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「権力の腰ぎんちゃく」という生き方

総理は替わっても、「自分には官邸が付いている」と思い込んでいたのだろう。
権力者の腰ぎんちゃくというのは利益は大きいが、立場は案外不安定だ。
権力のナンバー2は、ナンバー1の腰ぎんちゃくを好意的な目で見ているとは限らない。

(以下引用)

準強姦逮捕状の「山口敬之」氏、高級外車修理代を踏み倒し訴訟 地裁では敗訴

国内 社会 週刊新潮 2020年10月15日号掲載

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山口敬之

一体いくつのトラブルを抱えているのか(他の写真を見る


 またもこの方は「握りつぶせる」と思ったのだろうか。準強姦容疑の逮捕状を官邸と警視庁幹部にもみ消してもらった山口敬之元TBSワシントン支局長(54)が、今度は高級外車の修理費を踏み倒したのだという。


 ***


 かつて「総理ベッタリ記者」として知られた山口氏だが、菅新政権になっても「ベッタリ」は変わらない。


 彼の著書『総理』には2012年、当時野党だった自民党の総裁選で出馬を迷う安倍晋三氏の心中を山口氏が菅総理に電話で伝え、安倍氏を説得して出馬させた菅総理から後に感謝されるというくだりがある。


 麻生太郎財務相とも極めて親しいとされる山口氏の菅政権とのパイプ。何より伊藤詩織さんの事件で逮捕状をもみ消したのは、菅総理の官房長官時代に秘書官を務め、事件当時、警視庁刑事部長だった中村格(いたる)警察庁次長である。


 しかし、今回の場合、政権トップとその番犬からの救いの手が差し伸べられることはなかったようだ。


「目下、東京高裁で山口さんが当事者となっている裁判が進行しているのです」


 とは裁判を取材した司法ジャーナリストである。


 発端となったのは17年に山口氏が高級外車であるアストンマーティンを購入したことだった。


「アストンマーティンといえば、映画『007』でジェームズ・ボンドが乗る車として知られます。彼が購入したのはヴァンテージというオープンカータイプ。新車なら2千万円はしますが、購入価格は中古で860万円ほどでした」(同)


 本誌(「週刊新潮」)が伊藤さんについての記事を掲載したのが17年5月。その翌18年に山口氏はバイクと接触する交通事故を起こしたのだ。

弁護士に逆ギレ

 山口氏の車がUターンした際にバイクと衝突。バイクの運転手がボンネットに乗り上げるほどで、ボンネットと右ドアがへこみ、右フロントタイヤ上部のフェンダーに亀裂も入ったという。


「車両保険に入っていなかった山口さんは都内の修理会社に車を持ち込みました。その年の8月に無事修理が完了し、その代金約450万円を請求したところ、彼は修理会社に“見積もりを依頼しただけ”との旨、主張したのです」(同)


 輸入車専門のディーラーが解説する。


「ドアとフェンダーを交換するだけで70万円はかかります。輸入車は国産と違い、部品も輸入なので、高くつくんです」


 しかし、いくら高いとはいえ、事故を起こしたのも修理会社に持ち込んだのも山口氏自身である。無論、支払うのが社会人としての「常識」であるはず。


 ジャーナリストが続ける。


「山口さんは支払いを拒否。困り果てた修理会社は彼を相手取り東京地裁に訴えたのです。原告は証拠としてメールのやりとりを提出、会社が修理内容を示し、山口氏がそれを事実上了承していた、と主張。地裁の判決は今年8月4日に下され、修理費用については全額支払うべしと山口氏の敗訴となった。それを不服として控訴しています」


 さて、コトの経緯を修理会社社長に聞こうとしたが、取材に応じず。もしや政権から喋るなと言われたのか、山口氏もノーコメントだった。


 ちなみにこの裁判ではこんな一幕もあった。


「本人尋問で修理会社の弁護士からの質問に、“私がバカだと言っているんですか”“そんなトリッキーな質問は失礼”と逆ギレしていました」(同)


 以前、伊藤詩織さんのことを会見でウソつき呼ばわりした山口氏の姿が思い出される。ジェームズ・ボンドの洗練された振る舞いとは似ても似つかぬ、あまりに格好悪い顛末である。


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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
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自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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