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Wild Magic 第一章(3)



私は彼女を雇うべきではない。彼女はまだねんねだ。この近辺には悪い噂が多いし、火の無いところに煙は立たないものだ。だが、私の魔術が夜には二人を守るだろうし、彼女は弓が使える。
「ダイネ!」彼女は呼んだ。
少女は去勢馬の耳の手当を終えた。こちらにやってくる。「はい?」
「今すぐあんたに言っておくがね、私は最近、荒野に住んで旅人を襲う怪物たちについてのたくさんの気味の悪い話を聞いている。伝説から来た話だと人々は言っている。私自身はこれまで一度も見たことはないが、それはこれからも見ないということにはならない。本当に私に雇われたいのかね」
ダイネは肩をすくめた。「そんな話は聞いてはいます。私は仕事が必要なのです、奥様。怪物に出遭うなら、出遭うだけのことです。私の家族は殺され、家は焼かれましたが、それは人間たちがやったのです」
「分かった。それなら、あんたを雇うことにする」クミールは言った。「あんたと私と私の犬で、さっき言ったように馬の群れを南に運ぼう。私は魔術の才があるから、夜には宿泊地をそれで守ることができる。一日に銅貨2枚、旅が完了したら銀2個を特別報酬に出そう。必要な出費は全部私持ち、毎日の雑用は二人で分担だ。酒や薬は禁止。私を見失って迷子になったときは、あんたは子供だから死ぬしかないよ」ダイネはくつくつと笑った。「旅の終わりには、私たちはトータールの首都に向かっていることになるだろうよ」



少女の顔が輝いた。「そこは、女騎士が王の騎士の中の第一人者であるところですか? 女の子が軍隊に入れるという、あのトータール?」
「あんたもそんな話を聞いてるんだね」クミールは呟いた。「女は普通の軍には入れないよ。女王の護衛騎士団だけだ。いったい、あんた、兵士になりたいなんて馬鹿なことを考えちゃいないだろうね」
ダイネは首を振った。「私じゃ無理だって知ってます。でも、女が騎士になれるなら、女を馬飼いやキャンプの雑用係りや、そういった仕事に雇うかも」
彼女の目は苦痛のにじむ希望に満たされた。
「本当のところ、連中は女を馬飼いに雇っているよ。少なくとも私をね。私は騎士たちの馬を担当しているのさ」
「まあ、すごい」少女はささやいた。「もしもあなたが私を王宮に連れていってくれるなら、私、何でもします」

 


オヌアはダイネの熱意に打たれて、その肩に手を置いた。「大丈夫さ。うまく行かなくても、何かの仕事には就けてやるよ。お前を立ち往生させるような目には遭わせないから。それで安心できるかい?」
ダイネは元気よく頷いた。「ええ、オヌアご主人様」
オヌアはたこのある手を差し出した。「なら、握手しよう。で、私を『ご主人様』なんて呼ぶのは無しだ。私の名はオヌアだからね」
ダイネはこの女性の力強い手を同様に力強く握り返した。「クミリ・ラデーのオヌア・チャムトングでしたね」彼女は言った。「私、覚えてます」
オヌアは微笑した。「たいへんよろしい。さて、あんたの馬は他の馬と一緒でいいのかい?」
「そうしない理由はありませんわ」ダイネは荷物と鞍をクラウドの背中から降ろした。

「お前さんのものを私のものと一緒にしておきなさい」オヌアは片隅に積まれたものの上にかかっている粗布(注:カンバスのことだが、カンバスの訳語は「帆布」となっており、ここではふさわしくないので「粗布」と訳しておく。「カンバス」というカタカナ語は使いたくないので。)を指さして言った。「そこなら安全だ。このポニーたちは番犬よりマシさ」
ダイネはクラウドを囲いの中に導き、自分の荷物をオヌアの荷物と一緒に保管した。荷物を置いてきた時には、クラウドが黄色い種馬に噛み付こうとし、純血種の鹿毛の雌馬を蹴ろうとしていたが、それをあやうく止めた。「行儀よくしなさい」彼女は命じた。「私がそう言っているのよ」
クラウドは耳を後ろに振り、後ろ足を試すように持ち上げた。ダイネは身をかがめ、馬の耳に何かをささやいた。雌馬は鼻を鳴らし、四つの足を揃えて立ったが、その様は、まるで自分は夏空のように罪は無い、と言いたげであった。
「何て言ったんだい」オヌアは少女を囲いから出しながら尋ねた。
「肉饅頭を作る男に売り飛ばすよ、って言ったの」


