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食事と行儀作法

この写真に対する或る人のツィートにもあったが、子供たちの姿勢の良さに驚く。
畳の上に正座(沖縄では「膝まづき」と言うが、その言い方は沖縄だけと聞いたことがある。「正座」ほど権威的で押し付けがましくない、いい言葉だと思うのだが。)すると、自然に背筋が伸びたいい姿勢になるのだろうが、その姿勢を続けるのは苦しいし、子供の足の発達にも悪そうではある。私は膝が悪いので、和室に座る場合は、片膝立てた形の胡坐(あぐら)の姿勢以外では座れない。そして、それは日本古代の普通の座り方だったという。通常の胡坐も、時間が経つと股関節が痛くなる。人と接しないかぎり、行儀作法は関係ないから気楽だが。


この写真の孤児院は、西洋の小説に出てくる孤児院よりも子供たちを「家族のように」扱っているように見える。端正だが、温かい雰囲気を感じる。皆がひとつのテーブルを囲んで食事をするだけでも、現代の家族よりもよほど家族的である。行儀作法なども、食事の機会も含め、日常のさまざまな生活の中で教えられていったのではないか。現代の人間で、親から行儀作法を教わった人間がどれだけいるだろうか。





戦前~戦後のレトロ写真@oldpicture1900 2016年2月11日

明治時代の孤児院。朝食を食べている。


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