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肉体と精神のコントロールのこと

どのような食品でも塩分はけっこう入っているものだが、グラノーラは確かに塩分がほぼゼロに近い。私は以前に、それを知らずに、朝食を豆乳に浸したグラノーラだけにしたところ、数時間後にひどい低血圧症(上が100以下)になり、驚いたものである。つまり、歩こうにもほとんど歩けず、身体全体が異常な疲労感に襲われたのである。その時は降圧剤を飲んでいたかどうか覚えていないが、降圧剤でそのような症状になったことはなく、朝食以外に原因は考えられない。そして、昼飯を盛り蕎麦にし、その漬け汁(当然、塩分が多い)も全部飲み干すことで、やっとその症状を脱することができたのだった。
それ以来、私は高血圧より低血圧のほうが症状としては恐ろしいと心に銘記した。まあ、高血圧は「いつか」脳溢血になる「かもしれない」が、それまでは症状は無いに等しいのである。単に、少しは長生きしたいという、セコい生き汚さから降圧剤を飲んでいるだけだ。それに、脳溢血で上手く死ねるとも限らないし、そうなると生ける屍として延々と生きることになる。
できれば、「白鯨」のクィークエグではないが、「もうこのへんでいいか」と自分で判断して「意志によって」死にたいものだ。意志によって、とは外的手段無しに「意志だけで」死ぬということだ。
確か、森鴎外の最後の言葉は「コレデオシマイ」だったかと思うが、それは「意志だけで」死んだということだろう。それでないと、「オシマイ」かどうか自分で分かるはずがない。山岡鉄舟も、服を羽織袴に着替え、端座(正座)して死んだという。これも、同様である。

(追記)「コレデオシマイ」は森鴎外ではなく、勝海舟であるようだ。先ほど寝床で読んでいた山田風太郎の「風眼抄」に書いてあった。間違いを書いたその日のうちに、その間違いを訂正する文章に出会うのは珍しい。なお、山田風太郎も、この言葉を臨終の言葉のベストとしている。
またしても間違いを書きそうだが、森鴎外の臨終の言葉は「ふん、馬鹿馬鹿しい」だったような気がする。まあ、仮にそうだったとして、何を「馬鹿馬鹿しい」と言ったのか、謎である。死ぬことか、人生そのものをか。


(以下引用)

グラノーラ朝食を約1カ月摂取した結果を発表 カルビー・順天堂大が共同研究


配信

オーヴォ

共同研究の結果を発表したカルビーの記者会見



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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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