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第一発見者を疑え

「神州の泉」から抜粋転載。
素晴らしい指摘である。なるほど、犯罪捜査でいう「第一発見者を疑え」は、このデング熱騒ぎで言えば、「第一発見者の医師」ということになるわけだ。
香山リカは精神年齢が低くて言論人としてはドジが多く、頭もあまり良いとは思わないが、今回はグッドジョブである。この香山リカ発言に着目した神州の泉氏もGJ!


(以下引用)

2014年9月 9日 (火)

デング熱発生のスタート地点がなぜ「代々木公園」なのか?



  


ネット記事をいろいろと当たってみると、デング熱の最初の感染場所として、「代々木公園」が最優先で疑われたことに疑問符を投げかけている人は多い。何かが不自然なのだ。日本では戦時中、1942年から1945年(終戦年)までに、神戸・大阪・広島・呉・佐世保・長崎などで約20万人に上るデング熱流行が発生している。当時のお医者さんなら高熱を発する初期症状を診てデング熱を疑っても当然である。


しかし、それから69年も経過した今のお医者さん全般に、高熱やその他の初期所見だけで、それが風邪とは異なるデング熱であるかもしれないと判別できる経験則、ないしは判断基準の自己構築ができているものだろうか。あるとしたら、その判断要素は何だろうか。もしかしたら、専門家特有の“ヤマカン”というものなのか?


まあ、だとしても、それは職能的な裏打ちから出ることが多いと思うから、ありうることかもしれない。風邪とどこが違っていたのだろうか。ご本人の話を伺ってみたい気持ちがある。


ドクターは忙しいから、マスコミの取材合戦は一社だけでは済まなくなることは、多分、迷惑以外の何ものでもないのだろう。だから、メディアにこの医師が登場しないのは分かる様な気もするが、匿名で各社に対し文書を出すことくらいはできるような気がする。それにマスメディアに登場したところで、取材熱は一過性のものだろうから、一度だけ発見の経緯を語るだけで済むのではないのか?


第一発見者のドクターはたまたま知識があったから発見に結び付いたという。この発見は、他の施設のドクターたちに感染症発見の注意を喚起したわけだから、早期感染症対策に結び付く大きな功労である。たとえ世間に名を知られてもマイナスになることは考えにくい。


デング熱は38度以上の高熱や頭痛、関節痛など風邪に似た症状を示すとある。風邪に酷似した症状を診ただけで、風邪とは異なる“デング熱かもしれない”と判断した理由は何だろうか。神州の泉はその根拠を知りたくて、発見者であるドクターにかんする記事を探したが見つからなかった。検索法が悪いのだろうか。読者さんで該当記事を御存知であれば是非お教え願いたい。


多分、神州だけではなく多くの人が最大の功労者であるそのドクターのことが知りたいと思っている。たまたま知識があったから発見に結び付いたということだが、判別できたのは知識だけなのか、それとも海外などでデング熱の臨床経験があったからなのだろうか。


香山リカ氏は今回の感染症を一番最初に疑った医師について、Twitter上で下記のように語っている。


デング熱いちばんすごいのは最初の患者さん診てこれを疑い血液を国立感染研究所に検査 に出した医師では。私なら渡航歴ない熱発者診て絶対デング熱なんて疑わないわ。ってかその先生が検査に出さなかったら誰も気づかないうちこの流行も静かに 終息したかもね…


誰でも常識的にはそう思うだろう。69年の臨床ブランクがあるとすれば、この発見は画期的なのである。だからご本人の発見時の様子が知りたい。専門性のある判別要素とは何なのか。たとえヤマカン(第六感)であったとしても、それはそれで興味深い。


疫学的な発生機序には全く無知であるが、ど素人なりに疑問がある。日本国内で最初にデング熱ウィルスを持つキャリアとなった人物(=初の国内感染者)は、当然ながら、どこかでデング熱ウィルスを持つ蚊に咬まれているわけである。そのデング・モスキートは外国からの貨物に付いてきた蚊なのか、あるいは“輸入症例”患者を噛んでウィルスを媒介した蚊なのか、どちらかである。

いずれにしても、最初の保有者(キャリア)を咬んだ国内蚊が世代交代を重ねて増えることによって、数十人の患者を発生させるまで、いったい何匹の蚊が増えていることになるのだろうか。相当な数であるはずだ。それがなぜ東京都内の代々木公園や明治神宮などに集中しているのだろうか。


海外渡航者は東京人だけではないのだ。しかも空の玄関口は成田や羽田だけではない。東京の発生確率が一番高いと考えるのは説得性がない。

(以下略)



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日本病ではなく、時代病か

今日の「徽宗皇帝のブログ」の流れで、「カレイドスコープ」で言及されていた記事をついでにここに掲載しておく。詳しく読んではいないが、2002年当時の日本(小泉による日本破壊前)の政治経済状況への苛立ちから来る論考のようで、今となってはむしろ当時の日本人の「ネガティブな感情」こそが正しい日本観を示していたのだが、そのネガティブな感情が「小泉改革」への過剰な期待となって、あの暴走を生み出した(もちろん、マスコミによる誘導の結果だ。)点が間違いだったという解釈が適切なのではないか。
いずれにしても、この「日本病」は、私の言う「日本人の遺伝的精神疾患」ではなく、2002年当時の時代病にすぎないようだが、現代に於いても日本人考察の叩き台の一つにはなるものだろう。

下記記事の考察に対しては、その結論部分(「イギリス病の克服は、鉄の意志を持つ宰相サッチャーが行った「ビッグバン政策」によって、克服された。彼女は、イギリスに経済の自由化という原則を貫いて強烈な外資の流れを作った。小泉改革では、この 流れがまったく作れない。よって日本病的体質の人物では、日本病克服は不可能と判断せざるを得ない。」)とは真逆に、小泉が日本を「新自由主義の地獄社会」にしたことからも、「見る目がない」と言わざるを得ない。この筆者はサッチャーリズムの信奉者のようだが、サッチャーがイギリスを表面的には建て直しながら、極端な下層階級いじめ政策を行ったことへの批判も無さそうである。






(以下引用)



「日本病」を考える


-現代日本人のネガティブな感情-





 
1 日本病の心的傾向

最近何処からともなく言われるようになった日本病というものを考えてみよう。


かつてイギリス病ということが盛んに喧伝されたことがある。周知のようにイギリス病とは、産業革命をいち早く起こしたイギリスという国家が、市民階級が次第に自分たちの権利意識に目覚め、やがては世界第一位の債権国となり、「ゆりかごから墓場まで」と言われるような世界に並ぶ者のないような福祉大国を建設するに至ったのであったが、ある時から、それが足かせとなり、いつしか国民がその権利にあぐらをかくようにようになり、汗を出して働かなくなって、イギリスという国家そのものが国際競争力を失って、信用を失墜してしまった状態を指す言葉である。


