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叙述トリックショートショート

推理小説で言う「叙述トリック」の見事な例である。私も、つい騙されてしまったwww 落ちもいい。






            
1月26日

「嫌だ!明日手術するなんて言われてもボクは知らないよ!」 「たかしくん……ほら、手術しないと病気は治らないよ?」 「そんなの知るもんか!(ダッ」 「あっ、待って!たかしくん!!」   *  *  *  *   看護師「――という経緯で執刀医が逃げてしまいまして」 患者「おい」


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毎日が地獄です

サルが人間を回す世の中だから、ブラック経済、ブラック政治も当然かwww

安倍や経団連というサルどもが人間(労働者)を回している。




            
1月28日

猿に回されてるおじさんのTシャツに「毎日が地獄です」の文字が書かれている


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CIAと「荒野の七人」

トランプの「イスラム教徒入国排除」について、面白い視点である。CIAの立場で考える人間というのは珍しい。まあ、リアリストとしてはそうあるべきなのだろうが、CIAがこれまで世界で行ってきた悪行を考えれば、CIAの行動が困難になるのは悪くない、という見方もできるのではないか。
なお、「荒野の七人」についての黒澤の発言は、宮崎駿と黒澤の対談は昔読んだはずなのだが、その時には気にも留めなかった。
誰かが指摘することで、その意味に目が開く、ということは良くある。オスカー・ワイルドのエッセイにあったと思うが、「ロンドンの霧は(画家の)ターナーが発明した」という指摘は、ロンドンの霧の美は、ターナーが描くことで人々がそれに気づくようになった、ということである。(この話はだいぶうろ覚えなので、細部はいろいろ間違っていると思う。)
私が「荒野の七人」に今一つ物足りない感じがずっとしていたのは、そういう「細部の厚み」「話の詰め」の不足のためだったのだろう。単なるガンマンが「住民を守る」ために集まる、というのは確かに不自然である。つまり、もともと「自分の命を最優先させる人種」であるのがガンマンのはずなのである。それに、単なるガンマンが、集団戦において「軍略」的思考をする、というのも不自然で、ここはやはり元軍人のほうが良かったようだ。
ただし、外国作品の翻案としては最良の作品のひとつであることは間違いないし、それをプロデュースしたユル・ブリンナーはたいしたものである。人によっては、こっちのほうが原典より好きだ、という人もいるだろう。エルマー・バーンステイン(だったと思うが)の勇壮な劇伴によって、作品評価も二割増しだ。なお、本家である「七人の侍」の佐藤勝の劇伴も素晴らしいのである。



ついでに、私のお勧め西部劇5本

1 西部の男(W・ワイラー監督、G・クーパー主演)
2 大いなる西部(W・ワイラー監督、G・ペック主演)
3 荒野の決闘(J・フォード監督、H・フォンダ主演)
4 リバティ・バランスを撃った男(J・フォード監督、J・ウェイン主演)
5 シェーン(監督名・俳優名失念)*子役の顔が可愛くないのを除けば、文句ない名作。J・パランスの悪役は最高のはまり役。



(以下引用)


カマヤン1192(昔漫画家だった人) Retweeted

  1. 黒澤明の云う『荒野の七人』の欠点は、7人をガンマンにしたと云う事。あれじゃ山賊と変わらないんだよ、と。黒澤がその時言ったのは「だから退役した騎兵隊の元将校とかね」これは目からウロコだったw黒澤やっぱり大したものですw黄色いリボンのジョンウェインが官兵衛だったらそりゃカッコ良いよw



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食事と行儀作法

この写真に対する或る人のツィートにもあったが、子供たちの姿勢の良さに驚く。
畳の上に正座(沖縄では「膝まづき」と言うが、その言い方は沖縄だけと聞いたことがある。「正座」ほど権威的で押し付けがましくない、いい言葉だと思うのだが。)すると、自然に背筋が伸びたいい姿勢になるのだろうが、その姿勢を続けるのは苦しいし、子供の足の発達にも悪そうではある。私は膝が悪いので、和室に座る場合は、片膝立てた形の胡坐(あぐら)の姿勢以外では座れない。そして、それは日本古代の普通の座り方だったという。通常の胡坐も、時間が経つと股関節が痛くなる。人と接しないかぎり、行儀作法は関係ないから気楽だが。


