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高校生のための「現代世界」1

   高校生のための「現代世界」

 始めに

 高校や中学で習う社会科が退屈な学科だということは、多くの学生が感じていることです。その原因は、それが我々の日常生活と無縁な、地名や年号暗記などの些末的知識の習得だけを強制しているからでしょう。我々の生活と無縁な? はたして本当にそうなのでしょうか。
 地理や政治経済は、まさしく現在の我々が生きている世界そのものです。では、それがこんなにも退屈なのはなぜでしょうか。それは、そこには生きている人間の姿が感じられないから、何のドラマも無いと思われるからです。しかし、そこが間違いなのです。
 歴史と地理と政治経済は、実はすべて同一です。いや、同一のものとして扱わなければならないのです。どのような意味で? それは、生きている人間が自らの欲望を実現するための舞台がこの世界であり、そのための手段が政治経済であり、その結果を書いたのが歴史だからです。別の言い方をすれば、この世界は欲望と闘争の世界であり、その記録が歴史です。みなさんは、自分がこれから生きていく世界がどのようなものであるかを知り、その闘争の中に入っていかなければならないのです。政治経済、地理の知識が無い人間は、そして歴史から学ばない人間は、他人に精神的に、そしておそらくは実際的にも支配される人間になるでしょう。つまり、奴隷的国民になるわけです。
 ある意味では、これまでの社会科教育は、その科目を退屈なものにすることによって、日本人の社会意識そのものを希薄にし、政治参加の意欲を失わせたという点で、為政者(官僚や政治家)や社会の実質的支配者(経済的支配層)たちにとっては有益なものだったでしょう。国民の無知や無気力ほど上の人間にとってコントロールしやすいものは無いのですから。だが、それによって精神的な奴隷となっているのが今の日本人なのです。
 みなさんは、いや、我々はもっと真剣に社会科を学ぶ必要があります。学校や予備校の社会科だけではなく、また、スポンサーの意向によって偏向を受けている新聞テレビなどのマスメディアだけでなく、様々な書物やインターネットなどをとおして真の情報を手に入れ、この社会について自らの頭で正しく判断できる人間にならねばなりません。そして、選挙の投票行動を通して、この社会をより良くしていく必要があります。今の社会が悪いのは、確かに、今の大人やその前の世代の無知と無責任のためですが、その原因は実は彼らを無知に追いやった社会科教育のためであり、彼らも被害者なのです。この悪循環をどこかで断ち切らないと、日本に未来は無いでしょう。
 この本は、一応は高校生のための社会科参考書ですが、そこに述べてある事柄のほとんどは、他の参考書にも出ていることです。いや、ほとんどの教科書や参考書は記載された事実や資料に違いはありません。大事なのは、その書物が生きるための武器となるかどうかであり、興味深く、効率的に学べるテキストかどうかなのです。
 では、現代世界(「現代社会」では、限定された科目の話になりますから、私のこの本の題名は「現代世界」とすることにします。)を学ぶポイントは何でしょうか。私の考えでは、それは、次のようなものです。①、②、③、④は世界の見方、⑤は勉強の仕方です。

① 政治は経済を目的として動いている。(簡単に言えば、誰か…個人や団体…が、自分が得をするために政治的手段でそれを実現するということです。)
② 経済は、物的人的資源を金に換える手段である。したがって、地理と経済は密接に関連し、政治とも関連する。(たとえば、ある国が戦争を起こすのは、正義や大義名分のためではなく、その裏に常に金や利益という目的があるということです。)
③ 近現代史は西欧(注:「西欧」は「西洋」の誤記。以下同様)中心の歴史として捉えねばならない。(もっと露骨に言えば、現在の世界は、十九世紀から二十世紀前半に西欧国家が世界を支配したその延長にあり、弱小の国々は、外見上は独立国家でも、実質的には元の宗主国等の支配を受けているということです。日本は十九世紀の侵略からは免れましたが、第二次世界大戦での敗戦によりアメリカに占領され、サンフランシスコ平和条約で名目的には独立は果たしたということになっていますが、今なお日本の中に米軍基地が居座っているという「被占領国家」です。)
④ 国家と国民と政府は区別して捉えねばならない。(これは、我々が日常的にやりがちな誤りです。たとえば、日本の国債残高が何百兆円あって、それは国民一人当たり何百万円の借金に当たるという「説明」がよく新聞に載りますが、借金したのは政府であって、国民ではありません。そうした言い方で責任の所在を誤魔化すのはよくあることです。一般に、新聞記事は「誰が何のためにそういう情報を流しているのか」という視点で見る必要があります。)
⑤ 一般的に、物事の幹となる部分と枝葉の部分を分け、まずは幹となる部分を身につけた上で枝葉の部分を勉強していくこと。(地理で言うならば、まずは西欧の大国と、その関連国家を学ぶべきだということです。たとえ大国でも現代世界の主役ではない南米やアフリカの諸国は最初からは学ぶ必要はありません。また、小国でもベトナムやカンボジアのように大国の植民地政策の犠牲になってきた国々や、現在の世界の焦点である中東諸国は、政治の実際を知るためにも学んだほうがいいでしょう。歴史なら、まずは近現代史のトピック的事件を中心に学ぶべきです。)

 では、これから一緒に「現代世界」について学んでいきましょう。ただし、勉強の主役はあなたであり、自ら主体的に学び、調べていくという姿勢が無いと、ここで学んだものは役に立たないと思ってください。それでは、いざ、未知の世界へ!



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徳川幕府はなぜ開国を拒んだか

今日二度目の投稿だが、先ほど興味深い記事を読んだので、転載しておく。
「逝きし世の面影」という、わりと知られたブログの記事なので、読んだ方も多いだろうが、一つだけ解説を加えれば、西洋諸国の姿勢は今でも当時の「帝国主義」時代と何も変わってはいないのである。TPPが明治維新、太平洋戦争の敗戦に次ぐ「第三の開国」であり、それによって日本は今度こそかつての印度のように完全な奴隷国家になるという認識を日本国民全体が共有しなければならない。その前提として、「真の世界近代史」が知られねばならないだろう。
私が昔書いた、「高校生のための世界史」という「世界近代史ダイジェスト」を、今日のうちに掲載しようと考えている。これは山川出版などの世界史教科書を私流の観点からアレンジしたもので、書かれた事実は教科書通りだが、そこに「西洋の本性」という要素を加味すれば世界近代史が違って見えてくる、というものだ。
とりあえず、次回から数回に渡って(多分今日のうちに全部)掲載する。もちろん、ネット上には優れた知識の持ち主や優れた書き手はたくさんいるが、そういう人たちは十把一絡げで「陰謀論者」扱いされ、彼らの書いたものが多くの人には知られていない可能性があるので、私自身の拙文も「いざ鎌倉となればやせ馬に乗り、錆刀を取って参戦する」くらいの戦力にはなるかもしれないと思ってのことだ。それほど今の日本は、(TPP参加による)亡国の危機にあるのである。


(以下引用)


