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女性と性的モラル

こういうことを書くと非難の嵐を受けそうだが、実は私は女性というものは(厳密には男性もだが)性的なモラルというものを本来は持っていないのではないかと思っているwww 
モラルというのは「禁止の体系」であり、不自然極まるものだが、社会制度の維持のためには必要とされており、男性より元来自然性の強い(それは子供を産むのは女性だけだということから来ていると思う。)女性は、性的モラルというものは「ピンと来ない」のではないか、と思うからである。まあ、そのモラルに反した行動を取れば社会的に非難を浴びることは分かっているから、モラルには従うが、渋々従っているのであり、本当は、「好きになった相手」なら、それがどういう相手(未婚既婚を問わず)だろうがセックスしたい、と思うのではないか。だから世間にはあれほど不倫が多いのだと思う。男の大半は弱虫で、自分の不倫の家庭や社会への影響を先に計算するから、男が自分から積極的に不倫行動に出るのは少数割合だろう。(なお、どういう男を好きになるかと言えば、「女性は自分を好きだと言ってくれた男性はだいたい好きになる」という法則があるらしいwww)
それは男でも同じだろう、と反論されそうだが、男の半数くらいは「美意識的に、あるいは哲学的信条からモラルを守る」ものだと私は思っている。たとえば、ハードボイルド小説の主人公は「自分で決めたルールを絶対的に守る」のがお決まりだが、男にはそういう馬鹿馬鹿しいところがあるので、これは女性から見ればそれこそ阿呆の極みに見えるのではないだろうか。
まあ、自然性の強い女性と、頭でっかちで観念に縛られやすい男性との違いが、このモラル問題の根本にあると思う。


なお、女性が「他の女性の不倫には厳しい」のはそういう姿勢を採ることのメリットから言って当然の話であり、だから女性が厳しいモラルを持っている、という結論にはならない。

これもついでに言えば、私は、モラル、特に性的モラルが不要だなどとはまったく思っていない。特に結婚制度は性的モラルと表裏関係にあり、不倫をするくらいなら最初から結婚するな、と思っている。独身だって、恋人がいるなら、その相手への守操義務があり、そうでないならお互いただの肉便器である。

下の記事の本筋とは違う話になったが、ある種の社会的才能が抜群の人間は、性的モラルに縛られて社会的に沈没するよりも「本業」で頑張ってくれるのが社会全体のためである。そういうことで、私は山尾氏を「政治的には」応援したい。




(以下引用)

山尾氏勝たせた女性の「現実」


逆風が伝えられた選挙戦だったが、山尾さんを待つ女性たちがいた=愛知県大府市で、2017年10月15日、田村彰子撮影




 意外な結果と言うべきなのか。既婚男性との交際疑惑が週刊誌に報じられたことで民進党を離党し、無所属で衆院選を戦った山尾志桜里さん(43)=愛知7区=が、834票差で自民前職との大激戦を制した。「逆風」の中、彼女を押し上げたものは何か。【田村彰子、斎川瞳】 


    「声届けて!」私生活より切実さ

     「今からそちらにうかがいますから、よかったら待っててくださいね」


     衆院選中盤の15日午後、愛知県大府市内には時折冷たい雨が降った。選挙カーの上でマイクを握った山尾さんは、集まった数人の女性にこう呼び掛けた。


     演説が終わると、山尾さんは聴衆の元に駆け寄り、子どもを抱き上げた。母親には「共働きなの? 実家が近くにないと特に大変だよね」と切り出し、子育ての悩みを話題にした。


     山尾さんは2016年2月、国会で「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名ブログを取り上げ、待機児童問題の解消を安倍晋三首相に迫り、注目された。今年9月の民進党代表選後、当選2回の山尾さんを幹事長に抜てきする人事案が固まった。だが交際疑惑が報じられたことで山尾さんは党を離れた。


     無所属で臨んだ今回の選挙。連合などの組織票は見込めず、山尾さんは「どぶ板選挙」を貫いた。陣営幹部によると、街頭演説と聴衆との握手に多くの時間を割いた。「臆せず逃げ出さず、市民の元に飛び込んでいくことが鍵になると感じたのです」と山尾さん。地元でいくら汗をかいたとしても「交際疑惑」は女性に嫌悪感を抱かせかねない。実際、街頭演説では「帰れ」といったヤジはあった。また、街頭演説を聴いていた女性(38)は「彼女と握手もしましたよ。でも、投票するかどうかは分からない。不倫疑惑が問題になるのかは分かりませんが、不審な気持ちは拭えません」と冷ややかだった。ただ、選挙戦では、山尾さんを応援している女性が目立った。