この写真の孤児院は、西洋の小説に出てくる孤児院よりも子供たちを「家族のように」扱っているように見える。端正だが、温かい雰囲気を感じる。皆がひとつのテーブルを囲んで食事をするだけでも、現代の家族よりもよほど家族的である。行儀作法なども、食事の機会も含め、日常のさまざまな生活の中で教えられていったのではないか。現代の人間で、親から行儀作法を教わった人間がどれだけいるだろうか。





戦前~戦後のレトロ写真@oldpicture1900 2016年2月11日

明治時代の孤児院。朝食を食べている。


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癌の治療法はあと数年で革命的に変わるか

「mugendai」というサイトから転載。
かなり、信頼性の高いがん治療法になるのではないか、と思う。基本的には、少し前に書いた、サウナで数時間気絶している間に癌細胞が消えた、というのと同じ原理だろう。
「抗体」云々がこの治療法に本質的に必要なのか、それとも、実はサウナや風呂でも同じ効果が得られるのか、実験するのは簡単だろうが、「専門家」がやった実験でないと、ただの「民間療法」扱いにしかならず、その「抗体」とやらが、やがて高額化していきそうな気がする。
しかし、まったく副作用が無く、日帰りで治療でき、効果も十分にあり、これまでの癌治療よりはるかに安価であるだけでも、革命的ながん治療法だろう。

(以下引用)


近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは


人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。
「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2~3年後の実用化を目指している。
がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。
これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品は安価なので、医療費の削減にも大いに貢献しそうだ。
オバマ大統領が2012年の一般教書演説でこの治療法の発見を取り上げ、「米国の偉大な研究成果」として世界に誇ったことを覚えている方も多いだろう。
その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。

近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される

――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。


小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。


近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも短く(700ナノメートル:nm、1nmは10億分の1メートル)エネルギーが高い光を使います。IR700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。その化学反応で変化したIR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したたんぱく質を変性させ、細胞膜の機能を失わせることによって1~2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たったがん細胞だけが風船がはじけるようにポンポンと破裂していく感じです。

図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ

図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ


これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった

――これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。


小林 この治療法には、ほぼ副作用はなく、安全性が確認されています。これはとても重要なポイントです。
そもそもがん以外の正常細胞には抗体が結合しないので、近赤外線が当たっても害はありません。また抗体が結合したがん細胞でも、この特殊な近赤外光が当たらなければ破壊されません。つまり抗体が結合して、かつ光が当たったがん細胞だけを破壊するという高い選択性を持つ治療法なのです。これほど選択性が高いがんの治療法は過去にありませんでした。


近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。可視光と違って人体をある程度深くまで透過しますが、全く無害です。
抗体は、米国食品医薬品局(FDA)ががん治療に使うものを20数種類認可しており、毒性が少ないことが証明済みなので、現在は、まずこの中から選んで使っています。IR700は、本来は水に溶けない物質で体内に入りませんが、中にシリカ(ケイ素)を入れて、水に溶ける性質に変えています。1日で尿中に溶けて排出されるので、これも人体には無害です。

全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる

――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。


小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、全身のがんの8~9割はこの治療法でカバーできると思います。
近赤外線の照射はがんの部位に応じて、体の外から当てることもあれば、内視鏡を使うこともあります。がんの大きさが3cmを超えるような場合は、がんの塊に細い針付きのチューブを刺し、針を抜いて代わりに光ファイバーを入れ、塊の内側から近赤外線を照射します。


話が少しそれますが、この治療法は再生医療にも役立ちます。例えばiPS細胞で臓器や網膜用のシートを作るとき、中に悪い細胞がごく一部混じり込んで発がん性を示す心配があるのですが、そこにこの抗体をかけて光を当てれば、悪い細胞を一瞬ですべて破壊して取り除くことができます。他の正常な細胞にはダメージがなく、安全なiPS細胞シートや人工臓器を作ることが可能になるのです。