『何を恐れて開国(通商条約)に抵抗したのか』

当時のロシアやイギリス、フランス、アメリカが日本側に求めた『通商』(開国)とはいったい『何』を意味したのだろうか。
何故、これほどまで徹底的に徳川幕府は外国との自由な通商(開国)を恐れ、拒み続けたのだろうか。
現在における『通商』の意味は、何か喜ばしいもの、有利なものと考えられている。
通商関係を持つことで双方が利益を得ることが出来るし、新しい可能性や視野が生まれて来ると現代人なら思っているので、通商関係(開国)に頑強に抵抗した江戸時代の日本人とは島国根性で視野狭窄、未知の新しいものを恐れてパニック状態に陥ったとも解釈出来る。
現代人は、世界との通商関係とは日本の命綱に近い大事なものと考えていて、世界に広がる貿易(通商)なくして現在の豊かな日本社会は考えられない。
ところが民主主義の今とは大違いで、19世紀中葉の世界は全く別の『危険な構造』になっていた。
自由な通商とは恐ろしい罠であり、特に当時の日本人にとっての『世界』とは、恐ろしい脅威に満ち溢れている弱肉強食の『力』の論理で無法が横行する危険な世界であると考えられていた。

『インドの植民地化とアヘン戦争後の中国』

5千年近い古い偉大な文明を誇る大国インドのマハラジャ達の野望を利用してイギリスやフランスは傭兵部隊を組織して国内で血みどろの権力闘争を行い、インド人の権力者達は次第に弱体化していく。
当時の欧州諸国にとってのインド製品は魅力に満ち溢れていたが、対してイギリスフランスなど欧州製の品物は皮革や羊毛蜜蝋など大航海時代以前とさして代わり映えしない魅力の無い品物ばかりで、イギリスやフランスなど欧州側が大幅な輸入超過による慢性的な貿易赤字に苦しめられていた。
イギリスにはインドの様な何でもある国が欲しがる品物が無かったのである。
ワーテルローでフランスのナポレオンがイギリスに負ける1815年に、全インドもイギリス軍の軍事力で完全植民地化が成功してしまう。
イギリスの東インド会社による支配により、インドの優れた繊維産業は壊滅しインドは単なる原料輸出国(イギリス製品の輸入国)に成り下がってしまい、原綿の輸入価格も綿製品の輸出価格もイギリスが独断で決定出来るようになって、やっと英国の今までの構造的な貿易赤字が解消されるのです。
徳川幕府は地理的に5000kmも遠く離れていたにも関わらずオランダや中国経由で、正確な情報を取集してインドで起こった悲惨な事態をすべて把握していた。
インドは日本にとっては中国に次ぐ心情的にも親近感の有る文化の一大中心地であり、日本人の精神的バックボーンの仏教発揚の地である。
スペインから独立したオランダは海洋国家として19世紀の初頭まではイギリスフランスなどに対抗する一大勢力(敵)であったので、遠慮することなく敵国イギリスが日本と比べられないくらいに大きな国であるインドの首を徐々に絞めて殺していく様を正確に日本に伝達していたのである。
ペリー来航の9年前(アヘン戦争終了2年後)の1844年オランダ王ウィレム2世はイギリスによってインドが無残に植民地化される様や中国に無理無体を吹っかけたアヘン戦争の経過など弱肉強食の帝国主義時代の世界情勢に鑑み『開国も止む無し』(武力抵抗の危険性)との国王の親書を徳川幕府の将軍に送っている。

『最初は通商から始まった』

当時の日本人が欧米の求める『通商』を恐れた理由は、独自の優れた文明を誇った大国インドが滅んだ最初の出来事が、何でもない普通の『通商』から始まっていたからである。
悲惨で残酷極まるイギリスによるインドの植民地化は、300年前に白人が来て南部の海岸部の幾つかの都市と普通の通商を求めるところから全ては始まった。
最初は慇懃で親切で友好的であったが、少しづつ着実に影響力や権力を持っていきインド内部の争いに介入して対立を煽り、最初の白人商人のインド上陸から300年後の最後には大文明圏である全インドを手に入れ、その時は慇懃でも親切でも友好的でも無くなっていた。
インド人は自分自身に対して自信を持っていて、欧州人を少しも恐れていなかった。
何故なら当時のインドは欧州諸国に対してほとんどあらゆる点で優れていたからです。
最初の時点では、インドは文化的にも軍事的にも経済的にもヨーロッパよりも数段勝っていた。インドは植民地化される19世紀時点でもGDPで英国を上回っていた。
しかしインドにとって、そんなことは最後には何の役にも立たなかったのである。

『本当は怖い貿易・通商。trade(貿易)の意味』

150年前にアメリカなど当時の列強が押し付けた『全ての障壁を失くした自由な通商・貿易』(trade)ですが、今の日本語的なイメージでは『自由な貿易』は薔薇色で、少しも『悪い』ところが無い。
ところが、この名詞としての通商(trade)の本来の意味は動詞としての『騙す』であると言われています。
広い大陸での、価値観の違う異民族相手の利害が対立する通商・取引(trade)とは騙し騙されるのが基本で、少しでも油断したら騙されて酷い目に合う危険が潜んでいた。
英語の通商・貿易(trade)には、日本語に無い『怖い意味』が含まれているのです。
tradeは、島国で同じ相手と永久に付き合う必要がある日本人が身上とする商売上の『正直さ』や『公正さ』だけでは成り立たない、彼我の『力関係』がものを言う弱肉強食の厳しい世界なのです。 (trade on には『取引します。』との訳以外に、もう一つの『付け込む。』との恐ろしい意味が含まれている)
大ヒットしたジョージ ルーカス監督の『スター・ウォーズ』の悪役は何故か通商連合だった。
英語圏では『通商連合』(Trade Federation)と言われると『油断するな』と身構えるのでしょう。
『天高く馬肥ゆる秋』の言葉の由来となった万里の長城を越えて中国を脅かした匈奴の昔から、洋の東西を問わず、通商を担う遊牧民は、農耕民にとっては貴重な品々を商う『貿易』だけではなくて、同時に恐ろしい略奪者なのです。









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最悪の人権抑圧国家

「マスコミに載らない海外記事」のポール・クレイグ・ロバーツの文章の一部を転載。
今のアメリカの状況は、今の日本と相似形だが、日本よりもややひどいようである。そして、日本はそれに近づこうとしている。要するに、「1984年」に描かれた、国民を精神的にも完全に奴隷化した全体主義国家の姿である。
右翼お得意の言葉で言えば、これは共産主義国家の姿なのだそうだ。あれ、アメリカって、資本主義の最先端の国家ではなかったっけ?



