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2015年不思議の世界(2月10日追記あり)

すでにあちこちのブログで取り上げられた「エコノミスト」の「2015世界はこうなる」の表紙について、私も少し考察してみる。
まず、一番明瞭に思えることだのに、誰も言っていない(と思う)のだが、右上の擬人化された地球の絵は、向かって右側の鼻の高い青白い顔が西側諸国、左側の鼻の低い黄色い顔が東側諸国を表しているのは間違いないだろう。そして、西側諸国の顔が東側諸国の顔を睨んで、苦々しい顔をしてるのは、これも明らかに西側の衰退と東側の繁栄を表していると思う。
面白いのは、画面の中心部分を占める人物群像(明確に東側と西側に、顔色で区別されている。西側はゾンビ的な青白さで、「西側は実は既に死んだも同然」という自嘲がここにはあるのだろう。)の中で、中国の習主席やミャンマーのアウンサンスーチーは青白い顔、つまり「西側の人物」として描かれていることだ。これも「陰謀実在論者」なら、納得できる話だろう。中国のあの異常な発展は西側の後押しあってのものだったはずだ。
習の後ろにいてオバマを見ているスナイパー風の男は、アジア人の茶色い顔で描かれているが、顔貌は安倍総理に似ている。だが、「西側」には入れてもらえないようだ。(笑)なぜスナイパー風なのかと言えば、彼の右翼性が西側から警戒されている、ということか。つまり、オバマにとって、彼はスナイパー的人物と見られている、ということだろうか。プーチンは「西側」の青白い顔色で描かれているが、サングラスで目を隠している。つまり、西側にその本心を見せていない、ということの象徴だろう。
その他、「シンガポール」と書かれているらしい幕を持ったアジア人とか、良く見えないが「青白い顔色」らしく見えるISIS兵士などが人物像として描かれている。仮に青白い顔色で描かれているなら、これはかなり大胆な告白、世界への嘲弄であるが、そこまで冒険的な表現をするかどうか。シンガポール(かどうかは分からない)が今年何か、世界的に重要な意味を持つのかもしれないが、今の段階では推測もできない。しかし、わざわざ字幕を持たせるくらいだから、大きな意味はあると思う。
これらの人物群以外に描かれたものは、「不思議の国のアリス」中のキャラクターとか、「ハメルンの笛吹き」とか原爆とかロケットなどがあるが、一番分かりづらいのが、「スパイダーマン」の意味だろう。2015年が「不思議の国」的な混沌状態(実は、数学的な論理性と整合性が裏にある)になるというのがこの表紙絵にアリスの絵を書き込んだ理由だろうし、ハメルンの笛吹き的な「偽旗作戦」が人々を破滅の方向に向かわせる、というのは既に「シャーリー・エブド」事件などで実現している。だが、スパイダーマンが大きく描かれた意味は分からない。
ネットで拾った画像だと、拡大しても良く見えない細部があるので、今のところ私にできる分析はこれくらいである。私の居住地区は書店などすらない「陸の孤島」なので、「エコノミスト」を買うのもなかなか難しいのである。後は、その雑誌を手元にお持ちの方に分析はお任せしたい。

(追記)人物群の最後列でISIS兵士(これが厳密には最後列か)の前にいる、両手を上げ、白いマスクをして警察官風の帽子をかぶったアジア人の男も目立つが、これは何者か、まったく分からない。しかし、その頭上(左手の上)にある四枚のプロペラを持った奇妙な物体は「ドローンヘリ」というものらしい。先ほど、気まぐれで買った日刊ゲンダイ記事でそれが分かった。その記事は、このエコノミスト表紙の話とはまったく無関係に、「双葉電子工業」の持つラジコン機器技術が世界的に注目されている、という株式投資関連の記事である。そこに載っていたドローンヘリの写真が、まさしくこのエコノミスト表紙の絵と同じであったのである。この表紙には経済関連の事物は少ないから、これはドローン(ラジコンの小型飛行機やヘリ)が、今年中に軍事的に用いられる、ということではないかと私は推測する。まあ、そうでないにしても、アマゾンがドローンヘリを使った配達を実現しそうだ、という話もあるから、株をやる人は双葉電子工業を買っておくのもいいだろう。私のような貧乏人には無縁の話だが。
しかし、早朝に書いたブログ記事と関連する記事(それも滅多にあるような内容ではない。)のある新聞を偶然にその日のうちに買うというのは、これこそシンクロニシティというものだろう。(私は新聞を取っていないし、プロ野球のシーズンが終わってからはスポーツ紙すら買っていない。新聞を買うのは、二、三か月ぶりであった。)


(2月9日追記)「播州武侯祠偏照院」記載の「日本は世界の最先端」記事中に「安倍らしき人物」の拡大画像があったので、私の上記文を少し訂正する。その拡大画像で見ると、安倍のマスクはスナイパーのスコープではなく、「ヴァーチャルリアリティ」を見させる器具のようだ。つまり、安部は現実を見ずに仮想現実のみを見ている阿呆、と嘲笑しているわけである。
なお、以前掲載してあったエコノミスト表紙写真がいつのまにか削除されていた。後で、再掲載できるかどうか試してみる。こんなところにまでネット検閲は及んでいたようだ。
なお、この画像で向かって右後ろにいるISIS兵士は、やはり「青白い顔」、つまり、西側の人間として描かれていた。(笑)図々しいというか、大胆なものである。