ひとつの例を挙げれば、イギリスの高級車に「ジャガー」というものがあるが「○○年のジャガー」はトラブルが多いと言われたりしたものだ。失業率も高止まりして、ひどい時には、失業手当てが、巷の最低賃金を上回る状態もあったようだ。もちろんこのようにイギリス病は、病とは言っても、身体的な病ではない。それは社会学的あるいは社会心理学的な意味における国民の労働意欲減退症候群とも言うべき心の病的傾向のことであった。


そのイギリス病の一般的な解釈を「広辞苑」の第五版で探したのだが、既に死語となっているのか見あたらない。「現代用語の基礎知識」でも同様であった。つまりは現在の時点で「イギリス病」という国民病はこのイギリス社会から末梢されたと見るべきであろう。


イギリス病に変わって、世界中で喧伝され始めたのが、日本病という困った症状の心的傾向である。
日本病の特徴は以下のような点であろう。

 
第一に、日本病の感染者は、自分が日本病の病に罹っていても、容易にそれと気づかないという傾向が強いこと。(感染意識の欠如)

第二に、日本病の感染者は、全てにおいて受動的な心的傾向を伴うこと。
(積極的行動の欠如)


第三に、日本病の感染者は、極端に自分が突出を恐れ、出る杭は打たれるという教訓を心に刻んでいること。(顕著な中産階級意識)


第四に、日本病感染者は、封建時代の権化とも言うべき、徳川家康の信奉者が多いこと。(見ざる・言わざる・聞かざるの思想)


第五に、日本病感染者は、恥という日本文化の根底にある心的傾向を務めて無視するか、完全に忘れ去っていること。(恥の文化の喪失)


第六に、日本病感染者は、政治とは世襲的な労働であり、選挙において、自分が誰に投票しようと無意味であると諦念の気持を持っていること。(政治的諦念)


第七に、日本病感染者は、依然としてアジア諸国に対する優越意識を持ちながら、アメリカを始めとする欧米先進国に対しては、卑屈な劣等意識を引きずっていること。(プチ?脱亜入欧意識)


第八に、日本病感染者は、日本の欠点ばかりを探して、長所を見ようとしないネガティブな心的傾向を強く持つこと。(ネガティブな傾向)


第九に、日本病感染者は、自分がリスクを負って先頭に立つことを極力避ける傾向があること。(冒険精神の欠如)


第十に、日本病感染者は、目の前で犯罪が起こっても、それがテレビの中か、テレビゲームの中で起こっていると考えてしまう傾向があること。(テレビ中毒症)


第十一に、日本病感染者は、他人事(ひとごと)意識が強く、たとえ親子友人間にあっても、すべてにおいて他人のことで関与を避ける傾向がある。(他人事意識)


第十二に、日本病感染者は、物事の本質をブランド化する傾向が強く、かつブランドを神の如く神格化する傾向と、それに時として過剰依存する傾向がある。(ブランドへの過剰依存意識)


以上の特徴から、日本病を、一般的にこのように定義することが出来るのではないだろうか。日本病症候群は、日本人の2000年前後の心の傾向であり、それは国家としての日本が、バブル経済の後処理に結果として失敗したために、経済の低迷が十年にも及び、その不安と自信喪失から来る否定的な心的傾向である。しかもそれは極端な「他人事意識」を伴った鬱病的な傾向である。
 
 


2 イギリス病克服過程と日本病


日本病の克服には、どんな処方箋が必要であろう。かつてイギリス病を克服したサッチャー政権は、ビッグバン改革と言われるような徹底した自由化の経済政策を通して、外資の導入と福祉政策の見直しを計り、一方では低所得者層にも家を持たせるような夢と希望を与えるような税制度を導入することも忘れなかった。こうして不治の病とも言われたイギリス人の心の病をサッチャー政権は克服したのである。そのことから首相サッチャーは鉄の女(鉄の意志を持った女性という意味)と呼ばれたのである。 


もちろんサッチャー改革によって、イギリスは多くのものを失ったことも事実だ。先の例に挙げたイギリスの名門企業「ジャガー社」もアメリカのビッグスリーの傘下に入ったように多くの企業が買収され、資本系列では、イギリス系の企業という名目は外れた。しかしサッチャーの政策は、名よりも実をとったのである。日産が英国工場を建設した時、サッチャーは満面に零れるような笑みを浮かべて、日系企業の進出を向かえたものだ。 


さらに世界の為替市場で、トップの売買高を誇るロンドンのシティは、アメリカのマンハッタン(世界一の株式市場)と並んで、世界中の為替ディーラーをイギリスに吸収した。このような方式をいつからか、エコノミストは「ウインブルドン方式」と呼ぶようになった。この言葉は、もちろんテニスのウインブルドンテニス大会から来ている。この大会は、世界の四大テニス大会の中でも最高の権威と栄誉とされる大会だ。年に一度、世界最高のテニスプレイヤーたちが、夏のイギリスウインブルドンに集い、「ウインブルドンチャンピオン」という世界最高の栄誉をイギリス王家から授かるために、二週間の間、白熱した戦いを繰り広げるのである。確かに最近英国の選手が、ウインブルドンチャンピオンになったという話を聞いたことがない。それでも主催国としてのイギリスの権威と栄誉は変わることはない。多くの名門企業を、外資系企業に売り渡す結果となった。要するに病を克服するためには多くの痛みが伴ったのである。 


しみじみと考えてみれば、「ジャガー社」のような名門企業が、どんどんと買い取られて、イギリス人の気持ちとすれば、面白いはずはない。しかしモノは考えよう、これから経済を活性化していけば、必ず買い戻す時も来る。鉄の女は、心の中でそのように思っていたのかもしれない。彼女の柔軟な政治姿勢は、少々右寄りだ。と指摘されたこともあった。でも彼女の政治姿勢は、現実主義的と指摘した方が当たっている。例えば、世界のソ連邦最後の「皇帝」(書記長職を指す)となった改革者ゴルバチョフを最初に西側のマスコミに好意的に紹介したのは、サッチャーだった。彼女はモスクワにゴルバチョフを訪ねて、会談をして、一発でこの人物が、東西の政治構造を変革する人物と見抜いた。そして「彼は話の出来る人物。単なる共産主義の教条的な人物ではない」と語った。それが彼女とゴルバチョフが、まるで恋人のように枯葉の舞うモスクワの公園のベンチで寄り添うような写真と共に西側のマスコミが報道することによって、世界の冷戦構造に風穴を開ける役割を果たした。すぐに鉄の女は、時のアメリカ大統領レーガンに電話をし、あっという間に、ソ連邦は民主化を遂げ、ベルリンの壁の崩壊に象徴されるような事態が到来したのである。イギリス病の克服だけではなく、サッチャーという人物の鉄の意志は、結果として世界平和にも大きな貢献を為したことになる。 


所詮イギリス病、あるいは日本病と言っても、人間の心が作り出している幻影の経済的な反映に過ぎないのだ。だから日本病克服の処方箋は、イギリス病同様、鉄の意志をもった指導者の出現とそれを取り巻くブレーンが効率よく仕事をして、このような方法をとれば、日本は必ず良くなる。しかもそれが夢を生むような現実的で柔軟なものでなければならないのである。さてそこでイギリス病克服の過程を踏まえて、我が日本をみればどうなるであろう。果たして小泉改革と言われるものが、日本病克服の究極の処方となり得るであろうか。
 


3 小泉総理も日本病?