(以下引用)


今日、アメリカ政府が世界中で民間人を爆撃する中、道徳意識は一体どこにいったのだろう? 責任を負わない政府高官に、人身保護令状や法の適正手続きを無視する権利があるというブッシュ政権の主張を、大統領執務室に座を得た初めての被抑圧階級の一員として、承認した最初の黒人大統領の、市民的権利運動の道徳心は一体どこに行ったのだろう? この犯罪にも満足せず、オバマは、行政府が、曖昧な“テロ支援”を理由に、疑わしい国民を誰でも、裁判で何の証拠も提出無しで殺害する権利を主張している。現在あらゆるアメリカ人が持っている権利は公民権法以前に黒人が持っていた権利よりもわずかだ。

戦争や警察国家に批判的なコラムを含め、あらゆるものが“テロ支持”だと宣言されかねない。独裁者ブッシュが言った通り、“我々の味方か、我々の敵”なのだ。

印刷物とTVマスコミと、多くのインターネット・サイトは、支配者が言いたいことを理解している。アメリカ政府の狙いに役立つようにすれば成功できる。広告主とCIAが金庫にお金を注ぎ込んでくれる。体制に挑戦すれば、悪魔化され、軍事法廷、無期限拘留や、暗殺の憂き目に会いかねない。ブラドリー・マニングとジュリアン・アサンジは真実を語っているがゆえに迫害されている。

これまでの所、アメリカ政府によるテロは、主に印刷媒体、TV、そしてインターネット・メディアの大半によって熱心に悪魔化されているイスラム教徒に対するものに限られると、アメリカ政府は国民を説得してきた。だがもしイスラム教徒のアメリカ国民が市民的自由を奪われるなら、他の全てのアメリカ国民もそうなるのだ。安全な人々は、独裁者と組んで、盲従したままでいる連中だ。

独裁者と組むためには、アメリカ合州国国民は、道徳心も、正義感も、無辜の人々や寄るべ無き人々への思いやりも持ってはならない。彼等は最悪のアメリカ人だ。ところが、彼等が現在の環境の中で成功できる唯一の連中だ。






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政治のウソ、統計のウソ

「zeraniumのブログ」から転載。
ベン・フル、飛鳥昭雄ともに怪しげなところのある人物だが、独自の情報や分析力を持っていて、興味深い。とりあえず、備忘がてら転載しておく。
まあ、最低でも地球温暖化の嘘くらいは世界の常識になってほしいものである。そのために原発が生き延びているということもあるし。
温暖化どころか、地球は寒冷化しているのではないかと思われる、最近の寒さである。




(以下引用)




ベンジャミン  僕は「旧約聖書」で洗脳され、奴隷化された民族がユダヤ人だと考えている。「旧約聖書」というのは、あくまでも一つの民族の歴史が書かれただけのものです。その点については考古学などでも証明することができるはずです。ですからそれと同じ視点で、これからはインドや中国などにあるそれよりももっと古い神話や歴史に注目する必要があると思うのです。実際、もう白人だけのストーリーは聞き飽きているんです。ハリウッドなんかももう、飽き飽きだよ!

飛鳥  そうだねー。
     もういい加減、白人一本やりは飽きたね(笑)。 しかし欧米人がそういう「白人ストーリー」を意識して支配を進めてきている以上、そこのところは無視できないけどね。

ベンジャミン  それでももう、「白人ストーリー」は終わりつつあるよ。
         たとえば今、アメリカでは脱ロックフェラーの動きが起きています。大親分が変わると、その下にぶら下がっている連中も全部変わるわけで、ロックフェラーがロスチャイルドと提携したということも背水の陣で、そうせざるを得なくて団結したということなんです。これまでは彼らは原子力利権と石油利権で対立していて、たとえばBPのメキシコ湾原油流出事故はロックフェラーとロスチャイルドの戦いだったけど、もうそれどころではないから団結しようとしている。そして今、インドネシアで双方の代表が交渉に入っている。

   それから最近、ブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミット(リオ+20)は、日本や欧米の新聞では「大失敗に終わった」と報道されているけれど、事実はまったく逆なんですよ。実はそこで、5000億ドルが貧困対策や環境対策に充てられることが約束された。そしてその代わりに、二酸化炭素税がどうのこうのという話がピタッとなくなった。それは、作られた地球温暖化の話がまったくなくなったわけで、つまりは世界の権力構造が裏で変わったんです。それはもう、隠し切れないところまで来ていて、世界は確実に変わりつつある。未だに旧体制が居座っているのは、日本とヨーロッパとアメリカなんです。しかも旧体制側は資金面でも負けている。

飛鳥  確かに日本の政治は旧態依然としているね。
     劇場型選挙というのが小泉のときに一度あったけど、ああいうやり方は日本では必ず成功するんだよ。

ベンジャミン  小泉のときは「刺客」だとか何とかいう話にみんな騙された。
        報道番組には中立性の点で厳しいルールがあるので、小泉のときにはすごい予算を組んでバラエティ番組を作った。そしてその中で、刺客がどうのこうのとやったわけだけど、しかし同じ手で2度も国民を騙せないと思うんですよ。

飛鳥  いやいや、いやいや、日本人は2度も、3度も、4度も、5度も騙されるんです!(笑)

ベンジャミン  日本人に限らずだけどね(笑)

飛鳥  この民族は特にそうなんです。
    ほんと、懲りないから。何度も、何度も為政者に騙される。


    さっきの「数字にはトリックがある」という話なんだけど、数字はウソをつくという典型的な例が、日本人の寿命が世界一という話なんだよ。ここにはすごいトリックがあってね、日本は新生児の死亡率がすごく低いんだけど、結局、新生児が死なないということは数字上では平均寿命が延びることになるわけ。ただそれだけの話なわけです。そして実際には、江戸時代だって70歳や80歳のご隠居はたくさんいたんだよ。

ベンジャミン  つまり、20歳以上で計算すると平均寿命の延びはそれほどでもないと。

飛鳥  そう、ほとんど寿命は延びてはいないんだ。このように数字はウソをつく。

ベンジャミン  もう一つ大きな数字のウソがある。
        たとえば100人すべての人間の年収を計算するとして、その合計額を平均するよね。でもその中にビル・ゲイツが入っていたらどうなる? その場合、平均値はすごく高くなる。だから99人は貧しくても、実際の平均値はビル・ゲイツのおかげで高くなるわけ。このような平均のことを英語で「アベレージ」という。

   ところが100人のうち50人が平均値以下で、残りの50人が平均値以上の所得になるような平均のとり方があるんだ。そしてそれが本当の平均収入ということになるはずです。この平均は英語で「ミーン」と言います。つまり人数で平均をとる方法なんです。でも現在のところ、国民の平均GDPを出すような場合には、前者のアベレージのほうを使っている。つまり、そうすることで格差を隠しているんです。でも本来なら、政治の場の数字にはミーンを使うべきで、そうすると本当の平均値が出てきます。

   それは失業率も同じことで、今アメリカの失業率は35%です。
   しかしこれも統計のトリックで、クリントン政権時代に失業率の計算方法が変わり、1年以上仕事を見つけられないと失業者としてカウントしなくなった。しかしそういう人もきちんとカウントすると、失業率は17%になり、さらに高級取りだった人がアルバイトに転落したような場合も入れると35%になる。