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逆鳥居強右衛門

私が言わんとしていることは、「引用2」の鳥居強右衛門の項を読めば明瞭だろう。
まあ、私は武士道など、武士統制のために作られたフィクションだと思っているが、たとえフィクションでも、それを信じて行動した人間の中には超人的かつ崇高な行為をした人間もたくさんいた。だからこそ、そうした武士の話は現代でも人の心を打つのだろう。平田弘史の漫画などは、武士の世界のそうした「狂気」と「侠気」の極限を描いているから面白いのである。(彼の漫画の幾つかは「電脳マヴォ」という無料ネット漫画誌で読めます。)
なお、この鳥居強右衛門の話は、アレンジされて山本周五郎の短編小説になり、またそれを見事に換骨奪胎したものが、現代を舞台にした宮谷一彦の傑作漫画「ワンペア・プラス・ワン」になっている。

<「イスラム国」拘束>「後藤さん24時間以内殺害」新警告

毎日新聞 1月27日(火)23時37分配信

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の新たな静止画が27日、インターネット上に投稿された。英語の声の主は、ヨルダンで拘束されているサジダ・リシャウィ死刑囚を24時間以内に釈放させなければ、後藤さんとヨルダン軍パイロットの2人が殺害されると警告した。正確な声明発表の時刻は明らかではない。日本政府は映像の信ぴょう性の確認を急いでいる。

【ヨルダンでは圧倒的に「パイロット優先」】

 ISは24日、後藤さんとリシャウィ死刑囚の「捕虜交換」を要求する声明を出していた。日本政府はヨルダン政府と連携しながら対応策を検討している。

 リシャウィ死刑囚は、ISの前身組織のメンバーで、当時の最高指導者の側近の姉妹とされる。

 声の主は「私はケンジ・ゴトウです。私の妻と日本国民、日本政府に対してのメッセージです。これが私の最後のメッセージになると言われた。少しでも遅れればヨルダン政府はパイロットの死に責任があり、私はそれに続くことになる」などと話した。

 24日夜にはネット上に湯川遥菜さん(42)が殺害されたとみられる映像が公開されていた。後藤さんは24日夜、湯川さんの遺体とみられる写真を手に持たされた映像に登場。男性の声で湯川さんの殺害とともに「もはや金は求めていない。ヨルダンで拘束されている女が釈放されれば私はすぐに解放される」と英語で訴えていた。内容の信ぴょう性や声の主は不明だ。

 後藤さんは昨年11月ごろ、シリア北部でISに拘束された。昨年8月に拘束されたとされる湯川さんの救出や取材が目的だったとみられている。

 ISとみられる犯行グループは20日に2人の殺害を予告する映像を公開し、政府に対して「72時間以内に2億ドル(約236億円)を支払え」と要求。政府は国際社会の協力を得ながら解決の糸口を探っていた。




(引用2)

鳥居強右衛門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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鳥居 強右衛門(とりい すねえもん、天文9年(1540年) - 天正3年(1575年5月16日(もしくは17日))は、戦国時代足軽奥平家の家臣。名は勝商(かつあき)か。


生涯[編集]

長篠城を密かに脱出する鳥居強右衛門
月岡芳年画)

強右衛門が歴史の表舞台に登場するのは、天正3年の長篠の戦いの時だけで、それまでの人生についてはほとんど知られていない。現存する数少ない資料によると、彼は三河国宝飯郡内(現在の愛知県豊川市市田町)の生まれで、当初は奥平家の直臣ではなく陪臣であったとも言われ、長篠の戦いに参戦していた時の年齢は数えで36歳と伝わる。


奥平氏はもともと徳川家に仕える国衆であったが、元亀年間中は甲斐武田氏の侵攻を受けてその傘下に従属していた。ところが、秘匿されていた武田家当主・武田信玄の死亡を察した奥平氏は再び徳川家に寝返り、信玄の跡を継いだ武田勝頼の怒りを買うこととなった。


奥平家の当主であった奥平貞能の長男・貞昌(後の奥平信昌)は、三河国の東端に位置する長篠城徳川家康から託され、約500の城兵で守備していたが、天正3年5月、長篠城は勝頼が率いる1万5000の武田軍に攻囲された。5月8日の開戦に始まり、11、12、13日にも大小の攻撃を受けながらも、周囲を谷川に囲まれた長篠城は幸いにも防衛を続けていた。しかし、13日に武田軍から放たれた火矢によって、城の北側に在った兵糧庫を焼失。食糧を失った長篠城は長期籠城の構えから一転、落城寸前にまで追い詰められた。このため、貞昌は最後の手段として、家康のいる岡崎城へ使者を送り、援軍を要請しようと決断した(一方、家康もすでに武田軍の動きを察知しており、長篠での決戦に備えて同盟者の織田信長に援軍の要請をしていた)。しかし、武田の大軍に取り囲まれている状況の下、城を抜け出して岡崎城まで赴き、援軍を要請することは不可能に近いと思われた。