現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性

――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。


小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上皮がんの患者さん10人を対象にして行い、全く問題なく終わりました。この10人はがんの手術をした後に放射線治療や化学療法をやっても再発し、どうしようもなくて、私たちの臨床試験に参加した方たちです。
現在は30~40人の患者さんを対象に治療効果を調べるフェーズ2に入ったところです。この治療法には副作用がなく、抗がん剤のような蓄積量の上限がないので、何回でも繰り返し治療することができます。実際にフェーズ2では、既に一度で治りきらなかった患者さんに繰り返しの治療を行っています。


この先、一般的には従来方法との比較検討をするフェーズ3に進むのですが、もしフェーズ2で顕著な効果が出れば、フェーズ2を300人程度まで拡張してフェーズ3を省略し、治療法としての認可を受けられる可能性があります。私としてはこの過程を経て2~3年後に実用化する計画です。


転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、どういうメカニズムが働くのでしょうか。


小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。この方法でがん細胞を壊すと、いろいろながんの抗原(壊れたタンパク質)が一斉に露出します。すると、正常の細胞は全く治療の影響を受けませんので、すぐ近くにいる健康な免疫細胞がこの抗原を食べて情報をリンパ球に伝えます。リンパ球は分裂して、その抗原を持つ他の場所にあるがん(転移がん)を攻撃しに行きます。これが転移がんに対する免疫を活性化する主要な仕組みです。


もう1つは、昨年パテントを申請し、今年8月に論文として発表したばかりですが、がん細胞を直接壊すのではなく、がん細胞の近くにいる免疫細胞ががん細胞を攻撃することを邪魔している免疫抑制細胞の中で主要な細胞である制御性T細胞を叩く方法です。この方法では、IR700を付けた抗体を制御性T細胞に結合させ、近赤外線を当てて壊します。するとがん細胞の近くにいる免疫細胞は邪魔者がいなくなるので直ちに「OFF」から「ON」に切り替わり、数十分のうちに活性化してがん細胞を壊します。さらに血流に乗って全身を巡り、わずか数時間のうちに転移がんを攻撃し始めます。がん腫瘍内にいる免疫細胞はほとんどすべて、がん細胞のみを攻撃するように教育されており、免疫の効きすぎが原因になる自己免疫疾患のような従来の免疫治療で起こる副作用は起きないので安心です。

図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み

図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み


この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。この治療法はすでにマウスでの前臨床試験が終わり、NIHがパテントを取ってベンチャー企業にライセンス供与しています。私たちも常に技術面で支援していますが、今後はその企業が臨床治験の開始へと全力を挙げてくれると思いますし、それが米政府のライセンス供与の条件にもなっています。
最終的には、患者さんの病状や進行状態に応じて、この2つの仕組みの治療法を適善に組み合わせて、それぞれのがん患者さんを治療することになるでしょう。

費用は安く、日帰りの外来治療でOK

――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、いずれも身近にあるものを使って安価に治療できるのは大変な魅力ですね。


小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、機器自体の値段は約300万円ぐらいですから、普通の医療機器に比べれば2桁ぐらい安い。しかも日帰りの外来治療で済み、入院してもせいぜい1泊で済みます。臨床治験で治療を受けた患者さんに聞くと、「この程度の体の負担で済む治療であれば、是非またやってください」というような感じです。患者さんが恐れることなく受けられる治療に仕上げることも、この治療を開発する中で目指してきた大きなポイントの1つです。
この治療法が普及すれば医療費の削減につながり、医療費の増加に悩む社会にとって大きなメリットになるでしょう。


――将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、見通しはいかがですか。


小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。脳の手術では体の機能を失ったり、人格が変わってしまったりしないように正常な脳神経を残さねばならず、がん細胞と正常細胞が混ざった部分を完全に取り除くことはできません。この治療はこうしたケースで、取り切れなかったがん細胞の除去に最も良く応用できると考えています。


また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも手術で取り切れないケースが多いために再発率が30~40%と高いのです。
脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。

ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ

――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。


小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊するのは理にかなっています。また、体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法は、これまで存在していませんでした。
患部がとてもきれいに治ることもこの治療の特徴です。私は臨床医時代に放射線治療もしていましたが、がんの治療後に「瘢痕(はんこん)」という収縮した硬い傷跡が残るのが悩みでした。がんが治ってもこの瘢痕のために食道などが詰まってしまったりして、患者さんに大きな負担になっていました。その点、この新しい治療法ではかん細胞だけを壊すため、組織の再生に必要な組織幹細胞が健常なまま残ることで、組織再生がスムーズに進みます。