飛鳥  なるほど、35%というのはそういうことなのか。

ベンジャミン  もう一つの大きな恐ろしいごまかしは、インフレの計算方法なんです。
        日本でもそうだけど、インフレ率を割り出すときには、中央銀行の人間がいろんな店に行って物の価格を調べます。30品目程度の商品ジャンルで指数を出すわけですが、アメリカではその商品を入れ替えるんです。たとえば牛肉が高騰しそうだと、それに代えて豚肉を入れる。その豚肉も高騰しそうだと、それを豆に代える。そういうことをやって出したアメリカのデータというのは、当然まったくのインチキなわけです。

飛鳥  全部、アメリカの都合がいいように書き換えていくわけだな。

ベンジャミン  だから日本の役所はまだいいほうですよ。

飛鳥  まあ、アメリカのやり方は大胆だが、しかし日本のやり方はせこいよ。
     たとえば食料自給率は本当は20数パーセントしかないのに、40%以上あることになっている。なぜこういうことになるかというと、どこかに小さく「カロリーベース」と書いてある。つまり、カロリー換算すると40%の自給率になるということ。でもね、カロリーで物を買う人間がどこにいるのかという話だよ(笑) さらに重要な国の「穀物自給率」は、やはり先進国最低レベルの28%(2010年)しかなく、カロリーベースはそれを隠すためのごまかしなんだよ。

ベンジャミン  農林水産省の試算では、明日から食料の輸入が止まっても、週1回肉を食べ、週1回魚を食べ、朝は芋、昼はご飯と味噌汁・・・というような食事にすると餓死はしないということになっている。まあ、僕的にはそれでもいいけど(笑)。

飛鳥  まあ、メタボは減るだろうね!

ベンジャミン  もう一つ。
        僕が10年前に日本国家の借金を調べたときは、1000兆円でした。で、実は毎年40兆円ずつ増えているのに、なぜか今も1000兆円のままなんです。じゃあ、本来なら増えてるはずの借金の400兆円はどこへ行ったのかというと、政府保証の銀行ローンに姿を変えていて、国家の借金ではなくなっていて計上されてはいない。こんな数字のトリックが平気で行なわれているという現実があります。


      「八咫烏と闇の世界権力の真実」 飛鳥昭雄×ベンジャミン・フルフォード
                         Gakken

                          抜粋



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ユニブルーで気分はブルー

「初☆日本生活」というブログから転載。
実は私はこれに引っかかってしまい、パソコンを立ち上げるたびにユニブルー画面に数分間占領され、鬱陶しいことこの上ない。もちろんユニブルー(有料版)を購入する気はまったくないが、ユニブルー自体がパソコンをスローダウンさせるウィルスを持ち込んでいる気もする。それほど、パソコンの速度が遅くなっているので、ブログ更新も途絶えがちだ。(もちろん、「徽宗皇帝のブログ」も同じ。)
やっかいな奴に引っかかったものである。


(以下引用)




Uniblue Registry Booster には注意!!


書くことがなかったので、久々にPCネタを書こうと思います。

このインターネットには、たくさんの詐欺ソフトウェアが出回っている訳ですが、「Uniblue Registry Booster」もその1つです。

では、実際に見ていきましょう。

これが、Uniblue Registry Boosterの公式サイトです。
このサイトには以下の様なことが書かれています。



えー!これらの機能が全部使えちゃうの超お得じゃん

さっそく、ダウンロードしよう!って騙されてはいけません。


このソフトはかなり悪さをしてくれます。

どういう事が起きるのかQ&A方式で書いていこうと思います。


Q. このソフトって無料だよね?

A. インストールする分には無料だけど、有料版を買うように誘導されます。


Q. このソフトってちゃんとエラーとか検出してくれるんだよね?

A. 実際には起こっていないエラーまで検出します。


Q. ちゃんとエラーは復旧してくれるの?

A. 有料版を買わないと復旧してくれません。そのままにしておくと、頻繁に「有料版をいますぐ購入しないと、エラーがPCに更なる被害をもたらします。」とかっていう嘘くさい表示が出てきます。


Q. 公式サイトに「Microsoft公認」って書いてあるけどコレって本当?

A. Microsoftが公認したみたいな事が書いてありますが、何の保証もありません。つまり、Microsoft公認っていう事で信頼度を上げよう的な悪い狙いです。もちろん、Microsoftから出ているソフトウェアでもありません。


Q. 誤ってインストールしちゃったから、アンインストールしたいんだけど、できない・・・。

A. 簡単にはアンインストールできないように設定されているため、その設定を解除する必要があります。詳しくは>こちら<をご覧下さい。


・・・とまぁ、数々の悪さをしてくるわけです。


この様な詐欺ソフトは絶対にインストールしないようにしましょう。(最下部追記をご覧ください)





といっても、ウィルス対策ソフトがない状態では危険です。

ですので、まだウィルス対策ソフトをインストールしていない方は、下の欄からウィルス対策ソフトをご購入頂けると幸いです。





ウイルス対策ソフト






カスペルスキー2013マルチプラットフォームセキュリティ1年3台版

株式会社 カスペルスキー

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プライバシー規約

もちろん、無料なもの(avast!など)もありますので、そちらを試してみるのも良いかもしれません。


僕も昔、そーいうソフトをインストールしちゃった一人なんで

そんときは、無料で動く絵文字が使い放題!

とかって書いてあって、お得だね~

って思ってインストールしたら、勝手にツールバーが出現した。

絵文字は一応使えたけどね。

まぁ、有料とかに誘導されないソフトで良かったー

2012/1/11追記:誤解を招くといけないので。。。
僕は実際にこのソフトをインストールしていないのですが、インターネット上でこの様なソフトによって困っている方がいらっしゃったので取り上げました。僕はこの様なソフトには詐欺性があると考えています。しかし、このソフトについてしっかりと分かって購入される方もいらっしゃるでしょうから、それはあくまでも各自の責任でお願い致します。
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陰謀の無い世界!(笑)

「さてはてメモ帳」から転載。
林秀彦という人の文章を縄文人(なわふみひと)氏が引用したものをさてはてメモ帳管理人氏が孫引き引用したものらしい。となると、さらにその引用は曾孫引き引用か。まあ、そんなことより、この文章は一読の価値がある。できれば日本人全員に読んでもらいたいほどだ。書かれたのが2006年であることを考えると、2013年現在のことをほとんど正確に予言していた、と言ってもいいくらいだ。さらにその先には何があるか。

日本民族の事実上の滅亡である。

「たとえば、確かに天変地異は当時もいまも世界中で起こっているようにも見えるが、それはかつてのような神罰ではない。そのほとんどはハイテクを使った人為的な災害だ。天罰ならば何とか太刀打ちできた日本の宗教家も、原爆をはじめとした意図的、人為的、綿密な陰謀的、シオンの議定書的な体系化された人災、強大な財源を駆使し、世界最高の頭脳を組み入れたイルミナティの確信犯的犯罪などに対しては、もはや、いかんともしがたいのである。

