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農業と資本主義の相性の悪さ

「混沌堂主人雑記(旧題)」から転載。
私は、混沌堂主人の転載することが多い記事の中で「つながっているこころ」は、ブログ名が嫌い(スピリチュアル臭がする)なので、これまでまったく読まなかったが、この記事はいい。まあ、国の基(もとい)は第一次産業である、というのが私の思想だが、ほかにも同じ考えの人がいて心強い。
農業(漁業、林業など)こそ実業であり、サービス業は浮業であると私は思っているが、浮業度が高いほどカネが儲かるというのは電通(広告業や広告媒介業全体)や芸能界のギャラを見れば明らかだろう。つまり、これらの世界はどんぶり勘定で中抜きがし放題なのである。一方、物を作る仕事は生産費が明確だから、販売価格も収入も実態相応になり、収入が低い。若者が地道な生活である田舎を捨てて虚飾の世界である都会に出ていき、第一次産業がどんどん寂れるのは社会構造的問題なのである。
なお、引用記事の末尾で言及されている記事の中で、私の主張する「農業工場」の前段階としての「農業の企業化」あるいは「企業の農業への参入」の話も出て来る。これはやり方を間違えると農業の資本主義的堕落にもなるが、「企業」自体は悪ではない。農業が企業化することで農民の所得や生活が向上する可能性は大きいだろう。

農業がいつの日か職業のトップになる日が来る
そうなってほしい

というのは私も同じである。
人間の生命を日常的に維持する農漁業が軽蔑される社会がまともなはずはない。稼ぐカネの多さで人間の価値が測られる社会がまともなはずがない。
農業の社会的地位を高め、健全な発展をさせるためには、過渡的にでも社会主義的な「国家による保護と経済政策」が必要だろう。


(以下引用)
上記文抜粋
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ロシアから世界の農・食糧が変わる
農業がいつの日か職業のトップになる日が来る、
そうなってほしいと何度も書いてきましたが、
それをプーチンのロシアが実現しています。
プーチンは学生時代から
まじめで非常に頭が良くて
社会に出てからは誰よりも仕事ができた。
先見の明がある。
こちらのブログはさっき出会ったばかりで
まだほとんど読めていないのですが先に紹介しておきましょう。
2022年08月05日
【ロシア発で世界の食糧が変わる】7~世界の勢力図の転換。ロシア・中国・BRICSが新たな経済圏を作り出しつつある~/新しい「農」のかたち
前回までの投稿では、ロシアは、もともと食糧輸入国で脆弱でしたが、2000年代のプーチン勢力になって以降、国内農業の保護と、企業に大規模投資によって、わずか20年間で、世界を代表する農業大国へと成長を遂げました。この並大抵では実現できないような大改革を遂げたロシアですが、その背後には、世界的な勢力争いの中で、制覇国としての実現するための大きな布石だったと思われます。
2022年02月03日
【世界の食と農】第7回 ロシア~農業にも貫く民族自決の精神~/新しい「農」のかたち
プーチンは2016年1月9日「GM食品および西側の医薬品産業からロシア人民を守ることを命じる大統領令」でこう述べています。
「我々は生物種として、肉体や脳を上昇軌道に乗せて健康的に発展させ続けるか、あるいは、西側諸国の模範に倣い、本来ならば危険で中毒性のあるドラッグとして分類されるべき遺伝子組み換え食品、医薬品、ワクチン、ファストフード等を意図的に摂取することで我が人民を毒殺するかの選択を迫られている。我々はこれと戦わなければならない。肉体的・精神的に病んだ人民を生み出すことを我々は望んではいない」
この声明に世界の多くの人々が賛同し、有機栽培やオーガニック食品の需要は今でもどんどん高まっています。「自分たちの食と健康は自分たちで守る」その意志の強さが、世界の大潮流を動かしてきたのですね。
【ロシア発で世界の食糧が変わる】8~ロシア主導の世界へ。
世界が自給自足国家へと大転換していく未来シナリオ~
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・・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり

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それだけで人生は生きるに値します。

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