この命がけの困難な役目を自ら買って出たのが強右衛門であった。彼は雑兵軽輩の類であったとされるが、一刻を争う非常事態である以上、身分をとやかく言っていられなかった。14日の夜陰に乗じて城の下水口から出発。彼は水泳を得意とする男で、川を潜ることで武田軍の警戒の目をくらました。翌朝、長篠城からも見渡せる雁峰山から烽火を上げ、脱出の成功を連絡。15日の内に岡崎城にまで赴いて援軍を要請した。この時、幸運にも家康からの要請を受けた織田信長が武田軍との決戦のために自ら3万の援軍を率いて岡崎城に到着しており、織田・徳川合わせて3万8000の連合軍は翌日にも長篠へ向けて出発する手はずとなっていた。これを知って喜んだ強右衛門は、城の仲間たちにこの朗報を一刻も早く伝えようと、急いで長篠城へ向かって引き返した[1]。16日の早朝、往路と同じ山で烽火を掲げるが、さらに詳報を伝えるべく入城を試みた。ところが、城の近くの有海村(城の西岸の村)で武田軍の兵に見付かり、捕らえられてしまった。烽火が上がるたびに城内から上がる歓声を不審に思う包囲中の武田軍は、警戒を強めていたのである。

城中に援軍が来ることを伝える鳥居強右衛門
楊洲周延画)明治26年(1893年

強右衛門への取り調べによって、織田・徳川の援軍が長篠に向かう予定であることを知った勝頼は、援軍が到着してしまう前に一刻も早く長篠城を落とす必要性に迫られた。そこで勝頼は、命令に従えば強右衛門の命を助けるばかりか武田家の家臣として厚遇することを条件に、「援軍は来ない。あきらめて早く城を明け渡せ」と城に向かって叫ぶよう、強右衛門に命令した。こうすれば城兵の士気は急落して、城はすぐにでも自落すると考えたのである。強右衛門は勝頼の命令を表向きは承諾し、長篠城の西岸の見通しのきく場所へ引き立てられた。しかし、最初から死を覚悟していた強右衛門は、城内に向かって「あと二、三日のうちに織田・徳川の援軍が来る。それまでの辛抱である」と、勝頼の命令とは全く逆のことを大声で叫んだ。これを聞いた勝頼は激怒し、その場で強右衛門を殺したが、強右衛門の決死の報告によって援軍が来ることを知った長篠城の城兵たちは大いに士気が上がり、援軍が到着するまでの2日間、武田軍の攻撃から城を守り通す事に成功した。





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ギリシア「左翼」政権誕生を喜ぶ

「櫻井ジャーナル」から転載。
相変わらず、勉強になる。ギリシアの財政赤字の原因は、要するに富裕層(例によって背後にはユダヤか)と、それと結託した政府によって作られたものだ、ということだろう。ならば、新政権のやるべきことはただ一つ。借金返済を要求するIMFやらEUやら何やらに対して「金なら払えん」と堂々と居直ることである。ツィプラス(今はチプラスという表記らしい)は実際、そうする意向のようだ。頑張れ!(笑)

(以下引用)



2015.01.26
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 1月25日にギリシャで行われた総選挙で急進左翼進歩連合が圧勝した。「国境なき巨大資本」がギリシャの支配層と手を組んで作り上げた「危機」の尻ぬぐいを「緊縮財政」という形で押しつけられた庶民の怒りが形となって現れたと言えるだろう。

 こうした政策をアメリカを中心とする西側支配層は世界規模で推進しているが、支配層の内部にもその問題を理解している人は少なくない。前のIMF専務理事、ドミニク・ストロス-カーンはそうした人びとを「狂人」と呼んでいる。理解しても声を上げないのはアメリカの支配層を恐れてのことだろう。

 ストロス-カーンは2011年4月にブルッキングス研究所で演説を行い、その中で失業や不平等は不安定の種をまき、市場経済を蝕むことになりかねないと主張、その不平等を弱め、より公正な機会や資源の分配を保証するべきだと語った。進歩的な税制と結びついた強い社会的なセーフティ・ネットは市場が主導する不平等を和らげることができ、健康や教育への投資は決定的だと語っただけでなく、停滞する実質賃金などに関する団体交渉権も重要だとしている。

 ストロス-カーンはアメリカの傀儡と見なされ、だからこそ出世したわけだが、こうした主張を強欲なアメリカの支配層は許さない。演説の翌月、アメリカで逮捕される。レイプ容疑だったが、限りなく冤罪に近いようだ。ストロス-カーンの後任がクリスティーヌ・ラガルドである。

 ギリシャの危機は、新民主主義政権が隠蔽していた財政赤字が発覚した2010年に始まり、欧州委員会、IMF、欧州中央銀行は公務員給与の削減、年金のカット、増税、私有化などを強要して社会を破壊することになった。

 こうした政策は庶民から富を奪うことになるわけだが、収入を基本的に国内で消費に使う庶民が貧しくなれば国内経済が冷え込むことは当然のこと。問題は1970年代から急速に進んだ富の集中にある。集中した富は隠され、投機市場へ流れ込む。

 ギリシャの庶民からしてみると、自国の一部エリートが外国の投機集団と手を組み、自分たちの知らないところで多額の借金を作り、その借金を押しつけようとしているということになる。しかも、混乱の切っ掛けは、「格付け会社」(投機集団の仲間だが)ギリシャ国債の格付けを引き下げたことにあった。

 富を隠す仕組みが整備されたのは1970年代のこと。ロンドン(シティ)を中心とするオフショア市場のネットワークが整備され、巨大企業や富豪はこのネットワークを使って資産を隠して税金を回避できるようになった。スイス、ルクセンブルグ、オランダといった伝統的なタックス・ヘイブンもあるが、ロンドンを核とするネットワークは資金の追跡が困難で、質的に違うと言われている。