――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。


小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。我々もネイチャーやサイエンスのような専門誌に論文を出した場合は、必ず短文の報告を上部に提出する義務があります。
NCIの研究者ががんの全く新しい治療法でパテントを取るケースは少ないので、ホワイトハウスも注目したのだと思います。2011年にネイチャー・メディシン誌に発表した後、上部に報告しましたが、何の音沙汰もありませんでした。変だなと思っていたら、大統領演説のインパクトを出すために、外部に漏れないようわざと黙っていたのだと、後で知りました。

生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある

――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。


小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。20代のころは、「抗体がこれだけがん細胞にだけぴったり結合するなら、抗体に薬品や放射性同位元素を付けて運べば、がんの治療が簡単にできるはずだ」と単純に考えていました。
しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。薬品には副作用があるし、放射性同位元素によって人は被曝するので、正常細胞も悪影響を受けます。つまり安全性にまだ多くの課題があり、いまだにがんの患者さんを治すまでに至っていません。


そこで、がん細胞だけに効いて、他の正常細胞には毒性がない治療法はできないだろうかと考え始めたのが2001~2年頃です。まず試みたのは、がん細胞にがん細胞のみでスイッチが「ON」になる蛍光試薬をかけて、がん細胞のみを光らせることでした。東京大学の浦野泰照先生と共同研究し、2007~8年ごろに成功しました。
がん細胞が光るのはエネルギーががん細胞からのみ光として放出していることを意味します。そのエネルギーをうまく転用すれば、がん細胞だけを殺すことができるのではないか。そこで薬品を少し変えて光を当て、そのさまざまな光化学反応によってがん細胞を選択的に殺すという方法を検討した中で、この近赤外光線免疫療法に行きつきました。他の細胞を傷つけることなくがんを治療するためには、体の奥まで透過する近赤外光が必要でしたので、近赤外光を吸収するいろいろな化学物質をさまざまな方法で抗体に結合させた化合物をスクリーニングし、その中で最も効率よく目的の細胞を殺すことができる薬剤を選択すると、最後に現在の方法で抗体とIR700とを結合させるという組み合わせに確定できたわけです。


――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。


小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。がん細胞が死ぬ現象は生物学ですが、そこへ至る過程はすべて物理学と化学です。こういう融合領域では通常は競争的な研究資金は取ることが難しいし、研究資金を許可された以外の使い方をすると罰則があります。米国でもNIHだからこそ可能な研究だったと思います。
融合領域にはいろいろな新しい可能性のある研究テーマが残されていると思います。私の研究はすでに分かっていることのみを統合しただけとも言えますが、出来上がりはこれまでにないがん治療法になりました。

臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点

――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。若い世代の臨床医や研究者たちに向けて一言メッセージをお願いします。


小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、現場を知ることにはとても大きな意味がありました。もし最初から研究の道に入っていたら、現場で何が問題になっているのか分からなかったでしょう。その点、私は感覚的に問題意識をはっきり持つことができました。


研究者が臨床をやることはちっとも回り道やマイナスなことではなく、問題意識を持っていれば必ず研究に役立ちます。立派な基礎研究をしている研究者でも、臨床の問題を認識している人はとても少ないのです。若い人には頑張ってほしいし、私も、「がんはもう怖い病気ではない」と言える社会がくるよう努力を続けます。


TEXT:木代泰之




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トランプが大統領である今こそが日本独立の最後のチャンスか