オヌアはくつくつ笑った。「それは私の母がよく私を脅すのに使った文句だよ。さあ、あんたと私の犬のタホイを引き合わせようかね」彼女は指を唇に当て、口笛で二つの短い音を出した。大きな物体が囲いの後ろの壁から飛び出してきて、ポニーたちの間を、その蹄や歯を、やすやすとかわしながらやってきた。柵の上を軽々と飛び越え、オヌアの足に体をこすりつける。自分の主人の尻までと同じくらいの高さで、灰色の巻き毛で包まれている。
「ポニーとほとんど同じくらい大きいのね」ダイネは掌を広げて差し出した。犬は機嫌悪そうに唸り声をあげ、彼女の指を嗅いだ。

 














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低脳自己証明文書

出版される前から出版差し止めを求めるってのが凄い。本の内容が出版前から分かっているのだろうか。それとも「研究」されると困る団体であることを自認しているのだろうか。それとも「日本会議」という名前自体で、いかがわしい団体であると世間に認知されていると自認しているのだろうか。まるで、黒人に向かって「黒人」と言ったり、日本人に向かって「日本人」と言ったら差別発言になるみたいな話ではないか。低脳に向かって「低脳」と言っていいのかどうかも問題だがwww
日本会議が右翼教科書の普及に尽力してきたことを文書の中で堂々と認めているのもすごい。扶桑社の教科書が右翼教科書であるのは世間で周知されているが、これで「日本会議公認教科書」であるというお墨付きも得たわけだ。扶桑社という出版社のスタンスも分かりづらいが、会社自体が右翼会社というわけでもなさそうであることが、この事件で証明されたのは、扶桑社にとっては良かったのではないか。




(以下引用)


菅野完@noiehoie 9 時間前

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小権力はどこでも作られる

宋文州さんも言っていたが、日本にはこういう「暗黙の強制」が多すぎる。それが日本の治安のよさの原因の一つだ、と文州さんは言っていたが、こうした暗黙のルールによる束縛の不利益、特に精神的抑圧(ストレス)の害のほうがはるかに大きいのではないか。少なくとも、PTAのメリットなど、何があるのか、私には分からない。それ自体が、生徒と父兄全体を抑圧する権力機構化していないか。町内会にも同じ問題がある。


(以下引用)

菊池桃子さんがPTAに問題提起 「よく言ってくれた」共感広がる

投稿日: 更新:
MOMOKO
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菊池桃子さん「PTAは任意」 発言に広がる共感なぜ?


学校のPTAは、入っても入らなくてもどっちでもいいはずなのに、全員参加の雰囲気がある――。先月、タレントの菊池桃子さんのこんな趣旨の発言が、ネット上で話題になった。活動するもしないも個人の自由のはずなのに、なぜPTAの世界ではそれが難しいのか。


■共感の投稿相次ぐ


菊池桃子さんがメンバーを務める政府の「1億総活躍国民会議」終了後だった。発言は3月25日にあった会議で語った内容を明らかにしたものだ。ネット上で注目され、ツイッターには「よく言ってくれた」「正論だ」など共感するコメントが相次いだ。


菊池さんの発言に反響があったのは、PTAが一般的には「事実上の強制加入」だからだ。子どもが入学すると、入会するかどうか意思確認をせずに自動的に会員としたり、退会の規定がなかったりする学校がほとんど。会員になるだけでなく、「全員が一度は役員を」「一人一役」といったルールもある。活動を休んだり役員を断ったりすると、「不公平だ」「授業参観には来るくせに」などと言われることもあるという。建前は「任意」でも、「入会しない」選択は難しいのが実情だ。


この春に東京都世田谷区の小学校に長女が入学した女性(33)は、入学前の学校説明会でPTAの説明を受けた。入会の意思確認は何もなく、「毎年一つは係をしてもらいます」などと書かれた紙が配られた。PTA活動は任意と聞いたことはあったが、「子どもに何か不利益があったらと考えると、参加しないと言い出せる雰囲気ではなかった」。


■「加入義務はない」


首都大学東京の木村草太教授(憲法学)は「PTAに加入する義務は法的にはない。憲法21条が保障する結社の自由は、加入しない自由も保障している。任意であるものを強制かのように見せたり、子どもへの影響をちらつかせて強制したりすれば、詐欺や脅迫行為だ」と指摘する。