現在の小泉政権が行っている「聖域なき財政再建」とは何か。小泉政権成立してほぼ一年になるが、効果の方はさっぱり見えてこない。ますます景気 は混迷を深くしていて、このままでは本当に日本経済が奈落の底に落ちて行きかねない底知れぬ不安というものを感じてしまう。 


当の小泉氏は、言語は明瞭なのだが、やはり日本病に冒されているようで、何事にも「他人事」口調が目につく。アジア無視、脱亜入欧の思想は如何 ともしがたく、首相就任後、早々に靖国問題でアヤを付けたものの、何とかそれを「日本病の世相」を逆手にとって、それをうまく乗り切ったのであったが、どこよりも早く行った外遊先は、やはりアジアではなく世界の盟主同盟国のアメリカであった。そこでブッシュ大統領に、大盤振る舞いの待遇を受けると、わが小泉首相は、すっかり良い気分になって、2001年 9月11日に同時多発テロが起こると、早速自衛隊を、後方支援と称して、インド洋に差し向けるような早業も披露した。(もちろんこれとて憲法論議ソッチノケで実に危なっかしい政策だが・・・) 


ところが肝心の内政はと言えば、小泉改革の目玉であった道路公団の民営化は遅々として進まず、出てきたのは外務省の不祥事であった。それを先頭になって、旗を振るかと言え ば、流石に日本病の進行は早く、他人事症状は進み、「女の涙は武器だ」とか「言葉の暴力も悪いが、実際の暴力もいかん」などと、完全な無関心の日本病症状は強まる一方だ。 


これを見かねて、ある女性経営者が、このように発言したと新聞に載っていた。 
「小泉さんは、ライオンだとずっと思ってきたが、とんでもない。あの人はライオンではなくキツネだ。キツネは早く、山に帰った方がいいのではないか」 
その発言を耳にして以来、確かに彼の顔がライオンからキツネに見え始めたから不思議だ。 


かつて数年前、自民党橋本政権も、小泉政権ほどではないが、高い支持率に支えられて、「イギリス病」克服の歴史に習い「日本版ビッグバン政策」を 実行しようとしたことがあった。しかし極端な緊縮型の経済政策が、アダとなって、不況の深刻化から、国民の支持を失って、倒れたことがあった。いっ たい橋本時代の「日本版ビッグバン政策」と今回の「聖域なき財政再建政策」にどんな違いがあるというのだろう。エコノミストではないので、明確な発言は出来ないが、少なくても経済効果として、出てきたものは、国民の非常にネガティブな経済心理の蔓延という以外にないような気がする。つまり余りに 緊縮的な財政政策を続けている余り、活力のある企業グループのエネルギーをも奪ってしまっているのだ。 


こうなると、日本病の第13個目の症状として、「過剰の自信喪失」という一項を加えたくなる。この十年以上に及ぶ日本政府の過剰な緊縮的財政政策 は、日本国民の心理に「過剰な自信喪失」とも言うべきネガティブな心理情況を生み出していることを我々はしっかりと自覚すべきである。これはまさに「トゥレイト・トゥリトル」(遅すぎ・少なすぎる)な財政政策が生み出した日本病の一症状そのものではないだろうか。 


もしも小泉政権がこのまま続いて行けば、残るのは、硬直しきった大銀行や政府に守られた半官半民のような企業しかなくなってしまう危険すらある。もはや銀行は中小企業になんか、目もくれられないようなひどい経営状態になっているのだから、このままで行けば日本から中小企業やベンチャーだっ て、なくなってしまう可能性も出てきた。要するに日本経済は、まったく夢がなくなってしまった。おそらくソニーやトヨタなどの企業は別にして、日本の学 生だって、海外に渡って、外資系の企業に職を探す者が当然でるであろうし、それが嫌な者は、公務員になる道を目指すことになるだろう。そうしたら日本には、ますます公務員に成りたい人間ばかりが増えて、役人国家というような駄目な国になってしまうであろう。これではまるで明治の日本の資本主義の勃興時期のような有様ではないか。


結論である。イギリス病の克服は、鉄の意志を持つ宰相サッチャーが行った「ビッグバン政策」によって、克服された。彼女は、イギリスに経済の自由化という原則を貫いて強烈な外資の流れを作った。小泉改革では、この 流れがまったく作れない。よって日本病的体質の人物では、日本病克服は不可能と判断せざるを得ない。


もはや小泉氏が日本病なのは、その度重なる他人事発言からも包み隠せない事実と言うべきだ。佐藤 
 
 



 




2002.3.14
2002.3.15

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NHK現場の良識と上層部の腐敗

「日本の独立」というブログから抜粋転載。(全文を読むのがいい記事だが、長文なので。)
「花子とアン」は見ていないが、NHKの現場には基本的には反戦平和主義思想のスタッフが多いと思う。もちろん、今のモミイ会長や経営委員会(だったか?百井や長谷川などだ。)などは最悪だが。


(以下引用)



朝の連続ドラマ小説「花子とアン」

テーマ:


なかなかいいドラマだ。今の時期にNHKが、このような放送を行うとは、ちょっと不思議な気がする。まるで戦争は日本が間違っていた、良くない、と国民に植え付けているかのようだ。その通りなのだが・・・。



花子のラジオ放送で国民全体がもうおかしくなっていることが受け取られる。



日中戦争を終わらせようと、活動していた宮本龍一が、憲兵である花子の「おにいやん」に連れて行かれて、周囲から非国民扱いをされる。そして自分の息子にまで非国民扱いされてしまう。このような、赤狩りの場面も放送されていた。侵略戦争に反対し平和を願ったらこれだ。



宮本龍一という男は、多くの国民が炭鉱での過酷な労働により苦しい生活を強いられ、石炭王などの一部の人たちが富を牛耳ることに憤り、格差のない平等な社会の実現を目指していた。人は富を共有するべきだ、という思想を持っている。これが共産主義の根本思想だ。たとえ宮本龍一が共産主義者ではないといってても、超格差社会を非難した時点で、共産思想とみなされるのである。だから赤狩りで連れて行かれた。