     その背景には山尾陣営が女性の支持を固める戦略を取ったことがある。選挙前は、喫茶店や個人宅などに女性を集め、騒動をわびるとともに声に耳を傾けた。そして「子育てや女性問題を取り上げる議員は少ない。だから私を使ってほしい」と訴え続けたのだ。


     その姿勢に女性は一定の理解を示したのか。子連れで集会に参加した女性(44)は「安倍首相に待機児童の解消を訴える姿をテレビで見ましたが『その通り!』と思いました。男性議員は私たちの深刻さが分かっていない。子育てに悩む女性を手助けしてくれるのは山尾さん以外には浮かばなかった」と話す。


     女性団体が反発するかと思いきや、そうでもなかった。これまでの衆院選では表立って山尾さんを応援しなかった「女性首長を実現する会 愛知」は支援を表明した。その声明文には「(山尾さんは)私たちの望む男女平等政策の実現に向け尽力している貴重な代議士のひとりです」と記し、彼女の政治生命が奪われれば政治状況が後退、悪化しかねないと表明した。事務局長の栗原茜さんは「私たちは、個人的なスキャンダルと政治家の資質は別だと考えています。さらに週刊誌が出た後『女性たちががっかりしている』という趣旨の報道がありましたが、『それは違う』と示したかった」と説明する。交際疑惑は支援に無関係と判断したわけだ。


     ブログに「保育園落ちた」と書いた女性は今、山尾さんに対してどんな感情を抱いているのだろう。交際疑惑は「疑われる行動をしたのはうかつだった」と批判するが、「国が待機児童解消へ動き出すきっかけを作ってくれたと思っていますので、とても感謝しています」と実績は相変わらず認めている。


     安倍政権は「女性が輝く社会」を掲げているが、成果は見えていない。その現実を変えたいと行動する女性議員--。山尾さんはその象徴なのだろうか。ブログの女性も「20年以上前から言われている待機児童問題は、国が本腰を入れていたら何年も前に解決できたのではないでしょうか。山尾さんには、これからも待機児童や女性にとって不利益な問題をバリバリ解決していってほしい」と期待する。

    脱「男性社会」への意思表示?

     山尾さんの当選を「男は邪魔!」「日本男子♂余(あま)れるところ」などの著書があるノンフィクション作家の高橋秀実(ひでみね)さんはこう見ている。「有権者は、プライベートではなく冷静に仕事ぶりを評価したのではないでしょうか。法律に通じている彼女を立法者として選ぶのは当然だと思いますね。それが国会議員の本業なんですから」。有能な候補だからこそ、有権者の支持を集めたと分析する。


     高橋さんは「優秀な女性はいっぱいいます」とも言うのだが、国会議員の男女比はアンバランスだ。スイスに本部がある列国議会同盟の調べでは、衆議院の女性議員の割合は解散前9・3%で193カ国中165位、選挙後は10・1%になった。


     この数字が示すように国会は「男社会」にほかならない。高橋さんは「軍隊や体育会系の流れなのか男性が多い組織は、先例主義だし、やたら序列をつけたがる。その結果が日程調整で物事が決まる今の国会じゃないですか。そのほうが男性は楽なんですよ」と話す。そんな慣習を女性ならば変えていけるのではないかと指摘する。「有能な女性議員が増えていけば、なあなあでは済まないでしょう。『うるさい女』と陰口を言っている場合じゃなくなり、きちんと議論しなければいけません。いっそのこと、国会で『自由討議』を増やして論戦を繰り広げてほしい。安倍首相は『女性が輝く社会』などと言っていますが、見本としてまず国会で実現すべきです。女性議員が増え、活躍すれば無能な人はいなくなるはず。その方が有能な男性議員だって輝けるんじゃないでしょうか」


     上智大法学部教授の三浦まりさんも女性の視点を政治に生かすべきだと主張する一方で「壁」の存在を感じている。「女性議員が政策を作りたいと希望しても実行するには、ポストを握っていたり選挙支援をしてくれたりする、権力がある男性議員の支持を取り付けないといけません。圧倒的に男性が多い中では発想や行動が必要以上に男性的になってしまい、女性の感覚と乖離(かいり)する恐れがあります」と説明する。そうした中でも山尾さんは女性の声を積極的に取り上げようとしていたと評価する。「女性候補者が多く、選択肢がある状況ならば、プライベートが気に入らないとの理由で投票しなくてもいいかもしれない。でも、女性議員が少ない現状では、有権者はマイノリティーの意見をすくい上げられる女性が必要だと判断し、山尾さんに1票を投じたのでしょう」