2014年には、熊本市内の男性がPTA加入の際に意思確認がなかったことを不服として、会費の返還などを求めてPTAを提訴するという訴訟沙汰になったこともある。熊本地裁は今年2月に請求を棄却したが、男性は控訴している。


大津市が今春、市内55の小中学校を対象にアンケートを実施したところ、8割の学校がPTAが任意団体であることを保護者に説明していなかった。会費の徴収方法も、2校をのぞくすべてが「学校徴収金と同時に保護者口座から引き落とし」だった。子どもの学習のためのお金と一緒くたに集めていることも判明した。


■規約に明記の動き


そんな中、任意性のあいまいさを問題視する動きも出ている。


横浜市PTA連絡協議会は今月13日に開いた新任PTA役員向けの研修会で、任意性の指導をした。任意性を取り上げるのは今年で5年目。だいぶ浸透してきたという。浜松市内には、今年度から規約の冒頭に、「入退会は自由」と明記した小学校がある。今年4月までPTA会長を務めた越智浩さん(50)は「入会申込書もなく、『入って当然』という雰囲気がまかり通っていた。規約は自由な活動への第一歩だ」と話す。


「運営からトラブル解決まで PTAお役立ちハンドブック」著者でフリーライターの田所永世さん(41)は「フルタイムで働く親が増えているのに、専業主婦を前提としたまま。『参加しにくい』『入りたくない』と感じる人が増えている」と指摘したうえで、「必要なのは、無駄な活動を見直し、負担を軽くすることで、さまざまな環境の人が参加しやすい形にしていくことだ」と話す。


     ◇


■菊池桃子さんの発言要旨


働く母親にとって、PTA活動の負担が大きく、仕事に支障を来しているとの声があがっている。任意参加なのに全員参加することが暗黙の了解となっているケースが多い。政府が積極的に関与・指導をし、女性の就業問題の議論を深めて欲しい。


(朝日新聞デジタル 2016年4月27日05時00分)




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高額医薬品が日本を滅ぼす

「大摩邇」から抜粋転載。
メモとして保存。


(以下引用)




抗がん剤が日本を滅ぼす日 ~1ヶ月300万円の新薬登場~

中山祐次郎 | 一介の外科医 2016年4月27日 7時30分配信

抗がん剤が医療費を跳ね上げる時代が来ている。そして医療費はおろか、日本経済を破壊しかねない可能性がある。

かねてより筆者は、徐々に高価になってきた抗がん剤の薬価(薬の値段)に強い危惧を持っていた。今回新しい抗がん剤が承認されたことを機に、抗がん剤の薬価について論じたい。

1ヶ月300万円を超える新薬の登場

平成27年12月17日、厚生労働省は「オプジーボ(一般名 ニボルマブ)」という新しい抗がん剤を肺がんに対して承認した。この薬はもともと皮膚がん(正式には皮膚悪性黒色腫)に対する抗がん剤として以前から使われていた薬剤で、今回は適応拡大(ある病気にのみ適応となっている薬が、他の病気にも新たに適応となること)の決定となった。

この抗がん剤はこれまでの抗がん剤と違い、免疫に作用することで効果を発揮するという新しい作用機序 (薬が作用し効果を示すためのシステム)を持つため、業界でも大変注目を浴びている。ただ、劇的な効果を持つというわけではなく、例えば肺がんに対する従来の治療法、ドセタキセルという抗がん剤と比べ、生存期間を約3ヶ月延長する(扁平上皮がんでは6ヶ月→9.2ヶ月、非扁平上皮がんでは9.4ヶ月→12.2ヶ月)というものだ。

そして、肺がん以外での承認を目指し他のがんの領域でも様々な臨床試験が行われている。

効果がある新薬の登場は医療現場としても喜ぶべきものだが、今回は手放しで喜べない事態となっている。それは、この薬の価格だ。

肺癌学会ホームページによると、このニボルマブの薬価は1ヶ月で約300万円。筆者の計算でも332万4622円となった(計算の詳細は下記の※)。これは以前使われていたドセタキセル、ジェネリック薬を使えば1ヶ月で5万円以下であることを考えれば、異常に高価である。

販売元である小野薬品工業株式会社は、このようなファイルを公開している。

抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注 20mg、100mg」の平成 28 年 3 月期売上実績および平成 29 年 3 月期売上予想について

これによると、平成28年度3月期の売り上げは212億円であり、1年後の平成29年3月期の売り上げは1260億円になると予想している。この極端な増加はもちろん今回の肺がんへの適応拡大により使用する患者さんが増えることによるものだ。さらに計算をすると、一年使ったとして300万円x12ヶ月=4200万円。これを製薬会社が推定している新規使用患者数の15,000人が使うと、4200万円x15,000人で6300億円だ。同じ人数が使ったとして2年で1兆円を超す。