戦争と言うのは、お金が掛かる。そのお金を調達するためには、超格差社会を実現し、経営者などの一部の富を牛耳る財閥の資金力が、必要となる。もちろん他国を侵略することも必要となる。お金持ちと政府と一体となって戦争に突き進むことになる。そのために政府は超格差社会を実現する政策をとる。よって宮本龍一からすれば戦争と言うのは、一部のお金持ちたちが金儲けするために勝手に始めたことなのである。そして多くの日本国民が、またアジアの諸国が侵略により貧困生活を強いられているのである。それを端から見ていて我慢がならなかったのが、この宮本龍一という男なのだ。



格差社会の政策を実行するということは、多くの国民が貧困化することをも意味するのを忘れてやしないか?しかも資本主義には、必ず失業者が生まれるという欠点を抱えている。この資本主義の欠点を埋めさせるには、生活保護が必要だと言うことは過去ブログで述べた。ここで改めて現金の不足という自己矛盾というものに注目したい。




 


ところが、戦争中に生活保護なんてするわけが無い。だが、この生活保護受給の代わりの役割を果たしていたと思われるものがある。それが炭坑労働者や軍隊入隊、慰安婦である。分かりやすく言えば、過酷な炭鉱重労働者になるか、軍隊に入部して戦争で殺し合いをするか、慰安婦として働けば生活保護が受けられるのである。このようにすれば資本主義の欠点である現金の不足と言う自己矛盾は解消される。よって食べて生きていくには自ら望んで兵隊になったり、慰安婦になったのである。花子の「おにいやん」も貧困の幼少時代を過ごしている。家族を貧困で苦しませるような親父のような大人にはなりたくない!という思いで憲兵になったのである。



つまり、資本主義の欠点の尻拭いをさせられるのは弱者なのだ。で、この当時、最も立場の弱い人たちは一体だれかというと日本に侵略されてしまった朝鮮人なのである。弱者が生きていくには、生活保護を受ける代わりに、炭坑で働くか、軍隊に入るか、慰安婦で働くしかないのである。結局、これはお金という暴力で貧しい国民を戦争へと駆り立て、慰安婦を戦争に利用しただけのように思える。超格差政策で搾取した大金をちらつかせて、弱者を利用するようにおれには見える。ところが、最近の日本人は、日本の血税を朝鮮人慰安婦に高給を与えてやった!感謝しろ!と主張する。「日本人の金を!血税を!与えてやったんだぞ!」と・・・。私はここに大きな疑問を抱く。



本当にそうか?



お金と言うのは暴力に利用されることを忘れてやしないか?



政策で超格差社会を目指せば、日本人あるいは朝鮮人から税を集めるのは訳ないのである。日本政府は、捨てるほどの金をかき集めることが出来る。その金という暴力を利用し、ラジオ放送で日本国民の頭をおかしくさせ、お国のためにと言いながら侵略戦争を実行したあげく、おろかな戦争に突入することとなったのではないのか?そのおかげで、靖国神社に眠る多くの若い英霊たちの命を失い、また多くの朝鮮人が自ら慰安婦となるはめとなったのである。それを高給を与えてやったから感謝しろと・・・?



資本主義の欠点を、侵略された朝鮮人が一番尻拭いをさせられると言うのに、日本の血税だって???それをいうなら朝鮮人の生き血じゃないの?経済は循環しているのですよ。日本の血税はたくさん集まったようですが、どうしてそんなに日本の税金がたくさん集まったのですか?日本企業が儲かったからでしょ。ではなぜ日本企業が儲かったの?朝鮮を侵略したからでしょ?大戦景気で儲かったと言うのもあるが、それも朝鮮と中国を暴力で踏みにじり金本位制の移行に成功したからである。それをなぜ恩着せがましく日本人は貧しい朝鮮人のために慰安婦を雇い高給を与えてやった!などと平気で言えるのだろうか・・・。今の日本人の言い分を見ていると、黒を白と言いくるめているような気がしてなりません。



たとえば今はもう無いが、旧・朝鮮総督府は、日本の清水建設が建設している。清水建設はもちろん日本の企業であり、日本人が経営している。これは朝鮮で公共投資しているようなもので、日本人の雇用が求められ日本人に給料が支払われるのである。そしてその給料の中から所得税やら何やらと日本の税金が集まってくるのである。実際、日本の土木業者は朝鮮で大儲けしたと聞く。朝鮮統治時代、参政権などあるはずもなく、(一部の対日事大主義者は別!)弱者の立場にあった朝鮮人の要求に応える政策も行われるはずもなく、いつまでたっても朝鮮人は弱者のままであった。そしてその尻拭いを強制労働や慰安婦やらでさせられたのである。それを日本の血税を!貧しい朝鮮人に分け与えてやった!なんて恩着せがましく言っていますけど、おかしくね?



ねえ、倉山満さん?



富を平等に分け与えるべきだと主張する宮本龍一のような方は、つまるところ必然的に、戦争反対を訴えることになる。なぜなら、これが共産思想の根本だからである。共産思想は、なくしてはならないんだよ。分かる?私はなにも日本は共産国を目指すべきだなんて言っていませんよ。バランスが必要なんです。資本主義にも欠点と長所があるし、共産主義にも欠点と長所がある。共産主義の欠点「平等の中の不平等」を埋め合わせるには、資本主義の長所「格差による技術革新」が必要だし、逆に資本主義の欠点である「格差による貧困者・戦争」をなくすには、共産主義の長所である「富の分配と平和」が必要なんです。



よって、ねずさんみたいに共産主義者は絶対悪だから治安維持法を復活せよ!なんてとんでもない暴論である。まるで超格差社会を実現し、貧困層を作って兵隊や慰安婦を作って戦争しようではないか!と言っていることと同じではないか!今のアホノミクスそのものである。戦争でだれが得するのか?と言うとお金もちなんだよ。分かってる?



(中略)


で、花子とアンをみていると、日本の赤狩りや日本の若者の頭がラジオ放送などで頭をおかしくされ、いや日本中の人たちの頭が、おかしくなってしまっていた。ラジオによる洗脳教育は、おそろしいと言わんばかりのドラマであった。今の時期にこのようなドラマを公開するとは、驚く。なぜなら、今の左翼が~、反日が~、在日が~、中国が~、日本を乗っ取る!なんていっている書籍を山のように見受けられるが、これらの言論人たちの本が、この当時のラジオ洗脳教育にとてもよく似ていて、まるでこの当時と同じに見えるからだ。



花子とアンを見ていると、今の日本人とそっくり。今の日本人の頭がみんなおかしくなってきているように感じるのは俺だけか・・・。


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エリート生活の代償

「阿修羅」記事を抜粋転載。全体的には眉唾の情報をたくさん含んでいる印象の記事で、下記部分にもそれはあるが、なかなか興味深い指摘もあるので、転載する。
私は、最近はやりの「糖質制限ダイエット」は、危険だと思う。糖質(炭水化物。なぜ最近はこれを糖質と言うのだろう?)は活動に必要なエネルギー源であり、特に朝食にはしっかり糖質を摂るべきだろう。また、下記記事にある「カタカナ主食は危険」というのは面白い。白米はそのままでも食えるが、パスタをそのままでは食えない。パンも、そのままだと不味いから、バターやジャムを付ける必要がある。つまり、脂分、糖分と不可分である。意図的に脂分や糖分を摂るというなら話は別だが、白米の方が基本的には健康的だろう。まあ、「美味いから食う」という考えならば、それはそれで問題ない。何も長生きすること自体があらゆる人の生きる目的でもないだろうから。