 このネットワークに対抗するため、1980年代に入るとアメリカのIBF(インターナショナル・バンキング・ファシリティー)や日本のJOM(ジャパン・オフショア市場)が出現し、犯罪組織や独裁者も重要な顧客になっている。

 ギリシャのエリートたちも例外ではなく、HSBCのジュネーブ支店にあるギリシャ人の口座のリストをフランス政府は2010年にギリシャ政府へ知らせている。そのリストには船主、実業家、芸術家、政治家などが含まれていた。その情報をギリシャの当局は調査しなかった。

 ちなみに、HSBCはロンドンに本店がある金融グループで、1991年に香港上海銀行を母体として創設されたのだが、香港上海銀行はアヘン戦争(1840年から42年)とアロー戦争(1856年から60年)の後、1865年に香港でトーマス・サザーランドによって設立されている。1866年には横浜にも支店が作られた。

 銀行口座に関する情報をギリシャで出されているホット・ドック誌の編集者、コスタス・バクセバニスは2012年10月28日に公表したところ、「市民の個人情報」を公開したとして捜査当局は速やかに編集者を逮捕した。税金を回避している巨大企業や富豪は黙認するが、そうした人びとにとって都合の悪い人間は厳罰に処すということのようだ。

 こうしたことはギリシャだけでなく、アメリカでも巨大資本が破綻しても「大きすぎて潰せない」だけでなく、犯罪行為が露見しても「大きすぎて罰せられない」と言われている。これは新自由主義。

 ギリシャの問題を考える場合、ナチスや米英による支配や内政干渉を無視することはできない。第2次世界大戦の際にはドイツが占領、1944年にドイツ軍が撤退するとレジスタンスの主力だったEAM(民族解放戦線)が主導権を握る。

 これを嫌ったイギリスはEAMを弾圧、内乱を経てアメリカやイギリスの意向に添う体制、つまり傀儡政権をつくることに成功するのだが、思惑通りに進まない。平和運動の参加していた政治家のグリゴリス・ランブラキスが米英両国にとって邪魔な存在だったが、1963年5月に暗殺されてしまう。

 そして1967年に軍事クーデターがあり、秘密警察のトップだったディミトリオス・イオアニデス准将の軍事政権が成立した。NATO加盟国で軍事クーデターがあったにもかかわらず、アメリカは反応しない。クーデターの背後にアメリカが存在していたということだ。1968年に行われたアメリカの大統領選挙ではギリシャの軍事政権からリチャード・ニクソン陣営に資金が提供されたとも言われている。ギリシャの軍事独裁は1974年に終わるが、その影響はその後も続き、軍備への出費が財政を圧迫する一因になった。

 2001年にギリシャが通貨をユーロに切り替えるのだが、本来なら財政状態の問題で認められなかった。そこで登場したのがゴールドマン・サックスで、財政状況の悪さを隠す手法を教え、ギリシャの債務を膨らませたわけだ。こうした状況を欧州委員会は遅くとも2002年に気づいていたと言われているが、問題は放置された。




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泳幸の栄光と社員・会社の不幸

前回引用した記事もそうだが、「ビジネスジャーナル」は立て続けにヒットを飛ばしている。経営方針に変更でもあったのか。元からそうなのか。表向きは大企業立て直し請負人、実はブラック企業的経営者の暗部をこれほど明白にした記事も珍しい。
(引用2)で、原田泳幸のウィキペディアによる経歴紹介記事を転載する。東海大学という三流大学(失礼。だが東大よりはマシかもしれないw)出身者がこれほど、大企業を渡り歩けること自体に不自然なものを感じるが、秘密のカギは、社会人になって後、ハーバードで学んだことか。おそらく、彼を「ユダヤ的人材だ」と見込んだユダヤが、彼をスカウトしてハーバードで学ばせ、ユダヤ精神、ユダヤ式経営(非情な経営)を叩き込んだ後、目を付けた大企業に送り込んでいるのだろう。それでなくては、なぜ彼がまったくの異業種に次から次へと迎えられ、独裁的経営ができるのか、理解できない。
彼の経営はまったくの利益至上主義であり、社員はそのために奴隷化されるようだ。その結果、一時的に業績は上がるが、無理が祟って会社は疲弊し、やがて衰亡していく。社員も会社も使い捨て、である。これがユダヤ式経営の本質だ。本質的に彼らは「吸血鬼」なのである。


(以下引用)

マックでは怪文書、ベネッセでは再就職斡旋パンフ…原田氏の破壊的切り捨て経営

ビジネスジャーナル














© Business Journal 提供

 昨年6月にベネッセホールディングス(HD)会長兼社長に就任した原田泳幸氏が打ち出した構造改革は、ダイレクトメール(DM)に頼らない新しいマーケティング戦略と新規事業の展開だ。700人の配置転換で新規事業に大量の人材を投入する一方、300人の希望退職で社員数を適正化し、販売管理費の削減、高コスト構造の刷新を図り、業績をV字回復させるというシナリオだ。ベネッセグループの正社員は約2万人。退職日は3月末で、特別退職金を支給する。そのため、リストラ関連費用50億円を構造改革費の名目で特別損失として計上している。