毎月患者さんが300万円を支払うわけではない

日本では「高額療養費制度」という制度がある。詳しくはこの厚生労働省ホームページを参照いただきたいが、すごく簡単に言うと「めちゃくちゃ高い治療費を払わなくていいように、月10万円くらい払ってもらえればあとは全額キャッシュバックします」という制度だ。この「月10万円くらい」の額面はその人の収入によって異なっており、例えば年収が1160万円以上の人は約25万円だし、年収が370万円~770万円では約8万円、年収が370万円以下だと6万円くらいになる。さらに「多数回」など色々な制度があるので、実際に払う額はもう少し少なくなる。

そして生活保護制度の受給者はかかった医療費全額が支給されるため、どれだけ医療費を使っても支払う額はゼロだ。つまり、かかった高額な医療費のほとんどあるいは全額が国のお金で支払われることになる。

他の抗がん剤もどんどん高額化している

高価なものはニボルマブだけではない。

増え続ける大腸がんの治療薬として広く使われる「アバスチン(一般名 ベバシズマブ)」を使った多剤の治療(FOLFOX+Bev)は1ヶ月に約50万円、「アービタックス(一般名 セツキシマブ)」や「ベクティビックス(一般名 パニツムマブ)」を使った多剤ではだいたい約60-80万円だ。

これらの薬は「分子標的薬」と呼ばれる新しいもので、従来の抗がん剤と比べると比較的副作用が少なく効果が期待できるのが特長だ。今現在でも多数の分子標的薬の開発・臨床試験が進行しており、これからさらに多数の薬が登場してくると予想されている。

多くの薬が使えるようになることはひとりひとりの治療にとっては良いことだが、国全体で考えた場合は医療費を押し上げ続けることにもなる。

思い出すあの馬鹿馬鹿しい事件

そういえば4年前にこんな事件があった。新しい抗がん剤がリリースしたのだが、あまりに高価すぎるためにニューヨークの有力な医師が「高すぎてウチの病院では使わないことにした」と公表したところ、あっと言う間にその抗がん剤の値段が半額になったのだ。

冗談のような話だが、これは実話である。その薬の名は「ザルトラップ(一般名 アフリベルセプト)」。新しい分子標的薬だったが、その薬価の高さ(1ヶ月で約100万円)と効果を考えたそのドクターは、ニューヨークタイムズ紙にこんなレターを送っている。



...we must remember that the best medical care is not always the most expensive.

出典:'The High Cost of a Cancer Drug: An Oncologist’s View' The New York Times, Oct. 19, 2012
「我々医師は、『最も良い医療は、いつもがいつも最も高価なものではない』ということを肝に命じておく必要がある。」(筆者訳)

ちなみにこの薬は日本ではまだ保険適応ではない。

高価な理由・・・薬剤の価格が新薬開発の原資であるという点

しかし製薬会社にも価格の設定を高価にした理由はある。

一つは、新薬開発にかかる費用と時間だ。冒頭で取り上げたニボルマブは、実際に患者さんに投与できるまで10年以上もかかっている。費用は一般に数百億円以上の単位と言われる。このホームページにも



1品目あたりのくすりの開発費用は200~300億円にも達します。

出典:製薬協ホームページ
とある。

1992年に京都大学の本庶らが発見したPD-1という遺伝子が同定されて以来10年の時を経て、小野薬品という日本の製薬会社に開発の話が持ち込まれたという。当時は「がんの免疫療法」が医師たちの間ではそれほど信頼のおけるものではなく、周辺の怪しい治療法とともに眉唾と考えられていたため、開発や臨床試験にもかなりの困難を伴ったことだろう。

この開発コストを回収しなければ会社は存続できないし、次の新薬開発の資金もなくなってしまう。

製薬会社としてはそれほど大きくはない規模の小野薬品が、世界のメガファーマと呼ばれる売り上げ3兆円以上を押しのけこの「がん免疫療法」の開発の先陣を切り文字通りトップに立ったことは賞賛に値する。市場もニボルマブを評価していて、小野薬品の株価は上がり続けており現在では1年前の倍以上だ。