(以下引用)


官僚、広告代理店の営業マン…エリートが早死にするワケ
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20130820/zsp1308201359003-n1.htm

 過酷な毎日を送る日本のサラリーマンにとって、生活の大部分を占めるのが仕事。それゆえ、職業選びは、人の寿命に大きく影響を与えているという。多数の企業で産業医として働く榛原藤夫氏はこう語る。


 「事故が起こりやすい危険度の高い仕事などを除いた場合、職業が寿命と関連する要因は大きく分けて2つあります。ひとつは、『裁量権の有無』。自分で自分の仕事をコントロールできる人ほど、ストレスがないので長生きする傾向がある。もうひとつは、『過重労働・暴飲暴食』。深夜までの残業や徹夜が当たり前の長時間労働や、接待続きなどの過剰飲酒は、当然体には悪い。この2つに焦点を当てた際、一番早死にしそうな職種と言われれば大手広告代理店の営業マンです。彼らは、徹夜仕事は当たり前の超激務ですが、裁量権が少ない。加えてお客との接待で連日大酒を飲むことも珍しくない。給料やステータスは高いものの、体には負担ですよね」


 そして、同じく順位が高かった職業が「IT企業の下請けSE」や「チェーン飲食店店長」。


 「どちらも長時間労働のうえ、給料も低い。下請け会社のSEは基本的に親会社のムチャぶりには逆らえないし、店長も、結局は雇われなので裁量権はほぼありません」


 そして、意外なランクインを果たしたのが「若手官僚」だ。


 「官僚はエリートで好待遇のイメージがありますが、それは年長者だけ。基本は年功序列の縦社会なので、若手は給料も安いし深夜まで働かされるのが通例です。実際、某省庁では入省した若手20人のうち、3人が10年以内に自殺したというデータもあります」


 また、上記2つに加えて「勤務時間が不規則」な職業も、かなり寿命に影響を及ぼすという。


 「不規則な生活は、当然、体に害です。つまり、毎日ではなく、不定期に夜勤があるような仕事は健康に負担です。たとえば、病棟勤務の看護師、会社勤務のタクシー運転手や長距離トラック運転手。彼らは数日に1回は夜勤があるので体内リズムを崩しやすい。さらには、どちらも上から管理される仕事なので、裁量権はなし。CAの仕事も大手なら好待遇だしフライトとフライトの間には休みも取れますが、LCCのCAは経費削減のため、給料は低いし連日フライトが入ったりとかなりのハードワーク。命を削っていますよね」


 いかに社会的ステータスや給料が高くとも、体を壊してしまえば意味がない。上記以外の職業に就いている人は、健康という側面では「勝ち組」なのかもしれない。


 ■産業医 榛原藤夫氏 社員の健康管理を専門とする産業医。外資系を含む10社以上の企業で従事。うつ病で休業中の社員のサポート、企業の健康障害におけるリスクを低減させるアドバイスを行う


白米よりカタカナ主食の常食がヤバイ!早死にする食生活
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20130821/zsp1308211401003-n1.htm


 「ここ数十年における日本人の食生活の変化が、我々の寿命を縮めている」と警鐘を鳴らすのは、フーズアンドヘルスの幕内秀夫氏。いったいどんな変化が起きたのか。


 「それは、『白米を食べない人』。最近、非常に増えていますが、実際は大酒飲みの人でなければ続かないでしょうね。普通の人だったら糖質なしの食事が続けばフラフラになりますから。また、同様に、パンやパスタ、ラーメンなどの


 『カタカナ主食を常食している人』も早死にします。カロリーだけなら白米とさほど変わらないかもしれませんが、白米に比べてこうしたカタカナ主食は油や砂糖を多用した料理が多いです。白米の場合、副菜は油などをほとんど使わない煮物や焼き物などが多いので、結果的にヘルシーになるんです」


 食品に加え、大きな問題なのは、食べる時間帯だ。


 「夜9時以降、しっかり夕食を摂ることです。(夢人注:この意見には反対。もっとも、記事が舌足らずな言い方をしていて、「大きな問題は、夜9時以降、しっかり夕食を摂ることです」という意味なら賛成。夜6時以降の飲食は体に悪い、というのが私の考え。特に、就寝直前の飲食はマズイのではないか。あまり腹が減りすぎていても寝付けないから、くだらないテレビを見たりネットで夜更かしするより早寝をするのがよい。)特に帰宅時間が遅いビジネスマンこそ危ない。そのまま就寝すると翌朝胃がもたれ、それが毎日続くとそれだけ体に負担がかかります。しかも、空腹状態が長ければギトギトの脂ものを摂りたくなってしまうので悪循環。打開策としては、夕方5時くらいにおにぎり1個でもお腹に入れておくこと。それだけで、飲み会や帰宅後の暴飲暴食は防げます」


 そして、意外とやってしまいがちなものとしては、「居酒屋などで必ずサラダを頼む」という項目。


 「サラダはカロリーが低いし野菜だから体にいいと思われがちですが、実際はドレッシングに大量に油や砂糖が入っている、また、『野菜だから』と、野菜の炒め物や揚げ物を大量に食べる人もいますが、これも愚の骨頂です。せっかく野菜を食べるなら、煮物や和え物、おひたしなど油も砂糖も極力控えたものを選ぶようにするべき。食べる時間帯なども注意してほしい」


 健康のためによかれと思ってやっていたことも落とし穴に繋がるということ。一昔前の食生活を見習って、すぐに改善したいものだ。


 ■管理栄養士 幕内秀夫氏 管理栄養士。フーズアンドヘルス研究所代表。伝統食と民間食療法の研究を行う。著書に『「粗食」で10歳若返る』、『1食100円「病気にならない」食事 実践レシピ』など




(補足「ヤフー知恵袋」から転載。)

炭水化物と糖質の違いは何ですか?


質問者


avenue_of_americaさん


2009/5/2621:08:44



炭水化物と糖質の違いは何ですか?


栄養素の表示で炭水化物と糖質とがありますが
どう違うのでしょうか?
炭水化物が消化されると糖質になるという事でしょうか?
知っているようで実は良く分かっていない事に気づきました。

また、雑誌等で「炭水化物抜きのダイエットは体重こそ減るが
糖質不足になると脳の栄養が枯渇し
更に脳が勝手に飢餓状態だと判断してしまう。
長期的に見ると、骨や筋肉を壊してしまうし
代謝を下げるので止めるべき」とありました。
食事の時にお米やパン、パスタ等を抜く変わりに
フルーツ等で糖質を補ってはダメなのでしょうか?

