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夢の浮橋

だんだんと、夜明けが早くなってきて、曙の空を見るには少し早めに散歩に出ないといけなくなってきた。
今朝は、家を出る早々に、東の空に朝焼けの色(薔薇色)をした横雲(正確には斜めの雲)がかかっていて、散歩の間中、それを意識していたのか

春の夜の夢の浮橋途絶えして 峰にわかるる横雲の空

という、和歌が頭の中にあった。(「わかるる」はたぶん「別るる」だろうが、「分かるる」でもいいかと思うので、ひらがなにしておく)
で、思ったのが「夢の浮橋」とは何か、ということだ。普通は「の」だけで「のような」「のように」を意味してもいい、というのが古文のセオリーだが、この場合は「夢のような浮橋」ではなく「浮橋のような夢」の意味ではないかと思う。春の短夜の夢のはかない感じ、不確かな感じを言ったものだろう。
まあ、そこで「浮橋とは何ぞや」という疑問も出て来るわけだが、これはたぶん、筏を縄でつないで橋にしたような、「水面に浮いている橋」だと思う。当然、足元のおぼつかない感じが春の夜の夢からの目覚めに似ているわけだ。

歩きながら、この和歌を英訳できないかな、と思って、以下のような訳をしてみた。ただし、私の英語力は中学生劣等生レベルである。要するに、思考娯楽としての英訳ごっこだ。

(ここで、その英訳を書くつもりだったが、春の夜の夢の浮橋のように頭から消えてしまったので、書けないwww)

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酔生夢人
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男性
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仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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