抗がん剤の小さい市場規模

もう一つの高価な理由として、抗がん剤市場の規模がある。

実は、抗がん剤のマーケットは他の薬剤と比べそれほど大きいわけではない。

例えば高血圧患者さんは日本に906万7,000人いるが、継続的な治療を受けているがん患者さんは152万人と単純な比較でもかなり少ない。そしてがん患者さんの全員が抗がん剤投与を受けているわけではない。さらに言えば、高血圧の患者さんは10年も20年も薬を飲み続ける人が多い(基本的には内服が始まったら殆どの患者さんは亡くなるまで飲み続ける)が、がんの患者さんは「死亡」により抗がん剤使用はストップする。また、抗がん剤は蓄積する毒性により副作用が出るものが多いため、5年も10年も抗がん剤を使用することは稀だ(乳がんでホルモン剤を5年以上使うことはある)。

高血圧の市場は大きく、年間の医療費は1兆8,890億円と報告されている。事実、高血圧の薬は競うようにして毎年開発され、過度な競争がしょうもない事件まで引き起こした(ノバルティスと武田薬品の事件、詳細は各製薬会社ホームページに掲載されている)。詳細は他稿に譲るが、医師主導臨床試験に製薬会社社員を研究者として突っ込み、その研究者によるデータ改ざんをしたり医師用の説明パンフレットで効果があると勘違いしやすいグラフを用いたりという不正だ。業界内で規制がかかる数年前までの、製薬会社によるすさまじい接待攻勢は高血圧治療を担当する循環器内科医には常識的だったのだ。

まとめ

新規抗がん剤の価格は高騰しており、特にニボルマブは極めて高価である。見通しの明るくない日本経済の中でいかに高価な薬剤を考えるか、がこれからの課題である。この記事が問題提起になることを切に願う。

※文中のニボルマブの価格については、60kgの人に2.5回/月投与した計算。添付文書によると、3mg/kgを2週間に1回投与するレジメンである。1回投与する量は3mg/kg x 60=180mgとなり、100mgで72万9849円、20mg x 4で15万0200円 x 4 =60万0800円、合計で180mg、132万9849円となる。2週間に1回投与なので、1ヶ月に2.5回で132万9849円 x 2.5= 332万4622円と算出した。

※文中で使用している「抗がん剤」という用語は、あらゆる作用機序のがんに対する薬剤という意味で使っており、殺細胞性抗がん剤のみならず分子標的薬剤や免疫チェックポイント阻害剤なども含みます。

※記事は筆者個人の考えであり、所属団体の意見ではありません。製薬会社の方のご意見や反論など、広く歓迎いたします。


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正義の殺人鬼

いや、まあ、一緒にしたら怒られるかもしれないが、黒服の怪人を自衛官の写真に替えたら、そのまま自衛隊のポスターになるんじゃないか。まあ、ほとんどの企業のポスターにもできるだろうが。「若さで駆けろ!!」というのも怖い。30歳定年制の企業かwww 何せ「戦闘員」だもんね。若くなくては勤まらない。それに、自分の仕事に疑問を持っては務まらない。(勤まる、務まる、と漢字を当てておこう。)それは仮面ライダーの方も同じか。果たして自分は本当に正義の側なのか、と悩みだすと、仕事にならない。悪を倒す(殺す)という、正義の殺人鬼www







RT 悪の秘密結社、って「会社」ですよね?法人税とかグレーすぎるwRT 税務調査が入ることもあるんでしょうね。 RTスペクターとかショッカーは当然、脱税して


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市松、お粗末、重始末、となるか

「逝きし世の面影」から転載。
なるほど、並べてみれば、創価の紋章(?)と骨子が同じである。パラリンピックの方は、「鶴」の首を取った残りの「羽根で作った円形」を使うという「ひねり技」で、ほとんどの人はその類似に気づかないだろう。ネット民の粘着性(粘り強い探究、とも言えるwww)には恐れ入る。
さて、このお粗末な「陰謀」の始末はどうなるか。閉門謹慎程度の軽い始末か、遠島獄門首の重始末か。


(以下引用)