詳しい方がいらしたら、宜しくお願い致します。


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編集あり2009/5/2711:55:44



■炭水化物と糖質の違いは

炭水化物とは、糖質と食物繊維の総称です。

糖質とは、人間の栄養となる部分で、澱粉などの多糖類は消化酵素でブドウ糖に分解して栄養源とします。だから基本単位は単糖類と呼ばれるブドウ糖(グルコース)です。
食物繊維は、基本的にはセルロースなどのブドウ糖由来の多糖類であっても、人間が消化できない栄養素の部分です。もちろん食物繊維は重要な役割を持ちますが、人間は消化酵素がないので栄養にはなりません。

だから、炭水化物(糖質+食物繊維)には、食物繊維はさておいて、栄養源としてブドウ糖のような単糖類や澱粉のような多糖類がある。しかし人間が栄養として使う場合は、単糖類であるブドウ糖として使うと覚えてください。
脳の唯一の栄養はブドウ糖です。また、筋肉の栄養源はブドウ糖の重合体であるグリコーゲンで、実際はこれを分解してブドウ糖の形でとして使用します。

フルーツには蔗糖(ブドウ糖と果糖の結合体)及び果糖(フルクトース)が含まれますので、基本的にはご飯やパスタを食べることと同じです。違いはフルーツは単糖類なので、いきなり血糖値を上げるところでしょうか。なお、果糖は5炭糖ですが、作用効果はブドウ糖(6炭糖)と同じと考えてください。

■炭水化物抜きダイエットの問題とは

炭水化物を取らなければ、人間はタンパク質を分解して糖質を得ようとします。なぜなら、脳の栄養源はブドウ糖だけだからです。しかしタンパク質を無理矢理に糖化すれば、副成物(チッ素化合物)による肝臓負担などの健康影響も考えられます。本来炭水化物抜きダイエットは、糖尿病治療で考えられた療法で、健康体がダイエットに活用するのは問題があるようです。

炭水化物抜きダイエットの問題は、下記のサイトが参考になります。

http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20040701A/


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地下に潜ったまま東京大阪間を走って何が楽しい。

政治的事件(その大半はカネがらみだから経済的事件でもある)は、単線的に発生するのではなく、幾つもの事案が同時並行的に起こるもので、マスコミが騒ぐ話題の陰でひっそりと重要な問題が、何の議論もされないままない進行していくこともある。
そうした「見えないもの」こそ大事だ、というのが私の信条の一つだから、「ギャラリー酔いどれ」が次の記事を掲載しているのは素晴らしいことだと思う。
私もリニア新幹線にはほとんど興味も無いのだが、これがいかに馬鹿げた計画であるかを日本国民全体に周知させるのは大事だろう。要するに、この計画の推進派は原発推進派と同じ根を持っているのである。これもまた日本を災厄の中に巻き込む案件の一つだ。


(以下引用)



当ブログ既報ですが、より詳しく、

◆http://kasakoblog.exblog.jp/20980559/
つぶやきかさこ 2013年 08月 26日

未来世代の不良債権リニア新幹線
 ゴリ押しでJR東海がJAL・東電の二の舞になる危険 ~ すべては国民のツケに



より抜粋、

リニア新幹線計画って、こんなに狂気な計画だとは思いもしなかった……。

(中略)

今までたいした関心もなかったリニア建設だったが、
これは何が何でも反対しないとまずい代物ではないかと思えてきた。

その理由はズバリ、どうやっても必要性が見い出せず、
明らかにJR東海の収益悪化をもたらし、
それが最終的には国民の負担になる不良事業
だからだ。

はっきりいってリニア建設計画は狂っている。

例えるならJR東海が9兆円の借金をして、
万馬券の馬に全額賭けますといっているような話だ。
あまりにバカげていて建設する意味がわからない。

ただこのリニア計画がミソなのは、
税金ではなくJR東海が全額負担して事業を行うことだ。
国民の血税を使うわけじゃない。JR東海がやるんだからいいだろうと。

でも果たしてそうだろうか?
リニア計画がどっかのベンチャー企業がやるならともかく、
国民にとってなくてはならない生活の足を、
ほぼ独占的に保有している極めて公共性の高い鉄道会社がやる
わけだ。

9兆円もかけてリニア作ったのに、
まったく採算が合わずに赤字になってしまえば、
その負担は通常のJR東海の運賃に上乗せされる形になる。

失敗が目に見えている大バクチをしたせいで、
そのツケは結局は国民に降りかかってくるのだ。

リニアが失敗してその会社が倒産するなら、国民には何の被害もない。
融資したアホな銀行が不良債権を抱え込むだけだ。
しかしそうではない。そのツケは国民の生活の足に上乗せされるのだ。

JALの破綻や東京電力の“破綻”と同じことだ。

ずさんな経営で、かけるべきところにお金をかけず、いい加減なところに金をかけ、
経営が悪化したら、そのツケは国民が背負わされる。

赤字経営になろうが破綻しようが、JALや東電は潰せない。
なぜなら代替手段がほとんどないからだ。
JR東海もそれと同じ。自社負担だからいいではないかでは済まされなくなる。

9兆円もかけてJR東海がリニアで建設費を回収できるとは思えない大きな理由は2つ。

1:そんなに速くない

リニアは東京ー大阪間を67分で結ぶという。
東海道新幹線は138分。
2時間が1時間になると考えれば早いかもしれないが、
東海道新幹線のように在来線の乗り換えが便利な、地上にホームがあるわけではない。
地下奥深くにホームがある。
在来線からの乗り換えで、東京、大阪ともに、
地下ホームの移動までに10分ずつかかったとしたら、
乗っている時間が1時間でもそれにプラス20分もかかることになる。

まして所要時間が短かったとしても、
現在の東海道新幹線並みの本数の多さがあるのかどうか。
例えば30分に1本しかないなら、所要時間が短くても待ち時間がかかってしまい、
トータルで見たら本数の多い東海道新幹線とたいして変わりないなんて話になりかねない。

リニアは時速500キロだが、2010年に中国の新幹線がテスト走行で時速486kmを記録した。
もちろん実際に486kmで走るわけにはいかないにしても、
リニアが開通するまでに約30年間もあるわけで、
その間に東海道新幹線の技術が進歩し、リニア並みの67分とまでいかないまでも、
現状から相当短縮されている可能性もある。

リニアが地上駅で大阪まで30分で行きます!
というなら、それはすごいことかもしれないが、
東海道新幹線の時間も短縮されることが予想される中、
とても「夢の超特急」というイメージからはかけ離れた代物になる可能性が高い。
※ちなみに上海でリニアに乗ったことはあるが、
乗ってしまうと新幹線とあまり変わりはないという印象で、
リニアに乗って何か特別な感動を抱いたことはなかった。