去年の3月段階の佐藤優の対談記事の一部である。
この部分に関しては、トランプの人物像描写や大統領になった場合の予測が当たる可能性がわりと高いのではないか。トランプが他の政治家と違うのは、実は「正直」なところなのかもしれない。つまり、言ったことをそのとおりにやる人間だ、ということだ。
彼の言葉が何であろうと、思ったとおりのことを言い、言ったことは実行する、とすれば、彼があれほど反発され、同時に多くの国民に支持されて大統領になったのは、奇跡的であると同時に、当然のことでもあったわけだ。民主主義というのは、言ったとおりに実行する政治家がいて初めて実現することになるのだから、トランプこそは史上稀な、「本物の民主主義的大統領」なのかもしれない。そのキャラが嫌いだ、というだけで判断すべきではないだろう。
そして、トランプの政治的発言に関して言えば、私はその発言の中で「これは間違いだ」と確言できるものはほとんど知らない。日本に米軍駐留費増大を求めることも、おそらくその通りにしてくるだろう。そして、日本がそれを拒否すれば、米軍基地を日本から撤退する、ということも実行する可能性は高い。つまり、日本は戦後初めて軍事的な独立国家になれるのである。安倍政権にその覚悟があれば、それは実現するだろう。



だから、世界秩序を全部、ひっくり返す。日本との関係も、まさに昔、鳩山由紀夫さんが言っていた「駐留なき安保」になる可能性もある。要するに、米軍が全部、退いちゃうんです。


「なんで、オレたちがあいつらのことを命を懸けて護らなきゃいけないの。自分の身を護りたいのなら、勝手に護ったら。アメリカにとって有害だということだったら出て行くけれど、アメリカ本土やグアムにいるよ」という感じになりますよ。


「TPPもやめる。日本のクルマにも家電にも思い切り関税をかけてやる。アメリカだけ良ければいいんだ。悔しければ、力をつけろ」と。こういう方針ですよ。だから、アメリカ人は拍手喝采なんですよ。





(以下引用)

アメリカの立ち位置が180度変わる

邦丸:現在は民主党、共和党それぞれの指名候補争いをしているわけですね。民主党は、バーニー・サンダースはお終いか、やはりヒラリー・クリントンかと言われています。共和党の指名候補では、トランプの勢いが強い。


7月にそれぞれが決着しますが、仮に共和党の指名候補がトランプになった場合、ヒラリー・クリントンはおそらく指名はされるだろうけれど、今はもうバーニー・サンダースよりもトランプへの攻撃が始まっているということは、そうとう危機感を感じているということですか。


佐藤:その通りだと思います。要するに、既得権益を全部ひっくり返されるという話ですから。それと同時に、国際政治も変えてしまいます。


要するに、トランプはアメリカ孤立主義者なんですよ。激しいことを言うんだけれども、「ルーズベルト大統領が真珠湾奇襲の後、第2次世界大戦に突入したのが間違いだった。ナチスが台頭していようが、日本が出てこようが、放っておけばよかった。アメリカはアメリカの繁栄だけを考えていればよかった。もっとアメリカを豊かにしよう。偉大なアメリカにしよう。アメリカ人の生活さえ良くなればいいんだ。あとは知ったことじゃない」という理屈です。


アメリカが石油を手に入れるのであれば、「アメリカのそばにあるベネズエラが生意気だ。少しシメて、あそこから石油をとってくるか」と、こういう感じですよ。


だから、意外と平和外交になる。


邦丸:平和外交!


佐藤:だから、中国もロシアも大歓迎。

 

邦丸:アメリカが出てこなくなるわけですものね。


佐藤:「金持ちケンカせず」ということです。トランプビルを中国に造るといったら、習近平も「いいヤツじゃないか」となる。


だから、世界秩序を全部、ひっくり返す。日本との関係も、まさに昔、鳩山由紀夫さんが言っていた「駐留なき安保」になる可能性もある。要するに、米軍が全部、退いちゃうんです。


「なんで、オレたちがあいつらのことを命を懸けて護らなきゃいけないの。自分の身を護りたいのなら、勝手に護ったら。アメリカにとって有害だということだったら出て行くけれど、アメリカ本土やグアムにいるよ」という感じになりますよ。


「TPPもやめる。日本のクルマにも家電にも思い切り関税をかけてやる。アメリカだけ良ければいいんだ。悔しければ、力をつけろ」と。こういう方針ですよ。だから、アメリカ人は拍手喝采なんですよ。