いまは、エスタブリッシュと呼ばれる一部のグローバル・エリート人間が、神に代わり、何でもできる。 できないことは何もない。

海底地震や巨大津波を起こすことも、異常気象と異常潮流を起こすことも、エイズを蔓延させることも、やろうと思えば地軸を操作することさえできる。世界中の人間に不安と恐怖を浸透させるための先端技術はすでに完璧に整っている。最終的な「とどめの一撃」は、いつでも実行可能な状態にある。

いまはネズミをなぶり殺しすることに無上の喜びを味わう猫のように、ごろごろと喉を鳴らしながら「破局の小出し」を楽しんでいるのが彼らである。

小は電磁波を使って日本人の脳を狂わせたり、癌を増殖させたりすることから、大は富士山を噴火させたり、日銀を破産させたりすることなどは、その気にさえなれば今日でも実行可能な、いともたやすいことなのだ。

ロスチャイルドやロックフェラーといった世界の超・大財閥から流れる彼らの資金は潤沢・膨大にある。見返りはそれ以上に膨大なのだから、彼らの出資を躊躇させるものは何もない。

後は世界の他の部分の征服との兼ね合い、つまり一極支配へのスケジュール的なタイミングに過ぎない。即ち彼らの言う「アジェンダ(実行予定順位)」だ。


日本の余命はあと僅かである」


この言葉が、2011年の「3.11」以降の日本の姿を見事に示していることは誰でも同意するだろう。他にも「予言」されているが、些細な違い(外れ)は、「小泉復活」ではなく、「安倍」が日本を地獄に導く最後の総理になったことくらいである。


「主権を完全に失い、経済や土地をはじめあらゆる面でガイジンに簒奪(さんだつ)され」

が目前に迫っていることも今や明らかである。
このような警世の言が世間にまったく知られることなく、2006年から、2011年の破局まで日本人が怠惰な眠りの中にあったことが、現在の「滅亡前夜」を招いたのである。そしてそれは「陰謀論」を馬鹿にするマスコミ知識人や自分がB層であることを自覚していない市井の知識人たちの罪でもあったのだ。陰謀など実在しない世界! それこそ、お花畑的な頭の中にしか存在しないユートピアである。




(以下引用)



この国の終わり  日本民族 怪死の謎を解く 林 秀彦

この国の終わり  日本民族 怪死の謎を解く 林 秀彦・著  成甲書房  2006年9月刊
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/library411.html

18年ぶりの日本、我が祖国は誰の餌食になるのか?

血涙と共に送る、日本人への最後の警告、この命、最後の本。





日本人なぶり殺しの条件は整った

この章では、考えることのできない日本民族の明日の運命が問題だ。

その運命は‥‥、

喩えれば、10メートル先の線路は切断されていて、目前の千尋の谷に渡した鉄橋は影形もなくなっているのに、時速5百キロほどの速度で突っ走る無人列車に乗っているような状態が日本民族の現実なのである。

しかもそれは自然とそうなっているのではなく、完全に「彼ら」によって仕組まれている。





それに気づき、かつ確認する方法は2つしかない。

ひとつは私がここで紹介する何冊もの本を読み、その内容をまず最初に疑った後で、自分の努力で検討し、真偽を探り、試行錯誤を繰り返しながら深刻に悩み、時には身の危険を冒した個人的なリサーチを試み、また世界各地を自分の足で回り、最低1、2年の期間その場所に滞在し、実地に自らの経験を積み、見聞を広め、再び文献を洗い直して真贋を探るといった努力をすることである。

だが、これはほとんど、というより確実に不可能だろう。

もっとも、もしあなたがまだ若く、かつて私がしたように、十代のうちから海外に渡り、無謀に近い放浪を試みるなら、必ずしもありえないことではない。

問題は、私の時代と違って、それだけの時間的余裕がまだ残っているかどうかであり、それに関して私は百パーセント悲観的である。日本滅亡の必然を学び取り、納得したときに、もうこの国はない。

もうひとつの、より安易だが、さりとてしないよりはずっとましな方法は、この私の文章を最後まで読み、内容を信じ、私と一緒に立ち上がり、行動することだ。

しかし(そうするとしても)、最初からもう一度はっきり断っておこう。  まず九分九厘すべては手遅れである――と。  この国は終わるのだ。

仮に私たちがその無人暴走列車に乗っていることを確認できたからといって、それを止める方法は何ひとつないのだから。何しろブレーキが「彼ら」によって破壊されているのだから。これは一種の完全犯罪なのだ。

となれば、またしても奇跡が必要である。

昭和では吹かなかった神風が、平成で吹くだろうか?

私たちは新しい『立正安国論』が生まれるのを祈るしかない。日蓮の若い生まれ変わりが現れる奇跡を待つしかない。しかもその新しい日蓮は、本物の百倍の力がなくてはなるまい。

なぜホンモノでは間に合わないのか。  簡単に言う。時代が違うのだ。彼が『立正安国論』を書いた時代と現在は、空恐ろしいほどの類似点がある。彼の嘆きと救国の論は、いま読み返しても教えられることが多い。彼の偉大さは今後も時代ごとに再認識されるものであり、色褪せることは永遠にないだろう。

しかしそれでも――、時代が違う。21世紀の安国の実用にはならない。

たとえば、確かに天変地異は当時もいまも世界中で起こっているようにも見えるが、それはかつてのような神罰ではない。そのほとんどはハイテクを使った人為的な災害だ。天罰ならば何とか太刀打ちできた日本の宗教家も、原爆をはじめとした意図的、人為的、綿密な陰謀的、シオンの議定書的な体系化された人災、強大な財源を駆使し、世界最高の頭脳を組み入れたイルミナティの確信犯的犯罪などに対しては、もはや、いかんともしがたいのである。

いまは、エスタブリッシュと呼ばれる一部のグローバル・エリート人間が、神に代わり、何でもできる。 できないことは何もない。

海底地震や巨大津波を起こすことも、異常気象と異常潮流を起こすことも、エイズを蔓延させることも、やろうと思えば地軸を操作することさえできる。世界中の人間に不安と恐怖を浸透させるための先端技術はすでに完璧に整っている。最終的な「とどめの一撃」は、いつでも実行可能な状態にある。

いまはネズミをなぶり殺しすることに無上の喜びを味わう猫のように、ごろごろと喉を鳴らしながら「破局の小出し」を楽しんでいるのが彼らである。

小は電磁波を使って日本人の脳を狂わせたり、癌を増殖させたりすることから、大は富士山を噴火させたり、日銀を破産させたりすることなどは、その気にさえなれば今日でも実行可能な、いともたやすいことなのだ。

ロスチャイルドやロックフェラーといった世界の超・大財閥から流れる彼らの資金は潤沢・膨大にある。見返りはそれ以上に膨大なのだから、彼らの出資を躊躇させるものは何もない。

後は世界の他の部分の征服との兼ね合い、つまり一極支配へのスケジュール的なタイミングに過ぎない。即ち彼らの言う「アジェンダ(実行予定順位)」だ。


日本の余命はあと僅かである

どの時代でも、彼らの邪悪な発想(考える能力)は私たちの発想をはるかに超えていた。彼らの悪辣さの度合いは、日本人の常識ではとてもついていけない。




そのため私たちは、世界を覆っている真実に対し、考えることを放棄し、信じることをやめる。 (引用注:しかし、もういいかげんにわかったんじゃないかな?)