     女性議員が少ない現実があるからこそ、スキャンダルがあったとしても山尾さんを「女性の代弁者」として支持した層は大崩れしなかったのだろう。


     山尾さんは投開票が行われた22日夜、事務所で「赤ちゃんを抱っこしたお母さん、子どもの手を引いたお父さん、これほど女性や子どもたちの手を握った選挙は初めて。その真剣なまなざしに応えたい」と支持者の前で誓った。深夜も続けられた開票状況をテレビで見守っていた三浦さんは「組織に頼れなくなった分、より女性の切実な声を実感したのではないかと思います。山尾さんには女性の訴えを取り上げることを自分の使命としてほしい。また、各政党には、女性の声をすくい上げれば、組織力に頼らなくてもこれだけの票になるんだと気づいてほしい」と話した。


     山尾さんは女性たちの期待にどう応えていくのだろうか。






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    行蔵は我にあり

    豪快な書き方で、こういうのは大好きだ。客への卑屈なお詫びや弁解をしないところがいい。自営業をやることのメリットは、こういう我儘が可能なことではないか。
    まあ、久しぶりに行ったら店が休みだった、ということが度重なると客足は遠のくだろうが、いつ来るか分からないお客さんを馬鹿みたいに待ち続けるだけが能ではあるまい。自分の人生の何が大事か、優先順位の問題だ。個人営業の店なら、こういうことができる。たまにはこうして英気を養うというか、浩然の気を養うのもいいことだ。





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    10月21日

    地元のラーメン屋さんの斬新な休業理由


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    或る作家の一生

    別ブログに書いたものだが、こちらにも載せておく。



    下に書くのは、「ちくま文学の森」の「もうひとつの話」に出てくる、或る作家の簡単な紹介だが、その生涯があまりに悲惨すぎて、ナンセンスの域に達している。ついでに、その作家の作品の一節もその下に抜き書きしておくが、こちらもナンセンス・ユーモアに満ちている。


    「ドイツのハンブルグに生まれる。実業学校を出て俳優をめざした矢先に召集を受け、東部戦線へ送られる。負傷して国内送還。この間、兵役忌避の疑いで死刑になりかかる。重禁固六週間、出獄後、再び前線へ送られ、病にかかり国内送還。退院後、またもや前線。ついでナチス誹謗のかどでベルリンの刑務所。出獄後、前線へ。戦争が終わったのち、故郷ハンブルグの病院に入院。療養のためバーゼルに転じたが、そこで死去。二十六歳だった。死の前年、短期間に書いたのが一つの戯曲と五十あまりの短編。」



    二人(伯父と給仕)が初めて知合になったとき、わたしはそばについていた。その当時わたしの背は、ちょうど鼻がテーブルにのるようになったばかりだった。もっともテーブルがきれいなときでないと鼻はのせられなかった。むろんテーブルはそういつもきれいではあり得なかった。またわたしの母にしても、わたしにくらべて、たいして齢をとってはいなかった。むろんいくらかは齢は上だった。      
               (ボルヒェルト「シシフシュ」小松太郎訳)




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    衆議院で自公が3分の2を得るという絶望的結果

    「阿修羅」記事の引用文の一部を転載。
    「分析」の内容が中途半端で、結論もあるようなないような記事だが、ある程度の正しい分析にはなっているようだ。
    政治に抗議する意思も気力も無い、奴隷民族だということだ。まあ、そんなことは分かり切ったことで、「長いものには巻かれろ」という下劣な言葉が日本人の基本的心性だろう。

    「疑似民主主義的ファシズム」という言葉を、この選挙から思い付いたが、権力者がマスコミと教育と官僚組織を握れば何でもできる、という、当たり前の話である。
    もちろん「不正選挙」の可能性も大いにあるが、そうでないとしたら、日本人の3分の2はとんでもない阿呆、DQNである、という別の結論になる。自ら、自分の身を奴隷商人や死刑執行人の手に引き渡す人間は、人間レベルの知能ではないだろう。


    (以下引用)




    「英紙が分析 日本人がポピュリズムの波に抵抗できている理由は「投票率の低さと自殺率の高さ」」

       フィナンシャル・タイムズ(英国)(2017.3.20)

    ☆ 記事URL:https://courrier.jp/news/archives/80347/

    「もしかすると日本人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」

    トランプ現象やEU離脱は言うに及ばず、世界的にポピュリズムの流れが蔓延している。だが、日本はそうでもない。石原慎太郎や橋下徹は結果的には大きな力はもたなかったし、安倍晋三の支持率もそれほどではない。