 さらにベネッセHDは、 1月中をメドに11人の執行役員のうち6人を外部から招く。最高法務責任者(CLO)にパナソニックで情報セキュリティ本部長を務めた金子啓子氏が昨年10月1日に就いたほか、今年1月1日付でマッキンゼー・アンド・カンパニー出身の上田浩太郎氏が最高戦略責任者(CSO)に就任した。最高財務責任者(CFO)は外国人2人を起用する。データベースの保守・運営のために立ち上げる子会社のトップも外部から招聘する。

 ベネッセグループ社員が進研ゼミ会員の相談に乗る施設「エリアベネッセ」も開設する。4月までに全国500カ所に設置する予定だ。これまで主力にしてきたDMによる新規会員獲得からエリアベネッセでの営業活動にシフトするという触れ込みだ。グループ各社から700人をエリアベネッセと介護子会社ベネッセスタイルケアに3月末までに移籍させる。今後、グループ各社の人事・経理など間接部門の機能を統合し、900人いる間接部門の人員を450人に半減する。併せて本社やグループ40社の間接部門から300人の希望退職者を募集する。ベネッセHDが希望退職者を募るのは、1955年の創業以来初めてのことだ。

 幹部を総入れ替えして、人員を減らし、社員の再配置を行う。ベネッセグループを根底から変えようとする荒療治だ。


 昨年12月2日の発表資料には「既にこれまでで最大規模の公募を実施済みで150人が異動、12月付で250人が決定しており、1月までに合計700人の異動を完了する予定」と書いてある。「40歳以上の社員には再就職斡旋のパンフレットが配られている」(ベネッセグループ社員)という。発表文には「転進支援については、希望者に対して期間無制限で行います。これにより社員が自分のキャリアの選択の道をグループ内外に持つことができるように支援します。選択は全て社員の意思に委ね、会社はそのサポートに徹します。退職勧奨はしません」とうたっている。ちなみに昨年7月に発覚した顧客情報流出事件を受け、社内の指名・報酬委員会で役員報酬の引き下げが検討されたが、「原田氏がこれにストップをかけた。2億円以上とされる自らの報酬を下げて、本社社員、グループ会社の社員と痛みを共有する気など原田氏にはない」(ベネッセグループ関係者)という。

●敵を徹底的に攻撃

 原田氏が日本マクドナルドHDのCEO(最高経営責任者)に就いたのは2004年5月。米アップルコンピュータ日本法人社長と米本社副社長を兼務していた原田氏は、米マクドナルド本社にヘッドハンティングされた。当時、日本マクドナルドHDは債務超過50億円という、どん底状態にあった。同社の体質を根底からつくり替えるのに、うってつけの人物ということで原田氏は送り込まれた。

「今から新しいバスが出発する。新しいバスのチケットを買いたい人は買え。買いたくない人は乗らなくてかまわない」

 原田氏が同社本社の全社員を集めて発した第一声だ。原田氏の経営手法は、味方と敵を明確にして、敵に攻撃を仕掛けるところに特徴があるとされる。原田氏が最大の敵と定めたのは日本法人の創業者で初代社長の藤田田氏だ。原田氏は藤田氏がつくり上げた経営システムと人脈を、ことごとく破壊した。多くの社員の役職を解き、新たな仕事を与えるなどの荒療治に、身内から反発が噴出。「米国の手先、原田の横暴を許すな」と書かれた怪文書まで流れる事態となった。

 しかし原田氏はそうした反発をものともせず、フランチャイズ店(FC店)拡大を経営刷新の柱に据えた。直営店をFC店に切り替えることで、3割にも満たなかったFC店比率が7割を超えた。既存の直営店をFC店に転換させるスキームは利益を膨らませる妙案だった。店長がFC店に移籍することで人件費が減る。FC化に伴う店舗売却により利益を計上した。直営店のFC化には、もうひとつの狙いがあった。

 原田氏は10年2月、大胆な店舗改革を打ち出した。向こう1年間で全店舗の1割に当たる433店舗を一気に閉鎖。その後、5年以内に633店を集客が見込める立地の良い場所に移転する、というものだった。店舗の大量閉鎖の狙いは創業者の藤田田の子飼いのFC店を一掃することにあった。藤田氏は社員が将来生活していけるように、のれん分けのような制度を取り入れた。その制度を利用して店長たちは独立して、FC店を開いた。社員の独立をマックの増収につなげる、一石二鳥の善政であった。彼らは、一国一城の主に引き上げてくれた藤田氏の信奉者になった。原田氏が脱藤田路線を打ち出した時に最大の抵抗勢力となったのが、こうしたFC店のオーナーたちだった。


●一時的に利益、現場は荒廃

 07年11月、FCオーナーの店舗で、サラダの賞味期限偽装事件が起きた。性急なFC化の歪みが出たと原田氏は批判された。事件は原田氏にとって大打撃になるはずだったが、事件を逆手に取った。

「オーナーの中には、ブランドを傷つけることを外に向かって行う人がいる。これまで目をつぶってきたが、時機が到来した。そういう方には撤退してもらいます」

 こう宣言し、藤田氏子飼いのFC店を一気に淘汰したのである。経営陣もバスから降ろされた。原田氏の社長就任時代に役員は3回転し、藤田時代の役員はすべて去り、原田氏が外部からスカウトしてきたメンバーも今はまったく残っていない。