福沢諭吉は彼の『文明論之概略』の中で、開国を迫る列強の真意を次のように要約している。即ち彼ら毛唐(=「外国人」の蔑称)の本音は、要するに「自分たちと商売をせよ、さもなくば殺す、と言っているのだ」という看破である。

その性温厚にして軟弱な江戸時代までの日本人にとって、この考え方は常識をはるかにはずれた奇想天外の暴言であり、だからこそ福沢もわざわざその事実を本の中でコメントしているのだ。

しかし彼らにとっては常識も常識、至極まっとうな言い分であり、数万年の歴史をそれのみ集中して生きてきたといっても過言ではない。

そのような「彼ら」が、いままでは局地的な侵略と征服のみで過ごしてきたのは、ただ単に地球を一極支配するだけの能力が、いま少し足りなかっただけのことである。

あるいはIT革命、情報革命といった、新しい最終的な手段が出そろっていなかったためでもある。彼らはそれらが出そろうまで、辛抱強く臥薪嘗胆してきた。虎視眈々と、いまに見ていろと舌なめずりをしながら、それでもその時々にできうる最高の手段で、一極支配の地ならしをしてきたのである。

そしていますべてを手中にし、すべての条件が整ったというわけだ。

福沢は彼らの言い分を「商売をせよ」と、当時の日本人がやっとフォローできる表現を使って解説したが、本当はそんな生易しいものではない。

彼らが歴史で実証していることは、「自分たちの奴隷になれ、さもなくば殺す」ということなのだ。商売は、金儲けは、とっくに済んでいる。

金儲けの最終段階は、いまも昔も奴隷制度の貫徹である。 さらに、究極の奴隷化とは、頭脳の奴隷化なのだ。つまり、マインドコントロールのことである。





いまこそ彼らは堂々と宣言する。  「我々の家畜になれ、奴隷になれ、ロボットになれ、さもなくば殺す」  それが最後の「お触れ」なのだ。






西暦2012年、日本の惨状

テレビこそ、その最も安上がりで効果的な彼らの武器だ。

どんな小さくて安いものでも、よくよく考えれば不必要な品物をテレビのCMを見た潜在意識で買ってしまえば、すでにあなたは完全にマインドコントロールの被害者になっている。「これは便利だ」「これはいい」「へえ、そんなこともできるの」と思った瞬間、マインドコントロールはあなたの脳を侵している。





完全に誤っているか、あるいは一定の方向に誘導しているニュースを、それとも知らずに、笑うにしろシカメ面をするにしろ、反応を起こした瞬間も同様だし、ヨンサマのファンになった瞬間も同様だし、完全にイルミナティの資本下にあるメジャーな出版物(新聞、週刊誌など)を読んでイラクやイスラエルやイランを理解したと思った瞬間も同じである。

小泉首相を大根役者化し、三文文士の売文的発言をさせ、ミーハー日本人の総白痴化現象に乗じて郵政民営化を実現させることなど、タヴィストック(=タヴィストック洗脳研究所)の最も得意とする幼稚園並みの技術である。無論彼(=小泉)がイルミナティの傀儡であることは、親分のブッシュがそうであるのと同様、明々白々の事実である。





日本は誰が首相になろうとも、イルミナティの傀儡になる以外に生存の可能性がゼロなのだ。  「日本に国家主権が影も形もなくなっているということが、われわれの日常と将来にどんな影を落とすのか」という質問を、高校生にしてみたまえ。キョトンとした顔で、一言も言葉が出てこないことに、私は太鼓判を押す。

マス・大衆全般をターゲットにし、マインドコントロールのテクニックがどれほど多岐にわたり巧妙であるか、その細部はともかく、「そういうものがこの世に厳然としてあるんだ。しかもその力はいまや神々をも越えるほどに強力なんだ」ということを信じてほしい。





自分は完全に洗脳され尽くしていると自覚することを、今日から新生活の第一歩としてほしい。その上で、日本の近未来の姿を、あなたの持っている限りの想像力で描いてみてほしい。

たとえば、次のような風景である。

――主権を完全に失い、経済や土地をはじめあらゆる面でガイジンに簒奪(さんだつ)され、ほとんど毎日定期的に百人単位の日本人が北朝鮮に拉致され、靖国神社は焼き払われ、その跡の敷地には、ユダヤ資本の五芒の星の旗がはためく高層建築が建ち(前述したように、すでに東京のど真ん中にユダヤ系大保険金融会社のビルがそびえ立っている)、皇居はブッシュをはじめブレアやロックフェラーやロスチャイルドの共同別荘になり、北海道はロシア、九州は中国と、完全に分断され、その頃になれば完全に化けの皮を自ら投げ捨てた小泉は彼らの代理人として政権に復帰、ポル・ポト(ジュン・ポト)傀儡政府で一層の権力を振るい、倭民族根絶やしジェノサイド(集団殺戮)を本州各地で起こしている――といったところだ。

以上が2012年の日本の姿である。  いや、たぶん、もっと悲惨なものになるだろう。

洗脳は、洗脳されたと本人が気づけば対処のしようもある。だがマインドコントロールは、それ自体が自己認識を拒絶する仕組みになっている。自分が記憶を失ったという記憶すら失っている。マインドコントロールのマインドコントロールたるところは、マインドコントロールされていることを否定するマインドコントロールなのだ。






「家畜人間」破壊方法は、国によって異なる

2006年の現在、われわれ人類を包み込んでいる難問と危機は、日本と日本人に限られた現象ではない。

アメリカ人を含めた「家畜人間」たちは、それぞれの民族特質別の実験材料にされている。たとえば実際の医学実験で、内容によって、これはモルモット、これは猿、これはウサギといったような実験材料としての動物分類が、人間にも当てはめられているわけだ。この実験にはドイツ人を使うのが適当、これは中国人が最適、これは日本人でやってみよう――というように、世界中の人間に、実験材料としての役割分担が与えられている。

つまり各国民の歴史と文化の違いによって、破壊工作の方法も違うわけだ。

共通する要素は、全員マインドコントロールの下にあるという点である。無論その巨大に組織化された優秀無比な陰謀の目的も、各実験の共通項だ。





すなわちニュー・ワールド・オーダーとか、一極支配とか、グローバリゼーションとか、そのほかさまざまな呼称は与えられているものの、要は全人類一括統制のファシズム、究極のファシズムである。





確かにどの民族であろうと、その核となっている性質までを完全に抹殺できないかもしれない。先述の議定書(=シオンの議定書)を読めばわかるように、奴らもそれを望んでいるわけではなく、家畜並みの日本人なら、日本人のままでも一向に痛痒を感じない。それは単に鼻の高い豚と低い豚の違いだけなのだから。





天才画家・山下清はすべての順位を「兵隊の位」によって区別したが、イルミナティのトップ数人が大元帥ならば、以下二等新兵にいたるまで等級はその民族の核の詳細分析によってすでに定められている。