    その背景と理由は何か? 「フィナンシャル・タイムズ」の名物記者、ジョン・プレンダーが分析する。

    ポピュリズム運動が起こらない日本

    ドナルド・トランプが米国の大統領となり、英国民はEU離脱を国民投票で決め、イタリアでは2016年12月、憲法改正案が国民投票で否決された。

    昨今の先進諸国の政治の動きを見ていると、グローバリゼーションやテクノロジーの進歩に取り残された人々たちによって政治が大きく変わろうとしているかのように思える。蔓延しているのは、政界のエリートへの怒りである。

    ところがポピュリズムの運動が起きていない先進国もある。その代表格といえるのが日本だ。

    日本では経済が20年も低迷しており、同国の自殺率は世界の平均より大幅に高い。それにもかかわらず、この国では反エスタブリッシュメントのポピュリズム運動がまったく盛り上がっていないのである。

    日本人が怒りの声を上げていないのは意外に思えるだろう。なにしろ、この国は90年代後半からデフレで経済が苦しんできた国だ。生産性が上昇しても、それに賃金の上昇が伴わない状況が長年続いてきた。

    90年代の有名なバブル崩壊で日本が失った国富は莫大だ。野村総合研究所のチーフエコノミストのリチャード・クーによると、日本が1990〜2015年の間に株式や不動産で出した損失を合算すると1500兆円に及ぶとのこと。これはGDP比で見ると、大恐慌時代の米国の3倍の損失なのだという。

    2011年、日本が地震と津波に見舞われ、福島の原子力発電所のメルトダウンが起きると、日本政府と財界の指導者の無能ぶりが、残酷なまでにさらされた。また、日本の地方には、米国のラストベルトや英国の地方の労働者のように、政界のエリートから無視されていると感じている人は多い。

    石原慎太郎というナショナリスト

    それでも人々は決起しない。なぜなら日本社会は、ドナルド・トランプやベッペ・グリッロ(イタリアの「5つ星運動」を率いるコメディアン)のようなポピュリストを生み出す社会ではないからだ。こう言いたくなる人もいるだろう。だがそう思った人は、考えなおすべきだ。

    日本では、小説家・映画監督・ジャーナリストから政治家に転身した石原慎太郎という人物が、1999〜2012年の間、東京都知事を務めたこともあるのだ。石原は極右のナショナリストだ。外国人に関する彼の見解は有名である。南京大虐殺について中国側の作り話だと言って世界を憤慨させたこともある。

    だが、石原慎太郎のポピュリズムを支持する有権者は、日本では増えなかった。石原は2010年に右派のナショナリスト政党の発起人となったが、この政党はほとんど支持されなかった。

    もちろん、これには、ナショナリストの安倍晋三が自民党の党首になったことも影響しているのかもしれない。しかし、日本でポピュリズムの政治運動が盛り上がらない理由は、単に「日本社会がポピュリストを生み出さない社会だから」というわけではなさそうである。


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    トップはアホにしかやらせない(by CIA)





    まあ、前からハフィントンポストには、少々いかがわしいものを感じていたが、やはりユダ金マスコミのひとつだろう。ただし、時には有益な記事も載るからたまには読んでもいいが、その(日本語版の?)編集長がこういう人間だというのは常に頭に入れておく必要はある。



                さんがリツイート
    9時間前
    返信先: さん

    なんだこの「編集長」の発言は。「ハフィントンポスト」は即刻、この人物から編集長の職を取り上げるべき。


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    或る墓碑銘



    命ある間(ま)は陽気なるべし、
    やがて汝もいまの彼がごとく謹厳なるべければ。

         (フィールディング「ジョウゼフ・アンドルーズ」)


    *蛇足的に説明すれば、死体(いまの彼)を「謹厳」と言っているのが面白い、というだけのことだ。聖書に言う「幸いある日は楽しめ。悩みの日には考えよ」という言葉も私は好きである。
          

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    あひると白鳥の幸せ



    きたないあひるの子は、きたないあいだはひとりぼっちだったので、きれいな白鳥になってみんなにうらやましがられても、やっぱりひとりぼっちだったので、白鳥にはならずに、きたないままでもあひるのおとなになったら、やっぱりどこかにきたないあひるがいて、ひとりぼっちにならずにすんだので、白鳥になったのはまちがいです。


              (山下清「はだかの外国女」より)

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    空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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