 原田氏が日本マクドナルドHDで行った構造改革に対しては、「彼は破壊屋であって再生屋ではない。一時的に利益をもたらしたが、現場は荒廃した。マックの今日の窮状はこうして起こった。見せかけの利益を出すために、店舗のリニューアルはしていない。メニューだけでなく店舗が劣化してしまった」(同社関係者)との批判も多い。そのため、原田氏が去った後のベネッセHDも同様に荒れ地になってしまうとの見方もある。
(文=編集部)





(引用2)

原田泳幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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はらだ えいこう
原田 泳幸
生誕1948年12月3日(66歳)
日本の旗 日本長崎県佐世保市
出身校東海大学工学部通信工学科
ハーバード・ビジネス・スクール Advanced Management Program
職業ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長
ベネッセコーポレーション代表取締役社長
日本マクドナルドホールディングス取締役会長
日本マクドナルド株式会社取締役会長
配偶者谷村有美

原田 泳幸(はらだ えいこう、1948年12月3日[1] - )は、株式会社ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長。株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役社長。日本マクドナルドホールディングス株式会社取締役会長日本マクドナルド株式会社株式会社取締役会長。ソニー株式会社社外取締役。


来歴[編集]

長崎県佐世保市出身。元アップルコンピュータ株式会社代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長[1]。妻はシンガーソングライター谷村有美2005年6月から「原田泳幸」を自称(それ以前は「原田永幸」。戸籍上の名前も永幸のまま)。 マクドナルドから社長として迎えるという打診があり、マクドナルドからヘッドハンティングされた事で、Macintoshの略称・愛称「マック」から、「原田氏、マックからマックへ転身」等と報道された。


2009年GQ MEN OF THE YEAR 2009を受賞[2]


毎朝約10キロ走るなど、ランニングを趣味としている。東京マラソンに2011年から3回連続で参加し、ベストタイムは2012年の4時間2分。


2013年6月に、ソニーベネッセホールディングスの社外取締役に就任した。


2013年8月27日付けで日本マクドナルド(事業会社)の社長をサラ・カサノバに譲り、原田は持ち株会社である日本マクドナルドホールディングスの会長兼社長と事業会社の会長に留まった[3]。また、2014年3月25日にサラ・カサノバが日本マクドナルドホールディングスの社長に就任したため[4]、原田は両企業の代表権を持たない会長になった[5]


2014年6月21日、前年から社外取締役として在任しているベネッセホールディングスの代表取締役会長兼社長に就任した[6][7][8]


2014年6月下旬、ベネッセHD代表取締役会長兼社長として就任直後に、2000万件余の個人情報が漏えいしたベネッセ個人情報流出事件が発覚した[9]。流出を公表した7月9日の会見では、金銭的な謝罪を考えていないことを強調するとともに、流出情報を利用した他の通信教育会社の倫理を問う発言を繰り返したが[10]、同17日の会見では報道陣から「ベネッセは被害者か加害者か、どちらなのか」との辛辣な質問が飛び、「これだけ迷惑をおかけしたという意味では、加害者と思っている」と述べたほか[11]、一転して200億円の原資を用意して金銭補償する方針を表明するなど対応が揺れた[10]。また同年7月下旬には、古巣である日本マクドナルドのナゲットに使用されている、中国からの肉の中に賞味期限切れが使われていることも発覚した[12]


同年10月1日から、グループ全体の変革とベネッセコーポレーションの変革を一体的に進めるため、同社代表取締役社長も兼任する[13][14]

マクドナルド経営[編集]

2004年より、日本マクドナルドCEOとなる。前任の創業者社長である藤田田が進めてきたバリュー戦略の見直しを次々に打ち出し、行き過ぎた安売りで失墜したマクドナルドのブランドイメージの建て直しに奔走、短期間で建て直した[15]。その経営手腕の評価から、2009年12月に「GQ Men of the Year 2009」の一人に選ばれ、2011年10月には日本経団連の関連組織である経済広報センターより「企業広報経営者賞」を受賞した。


2012年10月1日から「待ち時間の短縮のため」として実施したレジカウンターにおけるメニュー表の撤廃について、「利用者のことを考えておらず、不便になっただけである」という意見もあったが[16]、価格はわかっている人の意見として問題はないという意見もあった[17]。また、2013年1月4日から60秒で商品を提供できなかったら無料券を渡すというキャンペーンを実施し、「店員が時間制限に焦り、バーガーの形が崩れている」という報告もネット上にあったが[18]、「面白い試み」という意見もあった[19]2013年7月に、1日限定・数量限定で単品1000円のハンバーガー「クォーターパウンダージュエリー」を販売。マクドナルド史上一番高い価格であった。


上述のようなマーケティング改革などに辣腕を振るったが、その一方で、行きすぎたFC化が弊害も生み[20]訴訟に発展した他、幹部級の人材の流出も相次ぐなどして[15]、2013年11月第3四半期累計(1 - 9月)の連結経常利益は前年同期比39.1%減の108億円に落ち込み、通期計画の195億円に対する進捗率は55.6%にとどまり、5年平均の75.8%も下回った[21]。このような状況から同社が強みとしていた現場力も低下し、12年12月期以降の業績続落の原因となったとも指摘されている[22]。CEOを辞した直後の2014年にマクドナルドは初の170億円、11年ぶりの赤字決算となった[23]


また、大量のリストラを行ったことでも知られる。リストラは幹部だけでなく、現場の社員も対象となり、4段階あり、上から2番目という平均的な評価を得ている人の中でダーゲットを決めて、一気に評価を一番下にして、自主退社を促していたとされる[24]

学歴[編集]

職歴[編集]









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ワクチン詐欺もそろそろ手じまいにしたら?

