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餅屋が餅以外のことを論じる愚

勝川俊雄という人は、乱獲漁業によって魚がどんどん減少していることに危機感を持って管理漁業を提唱している良心的な人だが、魚のことを言っているうちはいいのだが、ことが政治になると「専門外」のことを論じている感がある。つまり、居酒屋談義の類に聞こえる。
こうしたことはよく見られることである。「餅は餅屋」であり、餅屋は餅を売っていればいいのだ。たとえば羽生善治が将棋の天才だからと言って自衛隊が軍事顧問に雇うことは無いだろう。(将棋は戦争をモデルとした戦略ゲームである。ただしコマの名称は宝石や貴金属や香木など「高価なもの」になっている。)
「韓国と関係を維持する一番のメリットは、日本が前線から遠くに位置できるということでしょう」というのは、北朝鮮を仮想敵国と見ているわけであり、北朝鮮と韓国の融和を歓迎していないということだ。朝鮮半島が統一されたら、次は日本と「大朝鮮」との戦争状態になる、というのが下のツィートであり、ネトウヨそのものの思考法である。なぜ国際関係を「敵味方」という帝国主義時代の思考法でしか見られないのか。





韓国との関係は出口が見えない。韓国と関係を維持する一番のメリットは、日本が前線から遠くに位置できるという事でしょう。38度線ではなく、対馬海峡が前線になる日も遠くないかもしれません。それはそれでコストが高いのだけど。





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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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