やはりいつまでたっても皮膚の白い豚は黄色い豚より豚小屋の広さが違うことになるのだろう。だがどの豚小屋にも、その民族から選ばれる牢名主的「番長豚」がいることになる。奴らの命令を現場で仕切る役で、いまなら日本の番長豚は小泉(=前首相)だ。

これはアウシュビッツの番長たちが同じユダヤ人だったのと同じシステムである。

いままでで、最も奴らに忠実だった日本製番長豚が、中曽根(=元首相)であったことは間違いあるまい。後はその亜流である。

中曽根は、訪日したイルミナティの使い走り・レーガンと一緒にチャンチャンコなどを着て、ホラ貝を吹きながら、国体を奴らに売り渡した売国奴の横綱豚だった。

この人選(豚選)は奴らの膨大な数にのぼる各陰謀機関、調査機関において周到に行なわれ、豚同士間における等級も決められる。

たとえばジョージ・W・ブッシュがアメリカ製上等兵豚の位なら、日本の首相は誰であろうと、さしずめその上等兵殿のパンツを洗う洗濯雑役豚どまり。決してそれ以上には昇進させてもらえず、兵隊にもさせてもらえまい。現在の国連の中の理事国差別と同じである。

だが日本人を民族全体として見たとき、その歴史と文化の特殊性によって、イルミナティ元帥にとっては実に貴重な実験材料であり、そのレベルに関してのみは、ミミズよりもうちょっと金のかかる猿に近い。

特に人間の「愚かさ」という研究テーマにとって、これほど打ってつけの実験材料は、世界広しといえど、日本人が最高である。

ずいぶん小さな頃、「人間と猿の違いは、猿の方が頭の毛が3本足りないからで、だから猿の方がバカなんだ」という説を聞いて、なるほどと納得した。

しかしどう見ても猿の方が毛が多い。きっと猿は歳をとっても禿げない分を勘定しているのだろう。いずれにせよ、日本人は以下の点ではかろうじて猿より3本毛が多いようだ。

即ち、モノマネ技術、集団行動のパターン化、ボスへの従属卑屈性、頭隠して尻隠さずの短所、付和雷同の軽率さ、いぎたないものの食べ方、弱いもの虐めの天性、他者無視の破廉恥性、札ビラへの執着、などの特徴である。

となれば、「人間の愚かさによるマス・マインドコントロールの基本技術」といった分野で日本人がどれほど実験材料として役立つか計り知れまい。

彼らはまず日本人のノーテンキ性を研究材料にして基礎反応を実験し、その結果データーに各民族への多少の修正を加え、洗脳の実践をすればいい。この研究の暗号名は『スリー・ヘヤーズ(三本の毛)』。

現実は、われわれ日本人が自分たちを猿より3本毛が多いとうぬぼれていても、奴らにとっては猿以下である。その実態は会田雄次氏の『アーロン収容所』を読めばわかるし、人生の半分の時間を使った私自身の海外生活で、いやというほど実感している。





そんなジャップに対して、奴らはいままでも実験内容に適した時期に、小出しにわれわれを解剖台に乗せ、実験を繰り返してきた。そこが奴らのウルトラ・長期陰謀のすごさである。

たとえば、

―― 日本民族同士を敵対させる革命に駆り立てたとき、フランス革命などの他民族と比較し、どのような行動の違いが生まれるか?(明治維新の革命の特殊性)

―― 対外・近代戦争をまったく経験していない民族が、同じ「ゲルプ・ゲファール(黄禍)」同士で戦わすと、どんな反応と結果を生み出すか?(日清戦争)

―― その相手がコーカソイドの場合はどうか?(日露戦争)

―― ジャップはどの程度忍耐強いか。あるいはどれほどガイジンの本性に無知か?(ハル・ノート、最後通牒に至るまでの日米交渉)

―― 大量殺戮近代兵器の使用実験対象として最適(原爆投下)

―― 最終的マインドコントロール・全民族白痴化実験(戦後のすべて)

といったところだろう。

無論プロジェクト暗号名は私の分裂症的デタラメだが、本物の暗号名が存在していることは間違いない。 特にこの世界にも珍しい特殊民族、純真無垢、万世一系のジャップ国家の解体、崩壊、消滅プロジェクトほど、彼らにとって実験しがいのある材料はほかにあるまい。





★ なわ・ふみひと の ひとくち解説 ★

18年間の海外生活から帰国した著者の目に映った日本は、いまにも滅亡しようとしている無惨な姿だったのです。なぜ日本国民はこのように落ちぶれてしまったのか――それはこの世界を一極支配しようとしているある巨大な勢力によって、意図的に仕掛けられた陰謀の結果なのだ‥‥と林氏は鋭く分析しています。次の文章がその結論部分です。

「神と悪魔の混合体の白人は、いまや最後の足掻きのように、われわれ黄色人種の日本人の息の根を止める総仕上げにかかっている」

ナイーブでノーテンキな今日の日本人には、そのハイエナのような白人の舌なめずりは見えないのです。




まるで目の前のエサに群がる豚のように、毎日をただ楽しく生きることしか考えることができなくなっているということです。日本人をそのように導いてきたマインドコントロールの力についても、著者は警鐘を鳴らしています。しかし、もう手遅れだと‥‥。





この本は私が『2012年の黙示録』の中でふれている「サタンのシナリオ」について書かれたものということができます。著者は「神のシナリオ」には気づいていないようです。もし、これからの世界がこの本に書かれているように「サタンのシナリオ」だけで進むならば、私たちには夢も希望もありません。人類は一握りの支配者の奴隷となって、家畜のようにコントロールされながら生かされる生き物に成り下がるしかないのです。





おそらく、終末の大峠(2012年12月)までは、2つのシナリオは全く同じ内容で展開していくと思われます。しかし、最後の最後では2つに分かれるのです。その時どちらのシナリオを選択するかは、これからの私たちの生き方によって左右されます。つまり、日本や世界が直面している今日の事態をどう受け止めるかによって分けられるということです。恐怖におののき、とにかく自分や自分の仲間だけは助かりたいという見苦しい本性をあらわにするか、それとも、すべての現象を次元上昇のための禊ぎと受け止め、冷静に対処できるか――そこが運命の分かれ道になるでしょう。(引用注:「次元上昇」ですか?)