「ビジネス・ジャーナル」がこの記事を書いた勇気は評価するが、どこか(厚労省? 製薬会社? 日本医師会?)からの抗議か脅迫で記事を取り下げたその竜頭蛇尾ぶりは笑える。
しかし、WHOがこういう発表をしたのは事実だろうから、ワクチン詐欺ビジネスは窮地に立ったのではないか。

(以下引用)赤字に変えたのは夢人。


WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数

【この記事のキーワード】, , ,

 1月23日に掲載致しました本件記事につきまして、現在追加取材中につき一時的に非公開にしております。






(引用2)1.がビジネスジャーナルの元記事。



1 ななし 2015/01/23(金) 17:39:55.49 ID:tTQyAHEv0.net

WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数

 インフルエンザが猛威を振るっており、昨年後半から1月16日までに病院で受診した患者は600万人を超えた(厚生労働省調べ)。

 そんなインフルエンザへの感染を避けるため、ワクチンを接種する人も多いが、実はワクチンは感染を防ぐ効果はほとんどないことが判明した。

 厚労省のホームページを見ると、「インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられます」と書いてあり、ワクチンの効果を「ある程度」認めている。

 しかし、国立感染症研究所の調査によって、昨シーズンA香港型のワクチンを接種した人でも、A香港型のインフルエンザに感染した人が多くいたことが明らかになった。以前からワクチンの効果について疑問視する声は医師の間から上がっていたが、同研究所は、効果が低かった理由を製造工程にあるとし、見直しを検討している。

 国は、シーズンごとに流行する型を予測し、ワクチンをつくるウイルスを選定する。ワクチンメーカーは、そのウイルスを鶏の有精卵で培養して免疫成分を取り出す。

 同研究所が調べたところ、実際に流行したA香港型と、ワクチン用に培養したウイルスでは、遺伝子配列が大きく異なっていたという。卵を使って培養すると、その工程で変質することが知られており、昨シーズンのウイルスは特に大きく変質したことで効果が下がったと同研究所はみている。

全文はソースで
http://biz-journal.jp/2015/01/post_8689.html

9 ななし 2015/01/23(金) 17:44:29.28 ID:4rLG/B1l0.net

やっぱりな
何年も打ってないわ

10 ななし 2015/01/23(金) 17:44:38.50 ID:0pbZAjdQ0.net

どっちだよ

11 ななし 2015/01/23(金) 17:44:45.31 ID:upU+G8dV0.net

感染しても重症化を防げるから
来年は接種することをお勧めしますと医者に言われたよ

13 ななし 2015/01/23(金) 17:45:01.85 ID:UpFGPBYS0.net

むしろそのために病院に行って
ワクチンの効果出る前にウイルスもらって
発症するほうが多いンじゃね~の?

17 ななし 2015/01/23(金) 17:46:00.56 ID:1s8RNAYP0.net

貧乏人は打たなくていいんじゃない
俺は毎年打つけど

18 ななし 2015/01/23(金) 17:46:13.46 ID:2qwAReO20.net

働いてたら強制的にやらされるだろ

21 ななし 2015/01/23(金) 17:46:54.03 ID:5arElHbA0.net

俺は重症化の予防効果も無いと思う

23 ななし 2015/01/23(金) 17:47:38.50 ID:h1WPmFYX0.net

もう10年ぐらい打ってないのに
インフル掛かってないからぁゃιぃと思ったんだよ
大勝利だわ

24 ななし 2015/01/23(金) 17:48:14.14 ID:eOMZzTb30.net

医療詐欺じゃねーか!
ワクチン製造元と国がズブズブとかそ~ゆーのか?

30 ななし 2015/01/23(金) 17:50:16.72 ID:R88wWaFx0.net

逆に打った奴の方罹ってねえか

32 ななし 2015/01/23(金) 17:50:58.57 ID:o5GK6fJtO.net

プラシーボ効果くらいならある

34 ななし 2015/01/23(金) 17:52:27.01 ID:KlXBQ65K0.net

ワクチン打ってない人がインフルになった場合
予防接種厨「ほらな?」

39 ななし 2015/01/23(金) 17:55:17.87 ID:c6WNp3el0.net

知ってる
むしろ打ってから体調崩す奴の方が多い

40 ななし 2015/01/23(金) 17:55:23.19 ID:tCpzhhz10.net

毎年3000円ぐらい払ってた人が提訴する恐れが!?

