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自粛(閉塞状況)による国民のイライラと平田オリザ失言問題

平田オリザの「失言」問題(括弧付きで書いたのは、当人は報道の「切り取り方」が悪いのだ、と言っているから。)は、コロナパニックでナーバスになっている国民の精神状態をよく表す出来事だと思う。
みんな、「誰か的にかける獲物はいないか」と虎視眈々と狙っていて、少しでも失策をしたら血祭に上げられる。その反対に、何もしないでテレビで嘘だらけのことを言うだけで維新の誰それは「次の総理候補だ」と持ち上げられもてはやされる。つまり、すべてマスコミの匙加減ひとつである。それを信じ込むアホ国民(B層)は膨大にいる。
平田オリザがスケープゴート(神への犠牲としての、人間の代わりの山羊)にされたのは、表現が下手だったためだとは私は思わない。一般大衆は「演劇人」というのをもともと快く思っていないものだ。「何だか、遊んでだけいるくせに派手で贅沢な暮らしをして、女(男)にモテる、胡散臭い連中」という印象を持つのは私だけか。おそらく、多くの人(一般人)は心の底でそういう「忌々しさ」を演劇人に感じていると思う。映画俳優や歌手にはそうは思わないのは、その「仕事」が映画やテレビでちゃんと伝わり、残るからだ。だが、演劇は、その場で消えていき、その仕事も素人なのか玄人なのか判別しにくい。つまり、胡散臭いのである。
それに、「オリザ」という名前も胡散臭い。名前が顔に似合わないのもどこか「偽物」臭がある。
これがテレビの演出家とかなら「ああ、あの番組、観たことがある」となるだろうが、舞台の演出家となると、一般人には「正体不明」なのである。
まあ、根本を言えば、演劇界の窮地を救えと訴えるのに製造業を比較対象にしてしまった(ように見える)のが一番のミスだろうが、しかし、それ自体(もともとの発言内容)はあれほど叩かれるようなミスではない。
つまり、人々が鵜の目鷹の目で「叩ける相手」を探していたところに、タイミングよくというか、タイミング悪く、叩かれる材料を提供してしまったという、気の毒な人だ、ということだ。


(以下引用)


まことぴ
@makotopic
製造業を引き合いに出して炎上した平田オリザさんが釈明するたびに研究者や漫画家へとどんどん延焼範囲を広げてるの、ひょっとして例え話が下手なのでは。

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