だいたい速さを訴えるのなら、中間駅など一切いらないはずだが、
ああだこうだいわれて結局作るハメになった。
名古屋と大阪を最短時間で結ぶための交通手段なのであって、
過疎地域の通過地点に駅など必要ないのに、
自治体との関係で妥協せざるを得なくなり、
中間駅を作るために余計なコストがかかるだけでなく、
中間駅に停車するダイヤも組み込めば、
ノンストップで行く本数が少なくなってしまう。
本末転倒な話だ。


2:需要がない。採算が合わない

そして何よりも9兆円もかけて作っても、
到底需要があるとは思えないことだ。

第一に、最も競合するのは東海道新幹線。
自社の収益源から客を奪うだけでは、
当然、莫大な借金をしてコストをかけた金は回収できない。

そもそも大阪開業する2045年には、
現在の人口から約2600万人減ると予想されている。
(約1億2800万人→約1億200万人)
さらにその後は1億人を割り、2060年には約8700万人になると予想されている。

今ならまだしも、30年後、人口が今より激減した時代に、
やっと完成するような代物に9兆円もかけて代金回収できるのか。
例えば、富士山が見える絶景路線で、
外国人観光客がいっぱいになるとかいうならともかく、
ほとんどが地下で、車窓の楽しみはまったくない

暗黒車窓列車だ。

また30年後の社会を考えると、
通信技術の発達で今よりさらに出張需要が減っている可能性が高い。
わざわざビジネスマンが大阪や東京を往復しなくても、
30年後はネットや情報機器の発達により、
たいがいのことが移動せずに済んでしまう可能性もある。

需要激減が予想されるのに、なぜ9兆円も大借金して、
驚くほど速くはないリニアを作らなければならないのか、
まったく理解ができない。

一応、名目上は、東海道新幹線が老朽化しているから、
改修するためにバイパス路線としてリニアを作るという。

しかし改修が必要なら大阪開業が30年後では手遅れだろうし、
わざわざ途中駅で下車の需要もない、コストのかかるリニアを作る意味がわからない。
9兆円も借金できるなら、今から早急に改修工事すればいいじゃないか。
30年後にリニアができてからでは遅すぎる。

しかもリニア新幹線を動かすには、在来新幹線より3倍の電力が必要だという。

新技術で在来新幹線より電力が1/3で済むというメリットがあり、
311以降の日本のエネルギー事情を考えても必要なものです、
というならともかく、完全に時代に逆行している。

311が起きた今、わざわざ3倍もの電力を浪費する交通手段を、
なぜバカ高いコストをかけて作らなければならないのか。

また東海大地震が起きた時のための代替手段という目的もあるらしいが、
現状の東海道新幹線の地下にリニアを作って、
地震や津波被害があっても、東海地方の被災地に行くこともでき、
東京と大阪を結ぶ路線を確保するというならともかく、
山間部の迂回ルートを作っても被災地救援には行けない。

東海道新幹線が被災しても大阪に行けるかもしれないが、
別にリニアである必要はなく、飛行機だっていいわけだ。

ましてや電力を3倍も食うリニアが、
東海大地震が起きて、東海地方の発電所が被災した時に動かせるのかは疑問だ。
そもそも活断層を走るリニアだって被災しかねない。


・・・・・

ちなみにこの狂った計画に反対しているのは、
環境保全至上主義団体や、かわいそうな地元住民だけではない。

JR東海の労働組合では、ホームページに『NO!リニア』というコーナーを作り、
2009年10月から毎週のように、リニア反対の意見を発信し、
2013年8月23日までに67個の意見がPDFでネットにアップしている。

働く人にとってはとんでもない計画だろう。
会社が大借金して万馬券を買うと言っているのだから、
経営が悪化すれば自分たちの給与や立場があやうくなる。
危機感を覚えるのは当然だろう。

環境がどうのとか村がなくなるとかいう以前に、
極めて国民の生活に密着した公共性の高い事業を行っている企業が、
必然性のない事業に兆円単位で投資をしようとしている。
それが失敗すれば、最終的には国民の負担になる。

借金大国、増税大国ニッポンに、大手ゼネコンのためなのか知らないが、
また1つ負の遺産を未来世代に嫌がらせのように押しつけようという話
だ。

これに加えて電磁波が危ないとか

トンネル工事で出る膨大な残土をどうするかもよく決めていないとか、
トラブルがあった時に地下深部から乗客はどうやって脱出するのかとか、
活断層を横断して大丈夫なのかとか、

ありとあらゆる問題がある


問題があっても必要性があればやればいいが、必要性があるとは到底思えない。
どんなものでもリスクはある。
リスクがあるからやるなといっているのではなく、
リニア計画に付随する様々なリスクを負ってまで
建設するリターンがあるとは言い難い。

そのリスクを一民間企業だけが全責任を負い、
失敗しても国民に迷惑をかけないのならいいが、
JALや東電と同じくどれだけずさんな経営をしたとしても、
他に重要なインフラを担っているから、潰すことはできず、
最終的にはリニアの失敗は、国民に価格が転嫁されるか、
税金で救済されるかのいずれかになる。

リニア計画はあまりにも狂気の沙汰だ。

にもかかわらず何が何でも建設せねばとゴリ押ししているJR東海は、
採算が合わないにもかかわらず、リニア計画を猛進させるのは、
政治的な圧力があるからなのか 建設業との裏取引でもあるのだろうか?

結局、リニアも原発やダムと同じく、
必要があるかではなく、国民のためになるかではなく、
失敗した時のコストや事故というリスクをすべて国民に押し付けて、
計画したら絶対に見直しやストップはせず、
政治的な理由から推し進めてしまえ というまがい物としか思えない。

一体、日本の狂気な行動は何が原動力になっているのだろうか。

そりゃいくら増税し続けても、借金が増える一方に決まっている。
誰か何のためにこのリニアをゴリ押ししているのだろうか。

いい加減な需要予測で特定の人間だけが儲かる目的のために、
採算性のない事業に突っ込み、最終的にすべてのツケは国民が負わされるという、
詐欺投資話みたいな事業を
ゴリ押しする日本の慣習はもういい加減やめるべき。

やるならハンをついた人間に失敗した時のツケをすべて負わせる仕組みに
改めるべきだと思う。


・JR東海労働組合『NO!リニア』
http://www.geocities.jp/jrtoukairou/rinia.html

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デング熱は天狗のしわざか魔のしわざか

今日の「徽宗皇帝のブログ」の補足として「in deep」から抜粋転載。
ただし、「in deep」自体は、私とは違って、デング熱騒ぎを政府の陰謀とは見ているわけではない。本当にデング熱が代々木公園を中心に発生していると思っているのだろう。実際、発生してはいるのかもしれないが、それが蚊によるものか、それとも他の手段で人工的に発症させられたのかは疑ってもいいのではないか。何しろ、「よりによってなぜ代々木公園なんだよ」という疑問は、代々木公園での9月23日の広瀬隆氏らによる政府批判デモ実施計画の存在を知った後では、誰でも持つのではないか。