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小学生に俳句を作らすなよ

だいたい、予想通りの展開だが、漫画みたいで面白い。キャラが生き生きしていて、弓月光の「エリート狂走曲」の哲也の小学校時代のエピソードにでもありそうだ。
しかし、小学四年の作る俳句に「死に別れた妻への愛」を詠む爺さんも爺さんだが、それを一発で代作と分からない学校関係者もおかしいwww まあ、孫の立場で、死んだ祖母を慕うという体裁で作ったかもしれないが。




(以下引用)




兄の替え玉で爺ちゃんが夏休みの宿題の俳句書いた結果www

946: 名無しさん@おーぷん 2014/08/27(水)10:13:45 ID:???
兄が小4、私が小2の時。
兄は典型的な野生児タイプで3分と家の中でジッとしてられない人だった。
特に夏休みなんてなったら朝早くから夜遅くまでプールに虫取りにキャンプにーと大忙しで全くと言っていいほど家に戻ってこないから、当然ながら宿題なんて進まない。
いくら言っても言う事を聞かない兄に母は「何か1つでも終わらせないと虫取り網捨てるからね!」と切れてた。
兄はしぶしぶ1番早く終わりそうな、俳句を作れってのをやることに決めたんだが基本的に馬鹿なので何も思いつかなかったそうだ。
頭を悩ませてると一緒に住んでいたじーちゃんが、「お!お前が宿題やってるなんて珍しいな!どうした!」と聞いてきたらしい。





「宿題を1つでもやらないとかーちゃんに俺の網を捨てられるんだ...」と言うと、子供は家で勉強よりも外で遊んで学ぶべき!な考えのじーちゃんが「よし!俳句はじーちゃんに任せてお前は遊んでこい!」と請け負ってしまった。
夏休みが終わり登校初日、じーちゃんが兄にこっそり俳句を渡してた。
学校に着き、兄はじーちゃん作の俳句を自分が書いたものとして提出。
初日は始業式と宿題提出だけだったのでそのまま帰ってきたんだが、翌々日の夕方あたり、家に誰かから電話がかかってきた。
電話はかーちゃんが出たんだけど、受話器を置くと私に静かな声で「兄を連れてきなさい。かーちゃんが話があるって言っておいで。」というので家を飛び出した。
かーちゃんが全力で怒ってる時は静かになるからだ。
兄は予想通り兄友と近くの公園にいたので嫌がる兄を引っ張って家に連れて帰ると、玄関には仁王立ちのかーちゃん。
「兄、あんたが作った俳句、どんなんか今ここでかーちゃんに言ってみなさい。」とかーちゃんが聞いた。
兄はもごもごとしらばっくれてたけどかーちゃんに「言い訳はいい。本当に自分で作ったのか否か、それ以外口にするな。」とゴミでも見るような目で言うと兄陥落。
「じーちゃんに頼みました...。」と白状するとかーちゃん大爆発。「あんたの馬鹿な行動のせいで大変な事になってるんだよ馬鹿たれ!!」と言うとどこかに電話をかけてた。
すみません、申し訳ありませんでした。と何度も電話越しなのに頭下げてた。
夜、とーちゃんが帰ってくると家族会議が開かれた。
かーちゃんによると、夕方の電話は兄の担任からで、俳句コンクールの選考会の人(作った俳句は全員コンクールに出品する事になってた)から、兄君の俳句が特別最優秀賞候補に上がっている。だが念の為に確認するのだが本当にこれは小学生が作った物か?と問い合わせがあったので連絡させてもらいました。と。
あの野生児の兄がそんな立派な賞の候補になるような物を作れるはずがないと確信してたかーちゃんが兄に聞くと白状したって事だった。
兄に自分の控え用の俳句を持ってこさせ、みんなで見てみるととーちゃんかーちゃん呆然。
・夏休み 終わってみんな 悲しいな
・うちのパパ ママに怒られ 泣いていた
他の子の俳句がこんな程度の物ばかりな中で兄の俳句は、死に別れた妻への愛を唄った感じ。
そりゃ選考会の人も怪しむよな...な作品だった。
兄は虫取り網を燃やされました。
952: 名無しさん@おーぷん 2014/08/27(水)15:34:46 ID:???
>>946
じいちゃんは悪くない。
肝っ玉かあちゃんだねー
そんなかあちゃんが欲しかった

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酔生夢人
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趣味:
考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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