示。多分人生でただ一度きりの規模。観たい。観たい観たいみたい!しかし会期中のチケットは完売。どんなに画策してもムリだと判明。 が、とにかく行こう。ダメ元で美術館に直談判だ!


  2023-02-21 17:48:02
原田マハ @haradamaha

ということで、#アムステルダム にやってきた。 美術館の隣りの定宿にチェックイン。「何かリクエストはございますか?」と親切なコンシェルジュ。「私は作家です。アートを題材に小説を書いているんですが、なんとか #フェルメール展 を観られないかと…」 すると、彼女がこう言った。


  2023-02-21 17:48:02
原田マハ @haradamaha

「フェルメールの小説の取材ですか?」 「はい(多分)」 彼女、ニコッと笑って、 「私、今日仕事の後に誰か友人を誘って行こうと思ってました。チケット2枚あります。私と一緒に行きませんか?」 そうして私は会ってきた。 私の親友、フェルメールに。 新しい私のオランダの友と一緒に。 #原田マハ pic.twitter.com/Xfb5W17fNV


  2023-02-21 17:48:05

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手紙配達者(文づかい)19

この塔は庭園に向いた方向に、窪んだ階を作ってその頂点を平らにしてあるので、階段を上り下りする人も、頂に立った人も下から明らかに見えるはずなので、イイダ姫が事も無く自ら案内しようと言ったのも、深く怪しむには足りない。姫はほとんど走るように塔の上がり口に行って、こちらを振り返って見るので、私も急いで追いつき、階段の石を先に立って踏み始めた。ひと足遅れて昇って来る姫の息が切迫して苦しそうなので、何度も休んで、ようやく上に到着して見ると、ここは思いの外に広く、周囲に鉄の欄干を作り、中央に大きな切り石をひとつ据えてある。

夢人注:「この塔は庭園に向いた方向に、窪んだ階を作ってその頂点を平らにしてある」とは、この塔がピラミッド状であることを考えると、ピラミッドの四方の側面のうちのひとつに、壁面を削る(窪ませる)形で階段を作ってある(「階(きざはし)」は「階段」と同じ。)ということだろう。つまり普通の円柱の塔のような螺旋階段ではなく、直線階段だと思われる。そして、その階段の途中も頂上も外部の目に明らかなので、男女ふたりで階段を上り頂点に立っても男女の仲を怪しまれることはない(「深く怪しむには足りない」)、ということかと思う。

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手紙配達者(文づかい)18

メエルハイムは私に向かって、「どうだ、今日の宴会は面白かったかい」と問いかけて、返事を待たずに、「私も仲間に入れてもらえますか」と群れの方へ歩み寄った。姫たちは顔を見合わせて笑い、「遊びは、もう飽きました。姉君とともにどちらへいらっしゃったのですか」と問うと、「見晴らしのよい岩角あたりまで行きましたが、この尖塔にはおよびません。小林君は明日わが隊とともにムッチェンの方に立ちなさるはずなので、君たちの中で一人、彼を塔の頂へ案内し、粉ひき車の向こうに、汽車の煙が見えるところをでも見せなさらないか」と言った。
 口の速い末の姫もまだ何とも答えぬ間に、「私が」と言ったのは、思いもかけないイイダ姫である。物を多く言わない人の習い(癖)で、にわかに言い出した言葉と共に、顔をさっと赤らめたが、早くも先に立って誘うので、私は訝(いぶか)りながら従って行った。後の方では姫たちがメエルハイムの周りに集まって、「夕食までに面白い話をひとつ聞かせてください」と迫っている。


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一人の子供の生命(人権)と全人類の利益という「トロッコ問題」

私は、ジェンナーは自分の子供で実験をしたと本で読んだような記憶があるようなないような感じだが、「自分の使用人の子供」で実験したとなると、「使用人は自分の所有物」という、奴隷制度的思想に思える。まあ、そのおかげで人類は長年苦しんだ天然痘被害から救われたわけだが。現在なら、この実験は人権問題になるだろう。相手が子供だから、どのようにでも騙せる。つまり、相手の同意を得た、とするわけにはいかない。

(以下引用)

種痘はワクチンの先駆け

エドワード・ジェンナーはワクチン開発のパイオニア


エドワード・ジェンナーは、1749年にイギリスのバークレイという乳牛の放牧が盛んな酪農地帯で生まれました。古くからイギリスの酪農地帯では、牛の皮膚に痘疱ができる伝染病(牛痘)がたびたび流行していました。牛痘ウイルスに感染した乳牛の乳房には多数の痘疱ができます。乳搾りをする際にこの痘疱に触れると、手の傷から牛痘ウイルスに感染し水疱を発症、それから2〜3週間後にはかさぶたとなって治癒するという事例が知られていました。ジェンナーはこの牛痘に罹患した乳搾りを行う人たちは天然痘にかかりにくいことに着目し、牛痘にかかると天然痘に対する抵抗性ができるのではないかと考えました(1)。1796年の実験において、被験者となったのはジェームス・フィリップスというジェンナー家の使用人の少年でした。ジェンナーは乳搾りを行う女性にできた水疱から液体を取り出し、取り出した液体の一部をジェームス少年の腕につけた傷から接種するという実験を行いました(注1)。こうしたやり方でジェンナーは何度も実験を繰り返し、その過程で少年に接種する水疱の液体の量を徐々に増やしていきました。接種から6週間後、ジェンナーは少年に天然痘を接種し、その後少年が天然痘の症状を示さないことを見出しました。これが、種痘の発明、ひいては天然痘ワクチン開発のきっかけになりました。
その後、天然痘ワクチンは世界中で使用されるようになり、ジェンナーによる種痘の実験から約200年後の1980年5月、世界保健機関(World Health Organization; WHO)は天然痘の世界根絶宣言を行いました。以降、現在に至るまで世界中で天然痘患者の発生はありません。天然痘は国際社会の協力により人類が初めて根絶したウイルス感染症です。


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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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