(以下引用)


なお、デング熱は、軽い症状の人から重い症状の人まで様々ですが、上の「病気の時代 ……」では、インドを旅行していて、デング熱になり、出血を伴う重症化を経験した日本人の方のブログのページ「デング熱の恐怖6 緊急処置」をリンクしていますが、デング熱の症状が悪化した場合の恐ろしさがよくわかります。

> 痛みはだんだん増してきた。歯が痛み、頭が痛み、肘、膝、骨、背中、皮膚の腫れぼったい痛みと痒み。全てが同時に襲いかかってくる。

> 右腕がだんだん真紫に変色していき、そのエリアがどんどんひろがっていく。

> 膝の激痛で満足に立ち上がるどころか、背中の激痛で起き上がる事もできない。

などのような記述が並びます。

日本のデング熱の最新の報道では、

デング熱 感染者36人に
テレビ東京 2014.09.03

国内でデング熱に感染したことが確認された人の数は、きのうまでに36人となりました。いずれも東京の代々木公園やその周辺を訪れていて、東京都は蚊を採集して調査する方針です。

重症例はないということです。
ということで、今回、日本で罹患された方々は上のインドで感染した方のように重い症状の方はいなかったようです。

ところで、タイトルに、

「治療に関してはそのエボラと同じタイプであるデング熱」

と記しましたが、何が同じかというと、 デング熱 - Wikipedia の以下の記載がそれをあらわしている部分です。
予防

デングウイルスには、認可されたワクチンがない。
治療法

デング熱に対する特別な治療法はない。
という、ワクチンも治療法もないという点においては、エボラ出血熱と同じタイプの感染症です。予防法は「蚊に刺されないようにすることだけ」のようです。



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無知な子供のまま職業や大学(学部)を選ばせる不条理

「lifehack ch弐式」とかいう、おそらく2ちゃんねるまとめサイトから転載。
最後のコメント(27)は、私が大昔から考えていたことと同じである。
とは言っても、封建時代のように身分職業が固定されていて、親の家業を継ぐだけ、というのも困る。だから最近は大学などでキャリア教育などというものをやっているようだが、大学でやっても無意味だろう。最低でも高校、できれば中学までにやるべきものだが、そのキャリア教育というのも、社会の真実などは絶対に教えはしないのではないか。
私の育った時代はネットも何も無いから、たとえば公務員にもⅠ種とⅡ種(キャリア組とノンキャリア組)があって、その間には絶対的な身分差別がある、ということなどまったく知らなかった。それを知っているのは親がキャリア組であるか、その周辺にいる人間だけだったのではないか。早い時期からそうした社会の真実を知っていれば、なぜ多くの人が馬鹿みたいに努力し、苦労して東大を目指すのかも分かっていただろうし、自分自身あるいは東大を目指していたかもしれない。やはり若い頃は、カネと権力を手に入れるのが人生の成功への道だと思うのが普通だろうから。
実際には、カネと権力で手に入るものは、本人の人格や教養や感性による満足に比べたら空虚なものだ、と今は分かるのだが。
ということは、私が子供のころ社会システムに無知で、その結果ぼんやりとした頭でのんびりと生きてきたことはけっして悪くは無かったとも言える。
少なくとも、学校の勉強よりは、草原で虫を眺めたり、日の移ろいを感じたり、夕暮れ時にやるせない寂しさを感じたりした時間や、好きな本に没頭した時間のほうがはるかに有益な時間の過ごし方だった。(自分自身では覚えていないのだが、小学校の授業時間も私は窓の外ばかり眺めていたらしい。親が先生からそう苦情を言われたとずっと後で兄弟から聞いた。そのことで親から叱られた記憶は無い。この点では賢い親であったと思う。)


(以下引用)



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15Comments |2014年09月04日 00:00|大学生活|学問|Editタグ :やりたいこと




1 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:31:39 ID:PbcCWeLgE
つらい









2 :Awn◆Awn/uns/dE..:2014/07/31(木)03:32:25 ID:fqYNa9EjM
修行だと思って無心でがんばれ


3 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:35:40 ID:jPz7j3vDH
そーやって適当に大学選んじゃうから


4 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:36:08 ID:s4RgQeLi2
興味のある学部に編入すれば


7 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:38:24 ID:PbcCWeLgE
>>4
そもそも学問自体に興味がないんだよなあ
ほんとになんとなく周りが大学行くから俺もみたいな感じなんや
親に申し訳ない


5 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:36:52 ID:2hdBENwGd
一番難しい法学部にたまたま受かったから行ったけど
興味もないわ周りはガチな奴ばっかだわで早々にドロップアウトしてしまった


11 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:40:14 ID:PbcCWeLgE
>>5
わかる
俺も行ってる大学で一番難しい学部受かっちゃって周りとの温度差がやばい


6 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:37:57 ID:ejhQMCHiQ
辞めるなよ。大変なことになるぞ


9 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:40:03 ID:K9iRUltEB
機械科入ったらもっと最先端なことやるのかと思いきやかなり原始的な話でつまらない


12 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:40:20 ID:s4RgQeLi2
じゃあ卒業後に進みたい方向があるならその勉強しておくとか


13 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:42:13 ID:jPz7j3vDH
適当に医学部選んだ奴は同情の余地なし


14 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:42:47 ID:PbcCWeLgE
他のこととか卒業後のこととかなんもやりたいことがない
今までホントに流されるまま生きてきたんだろうな


15 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:44:06 ID:2hdBENwGd
>>14
マジレスすると学生課とか行って相談するといいよ


16 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:47:37 ID:PbcCWeLgE
>>15
学生課ってこういう話聞いてくれるん?


17 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:49:54 ID:2hdBENwGd
>>16
学校によって学生課だったり教務課だったりするかもしれんけど
なにかしら学生生活について相談受け付けてる部署あっから


18 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:51:48 ID:1B39hGvrP
やりたい人から選べなくなってるシステムってダメだよなあ・・・


19 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)03:58:31 ID:PbcCWeLgE
なんにもやりたくない
でも親の期待は裏切れない
両親がいなくなったら自刹しよう


23 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)11:28:23 ID:PMNxmcCUJ
俺もそう思ってたけど、たまたま興味持つきっかけがあってな。
深く知れば面白くなることもあるんだぜ。全部じゃなくていいから、
面白いと思うところに注目してみろ


24 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)11:29:53 ID:5Je3so2C8
こういう同世代多いからジジババにゆとり扱いされんねん
くたばれ


25 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)11:31:20 ID:5hg0IyJPC
あるある


27 :名無しさん@おーぷん:2014/07/31(木)14:38:35 ID:c1LBrmbq1
中高でろくに職業や学問に触れないで進路決めろってのが無理な話


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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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