『一番地味で目立たない(人気が無い)デザインを選んだ選考委員たちの思惑(前回と同じ八百長疑惑)』

前回の手抜きパクリ・エンブレムの(隠れ)コンセプトは『近い将来(TOMORROW)』(そんな悪くない未来へ)だったが、今回選考会で委員が気にしたのは多分『なるべく目立たない』ではないだろうか。(前回は葬式の喪章だったが、今回は葬式の花輪に似ている)
本来のエンブレムの目的である『出来る限り目立たせる』とは、そもそも発想が真逆なのである。
パクリ疑惑で白紙撤回された後に寄せられた15000点もの応募作品ですが『IOCの条件だ』として日本を象徴する富士山や桜や扇子、芸者、東京の街並みなどの具象的なものをすべて排除、残ったのは(面白みに欠ける)抽象的な幾何学模様ばかりなのは当然だった。(ただし事前の告知を行っていない)
日刊ゲンダイは4月26日、
『東京五輪エンブレムに“市松”の不安…下馬評低く、決定に「エーッ」』との記事を書いているが、公開していた最終候補4作品の中で作品A組市松紋(くみいちまつもん)は各種メディアの調査で最下位だった。
落選した作品の方が人気が高く、発表会場の約550人全員が『エーッ』と驚きの声をあげるほど。
1回目投票で作品Aが過半数の13票。Bが1票、Cが2票、Dは5票と、圧倒的にA案が支持されたが公開した最終候補4作品はドングリの背比べ、これほどの差がつくような内容ではない。選考委員21人による『事前調整』(前回と同じ出来レース)が伺われるのである。
何時もなら安倍晋三の機関紙的な歯の浮くような『よいしょ』記事を書く産経新聞でも今回の決定に対して『ご祝儀』どころか、
『若者は「地味」と一言』とか、『オリンピック招致のときに使っていた桜のロゴの方がよかった』とか、『決まったならしようがない。やり直すお金も時間ももったいない』など散々。
外国人の声として、『以前のマンガみたいなデザインよりはよほどいい』が、『どの辺が「日本らしい」のかな』と懐疑的、モノトーンの色調には『雪のようで冬季五輪みたい』、『真ん中の白い空白は菊の花?』と皮肉っている。
陰気なモノトーンのエンブレムは宗教臭くて葬式の花輪に見えるが、今回身内の産経新聞にまで見放されているようでは最早御仕舞いである。


おぎかず@levin0320
市松模様だってw創価創価w
東京五輪の新エンブレム決定 | 2016年4月25日(月) - Yahoo!ニュース

『2ちぇんねるでは「東京五輪の新エンブレム、創価学会の紋章のパクリ」と盛り上がっている』

オリンピックのエンブレムの単独でなら誰も気が付かない。ところがパラリンピックと二つ並べると、今回決まった新エンブレムは創価学会文様だった。
2ちゃんねるでは、
『創価のおかげで自民勝てたしな』、 『モノクロとか葬式かよ』、『草加オリンピック』、『世界に広める気だこれ   と思ったがすでに広まってたか』、 『地震で倒壊しそうなデザイン   もっと頑丈にするとか、躍動的、しなやかにしてほしい 』、『五輪エンブレムと韓国旗の八卦の本数が一致』(オリンピックもパラリンピックも韓国旗も細い棒が18本使われている)
『なんでかちょっと考えたけど   エンブレムがぱっと見葬式の花輪そっくりなんだなw』、『創価五輪 』、『創価学会による日本乗っ取りが着々と進行してるね。 バカな自民党の連中は、最初は利用していると思っていたところが、 自分たちが利用されている。   軒を貸して母屋を取られる。』と言いたい放題。  




(追記)「葬式の花輪」は言い過ぎだろう、と思っていたが、下のコラージュを見たら、つくづく納得、である。選考委員たちよりちゃんとした想像力の持ち主はたくさんいる。

カンカン @kan2_blue 4月25日

すげぇ!!オリンピックの新エンブレム、思った以上に新国立葬儀場だわ


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ヤクザの修行

これを読んで、感想二つ。

1)悪事や悪行にも修行や努力は要る。怠け者では生活維持や地位上昇はできない。
2)安倍や橋下ら食言常習犯と、ヤクザ(チンピラ)を対決させたら議論はヤクザの圧勝。

もう一つ言えば、

3)世の中には、こういう「有害な努力家」もたくさんいるんだろうなあ。

もう一つ。

4)漫才の「つっこみ」がヤクザの「難癖をつける」と同じだと見抜いた竹熊さんは目がいい。漫才師の中にはヤクザに似ている人が多いのはそのせいか。


(以下引用)


竹熊健太郎《一直線》 @kentaro666 4月25日

安部譲二先生の本を読んでいたら、「ヤクザの修行」として、テレビを見ながら速射砲のようにアナウンサーやタレントの言葉尻を捉えてツッコミを入れまくる、というものがあった。どんな言葉にも難癖をつけられるようにと。ヤクザは漫才師にも向いているかもしれないと思った。


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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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