いずれにせよ、いまこの世界は、ある勢力の手による「サタンのシナリオ」によって意図的に動かされていて、いよいよそのシナリオの重要な一幕として、日本人の息の根を止めるための総仕上げの段階に入っている、という事実は知っておく必要があります。そして、そのことに対する心の準備をしておくことが大切でしょう。

この本の著者のように18年間も海外で生活しなくても、もし私たちがマインドコントロールの罠にはまっていなければ、今日の日本人と日本社会の異常性には十分気づくことができるはずです。この現実をしっかり受け止めることによって、私たちは「豚」になることから脱出することができるのです。

                                      (なわ・ふみひと)



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21番目は、「空を見上げよう」

「極東ブログ」という、わりと有名なブログだと思うが、そこからの転載。日曜日向きの内容なので引用した。
気楽な話題のわりに、案外と有益でもありそうな内容である。コメントもなかなか気が利いている。(このブログの筆者は政治評論においては陰謀論否定論者だったと記憶しており、その点ではあまり評価していないのだが)

私は、生きているだけで人間は幸福だ、という考えの人間なので、幸福になるために努力する、という真面目な人々とは正反対である。空を見上げて、青空に雲が流れるのを見るだけで幸せなのである。下に書かれた「簡単に幸福になる20の方法」は、それに近い。要するに、今そこにある身近な物事を楽しむ姿勢があれば、いつでもどこでも簡単に幸福になれるのである。

今朝の夜明けの空には見事に大きな月がかかっていた。16夜くらいの(あるいは14夜か)、満月に近い月である。「有明(在り明け)の月」は満月よりだいぶ後かと思っていたが、昼の時間が長くなってくると、満月前後の月でも有明になるようだ。こうしたところにも季節の移り変わりはある。





(以下引用)



2013.04.24



簡単に幸福になる20の方法




 気がついたら、ブログを8日間も書かないでいた。これじゃちょっとブロガーとは言いがたい。ということをこの間、気がついてはいた。ネタがないわけではない。ブログは書いてなかったどツイッターとかはしていて、そっちにその時々の面白そうなネタをピックアップしていた。じゃあ、ブログはということだけど、なんとなく暗い感じのネタや重たい感じのネタを書きたくない気分というのがあった。まあ。
 それでちょっと軽い話題。昨日だったか、ネットで見かけた「簡単に幸福になる20の方法」(参照)という話。この手のネタはライフハックものとしてよくブログ用に翻訳されるから、ここですることはないかなとも思ったけど、なんとなく見かけない感じ。だったらなんとなく軽くていいんじゃないか。拾っておこう。
 べたに翻訳してもいいのだけど、大した英語でもないし、ネタだけ頂いて、自分のコメントかにしときます。正確に内容が知りたかったら、元ネタ見てくださいね。
 では、簡単に幸福になる20の方法。そんな簡単に幸福になれるものかよ、と思うかもしれないけど、案外、なるかもしれませんよ。

1 ゲームをしよう(iPhoneのじゃなくて)
 そう、これね。ゲームといっても、人が集まってするやつ。『考える生き方』(参照)にも書いたけど、ドイツボードゲームとか面白い。最近は負けが続いてて、うへぇ、俺の時代は終わったかと思うけど、それでも勝つことが目的でもないし。負けるというのは、常勝戦略みたいのが終わったわけだから新しいドミニオンの時代さ。暗黒時代。
 初心者には、草原ルール抜きでカルカソンヌ(参照)とかいいですよ。トランプのブラックレディ(参照)とかも面白い。慣れたら、スペードが面白いよ。

2 スマイル
 スマイルですね、マック。しかし、沈んでいるときにスマイルなんかできるかよと思うかもしれない。元ネタには書いてないけど、動物とか鳥とかぼけーっと20分くらい見ているとなんかスマイルっていう気分になることは多いです。当社比。

3 散歩しよう
 先日cakesに『知的生活の方法』(参照)の話書いて、あれ、渡部昇一先生だからそれだけでカチンとくる一群の人はいるだろうとは思ったけど、それはそれとして、高校生んときこれ読んで、いくつかいろいろヒントがあったけど、散歩もそう。渡部先生は70歳過ぎても一日一時間くらい散歩されていた。90過ぎたころの吉行あぐりさんもそう言っていた。年寄りから学ぶことは多いものです。

4 友だちに電話
 メールじゃなくて、声で電話、と。うーん、これはちょっと反省する部分があって、昔パソ通しているころは電話もよくしていたけど、最近は電話というのはあまりしなくなった。それでも社会的な面では誤解がありそうなときは、メールじゃなくて電話ということは多いかな。現代だとSkypeとかになるんだろうか。

5 新しいことをしてみる
 元ネタには新しいレストランとかジムとかある。僕がよくするのは、1時間以内で動ける、まだ行ったことの街の散歩かな。そしてそこでなんか買ってくる。最近は、公共施設や遺跡みたいのがいろいろ整備されているので、その点検がてらに散歩とかする。もうちょっと時間があったら、昔懐かしいところを散歩してみたりする。

6 アンプラグ
 「アンプラグ」っていうのは、コンセントを抜けということで、元ネタの感じだとコミュニケーションメディアをオフにせよということ。意外と大切かな。一日まるで触れないというのも難しいけど。

7 声を出して歌う
 最近よくやる。Wii Uカラオケやってる。英語の歌が多いかな。シェナンドーとか。レオンラッセルとか。カーペンターズとかね。あとユーミンはある時期まではほとんど歌えるので、しかたない歌うか。サザンものとか。ヒッキーの歌なんかはどうよと思ったけど、ま、最近は歌っちゃってます、55歳。

8 ヴォランティア
 昨年ちょっと地域関連のやって疲れたのでしばしお休み。また少ししたらなんかしようかなとは思っている。

9 感謝のリストを作る
 特にやっていない。考えると、いろいろ感謝すべきものはある。年とってから、信仰心もないのに神に感謝するような感情がおきることはある。

10 食べる
 え?とか思う。ポテチとかか? 元ネタは、空豆とか食えとかある。余談だけど、人によっては空豆は体によくない。ちなみに、今日の夕食はチレ・レジェーノ。

11 ヨガをする
 これも本に書いたけど30代のころは初級インストラクター向け講座とか受けていてそれっぽかったくち。だけど最近はおろそか。若い頃のヨガはもう無理かなという感じはあるな。

12 休憩
 普通に休憩。いろいろありますね。

13 目標にワンステップ
 夢に向かってちょっと努力ということ。自分だと、また最近、英語をちょいと勉強しているかな。苦手なんで。

14 楽しくキッチン
 これはよくする。料理はなんとなく趣味になっているし。料理はどんどん飽きるので、なんか新しいのはないかなと試す。

15 瞑想
 これはたまに。以前は真面目な感じだったけど、最近は適当。自分の心を見つめて、じっと思いがまとまってくるような感じがあるときはじっとしている。

16 褒めよう
 そう思うな。褒める機会があったら褒めよう。

17 整理整頓
 これは頭が痛いところだ。やらないといけなといいつつ、伸ばし伸ばし。

18 今を生きる
 これって当たり前だけど、具体的には過去のこととか考え出したら、おしまいって自分の脳みそに言うことにしている。

19 軽いお昼寝でリセット
 パワーナップっていうやつですね。眠くなったらしかたないよね。

20 きっとよくなると思う
 これはそう。今日まで生きてきたんだから、これまでよかったんだろうと思う。ダメになたらそれはそれから先のこと。

 というわけで、なんか参考になるのはありましたか?
 大したことないなあと思う人もいるかもしれないけど、僕は思うのだけど、大したことないことで幸せな気分になれたら、それはそれでいいんじゃないかって思いますよ。そして、そういうことをけっこう忘れがちなものです。





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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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