当人が意図的にやったと認めているから、或る種の犯罪ではあるが、国の大物が何億円もの国家のカネを仲間内で分け合っても逮捕どころか地位を追われることもないのに比べて理不尽な気もする。たった50円で「逮捕」ねえ。
ところで、コンビニのコーヒー料金は店の種類によってまちまちであり、下の記事ではレギュラーが100円だが、私もそういう料金に慣れていたため、この前、別の店で100円を払ってレギュラーのボタンを押したら、カップに溢れて大慌てした。つまり、この店では100円は「スモールサイズ」だったわけだ。店のレジの人は、「いいですよ」と言ってくれたが、もちろん差額の50円は支払った。そういう「誤解」や「うっかりミス」の場合もあるから、すべて「逮捕」というのはどうなのかな、と思う。まあ、これは「一罰百戒」の効果を狙った、店と警察の「連携攻撃」ではないか、と思う。たった50円をケチる客も客だし、いやなご時世である。
100円カップに150円のラテ注いだ男を逮捕
コンビニのセルフ式コーヒーマシンで、100円で購入したコーヒーのカップに150円のカフェラテを注いだとして、福岡県警春日署は21日、同県那珂川市の会社員の男(62)を窃盗容疑で現行犯逮捕した。男は「わざとカフェラテのボタンを押した」と容疑を認めているという。
発表では、男は同日朝、同市のセブン―イレブンの店舗で、レギュラーサイズのコーヒー代金100円を支払い、店員から受け取ったカップにコーヒーマシンから150円のカフェラテを注ぎ、カフェラテを盗んだ疑い。店の経営者が以前、男に似た人物が同様の行為をする様子を目撃していたことから、カフェラテを注いだ男を取り押さえた。
セブン&アイ・ホールディングス(東京)によると、コーヒーの種類やサイズは客がボタンを押して決めるが、何が注がれているかは従業員がカウンター内から確認できるという。

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