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「馬鹿」を馬鹿にしてはいけない

プロ野球が自粛中なので滅多にスポーツ新聞を買わないから分からないのだが、スポーツ各紙が奇妙な維新上げ(ヨイショ)を行っているとしたら、それは馬鹿なのではなく、どこかからそういう指令が各紙のお偉いさんに出ていると見るべきだろう。そうでないと、一斉に同じ行動を取るわけがない。
相手を馬鹿だと思った場合、だいたい相手の術中にはまっている、と考えるほうが賢明かと思う。たとえば安倍は教養的には大馬鹿だろうが、自分や仲間の利害に関してはけっして馬鹿ではないし、倫理観がゼロだからどんな悪質な行動でも平気で取れる。つまり、彼を馬鹿だと思っていると足をすくわれる。何度もすくわれている。
名だたる論客たちが束になって論難しても安倍政権が小動(こゆるぎ)もしないのは、彼らが論理そのものを馬鹿にしているからである。そんなの(政権の不祥事)は一時逃れを繰り返せば、次の問題が生じて簡単に忘れ去られる。その戦法が見事に功を奏しているのである。ならば、彼らは馬鹿なのか。それとも負けた方が馬鹿なのか。いや、この戦法は、人間(一般大衆)の忘れっぽさという致命的欠陥を熟知した最高度に悪質だが賢い戦法だと言える。そしてそれには大マスコミの協力があるのは言うまでもない。ネットにはまだ知性と論理とモラルが残っているが、それもいずれ淘汰される可能性が高い。何しろ、日本ツィッター社など情報元(というか、ブラウザーと言うのか)のお偉方の大半が安倍支持者なのである。
まあ、「シオン長老の議定書」こそが最高の政治教科書だと私が言うゆえんである。敵の作戦を知らないで戦う方が馬鹿だと言うべきだろう。



(以下「小田嶋隆ツィッター」より引用)

スポーツ報道を失ったスポーツ新聞各社が、社会ネタ&政治ネタを扱うところまでは理解できる。でも、ほぼ全紙が、右へならえで、維新の政治家や維新幇間芸人のツイートを鵜呑み鵜ゲロにしただけのクズ記事でページを埋めている理由がどうしてもわからない。バカなのか?

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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