41 ななし 2015/01/23(金) 17:55:38.63 ID:AG1GX1Vb0.net

医療業界が儲かるようにできているので

49 ななし 2015/01/23(金) 17:58:39.80 ID:hSjO4NeS0.net

ひでー話だわ

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抽象の極み

これはちょっと凄い。
子供に「抽象画」とは何か、一発で分からせることができる名作である。作った人は天才的だ。





138: 自治スレでLR変更等議論中@\(^o^)/ 2015/01/21(水) 18:57:39.78 ID:Azm6fi080.net

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慌てない、慌てない

「in deep」から転載。
自分は瞑想しているつもりで、思考が迷走しているというのが凡人の常である。
であるから、下の記事に書かれた、

瞑想とは、「論理的に突きつめて真剣に考えること」だと、私は解釈しています。

そういう意味では、「無念無想」というよりは、むしろ、アニメの一休さんのように、「問題の対処を考え続ける」姿が真実の瞑想かもしれません。


というのは面白い考えだと思う。
アニメの一休さん、懐かしいねえ。確か、右翼の笹川良一の日本船舶振興会が提供していた記憶があるが、あの頃の右翼はいい事もしていた。(笑)

「慌てない、慌てない」がアニメの一休さんの口癖だったが、これはいい言葉である。
だいたい、世間の大半の失敗や事故は難問や緊急事態に対して慌てて結論を出し、慌てて行動することから来る。
その最たるものが自殺である。若い人ほど簡単に自殺するものだが、これも慌てて結論を出した結果だろう。自殺などしなくても、人はいずれ死ぬし、人生の苦悩や苦痛の大半は、自分自身が心でそれを拡大しているもの(幻想に近い。まあ、我々の主観とはすべて幻想だとも言えるが。)であることが多い。自殺は簡単な解決法ではあるが、残念ながら人間は一回しか自殺できない。死んだ直後に「しまった~」と思っても、後戻りはできないのである。もっとも、老人や病人の自殺については、私は肯定的である。
自殺というのを例に出したのは、これこそが「慌てた行動」の例、つまりほとんど「考え」ないで結論を出す「思考ではなく感情に支配された行動」のいい例だと思うからだ。(もちろん、そうでない自殺もある。『悪霊』のキリーロフの自殺は熟慮の結果の自殺だと言えるだろう。ソクラテスの自殺もそうである。まあ、ソクラテスの場合は「自殺勧告を受け入れての自殺」だったと記憶するが。)
もちろん自殺するかどうかといった問題に限らず、問題が起きたら、結論を出す前にまずは所与の事実を確かめ、よく考えることだ。

話がだいぶ妙な方向に行ったが、「慌てない、慌てない」は、万人向けの人生訓としてもお勧めである。




(以下引用)



そのような「第3の目」について、日月神示では、「額の目」として、

もの見るのは額で見なされ
額の判断間違いなし、額の目に誤りなし。


のように述べていることになるわけですね。

とはいえ、「額の目で見よ」と言われても、具体的にどうすればよいのやら。

そのあたりのことはわからないのですが、松果体の役割を生物学的な意味でも合理性を持つ表現をしたシュタイナーが「高次の世界を認識する具体的な方法論」として記した著『いかにして高次の世界を認識するか』について、過去記事の、

人工 DNA から生命が作られる物質科学の時代に考え直したい 100年前にシュタイナーが唱えた「人類が高次へ移行する方法」
 2014年05月12日

の中で、高次の世界を認識するための、その本に記されているいくつかの条件や特性を書きました。

これらはシュタイナーの言うところでは、世界を「霊的に見る」ことにつながっているとのことですから、「第3の眼」、つまり「額」で見るということと関係することかもしれないですので、記しておきます。

実際に著作を読むと、一朝一夕で何が変わるというものではなく、何年も何十年も、場合によっては「何世代も(転生が存在すると仮定した場合)」続いていくような実践ではあるようで、簡単なことではありません。




神秘学の学徒になるための条件

第一の条件

「あなたの体と霊の健康を促進するように注意を払いなさい」

第二の条件

「自分自身を生命全体の一部分と感じること」

第三の条件

「私の行動だけではなく、私の思考と感情も、同様に世界に対して重要な意味をもっている」と考えることができる境地にまで上昇しなくてはならない」

第四の条件

「人間の真の本質は外見にではなく、内面にある」

第五の条件

「一度自分で決めたことは、確固とした態度で守り通す」

第六の条件

「自分に与えられるすべてのものに対する感謝の感情を育てる」

第七の条件

「つねにこれらの条件が求められるとおりに、人生を理解する」



霊学において高次の認識に上昇するために身につけなければならない四つの特性

第一の特性

「思考において真実と仮象のものを、真理と単なる意見を区別すること」

第二の特性

「仮象のものと向き合ったときに、真に実在するものを正しく評価すること」

第三の特性

「思考の制御、行動の制御、ねばり強さ、寛大さ、信じること、冷静さを実践すること」

第四の特性

「内面的な自由に対する愛」



などです。

どれも、箇条書きにしただけではわかりにくいですが、私に詳しい解説ができる能力があるわけでもなく、そのあたりはシュタイナーの著作をお読みいただければ幸いです。

ただ、お読みいただければおわかりかとも思いますが、神秘学の訓練というのは、おどろおどろしい修行のようなものではなく、

この世の真実とは何かを常に理論的に考え、それに基づき、世の中の真偽を見極め、また自分を見極め、その上で日常生活を大事にして冷静に生活していく日々の考え方と生活の仕方。

というもののようです。

たとえば、「瞑想」という言葉がありますが、眼をつぶって「頭を空」、あるいは「無念無想」したような行為は、シュタイナーに言わせると瞑想ではないようです。

瞑想とは、「論理的に突きつめて真剣に考えること」だと、私は解釈しています。

そういう意味では、「無念無想」というよりは、むしろ、アニメの一休さんのように、「問題の対処を考え続ける」姿が真実の瞑想かもしれません。



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趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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